本谷有希子のレビュー一覧

  • 変愛小説集 日本作家編

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    変愛、と銘打つだけあって、なんだか読後感が…

    いろんな作家さんの個性も垣間見える作品だったが、やっぱり村田沙耶香さんの作品の不気味さは突出してるな…

    再読したい本ではなかった

    いい悪いではなくて、好みじゃないってことですね…

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    2026年05月28日
  • 異類婚姻譚

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    異類婚姻譚:石、そういえば私集めてる。でもそれ以前に、夫婦って与党と野党、衆議院と参議院、検事と弁護士、みたいな関係のほうが良いと思っている。(自論)ベクトルが一緒だと良き時は良いけど、悪い時も悪くなっちゃうから。
    トモ子のバームクーヘン:???
    犬たち:??
    藁の夫:??

    寓話とはいえ。。。
    あと、専業主婦の孤独とか、モラハラ夫とか、そういうのこの時代にもあるのだろうか。。 無い、ということにしないと進まない気がして。

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    2026年05月23日
  • あなたにオススメの

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    どっちともいえない。どっちもイヤで、どっちもありえる。なんなら支持できる…というか支持せざるをえない。「最大多数の最大幸福」なんて言葉があって、この言葉は、最大多数はあくまでも多数だから「最小少数」の犠牲なら無視しても構わないという合理性の反語のようなもので矛盾だらけなのだけれど、矛盾なんて都合の良い言葉は、この本に描かれた物語の中では通用しない。過去ではなく、未来に向かう現在の世に“人間らしさ”など必要なのか疑わしくもあるし、それら“人間らしさ”は、どの方向を向いているのか、これからどうなるのか。
    さっぱり見当がつかない。とはいえ見当がつかないことは、選択の余地があるということ。生きてゆくために、この先の道は、狭いより広いほうがいいと思っているけれど。
    結果はどうであれ、なるようにしかならない。
    「なるようにしかならない」考えてみれば、この言葉は、これ以上考える必要のない力強さに裏打ちされているみたいだ。

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    2026年05月07日
  • あの子の考えることは変

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    帯どおり、破天荒。
    若い時代にだけ許される狂気の片鱗を、すこしだけ思い出したような気がする。
    横ちんへの執着、決まらないプレゼント、すごい手記を書けるんじゃないかという気持ち。

    神経がむき出しになる巡谷の描写が印象的。
    でも、なんだか自分には遠い遠い感覚。大人になりすぎたのかはちゃめちゃな感覚に共感する力が落ちていて、読むのが少ししんどかった。

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    2026年05月06日
  • セルフィの死

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    今はインスタのフォロワー数が、その人の魅力の指標になってるらしい。この本読んだら、それがマジなことがわかる。。コワコワ

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    2026年04月29日
  • 異類婚姻譚

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    やや物足りなかった…芥川賞と聞くともっとぶっ飛んだものを期待してしまう
    表題作よりも他の短編の方が面白く感じた

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    2026年04月28日
  • 幸せ最高ありがとうマジで!

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    ネタバレ

    戯曲はサプリ。ライトでテンポが良くて読みやすい。第五三回岸田國士戯曲賞受賞作品なのか。パルコ劇場での永作博美さんの主演見たかったな。

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    2026年04月07日
  • セルフィの死

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    『僕らの時代』に、小木さん、ファーストサマー・ウィカさんとともに本谷由紀子さんが出演されていて、誰よりもよく小木さんを言語化していて俄然興味が湧いた。
    本谷さんの作品は異類婚礼譚くらいしか読んだことがなかったけれど(こちらも小木さんがモデル。あまり似つかわしくない気がした)、自意識がテーマと知り、長らく読みたかった本作。
    でも、うーーーん、という感じ。

    リズミカルな文章は、僭越ながら文才を感じたけれど、突然人外になる系の物語はやはり苦手。

    主人公は、自意識と承認欲求から生まれたミクル。ミクルであり、勘解由小路であり、だいなごんあずきであり、五百旗頭であり、大右近である。つまり実態を持たない。
    ただただ、フォロワーの数が人の価値であると信じてやまない生命体。

    基本的にはずっと共感ができなかったけれど、『4968』という章の玉ねぎだけはなんかわかる気がした。

    P.39
    なぜならそういう社会的な振る舞いをすると、私の中の玉ねぎが小さくなってしまうからです(略)
    私の玉ねぎはとても繊細な玉ねぎです
    私が社会に無理矢理迎合するような真似をすると皮が剥け、鍋の中で溶け始めもす
    火を止めれば守ることはできるけど、それには私が世間と完全に距離を取ることが必要です(もちろんネット上も)
    買い物に行ったスーパーで、見つからない商品を散々探してカゴに入れたり
    こっちの列の方が早いだろうと見越したレジが全然進まなかったり
    ママチャリに乗ったおばさんに後ろからベルを鳴らされたりするだけで
    気づけばすぐにまた玉ねぎがドロドロになって、私はまともに何もできない体になってしまいます
    先週も、頑張ってネット銀行の口座開設をしたら、三日間寝て過ごすだけの人になりました(マジで意味わからん)
    私も他の人達みたいにおっきくてカッチカチの玉ねぎね持ち主になりたかったです
    玉ねぎ強者になりたかった


    私も自分の玉ねぎを守るため、三連休は一つしか予定を入れません。

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    2026年03月20日
  • ぬるい毒(新潮文庫)

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    「生きてるだけで、愛」の著者の作品ということで楽しみにしていた。文体でグイグイ攻める巧みさは相変わらずだが、主人公の鬱屈に共感できなかったのでいまいちのめり込めない。やはり中年男性が二十歳の女子の言語化困難なモヤモヤを自分事として体感するのは無理があるようだ。
    とは言え、年齢が共感困難の理由だとすれば「生きてるだけで、愛」で感じた存在しない既視感は何だったのか。
    そこに読書の喜びの謎が潜んでいる気がする。

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    2026年03月13日
  • 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

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    とにかくクセのある登場人物、本のうすさ似合わず濃い内容です!
    事後報告のような感じでの描写の描き方も良いです

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    2026年03月10日
  • あなたにオススメの

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    解説の書き方が新しくて興味深かった。
    本編は読みやすい文体で物語もほどよく面白く
    人間の汚い部分が上手く書かれている場面もあったので良かった!
    が、刺激が欲しさに読むものではないかなと思った。

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    2026年03月06日
  • セルフィの死

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    表紙に惹かれて気になってた本。
    本谷有希子さんは、「異類婚姻譚」で知ってたので、期待値が高かった。
    主人公の女が、結局本名も分からなければ見た目もわからずどんな人生を送ってきたのか全然分からないまま、物語が進んでく。
    ありえないクレーマーは、この世によくいるらしいことは何となく分かっていたけどこんな思考回路だったとは!かなり胸糞だったけど、初めて知ることができたので勉強になったわ……
    主人公の捻くれた考えと、独特な感性が見ていて興味深かった。
    村田沙耶香さんの作品が好きな人は好きそう。
    大きな雲や虹色の綿あめを、モリモリとしていると表現したり、自分のプライド?を玉ねぎで表しているのが面白かった。
    主人公の周りにいる人も当たり前によく分からんキャラで、マッスーさんも死ぬほど嫌味なやつだし、ウォンくんもなぜあそこまでお人好しなのか分からないし、虹色の綿あめを待ってた水色カラコンの男も、結局何がしたいのか分からなかったし、ソラも…この子はまあよくいるような女の子か……
    登場人物が、一人一人ちょっとずつおかしくてでもなんかリアルで面白かった。

    各章の数字はフォロワーの数だったのか。

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    2026年02月23日
  • セルフィの死

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    自意識と承認要求の暴走の描き出す世界。偽名でネット世界を棲家としている主人公の心情は精神病のそれと同じような感じもする。

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    2026年02月08日
  • あなたにオススメの

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    一言でいうと、「気持ち悪い」。『あなたにオススメの』というタイトルとは相反して、決して友達にはオススメしないであろう本。この気持ち悪さは、直視し続けると逃げ場がなくなる。体調悪い時なんか絶対読んじゃダメなやつ。

    全く新しいジャンルの本で、SFっぽくてホラーっぽいけど人間味臭すぎるし、こわさの種類がなんか今までにない感じ。こんな本、読んだことないぞ…。あとがきも面白かった。なんか、インパクトがとてつもなく大きい読書体験だったな…。

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    2026年01月31日
  • あなたにオススメの

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    1作目は「あんな世の中でなくてよかった」、2作目は「こんな人達と関わりたくない」というのが素直な感想。

    特に2作目の登場人物は全ての人達が気持ち悪く、この人達が自分が住むマンションにいたら引っ越しを考えるレベル。
    ただ、この登場人物の嫌なところは自分のなかにもあって、「そうだよな」と思ってしまうというのも嫌悪感を強めているだと思う。

    それにしても作者の人や物事についての嫌〜な部分の取り上げ方や表現にはただただ脱帽でした。

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    2026年01月22日
  • ぬるい毒(新潮文庫)

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    田舎の名家熊田家の娘、由理。
    高校時代の同級生を名乗って突然電話を寄越し、由理の心に入り込む向伊。
    向伊は由理の心を巧みに操り、友人たちと蔑み、侮辱する。
    由理は自意識を傷つけられながらもその関係を続ける。
    気がつけばぬるい毒に侵食されている。
    これは決して恋愛感情ではない。

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    2026年01月15日
  • ぬるい毒(新潮文庫)

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    ネタバレ

    決して読みやすい小説ではないなという印象。
    主人公の心中以外は結構抽象的に書かれるものが多くて、それこそ語り手と同じように自意識に苛まれてる人でないと分かりにくいんじゃないかなと思った。
    コテンパンに(されてはいるんだけど直接的に)されるでもなく、鬼になって復讐を遂げるでもなく、それを忘れながら死を意識していた23歳を超えていく結末。たしかにぬるいなと思ったし、それが人生だよねーと思う。大なり小なり人に嫌な思いをさせられて、嫌な思いをさせて、それが意図的なこともあるし無意識なこともある。
    個人的にはもっと壮大なやり返しをして向伊にぎゃふんと言ってもらいたかったけれど、こういう曖昧さも悪くないなあとは思った。
    ただちょっと、心が疲れてる時には向かないかも。序盤に繰り出される向伊の友人ふたりには結構傷つけられてしまった。「なんか、浅そうですね、熊田さんって」。モラルと相手を労る気持ちがない人、こちらからしたらあなたも"下"だと思うのに、その時の雰囲気や空気感で"上"に立たれているような構図。そういう人から言われるこういう一言って、本当にえぐられる。

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    2026年01月12日
  • 自分を好きになる方法

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    タイトルに惹かれて読んじゃった。
    この内容なら別のタイトルの方が良いんじゃないかと思う。
    各年代のたった6日間で、リンデの過ごしてきた人生と人となりがわかるのはすごいと思った。

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    2026年01月05日
  • あなたにオススメの

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    ネタバレ

     「推子のデフォルト」こんなにワクワクしない近未来物語なんて。でもありえなくない事が気味悪く恐怖でした。どちらの母親が子どもにとって最善なのか。怖いけどどちらの立場もわかってしまう自分がいる。でも自分はアナログ派なのでこの時代には適応出来なさそう。

     「マイ・イベント」台風前のワクワクって子どもの頃はあった。非日常に気持ちが高揚する。しかし今は不謹慎だと理解できてる。主人公の渇幸はクズオブクズ。キングクズである。一理ありそうだけども許容できない。読めば読むほど胸が悪くなる。ラストにスカッとしない。もっとと思ってしまった。

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    2025年12月10日
  • 異類婚姻譚

    cnm

    購入済み

    読了後、芥川賞受賞時にいつもの本谷節がないとの意見があったことを思い出した。わたしはあれがないとだめなのである。

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    2025年12月01日