本谷有希子のレビュー一覧

  • グ、ア、ム(新潮文庫)

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    ネタバレ

    物語後半に出てくる姉妹の口喧嘩が一番好きでした。

    おねえの言ってることはあからさまにイロジカルなのですが、そうだと分かっていても、自分の現状を全部人のせいにしてしまいたくなる気持ちに、ちょっと共感。

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    2011年09月18日
  • グ、ア、ム(新潮文庫)

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    母と娘二人でグアム旅行に行く、というお話なのですが、登場人物が半端なく個性的で、そのドタバタぶりに読んでる方もなんだか同じように慌てふためくようなテンションで読まされちゃったような印象。自分もその場にいるような気持ちになりつつ「あ〜いるよね、こういう困った人」と客観的に共感しながら読むのは楽しかったです。

    それにしても本谷有希子さんの作品に出てくる人は、みんな性格がトンがっていて強烈ですねぇ。何となくですが、どの作品も舞台映えしそうな気がします。(舞台あんまり見に行ったことないけど、なんとなくそんなイメージってことで…)

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    2011年09月10日
  • グ、ア、ム(新潮文庫)

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    人間(特に女性)のマイナス感情を描かせたら右に出るものがいない本谷有希子。
    今回は、母・姉・妹の女三人グアム旅行という楽しそうな題材にも関わらず、やっぱり本谷ワールド全開。

    ワーキングプアな姉は、自分の現状を「ロストジェネレーション」のせいにし、そんな姉を反面教師にして堅実に生きる妹はギャル風ファッションに身を包む。
    そして、母親はそんな二人に気を使い過ぎる折衷主義の人。
    家族小説風なストーリーでありながら、ユーモア小説風(?)の結末。
    登場人物のキャラクタが明確なところは、劇作家としての一面が表われているのかもしれませんが、物語としてはとてもわかりやすいです。
    本谷さんの話としては、「歪み

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    2011年08月21日
  • グ、ア、ム(新潮文庫)

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    むっちゃ笑った。家族構成がうちと一緒で、色々わかる!ってとこもあっておもろかった。けど、心にずしーって残るわけじゃないかな~とにかく笑える!

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    2011年08月07日
  • グ、ア、ム(新潮文庫)

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    自分に姉妹はいないけど、この感じわかるなー。お父さんのキャラがいい。本谷さん初めて読んだけど興味出てきた。

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    2011年07月19日
  • グ、ア、ム(新潮文庫)

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    決してウマがあうわけではない母娘3人が「最悪の」グアム旅行に出かけるコメディ。
    チャモロ村に到着してからの「家族」の力、じわ~と温かい展開が好き。
    道は違えど、3人がんばって生きている。ひとり日本で留守番する父親もいい味。

    MVP:おもち(かわいいから)

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    2011年07月13日
  • 幸せ最高ありがとうマジで!

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    舞台で観てみたくなる。
    でも想像力にまかせる楽しさもあるな。

    マイノリティの声の大きさか…。精神疾患の流行か…。
    色んな声がするけれど、
    でも本気でそこを考えさせるんじゃないところがいいね。

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    2010年10月18日
  • 幸せ最高ありがとうマジで!

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    2009年岸田國男戯曲賞受賞。(まさかの!)
    相変わらず、イタイ世界を痛烈に描いてます。
    今回のイタイちゃんは、明るい人格障害をうたい、他人の家を「無差別テロ」と称しむちゃくちゃにひっかきまわす。
    破天荒というか、迷惑というか・・・。

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    2010年10月08日
  • 江利子と絶対 本谷有希子文学大全集

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    本谷さんの小説デビュー作を含む3作が入った短編集。

    デビュー作だけあって小説が若い。文章が若い。
    まぁ正直言って「生きてるだけで、愛」や「不抜けども、悲しみの愛を見せろ」の方が、完成度も密度も高い。

    けれども若さの中にやはり本谷流ありって感じで、コミュニケーション能力が極端に欠如した人物描写が抜群にうまい。

    あと相変わらずタイトルは秀逸。

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    2012年08月26日
  • 幸せ最高ありがとうマジで!

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    面白いし興味深い内容だったんだけど
    こう脚本形式?みたいな本だとは知らずに読んで
    私はこうゆうのあんま好きではないんだなと。

    永作さん可愛いし
    舞台で観たら超おもしろそうと思った。

    人格障害になるならこうなりたいです。とことん。

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    2009年11月26日
  • 江利子と絶対 本谷有希子文学大全集

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    ダヴィンチに連載されている彼女のエッセイが好きで
    母親が知って買ってきてくれた本。

    ある意味初めて読むジャンルの本だと思った。
    それは本谷有希子が演劇の人だからというのではなく
    もう文章とか、言葉の選び方とか、世界観とか、独特で
    小説よりもvividな感じが溢れ出ている。

    設定やコンセプトがよりクリアな感じと言えばいいのか。

    本人も小説を覆す気持ちで書いたというようなことを書いていたし。

    『江利子と絶対』が一番好き。
    『生涯の女』『暗狩』を読むと、
    知らない社会のリアルが少しわかった気になれる。

    文章の展開とか至らない部分を感じるけれど
    それを上回る主張の強さを感じる本でした。

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    2015年11月12日
  • 『静かに、ねぇ、静かに』刊行記念 無料試し読み! 本当の旅

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    中二病の中年三人

    中二病の中年三人のマレーシア旅行の話である。凄まじいまでのSNS中毒と自己顕示欲と自己特別感のないまぜが、独特の雰囲気を作り上げている。作者の力量がどの程度なのかはわからないが、描かれている世界ははっきり言って嫌悪感を催すレベルのものである。

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    2023年01月07日
  • 江利子と絶対 本谷有希子文学大全集

    M

    購入済み

    注意も含めます

    あえてネタバレなしでレビューします。
    短編3作中2作にペットが飼い主以外からひどく暴行される描写があります。
    私は気持ち悪くなってしまって駄目でした。苦手な方はお気を付けください。

    短編すべての感想を言うと上質なライトノベルを読んだ読感です。
    読み口の軽いエンターテイメント、しかし余韻のあるような作風です。
    桜庭一樹の「砂糖菓子の弾丸は貫けない」が最初にライトノベルとして出版された過去を思い出しながら読みました。

    #怖い

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    2022年03月21日
  • 【無料版】『あなたにオススメの』抜粋 書下ろしエッセイ付き

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    なる程分からん

    ママ友の会話っぽい話。
    オフラインに依存している側がディスられる。
    ママ友のマウント自体訳分らんから、金持ちっぽい集団のマウントはもう訳分からん。
    エッセイまでたどり着く気力はなかった。

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    2023年11月11日
  • 【無料版】『あなたにオススメの』抜粋 書下ろしエッセイ付き

    ネタバレ 購入済み

    げっ

    恐ろしい世界……こんな世界に、なってはならない。読んでいて、どんどん、気持ちが悪くなってきて、試し読みが終わった時、物凄くホッとした。試し読みで良かった。製品版で、読んでいても、この辺りで限界だったと思うから。

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    2021年08月04日
  • 自分を好きになる方法

    ネタバレ 購入済み

    は?

    表紙の美しさにひかれて読んでみましたが、リンデがあまりに自己中心的で、イライラしました。

    作者が表現したいものは何なのでしょうね。
    無責任に野良猫にエサを与えるようなオバサンなんて、所詮こんな風に生きてきたのだ。ってことが言いたかったのでしょうか。

    後味の悪い本でした。
    おすすめできません。

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    2016年12月16日