本谷有希子のレビュー一覧

  • 江利子と絶対 本谷有希子文学大全集

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    本谷有希子さんの初期3作品。
    表題作、「江利子と絶対」が一番安心できた。・・・というのも、後の2作品はちょっと毒気が強すぎて、たぶんもう読み返せないと思う。
    それだけインパクトが強い作品。特に2作目のワンシーンでかなり中てられてしまいました。
    だけど、相変わらず、というか、初期のころから言葉選びのセンス、特に笑いのセンスが半端なく高い。
    いや~ぁな気持ちを引きずりながらも一気読みさせられてしまう。
    なんだかんだ言ってもやっぱりすごい。

    それにしても本谷作品の入り口がこれじゃなくって良かったなあ。

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    2012年07月17日
  • 江利子と絶対 本谷有希子文学大全集

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    人間の汚いところをもう、えぐるえぐる。
    内臓をその辺で拾った木の枝でほじくり回すようだ。
    やめてグロいグロいグロい、グロいから、いやマジで。マジでやめて。
    けど面白い。悔しい限り。

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    『江利子と絶対』★★★★☆ 私たちの頭の中の"絶対"なんて結局全然絶対的存在じゃない。
    『生垣の女』★★★☆☆ 「突拍子ないですけどなにか?」という無頓着さが好き。
    『暗狩』★★☆☆☆ 説明的なくせに想像しにくい。

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    2012年05月25日
  • 江利子と絶対 本谷有希子文学大全集

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    大全集というコトで、短編3作品のジャンルがバラバラでした(笑)

    晴れた爽やかな朝に、読んじゃった。
    「暗狩」(笑)
    ホラーなので、朝に読むのはおススメできません(苦笑)
    あと、グロいのがダメな人はダメかもしれない。

    「江利子と絶対」は本谷さんの世界観が前面に出てます!!
    「生垣の女」はブッ飛んでますね(笑)

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    2012年03月28日
  • グ、ア、ム(新潮文庫)

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    とてもシンプルな本。
    ちょっとだけにやにやしながら一気に読めた。
    本谷有希子の作品は一見普通のエンターテインメントっぽいので大して深く考えずにどんどん読めてしまう。
    何かくだらないものに動かされている感の続く三人の、あまりに居心地の悪い旅行譚の中で時折り垣間見える「素直さ」みたいなものが待ち遠しくなる。
    それはベランダで電話を切った後の妹であったり、母と妹が快晴のグアムを前に眠ってしまい、いびきの歯ぎしりの中での長女の思案であったりする。
    それは絶望状態でも希望状態でもない、フラットな何かであったりする。

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    2012年03月01日
  • グ、ア、ム(新潮文庫)

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    ロストジェネレーション世代の姉と堅実な妹と折衷主義な母がグアムに行く話
    たまに出てくる父とおもち(うさぎ)が面白かった

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    2012年02月03日
  • 江利子と絶対 本谷有希子文学大全集

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    私も将来犬を買ったら、絶対と名付けようかな。絶対私を裏切らない、私の絶対の味方。
    蛇口を思いっきりひねっちゃったときのような勢いで文章が飛び込んでくる。それも、どいつもこいつも精神的にイッちゃってる。痛々しくて毒々しい。だけど、きっと誰もが持ってる心の脆さなんだろうな。

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    2012年01月04日
  • 江利子と絶対 本谷有希子文学大全集

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    表題作はまさに「本谷有希子」という感じで違和感なく楽しめた。
    2作目の「生垣の女」は、動物虐待の描写が私には合わなかったから☆1・・・
    3作目は、読んでいて本谷氏を感じられなくて、話としては面白いんだけど、なんか物足りないなあという感じ。この話なら、この人じゃなくていいと思う。ていうか乙一ですね。

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    2011年11月28日
  • グ、ア、ム(新潮文庫)

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    『腑抜けども…』のような爆発的なトンデモなさはないけれど、この人の描いていきたい「家族」というものが、フツーに伝わる一冊になっています。
    なぜ、『グ、ア、ム』なのか。
    そしてそれをタイトルにする感覚、好きだー。

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    2011年10月02日
  • グ、ア、ム(新潮文庫)

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    ネタバレ

    物語後半に出てくる姉妹の口喧嘩が一番好きでした。

    おねえの言ってることはあからさまにイロジカルなのですが、そうだと分かっていても、自分の現状を全部人のせいにしてしまいたくなる気持ちに、ちょっと共感。

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    2011年09月18日
  • グ、ア、ム(新潮文庫)

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    母と娘二人でグアム旅行に行く、というお話なのですが、登場人物が半端なく個性的で、そのドタバタぶりに読んでる方もなんだか同じように慌てふためくようなテンションで読まされちゃったような印象。自分もその場にいるような気持ちになりつつ「あ〜いるよね、こういう困った人」と客観的に共感しながら読むのは楽しかったです。

    それにしても本谷有希子さんの作品に出てくる人は、みんな性格がトンがっていて強烈ですねぇ。何となくですが、どの作品も舞台映えしそうな気がします。(舞台あんまり見に行ったことないけど、なんとなくそんなイメージってことで…)

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    2011年09月10日
  • グ、ア、ム(新潮文庫)

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    人間(特に女性)のマイナス感情を描かせたら右に出るものがいない本谷有希子。
    今回は、母・姉・妹の女三人グアム旅行という楽しそうな題材にも関わらず、やっぱり本谷ワールド全開。

    ワーキングプアな姉は、自分の現状を「ロストジェネレーション」のせいにし、そんな姉を反面教師にして堅実に生きる妹はギャル風ファッションに身を包む。
    そして、母親はそんな二人に気を使い過ぎる折衷主義の人。
    家族小説風なストーリーでありながら、ユーモア小説風(?)の結末。
    登場人物のキャラクタが明確なところは、劇作家としての一面が表われているのかもしれませんが、物語としてはとてもわかりやすいです。
    本谷さんの話としては、「歪み

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    2011年08月21日
  • グ、ア、ム(新潮文庫)

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    むっちゃ笑った。家族構成がうちと一緒で、色々わかる!ってとこもあっておもろかった。けど、心にずしーって残るわけじゃないかな~とにかく笑える!

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    2011年08月07日
  • グ、ア、ム(新潮文庫)

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    自分に姉妹はいないけど、この感じわかるなー。お父さんのキャラがいい。本谷さん初めて読んだけど興味出てきた。

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    2011年07月19日
  • グ、ア、ム(新潮文庫)

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    決してウマがあうわけではない母娘3人が「最悪の」グアム旅行に出かけるコメディ。
    チャモロ村に到着してからの「家族」の力、じわ~と温かい展開が好き。
    道は違えど、3人がんばって生きている。ひとり日本で留守番する父親もいい味。

    MVP:おもち(かわいいから)

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    2011年07月13日
  • 幸せ最高ありがとうマジで!

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    舞台で観てみたくなる。
    でも想像力にまかせる楽しさもあるな。

    マイノリティの声の大きさか…。精神疾患の流行か…。
    色んな声がするけれど、
    でも本気でそこを考えさせるんじゃないところがいいね。

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    2010年10月18日
  • 幸せ最高ありがとうマジで!

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    2009年岸田國男戯曲賞受賞。(まさかの!)
    相変わらず、イタイ世界を痛烈に描いてます。
    今回のイタイちゃんは、明るい人格障害をうたい、他人の家を「無差別テロ」と称しむちゃくちゃにひっかきまわす。
    破天荒というか、迷惑というか・・・。

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    2010年10月08日
  • 江利子と絶対 本谷有希子文学大全集

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    本谷さんの小説デビュー作を含む3作が入った短編集。

    デビュー作だけあって小説が若い。文章が若い。
    まぁ正直言って「生きてるだけで、愛」や「不抜けども、悲しみの愛を見せろ」の方が、完成度も密度も高い。

    けれども若さの中にやはり本谷流ありって感じで、コミュニケーション能力が極端に欠如した人物描写が抜群にうまい。

    あと相変わらずタイトルは秀逸。

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    2012年08月26日
  • 幸せ最高ありがとうマジで!

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    面白いし興味深い内容だったんだけど
    こう脚本形式?みたいな本だとは知らずに読んで
    私はこうゆうのあんま好きではないんだなと。

    永作さん可愛いし
    舞台で観たら超おもしろそうと思った。

    人格障害になるならこうなりたいです。とことん。

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    2009年11月26日
  • 江利子と絶対 本谷有希子文学大全集

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    ダヴィンチに連載されている彼女のエッセイが好きで
    母親が知って買ってきてくれた本。

    ある意味初めて読むジャンルの本だと思った。
    それは本谷有希子が演劇の人だからというのではなく
    もう文章とか、言葉の選び方とか、世界観とか、独特で
    小説よりもvividな感じが溢れ出ている。

    設定やコンセプトがよりクリアな感じと言えばいいのか。

    本人も小説を覆す気持ちで書いたというようなことを書いていたし。

    『江利子と絶対』が一番好き。
    『生涯の女』『暗狩』を読むと、
    知らない社会のリアルが少しわかった気になれる。

    文章の展開とか至らない部分を感じるけれど
    それを上回る主張の強さを感じる本でした。

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    2015年11月12日
  • 『静かに、ねぇ、静かに』刊行記念 無料試し読み! 本当の旅

    購入済み

    中二病の中年三人

    中二病の中年三人のマレーシア旅行の話である。凄まじいまでのSNS中毒と自己顕示欲と自己特別感のないまぜが、独特の雰囲気を作り上げている。作者の力量がどの程度なのかはわからないが、描かれている世界ははっきり言って嫌悪感を催すレベルのものである。

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    2023年01月07日