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フォロワー獲得に死力を尽くすミクルは思う。「何故この世界は自分にフォロワーが増えないように作られているのだろう」。自撮りを繰り返すとイソギンチャクになる顔面。オート化された無人回転寿司。まさかのフォロワー爆増――狂った現象が次々とミクルを襲う、地獄展開に抱腹絶倒、気分は爽快。約十年ぶり、待望の長編!
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Posted by ブクログ
セルフィの死 難解さと、鋭利な(心理)描写と、ゲラゲラ笑ってしまう面白さが同居してて、とてもワクワクしながら読めました 最後の笑いはどう表現すればいいのか ベタ過ぎる?でも、こういうのも私は好きです
ミクルのキャラが過剰にぶっ飛んでいて、共感する要素ゼロかと思いきや、玉ねぎのくだりは少しわかる。二度とラッシュの満員電車に乗りたくないよな。 すべてを他人のせいにしていたい、他人が自分を認めないことがしんどい、他人からの賞賛があればもっと自分は生きていけるはずなのに!そんな空虚が生み出す幻想と東京...続きを読むの街はよく似ている。めちゃめちゃおもしろかった。
このテイストの文章は初めてだけど、面白かった。 独特で過激な主人公の考えは共感できないところも多々あれど、欲にまみれた私にとって同志のように感じる部分もあり、デトックスにちょうど良い。 他人に理解されたいけどされたくないし、理解したいけどしたくないという矛盾を抱えた10代、20代の心に、それでいんじ...続きを読むゃね?とすごく遠いとこから耳打ちしてくれるそんな本だったと思います。 私は、20代の今読めてよかったです。
心の底では「もう二度とSNSができない体にしてほしい」と思いながらも、自意識と承認欲求の底なし沼に溺れる主人公の心理描写の生々しさが凄い。拗らせてしまった人間の内面をここまで赤裸々でグロテスクに描けるのかと、強烈なむず痒さに襲われながらもすぐに読み終えてしまった。
『2001年宇宙の旅』を想起させる結末で、『2001年宇宙の旅』が突出したSF小説だったように、本作の突出したディストピア世界観に、僕はもう追いつけない。 Windows95の出現を社会人として経験し、トラディショナルな価値観の下で人生を過ごした自分には理解できないところに、まさに世間は到達して...続きを読むいるんだと思った。 今も昔も自意識も承認欲求もない人間はいないが、世の中には不条理があり、不条理に向き合った時、SNS以前の青年はうつむくことしかできなかった。本書を舞台に現在を生きる彼・彼女らはSNSで発信することでそれらと向き合う。ディスプレイに表示される共感を得ることで身を律していくんだろう。 僕はSNSのない時代に青春時代を過ごせて本当に良かったと思う。世界は狭かったが、狭い世界の少ない人たちに認めてもらい、あとは自分の満足感で身を立てることができた。つまり、自分がやりたいことができる余地が大きかった。それが良い時代の青春の特権だったと改めて思う。
フォロワー数がその人の価値。ABEMAのバラエティ番組『チャンスの時間』で千鳥ノブがネタにしているこの言葉に本気ですがってしまった人が辿る末路。自意識と客観視の狭間で苦しみまくった挙句に「もう二度とSNSができない身体にしてほしい」まで到達しちゃうのだからさぁ大変。いわゆる承認欲求を悪い目線で揶揄す...続きを読むる話なわけだが、こういう文章を書かせたら本谷有希子の右に出る者はマジでいないと思う。
久しぶりに本谷ゆきこの著書を見つけ、嬉々として手にした。 各章の数字は、なんなんだろう、とずっと思いながら読んで、わからないまま読み終えて、コレを書き始めて、もしかしてフォロワー数? 店員さんにマウント取ることが生き甲斐的な主人公。その振る舞いの気持ち悪さに震撼したが、章が進むにつれ、SNS中毒の人...続きを読むの苦しみや葛藤(みんながみんなそんなに思慮深いわけではないだろうが)を読み進めるうちに、なんか、共感できるは部分があるような気がしてきた。かな? 本谷さんの文章は、難しいところも多いけど、好きです。
手元のスマホで24時間365日承認欲求マウントバトルに明け暮れる女性の話。 記入ハラスメント、承認欲求テロ、ニメーバ、自分自身より大事なスマホッ。、もう二度とSNSができない身体にしてほしい…パンチラインの連続。 フォロワーの数がその人の価値であると信じていたのに(信じているふりをしていたのに)...続きを読む実際にそうなってみればフォロワー数なんて救いにも希望にもならない現実に直面する。フォロワーが増えたところで人生も世の中もクソのまま。かと言ってスマホを捨て去る、アカウントを削除することはできない。 中盤までは面白い。終盤は微妙。ラストは映画2001年宇宙の旅みたい。
主人公に共感できなすぎて新鮮。痛々しさや醜悪さがクセになる。病んでる人しか出てこない。病んでる人は病んでる人としか出会わない。
常に他人に攻撃して、その実自分も攻撃していて、更に読者も攻撃するような。 攻撃力が高い。 弱いのに強い、とか。弱いから強く見せてるのかとか。 そんな矛盾とか複雑さをずっと感じながら読んだ。 自分の価値や居場所をなにかに委ねながら生きる辛さは計り知れないだろうなと他人事みたいに思うのに、何故かあぁ...続きを読む分かるなって感じる部分もあって、本当にチクチクと抉られるような具合で最後まで読み通しました。 過剰な思考。よかった
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セルフィの死
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本谷有希子
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