本谷有希子のレビュー一覧
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『生きてるだけで、愛。』
を引きずったまま読んでしまったら。
大誤算でした。笑
【江利子と絶対】
「引きこもりというハンデを背負いながら
ポジティブに生きていく。
引きこもってるのにポジティブ。」
実家を飛び出し、お姉ちゃんの家に居候する江利子。
精神不安定で引きこもりな江利子は、
ある日、
絶対の存在を見つける。
犬にゼッタイという名前をつけ、
自分だけの唯一の存在にする。
あーん、痛い。笑
「・・・・・・エリのキレイな気持ち返せよ。早く返せ。」
と暴走する場面では、
もう滅茶苦茶で笑えるのに
なんだか苦しくて泣けてきそうだし
でも、
止 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「生きてるだけで、愛。」で大好きになった本谷さん。
今回は、戯曲出版という形のようで
登場人物の名前とセリフ、
展開した場面や情景の簡単な様子しか描かれていません。
そして、ところどころに実際の舞台のお写真が。
舞台は学校。
一人の生徒の自殺未遂をきっかけに、
だれが引き金となったのか、
自殺という行動を起こさせた原因は誰に何にあるのか、
とにかく責任のなすりつけ合いです。
ひび割れた教室で
狂ったおとなたちが暴れまわります。
そりゃあ、恐ろしい。
本谷さんは性格の悪い女を描きたいとおっしゃってましたが、
いっぽ間違えば、
ほんと犯罪になるんぢゃ、って方が。
やー怖い。
そしてからっ -
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設定がでたらめに好きでした。
姉の気持ちいいほどの自分勝手っぷりと母のなんとなく姉妹の間に入っての切ない感じ、妹の真面目な正しさのトライアングルがすごく心地よかったです
方言も上手い具合に嫌みでない感じに使われていて物語に入っていきやすかった!
初めての3人での海外旅行がこんなに悲惨だったらもう、ほんと常に泣きそうになってしまうだろうなあ
で、後で盛大に笑い話にしてやりたいです!笑
本谷さんの本、これからちょっとずつ読み進めていきたいなーと思います
私は立場的には妹ですがワーキングプアの刹那主義なもんで、現実主義者でちょっとぼーっとしている姉を思い出しました
私たち姉妹も性格が全く違うの -
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この劇、見に行きたかった~。。。
もとやさんやしさ、しかも永作博美やしさ。で。
めちゃ好き。こういう系の話。
明るい人格障害とかまじでさいこー。
無差別的に平凡な家庭に乱入した明里。愛人でもないのに夫の愛人だと言って、一見平和な家庭に混乱を招く。
だけど、すでにその家庭には秘密や妬みetcが隠されていて、明里の登場によって明るみになり、さらに家庭はぐちゃぐちゃに?!
というあらすじ。
☆気になった部分
明里「こちゃこちゃこちゃこちゃしてるのがやなの!ねえ、一緒にしないで。私、病んでるけど元気なのよ。最先端なの。切ったり鬱になったりなんかしないし、明るい人格障害なのよ」
美十里「だ -
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本谷有希子の戯曲。鶴屋南北戯曲賞受賞。
面白かった!!
ここまで徹底的にドス黒いと、潔くって好感がもてる。
そうだよ、人間黒いんだよ、黒いのだしちゃってもいいやん。自分大好き、で最悪な人間でもいいやん。
そもそもなんで他人のために自分を偽らなあかんのー、めんどくさ!って素直に言いたくなりました。
舞台は中学校の職員室。
本谷有希子いわく、「トラウマをよりどころに生きている女が、逆にトラウマを解消されちゃって遭難する話」だそうで。
人がよりどころにしてるものは人それぞれで、理解できないものもあるだろうけど、どんなに理解しがたいよりどころでもそれがなくなちゃったら「遭難」するしかな