セルフィの死

セルフィの死

1,870円 (税込)

9pt

フォロワー獲得に死力を尽くすミクルは思う。「何故この世界は自分にフォロワーが増えないように作られているのだろう」。自撮りを繰り返すとイソギンチャクになる顔面。オート化された無人回転寿司。まさかのフォロワー爆増――狂った現象が次々とミクルを襲う、地獄展開に抱腹絶倒、気分は爽快。約十年ぶり、待望の長編!

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セルフィの死 のユーザーレビュー

3.7
Rated 3.7 stars out of 5
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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ミクルのキャラが過剰にぶっ飛んでいて、共感する要素ゼロかと思いきや、玉ねぎのくだりは少しわかる。二度とラッシュの満員電車に乗りたくないよな。

    すべてを他人のせいにしていたい、他人が自分を認めないことがしんどい、他人からの賞賛があればもっと自分は生きていけるはずなのに!そんな空虚が生み出す幻想と東京

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    2025年03月17日

    Posted by ブクログ

    このテイストの文章は初めてだけど、面白かった。
    独特で過激な主人公の考えは共感できないところも多々あれど、欲にまみれた私にとって同志のように感じる部分もあり、デトックスにちょうど良い。
    他人に理解されたいけどされたくないし、理解したいけどしたくないという矛盾を抱えた10代、20代の心に、それでいんじ

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    2025年02月26日

    Posted by ブクログ

    フォロワー数がその人の価値。ABEMAのバラエティ番組『チャンスの時間』で千鳥ノブがネタにしているこの言葉に本気ですがってしまった人が辿る末路。自意識と客観視の狭間で苦しみまくった挙句に「もう二度とSNSができない身体にしてほしい」まで到達しちゃうのだからさぁ大変。いわゆる承認欲求を悪い目線で揶揄す

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    2025年02月11日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに本谷ゆきこの著書を見つけ、嬉々として手にした。
    各章の数字は、なんなんだろう、とずっと思いながら読んで、わからないまま読み終えて、コレを書き始めて、もしかしてフォロワー数?
    店員さんにマウント取ることが生き甲斐的な主人公。その振る舞いの気持ち悪さに震撼したが、章が進むにつれ、SNS中毒の人

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    2025年02月06日

    Posted by ブクログ

    手元のスマホで24時間365日承認欲求マウントバトルに明け暮れる女性の話。

    記入ハラスメント、承認欲求テロ、ニメーバ、自分自身より大事なスマホッ。、もう二度とSNSができない身体にしてほしい…パンチラインの連続。

    フォロワーの数がその人の価値であると信じていたのに(信じているふりをしていたのに)

    0
    2025年01月19日

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