本谷有希子のレビュー一覧

  • 江利子と絶対 本谷有希子文学大全集

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    文学というには非常に漫画的かもしれないし、痛くてグロい。
    でも、うまい。
    これらの作品を読んで、追い詰められたギリギリのところでしか、人は結局、まともに人生を考えもしないし、真実はあらわにならないのかもしれない、と感じる。
    ちっちゃい子には、お勧めできない。

    0
    2012年05月17日
  • グ、ア、ム(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    うん、おもしろい!
    いそうなキャラを極度にデフォルメして、それを普通の人の視点で描くといった本谷有希子のお得意パターン。
    会話やモノローグが相変わらず隙間をつついた感じで笑える。

    0
    2012年01月16日
  • グ、ア、ム(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ロスジェネ世代に生まれた無防備な姉と、その少し下の世代の堅実な妹、それに間に立たされる母のグアム女三人旅の物語。

    家族の間にある微妙なあの感じを描くのがうまくって、思わず自分も兄との気まずい会話、微妙なあの感じなんかを思い出してしまった。

    0
    2012年01月07日
  • 江利子と絶対 本谷有希子文学大全集

    Posted by ブクログ

    短編集。3つ。

    「江利子と絶対」
    引きこもりでちょっといっちゃってる女の子の話。
    ユーモアのセンスもあるしおもしろい。

    「生垣の女」
    ぶっとんでる女とダメ男の話。
    ちょいぶっとびすぎ。でもまあ面白い。

    「暗狩」
    ホラー?うーん。
    話がなかなか進まなくて退屈だった。
    そんな怖くもない気がする。

    他2つはイマイチなんだけど「江利子と絶対」が面白かったんで星4つで。

    0
    2012年01月05日
  • 江利子と絶対 本谷有希子文学大全集

    Posted by ブクログ

    再読。手に取りやすい短編集。
    表題作は、江利子に対する著者の愛情を感じる。
    「暗狩」には、妙に琴線に触れる箇所があるのでつい読み返してしまう。

    0
    2011年12月15日
  • 幸せ最高ありがとうマジで!

    Posted by ブクログ

    舞台らしいストーリー展開のぶっ飛び加減。そして、登場人物も・・・。

    ある新聞配達屋の一家に突然現れた明美。彼女の行動で、家族みんなが隠し持っていた感情がふつふつと・・・、そして爆発!!

    たまには感情赴くままに行動するのも悪くない。

    0
    2012年01月13日
  • グ、ア、ム(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    設定がでたらめに好きでした。
    姉の気持ちいいほどの自分勝手っぷりと母のなんとなく姉妹の間に入っての切ない感じ、妹の真面目な正しさのトライアングルがすごく心地よかったです

    方言も上手い具合に嫌みでない感じに使われていて物語に入っていきやすかった!
    初めての3人での海外旅行がこんなに悲惨だったらもう、ほんと常に泣きそうになってしまうだろうなあ
    で、後で盛大に笑い話にしてやりたいです!笑

    本谷さんの本、これからちょっとずつ読み進めていきたいなーと思います

    私は立場的には妹ですがワーキングプアの刹那主義なもんで、現実主義者でちょっとぼーっとしている姉を思い出しました
    私たち姉妹も性格が全く違うのでいつか旅行とかいってみたいですね
    もちろん母と3人で

    0
    2011年10月17日
  • 幸せ最高ありがとうマジで!

    Posted by ブクログ

    なにが最高って、言うまでもないけどタイトルが最高。
    なんにも解決しないけど、そもそも「解決」するような「問題」なんてねえんだよ!今、ここで息してるだけで幸せなんだよ!っていう。

    恐ろしいのは全ての登場人物が、それぞれキャラがまるで違うにもかかわらず、全員同じ根っこにつながれていて、みんなそれぞれ自分の生を生きようとのたうちまわっているとこ。
    そう、まるでスラムダンクを読んでるようなすがすがしささえ感じる。

    だから、なんか文句ある?

    0
    2011年09月20日
  • 幸せ最高ありがとうマジで!

    Posted by ブクログ

    話は面白かったけど、やっぱ戯曲じゃなくて小説で読むか演劇で観たかったな。
    「生きてるだけで〜」とテーマは同じ系統。というか本谷さん21で劇団主宰してたの。何それすごい。

    0
    2011年07月21日
  • 幸せ最高ありがとうマジで!

    Posted by ブクログ

    登場する過剰な人間たちの有様に恥ずかしいけれど共感を覚えてしまう。
    共感なら津村記久子作品に於いても往々にして得られるのだが、津村作品の場合は「給湯室でお喋りしながら鬱憤晴らしましょーよ!」的共感。本谷作品は「こんなこと言ったら気狂いだと思われないかしら?やだ、聞けない!」的共感。

    (中略)

    流される事よりも自発で動きたいので、本谷作品の方が好きなんです。やっと津村作品が苦手な理由が分かりました。

    0
    2011年02月24日
  • 幸せ最高ありがとうマジで!

    Posted by ブクログ

    この劇、見に行きたかった~。。。
    もとやさんやしさ、しかも永作博美やしさ。で。

    めちゃ好き。こういう系の話。

    明るい人格障害とかまじでさいこー。

    無差別的に平凡な家庭に乱入した明里。愛人でもないのに夫の愛人だと言って、一見平和な家庭に混乱を招く。
    だけど、すでにその家庭には秘密や妬みetcが隠されていて、明里の登場によって明るみになり、さらに家庭はぐちゃぐちゃに?!

    というあらすじ。

    ☆気になった部分

    明里「こちゃこちゃこちゃこちゃしてるのがやなの!ねえ、一緒にしないで。私、病んでるけど元気なのよ。最先端なの。切ったり鬱になったりなんかしないし、明るい人格障害なのよ」

    美十里「だってぇ怒ったり憎んだりしてるぶんだけ損でしょ」

    えいみ「復讐したいだけです、私はぁ!でも、そんなことできないから、ただいてやるんです・・・。だってここで出てっても、ただ・・・忘れられるだけでしょ?だからせめてすぐ側にいて、私があの男のせいで病んでるって分からせて、たまに傷チラ見せして『お前、自分だけ幸せになんなよ』tって呪縛し続けてるんです。恨み続けてるんです・・・。」

    明里「オタクを見なさいよ。あれだけ蔑まれてたのに。今や完全に市場を開拓してるわよね。おかまを見なさい。集団で開き直ったことで国民的人気を得てる。ネガティブな印象さえ払拭すれば社会的弱者が立場を逆転させるのは不可能じゃないのよ」

    明里「山里。いいこと教えてあげるわ。『人格とは行動である』よ」

    明里「罪悪感なんてもったもん負けなのよ!確かにあんたは今、嫁に後ろめたいかもしれない。でも見方を変えればあんたは男に都合良くおもちゃにされた被害者なんだよ。家庭をぶっ壊していい権利がすでに発生してるわ」

    0
    2009年12月22日
  • 幸せ最高ありがとうマジで!

    Posted by ブクログ

    僕にとっては初めて読む戯曲なんですか、それにしても装丁が昭和の社会派青春人倫小説みたいですね、ってそんなジャンルないけど、パッと見、内山理名かなと思ったんですけど永作さんでした。
    さくさくっと書かれているのでさくさくっと読めます。おそらく演劇を見てみないと半分以上わからない部分があるのでしょう。演出についての記述が極めて少なかったので、現場の演技が気になります。なんかハッピーになれました。全肯定する気は金輪際ないだろう作品なのに。

    0
    2009年10月07日
  • 生きてるだけで、愛。(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ☆3.1
    無粋だけど、主人公は病院行けよって思ってしまった。
    でも小説のいくつかの文言はめちゃくちゃ心に来た。
    特に私は自分とは別れられないっていうところ。私も自分に嫌気が差すことが多いから、なんかグッと来た。

    0
    2026年10月10日
  • 異類婚姻譚

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表題作含めた短編が4つ。どれも現実味があるようでないような、つかみどころのない話だった。
    夫と顔が似てきてしまっている気がする夫婦の話。
    バームクーヘンと犬たちの話はどちらもわからなかった。なんともいえない不気味さを感じた。
    藁の夫も不思議な話だったが、なんとなくDV夫って感じで、でも妻もADHDっぽい感じだなと思った。

    0
    2026年09月18日
  • 異類婚姻譚

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どの短編からも言葉にしづらいけど、後を引く不快さを感じます。特に表題作が印象的でした。夫が結婚した妻に甘えて自分の素を出して自分本位な生活になっていく程、その顔が妻に段々と似ていく気持ち悪さ。そしてその気持ち悪さがぞわぞわと忍び寄って捉われてしまいそうな雰囲気に不快さが残ります。共依存状態になり人の形が崩れてお互いの区別がつかないまでになっていった夫婦が、人の形に戻った妻と山芍薬になった夫という別々の道を歩む結末を迎えたのが興味深かったです。

    0
    2026年09月06日
  • ぬるい毒(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    サクサク読めた。
    空想なのか、現実なのかよくわからなかった。ちょっと難しい

    男に侮辱されて人間として見られてないと思ってやり返そうと思ったけど結局やり返せなかったから残念

    世の中にはそういう人の心がない人もいるんだなって。甘い言葉に騙されたらダメなんだなって思った

    自分の親に嘘をついたり、傷つけまいとするところ辛かった。
    私の細菌をトラック運転手を介して日本中に広げようっていうのが面白いと思った


    0
    2026年08月25日
  • セルフィの死

    Posted by ブクログ

    途中、顔がイソギンチャクになったり、親指がグネグネ動き出したりとSFっぽい表現が出てくるところが、読んでいてゾワゾワした。
    本当にそうなっているのか、SNSにズブズブなせいでそう見えている(想像している)だけなのかどっちなんだろう。

    0
    2026年08月10日
  • 異類婚姻譚

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表題含む四編からなる中短編集。
    『異類婚姻譚』︰夫婦の顔が似てくるとは聞いたことがあるが、この設定は予想を超えている。パーツが動き、溶けていくように同化するとは。パートナーへの我儘、依存、自我の喪失。
    『藁の夫』︰これもまた不可解な物語。夫が藁で出来てるなんて。藁の中で蠢く物って何?と寒気が起きながら読んだ。

    この奇想天外さに毎回惹きつけられる。

    0
    2026年08月10日
  • 異類婚姻譚

    Posted by ブクログ

     結婚とは、蛇ボールになることではないか、という説のパンチ力。二匹のヘビがお互いの尾を食い合って一つになり最後には頭だけが残るという。でもそれは両者が同じスピードで食い合った場合の話で、たいていはどちらかがどちらかを飲み込むことになるのではないか、と。なんかその危機感はそこはかとなくわかる。夫婦別姓ができないとかね。なので理解はできたが、あまり救いを感じられずちょっと苦手だった。

    0
    2026年06月15日
  • セルフィの死

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    何で読もうと思ったか思い出せない本。実際こんな感じなんだろうか。揶揄する本ではないと思うし。そっちの世界に行くと感じるところがある本なんだろうか、と思う。

    0
    2026年06月08日