本谷有希子のレビュー一覧

  • セルフィの死

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    別に読後感は悪くない。なのにどうしようもなく気持ちが悪い。気味が悪い。
    自意識と承認欲求に支配されている主人公。
    フォロワー数がその人の価値という考え。
    主人公が10代じゃなくて、けっこうな大人なのがゾッとする。

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    2025年11月19日
  • 生きてるだけで、愛。(新潮文庫)

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    寧子の躁と鬱の表現がリアルに書かれていて良かった。
    「あたしはさあたしとは別れられないんだよね一生」
    この言葉が1番刺さった

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    2025年10月10日
  • セルフィの死

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    自意識と承認欲求に支配された主人公に巻き込まれ私もバッドトリップしたよう
    マウント、映え、フォトジェニック、炎上で承認欲求を満たそうとしても他者評価では満たされない
    SNSのフォロワー数に救われたくて足掻くけど、結局自分を変えられるのは自分だけ
    じゃあこの世界でどう生き抜くのかは難しい

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    2025年10月02日
  • セルフィの死

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    全く新しいタイプの本ですごく面白かった。まさに今現代の若者を対象にした本な気がした、自分自身がまだ若いからどの本を読んでも自分の時代背景にぴったりあった本があまりなかったけど、出版されたのが本当に最近だと知って納得。もちろん共感なんてしないけど、SNSや承認欲求に囚われている現代の若者の姿を誇張しながら風刺的に書いていて、個人的に好み!!斬新で新しくて面白い!!ただ後半になるにつれて、少しありきたりな展開になってしまった気がして、終わり方が好みでなかった。

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    2025年10月01日
  • 生きてるだけで、愛。(新潮文庫)

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    躁鬱気質で過眠症の25歳の寧子。うまく生きていけないことへの悔しさや、自分に対して嫌気がさしててうんざりしてる気持ちとかがすごく伝わってきた。寝て起きてご飯食べて、社会に出て人間関係構築して恋愛して…って普通なことに思えて一番難しいよねと思った。自分はこんなにも感情を剥き出しにしてぶつかってるのに、相手は無気力で楽されてるって思うと余計苛々するところにすごく共感した。「担任が正面から見た新幹線に似ていて勉学に励む気にならないという理由で高校を中退しかけるような、就職活動を尻が半分出そうな丈のスカートをはいて回って全滅しているような、どこにいっても浮いてしまう女であるあたし」がちょっと面白かった

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    2025年08月29日
  • セルフィの死

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    2人組のインフルエンサー(もどき)の何をしているかわからない女性たちのやりとりがひたすらに気持ち悪く、意味がわからない。ネット上に溢れ返る無数の言葉を取り込んでもその意味や、重さには気づいていない人間のやりとりがここにはあった。
    そういったやりとりは軽薄さの権化でとてもいいのだが、物語は彼女たちから見た都市部の人間たちの生態に終始しているのみでこれといった驚きがない。もっと毒のある展開が見たかった。

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    2025年07月28日
  • セルフィの死

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    SNSのフォロワーを増やすことに囚われてしまった女性の話。インスタにアップする写真の撮影に熱中するあまり、うっかり顔がイソギンチャクになってしまったりする。そんな中、何の気なしに撮影した動画が思いがけずバズったことで、彼女の意識が変わり始める。

    SNSというか、スマホそのものに生活を支配された主人公が、自分のことをスマホに付いてる巨大なストラップのようなものだと揶揄する場面が印象的。

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    2025年07月04日
  • 異類婚姻譚

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    ネタバレ

    「異類婚姻譚」は、夫婦の合せ鏡のお話。
    主人公が一方的に搾取されてるような気で読んでたけど、確かに主人公も夫を食べてた。
    働かずに極楽に生きてて、夫の金で弟カップルに高いビュッフェ奢ったりしてたしなー。
    妻になりたい夫の言葉にぞくっとした。
    最後は衝撃。あんな夫がなりたいものは綺麗な花だったなんて…。
    あのあと主人公は一人で生きていってるのだろうか…。

    「藁の夫」は前提がわからなすぎたけど夫がムカつく。
    全部燃やしてしまえばいいのに。

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    2025年06月11日
  • 異類婚姻譚

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    子供もおらず、ただぬくぬくと専業主婦生活を少しの罪悪感と共に過ごす主人公。だがある日、徐々に自分の顔が旦那の顔に似てきていることに気がつく。

    唐突にこの世界が途中で消されてしまうクイズ番組だと理解した主人公。

    隠遁生活の中で不思議な犬たちと出会う主人公。
    町の人たちがいう「犬に気をつけろ」という不思議な言葉。

    周りの反対を押し切り、藁の旦那と結婚した主人公。

    どのお話も寓話的で、久しぶりに言葉をそのまま飲み込むのではなく、噛み砕かないといけない話を読んだ。
    家庭の中の問題の多くは、本人たちが良ければそれでいいもので、周りから見れば些末な問題だったりする。
    けれど、そこが幸せじゃないと根

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    2025年06月01日
  • 自分を好きになる方法

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    1人の女性の各年代のエピソードを描くという形式は面白い。途中で3歳の時のを挟んでいるのが評価を高めている様だが自分にはピンとこなかった。そこまでするならもっとランダムに配置した方が良い気がする。
    名前からして外国人の話かと思いきや全然日本の話というのは意表を突かれた。途中を知ってるだけに63歳の彼女に色々ご意見がある様だが、まだ人生が続くことを思えばまだ話は途中だろう。いっその事103歳のリンデとかあったら読みたい。

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    2025年05月27日
  • セルフィの死

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    何か、SF映画かと思うような、不思議な展開に、思考がついていかなかった。でも、随所に見られる、現代の若者の承認欲求や、歪んだ思考が、面白かった。
    都会の風景描写が、分かる人にはもっと面白いんだろうな。

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    2025年05月24日
  • セルフィの死

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    3月初、代田橋のカフェスペースで観た本谷さんの
    「少し前から、何かがずっと震えていた。スマホの振動なのかもしれないし、私の⾝体がぶるぶるしているだけなのかもしれなかった。」。
    上田遥さんの一人芝居は、この本から一部引用しているとのことだったが、どこを引用していたのか見つけられなかった。
    SNSの承認欲求と自意識強い系の話。各話のタイトルはフォロワー数らしい。

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    2025年05月08日
  • 自分を好きになる方法

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    タイトルで勘違いしてしまいそうですが自己啓発本ではありません。純文学です。

    「お互い心から一緒にいたいと思う」相手を求めつづけるリンデ。
    3才~63才までのある一日を描いた6編の物語。
     
    リンデの思う「お互い心から一緒にいたいと思う相手」って難しいなと思った。
    自分が一緒にいたいだけでなく、相手も自分と一緒にいたいと思うってことでしょ。
    だいたいの人はマイナスの面があってもプラスの面で穴埋めして自分の許容範囲内で妥協して向き合っていくんじゃない?
    相手との関係の深さによって、許容範囲も変わってくるし。
    友達と結婚相手ではまた違ってくると思う。
    リンデのように妥協しないで完璧な相手っているの

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    2025年05月04日
  • 異類婚姻譚

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    2015年芥川賞受賞作(下期)
    女性目線で人間関係を描く4部作
    ①異類婚姻譚(夫婦)
    ②トモ子のバウムクーヘン(子供)
    ③犬たち(社会)
    ④藁の夫(夫婦)

    それぞれの人間模様をストレートに描くと、グロく、凡庸になるところを、妖怪じみたテイストにすることで、一種のホラーに仕立ている。
    動物や植物がそれぞれのアクセント。
    世界観についてけないのは、僕のポテンシャルが低いのか?異性だからか…

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    2025年04月28日
  • セルフィの死

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    SNSに依存し、フォロワーの増減に一喜一憂する。店員相手にいちゃもんをつけ、マウントを取ることでしか他者の存在を確認できない。そんな自意識と承認欲求にまみれた女性を主人公にして、スマホに支配された現代社会を毒気たっぷりの一人称で描いた痛快作。
    これは連作短篇なのだろうか。1話ごとに(数字)というタイトルがつけられている。が、数字の意味がわからない。

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    2025年04月23日
  • 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

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    悲惨な方向へ、悲惨な方向へとストーリーは展開していく。救いようがなく、救う必要もない。そうなることが必然であるような家族の物語。

    ひたすら悲惨で、救いようがなく、読んでいて心地良くは決してないが、面白い。

    それぞれの思惑、異常性が読み進めるうちに受け入れられる。

    この作家、嫌いじゃない。

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    2025年04月06日
  • セルフィの死

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    ネタバレ

    帯にはブラックユーモアとあるけど?

    どれもこれも最近の新刊のテーマはSNS。
    そして、まさにSNSド直球。
    装丁のうさぎちゃんがすべてを物語る。

    テンポが良すぎて中毒性?
    とはいえ、読後はかなりお疲れモードです。

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    2025年03月31日
  • セルフィの死

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    んー…面白そうかなって雰囲気が出てたんだけど…そこまでの感情移入は出来てなかったってことなんだろうな。過去に遡ればmixi、その後FacebookやX(旧Twitter)、昨今ではInstagramやTikTokなんかのSNS。もうSNSの無い世界では生きられないのか?と言うぐらいの今。そんな背景に焦点を当てた物語。「いいね」や「フォロワー」の数だけが承認欲求を埋めてくれる自意識の世界。改めて凄い時代になったものだと感じる。逆張りしてSNSを一切やってない人もいる。この時代の終焉はどこにあるのか?

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    2025年03月03日
  • セルフィの死

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    寄生虫の一種にロイコクロリディウムというのがいて、かれらは中間宿主であるカタツムリの意識を収奪してゾンビ化させると、終宿主である鳥類に見つかりやすい明るい場所へと誘導する特徴を持っている。なぜこの生き物の事を書いたかといえば、本作のキーであるSNSや所謂映えにそれと近いものを感じたからだ。主人公は何がなんでもフォロワーを増やしたい正に寄生されている側の人間である。ただひとつ違うのは自らを承認欲求と自意識が生み出した子だとはっきり認識している点。絶対的な価値基準をフォロワー数に置き、他者と接する時マウントを取らずにはいられない、実に卑小で滑稽な人間ではあるものの、他でもない本人がその卑小さ滑稽さ

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    2025年02月21日
  • セルフィの死

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    ネタバレ

    SNSのフォロワーを増やすことに己の全てを囚われており、他者とは迷惑を介してしかつながり合えず、店員に難癖をつけてマウントを取ることをライフワークにしているミクルと呼ばれる女性が主人公。またの名を勘解由小路、だいなごんあずき、五百旗頭、大右近。本名不詳。
    現代ではわりに見かける設定ではあるけれど、主人公の奇天烈っぷりと暴走っぷりが突き抜けていてサイコーだった。近年の綿谷りさと金原ひとみの作風を足して二乗したような感じ。
    回転寿司店で、寿司ネタに唾を擦り付けるという迷惑行為をくり返すきょうだいを目撃したとき、勝手に姉のようなシンパシーを感じているシーンが好き。

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    2025年02月11日