本谷有希子のレビュー一覧

  • 嵐のピクニック

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    16/07/28
    奇妙な世界に片足つっこんだ感覚。
    まず目次のきれいに並んでないタイトルたちが愛しいです。
    お気に入りは「マゴッチギャオの夜、いつも通り」「亡霊病」「Q&A」「いかにして私がピクニックシートを見るたび、くすりとしてしまうようになったか」。
    自転車のサドルを恋人におすすめする「Q&A」。“もちろん折りに触れ、「お前、それサドルだぞ」などと心ない人たちから野次が飛ぶでしょうが、” て吹き出すわ!

    ・それと、人間はみんな同じだってこと。本当だよ。人間はみんな同じだよ。(P175 ダウンズ&アップス)

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    2016年07月28日
  • 自分を好きになる方法

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    リンデにちっとも共感できなくて、読むのが辛かった。
    最初の16歳の話は、まあスクールカーストってこんな感じか、と思ったけど、それ以外はさっぱり。

    ただ、「なぜ私はリンデに共感できないのか?」と考えながら読んでみると、自分が無意識でしている行動やその根底にある価値観が浮き彫りになったようで、興味深くはあった。

    このリンデという人は、他者との関係性の中に自分の価値を見出そうとしているわりに、物事の見方があまりにも自己中心的。イライラする一方で、気の毒だなとも思う。

    小説(しかも短編のようなもの)にこんな疑問持つのは野暮かもしれないけど、この人仕事してるんだよね?仕事はどんな感じでやってたのか

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    2016年06月25日
  • 嵐のピクニック

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    これが舞台になったら面白いだろうなと想像しながら読んだ。
    言葉が映像に変換できる。
    不思議な世界観。
    亡霊病は怖すぎて夢に出てきそう。

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    2016年04月14日
  • 江利子と絶対 本谷有希子文学大全集

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    学生時代に読んだ。
    『腑抜けども~』で本谷ワールドにはまったんだけど、
    「生垣の女」「暗狩」の2つが怖すぎてトラウマになった。

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    2016年04月06日
  • 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

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    学生の頃に読んだ。当時はすごい衝撃だった。
    妹かわいそう、とか思ってたら、「えぇ!」って。
    サトエリははまり役だったなー

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    2016年04月06日
  • あの子の考えることは変

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    本谷有希子の書く人たちはいつもいい感じに狂ってる、と思う。特に日田みたいな、ちょっと根暗っぽくて弱弱しそうに見える女の子の尋常ならざるしたたかさ(?)と言ったら!話のテンポは劇作家らしい感じでセリフ中心に進むので、自分自身の調子によってはたまに本当に受け付けない(読みづらい)のだけど、時々この、独特のテンポが欲しくなって本谷有希子作品を読みたくなる時があるー。

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    2016年04月05日
  • あの子の考えることは変

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    Gカップのおっぱいがアイデンティティの巡谷と、自分の体臭がコンプレックスの日田。アパートの同居人である23歳の二人の暴走迷走青春ストーリー。
    えげつないほどのリアルな会話と日常生活が、男が抱く『女性』のイメージをぶち壊していく。なんせ「私の性欲がすごい勢いで強くなっているんだ、ダイオキシンのせいで。毎晩見知らぬ男を犯す夢ばっかり見るんだよ、処女なのに」ですから。でも、人間はみんな『変』。常識とかまともって、ただ単に理性を維持しているのにすぎないのだ。

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    2016年02月27日
  • 嵐のピクニック

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    ちょうど、これを読み初めてから済むまでに、本谷氏が芥川賞をとった。その前段となるのだろうか、大江賞の掌編集。
    文学的な訴求力が強いが、一方で彼女らしいぶっとんだ人物の登場はほぼなく、ライトでありながら深い現代小説。
    著者の、止めどなく溢れてくる想いを休まずに喋り続けるような文体は嫌いではない。
    「マゴッチギャオの夜、いつも通り」が一番よかった。
    3

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    2016年01月24日
  • 江利子と絶対 本谷有希子文学大全集

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     本谷さんの小説を読むと、登場人物はぶっ飛んでいるもののどこか共感できる気がする生きづらさが感じられて身に迫るものがあるのだけど、この初期作品集でもそれは感じられた。

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    2017年12月18日
  • あの子の考えることは変

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    うーむ、いや、私も普通であれ、とは思わないけど、さすがに、「す、すぃませ~ん」事件とかちょっと引く。コミュニケーションができるかできないかで、引かれるか引かれないかの「変」度合いが変わるのかもしれない。巡谷は、パニック症じゃなかろうか。今回も楽しませてもらいました。

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    2015年12月06日
  • 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

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    ネタバレ

     昼ドラか!!!

     どろんどろんの、音を立てて崩れた家族、オチは「やっぱお姉ちゃんは最高におもしろいよ」。
     完全に妹の勝ち。いくら虐められても、ずっと「この人おもしろいわー」って思い続けてたんやもん。そんな勝ち方あるか?おもしろすぎるわ。

     最初のページを読んで、この人の文章好きかも!と思ったんやけどなあ。
    「制服のスカートの裾だけがもがく生き物と化し、バタバタとはためいては逃亡の意思を見せている。」
     情景を描くのがすごく上手だなと思う。
     でもただただ全員頭おかしい話やった。

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    2016年05月24日
  • 江利子と絶対 本谷有希子文学大全集

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    ネタバレ

    「江利子と絶対」
    引きこもりの妹がマイペースに奮起する。
    ちょびっとエキセントリック。

    「生垣の女」
    開けなさいよォォォォーーーッ!!
    こんな怒鳴り方をされたら、「アフロ田中」によく出てくる表情が浮かんでしまう。

    「暗狩」
    サイコホラー。
    伊藤潤二を思い出したりして。

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    2015年06月14日
  • 江利子と絶対 本谷有希子文学大全集

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    会社の先輩にお借りした本

    狂気、生きること

    逃げたい今のあたしに「生きたい」という気持ちを思い出させてくれるお話

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    2015年02月10日
  • 江利子と絶対 本谷有希子文学大全集

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    ▼江利子と絶対
    軽快なテンポ。ぶっとんで、ひねくれた、憎めない若さ。その「前向き」の勢い、嫌いじゃない。純粋な感情え素直に生きようとしてんだよね、いやまぁ、ひねくれてておばかなんだけども。
    ▼生垣の女
    気持ち悪い。出てくるすべてのものが気持ち悪い。かわいそう。勢いのある文章だから敢えてさらっと読めたけど、やっぱ、なんか、気持ち悪い。
    ▼暗狩
    あかん、怖い。不意打ちのごとく、最後に待ち構えていたホラー。シンプルなホラー。波多野君と小田原君の心の変化云々に、ほんの僅か心が震えた・・・かな?

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    2015年02月12日
  • グ、ア、ム(新潮文庫)

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    ネタバレ

    【本の内容】
    北陸育ちの姉妹。

    長女は大学を出たもののバイト生活を送る、いわゆる「ワーキングプア」。

    そんな姉を反面教師にした次女は、高卒で信用金庫に就職。

    姉妹は母も交えた女三人でグアム旅行に出かけることになるが、長女の身勝手な行動のせいで、早くも旅は不隠なムードに…。

    時代の理不尽、血の繋がった女同士のうっとうしさを、シニカルな筆致で笑い飛ばす、奇妙で痛快なホームドラマ。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    北陸出身の姉妹と母が3人で初の海外旅行へ。

    東京在住の姉はワーキングプアで自分勝手、ギャルファッションに身を包む妹は姉のようになるまいと堅実に暮らす。

    ぶつかる2人の間で気

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    2014年11月06日
  • 江利子と絶対 本谷有希子文学大全集

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    暗狩はどこかで見たようなサブカルっぽさのあふれたホラーなんだけど、あまりホラーを見ないからなのか、面白く読めた。本谷でこんなホラーが読めるとは思わなかった。
    えりこの、電車のシーンは胸がざわっとして、でもあんなカップルじゃなくても道ゆく人々に汚さを覚えることはあるなぁ、なんて思いました。

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    2014年10月20日
  • あの子の考えることは変

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    本谷有希子、初めて読んだけれどもとってもチャーミングだ。そして支離滅裂さが癖になる。自分の存在価値が胸しかないと思い込むっていうのは、私はないけれどもなんかそういう人はいるんだろうなって思うし、処女で臭いコンプレックスみたいなのはなんかもう心を抉ってくるし、それを豪快かつ盛大に描くこの筆致。可愛らしいんだけど、多分現実にいたら全然可愛らしくないであろうふたり。でも憎めなくてそれがすごく面白い。

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    2014年03月03日
  • あの子の考えることは変

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    グルーヴしちゃう(キレちゃう)巡谷や、思い込んでしまう日田と二人の主人公に女がもっている負の側面が託されている印象を受けた。

    二人芝居をみているよう。

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    2014年01月12日
  • グ、ア、ム(新潮文庫)

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    現代的な質感の言葉を繰り出しテンポよく笑える、よく出来たコント。父親の飄々さが、物語を可笑しいペーソスの上に支える。

    実体不分明な匿名多数という権力としての「社会」が、誰でもない誰かを、「何か」として範疇化する。そうした言語による概念的規定を通してでしか他者を視ることができないのなら、そこに在るのは、当の個人そのものではなく、「社会」が機械的に撚り出していく言葉の束以上ではない。手垢に塗れた意味の塊でしかない、という無意味、物。逆に、その範疇を通してしか自己を視ることができないのなら、「社会」という権力に翻弄された自己喪失でしかない。

    「社会」に対する態度は、闘争か逃走か、二つに一つだ

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    2013年10月06日
  • グ、ア、ム(新潮文庫)

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    いがみあってる姉妹と母親、三人のグアム旅行は生憎の雨。行く先々でも日々の生活同様に、全然思ったようにいかない。妹からの提案で、母親のためにも旅行中は仲良くしようとするが、、、

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    2013年09月16日