本谷有希子のレビュー一覧

  • グ、ア、ム(新潮文庫)

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    設定がでたらめに好きでした。
    姉の気持ちいいほどの自分勝手っぷりと母のなんとなく姉妹の間に入っての切ない感じ、妹の真面目な正しさのトライアングルがすごく心地よかったです

    方言も上手い具合に嫌みでない感じに使われていて物語に入っていきやすかった!
    初めての3人での海外旅行がこんなに悲惨だったらもう、ほんと常に泣きそうになってしまうだろうなあ
    で、後で盛大に笑い話にしてやりたいです!笑

    本谷さんの本、これからちょっとずつ読み進めていきたいなーと思います

    私は立場的には妹ですがワーキングプアの刹那主義なもんで、現実主義者でちょっとぼーっとしている姉を思い出しました
    私たち姉妹も性格が全く違うの

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    2011年10月17日
  • 幸せ最高ありがとうマジで!

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    なにが最高って、言うまでもないけどタイトルが最高。
    なんにも解決しないけど、そもそも「解決」するような「問題」なんてねえんだよ!今、ここで息してるだけで幸せなんだよ!っていう。

    恐ろしいのは全ての登場人物が、それぞれキャラがまるで違うにもかかわらず、全員同じ根っこにつながれていて、みんなそれぞれ自分の生を生きようとのたうちまわっているとこ。
    そう、まるでスラムダンクを読んでるようなすがすがしささえ感じる。

    だから、なんか文句ある?

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    2011年09月20日
  • 幸せ最高ありがとうマジで!

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    話は面白かったけど、やっぱ戯曲じゃなくて小説で読むか演劇で観たかったな。
    「生きてるだけで〜」とテーマは同じ系統。というか本谷さん21で劇団主宰してたの。何それすごい。

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    2011年07月21日
  • 幸せ最高ありがとうマジで!

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    登場する過剰な人間たちの有様に恥ずかしいけれど共感を覚えてしまう。
    共感なら津村記久子作品に於いても往々にして得られるのだが、津村作品の場合は「給湯室でお喋りしながら鬱憤晴らしましょーよ!」的共感。本谷作品は「こんなこと言ったら気狂いだと思われないかしら?やだ、聞けない!」的共感。

    (中略)

    流される事よりも自発で動きたいので、本谷作品の方が好きなんです。やっと津村作品が苦手な理由が分かりました。

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    2011年02月24日
  • 幸せ最高ありがとうマジで!

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    この劇、見に行きたかった~。。。
    もとやさんやしさ、しかも永作博美やしさ。で。

    めちゃ好き。こういう系の話。

    明るい人格障害とかまじでさいこー。

    無差別的に平凡な家庭に乱入した明里。愛人でもないのに夫の愛人だと言って、一見平和な家庭に混乱を招く。
    だけど、すでにその家庭には秘密や妬みetcが隠されていて、明里の登場によって明るみになり、さらに家庭はぐちゃぐちゃに?!

    というあらすじ。

    ☆気になった部分

    明里「こちゃこちゃこちゃこちゃしてるのがやなの!ねえ、一緒にしないで。私、病んでるけど元気なのよ。最先端なの。切ったり鬱になったりなんかしないし、明るい人格障害なのよ」

    美十里「だ

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    2009年12月22日
  • 幸せ最高ありがとうマジで!

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    僕にとっては初めて読む戯曲なんですか、それにしても装丁が昭和の社会派青春人倫小説みたいですね、ってそんなジャンルないけど、パッと見、内山理名かなと思ったんですけど永作さんでした。
    さくさくっと書かれているのでさくさくっと読めます。おそらく演劇を見てみないと半分以上わからない部分があるのでしょう。演出についての記述が極めて少なかったので、現場の演技が気になります。なんかハッピーになれました。全肯定する気は金輪際ないだろう作品なのに。

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    2009年10月07日
  • セルフィの死

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    自意識と承認要求の暴走の描き出す世界。偽名でネット世界を棲家としている主人公の心情は精神病のそれと同じような感じもする。

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    2026年02月08日
  • あなたにオススメの

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    一言でいうと、「気持ち悪い」。『あなたにオススメの』というタイトルとは相反して、決して友達にはオススメしないであろう本。この気持ち悪さは、直視し続けると逃げ場がなくなる。体調悪い時なんか絶対読んじゃダメなやつ。

    全く新しいジャンルの本で、SFっぽくてホラーっぽいけど人間味臭すぎるし、こわさの種類がなんか今までにない感じ。こんな本、読んだことないぞ…。あとがきも面白かった。なんか、インパクトがとてつもなく大きい読書体験だったな…。

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    2026年01月31日
  • あなたにオススメの

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    1作目は「あんな世の中でなくてよかった」、2作目は「こんな人達と関わりたくない」というのが素直な感想。

    特に2作目の登場人物は全ての人達が気持ち悪く、この人達が自分が住むマンションにいたら引っ越しを考えるレベル。
    ただ、この登場人物の嫌なところは自分のなかにもあって、「そうだよな」と思ってしまうというのも嫌悪感を強めているだと思う。

    それにしても作者の人や物事についての嫌〜な部分の取り上げ方や表現にはただただ脱帽でした。

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    2026年01月22日
  • ぬるい毒(新潮文庫)

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    田舎の名家熊田家の娘、由理。
    高校時代の同級生を名乗って突然電話を寄越し、由理の心に入り込む向伊。
    向伊は由理の心を巧みに操り、友人たちと蔑み、侮辱する。
    由理は自意識を傷つけられながらもその関係を続ける。
    気がつけばぬるい毒に侵食されている。
    これは決して恋愛感情ではない。

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    2026年01月15日
  • ぬるい毒(新潮文庫)

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    ネタバレ

    決して読みやすい小説ではないなという印象。
    主人公の心中以外は結構抽象的に書かれるものが多くて、それこそ語り手と同じように自意識に苛まれてる人でないと分かりにくいんじゃないかなと思った。
    コテンパンに(されてはいるんだけど直接的に)されるでもなく、鬼になって復讐を遂げるでもなく、それを忘れながら死を意識していた23歳を超えていく結末。たしかにぬるいなと思ったし、それが人生だよねーと思う。大なり小なり人に嫌な思いをさせられて、嫌な思いをさせて、それが意図的なこともあるし無意識なこともある。
    個人的にはもっと壮大なやり返しをして向伊にぎゃふんと言ってもらいたかったけれど、こういう曖昧さも悪くないな

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    2026年01月12日
  • 自分を好きになる方法

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    タイトルに惹かれて読んじゃった。
    この内容なら別のタイトルの方が良いんじゃないかと思う。
    各年代のたった6日間で、リンデの過ごしてきた人生と人となりがわかるのはすごいと思った。

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    2026年01月05日
  • あなたにオススメの

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    ネタバレ

     「推子のデフォルト」こんなにワクワクしない近未来物語なんて。でもありえなくない事が気味悪く恐怖でした。どちらの母親が子どもにとって最善なのか。怖いけどどちらの立場もわかってしまう自分がいる。でも自分はアナログ派なのでこの時代には適応出来なさそう。

     「マイ・イベント」台風前のワクワクって子どもの頃はあった。非日常に気持ちが高揚する。しかし今は不謹慎だと理解できてる。主人公の渇幸はクズオブクズ。キングクズである。一理ありそうだけども許容できない。読めば読むほど胸が悪くなる。ラストにスカッとしない。もっとと思ってしまった。

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    2025年12月10日
  • 異類婚姻譚

    cnm

    購入済み

    読了後、芥川賞受賞時にいつもの本谷節がないとの意見があったことを思い出した。わたしはあれがないとだめなのである。

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    2025年12月01日
  • セルフィの死

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    別に読後感は悪くない。なのにどうしようもなく気持ちが悪い。気味が悪い。
    自意識と承認欲求に支配されている主人公。
    フォロワー数がその人の価値という考え。
    主人公が10代じゃなくて、けっこうな大人なのがゾッとする。

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    2025年11月19日
  • 生きてるだけで、愛。(新潮文庫)

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    寧子の躁と鬱の表現がリアルに書かれていて良かった。
    「あたしはさあたしとは別れられないんだよね一生」
    この言葉が1番刺さった

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    2025年10月10日
  • セルフィの死

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    自意識と承認欲求に支配された主人公に巻き込まれ私もバッドトリップしたよう
    マウント、映え、フォトジェニック、炎上で承認欲求を満たそうとしても他者評価では満たされない
    SNSのフォロワー数に救われたくて足掻くけど、結局自分を変えられるのは自分だけ
    じゃあこの世界でどう生き抜くのかは難しい

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    2025年10月02日
  • セルフィの死

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    全く新しいタイプの本ですごく面白かった。まさに今現代の若者を対象にした本な気がした、自分自身がまだ若いからどの本を読んでも自分の時代背景にぴったりあった本があまりなかったけど、出版されたのが本当に最近だと知って納得。もちろん共感なんてしないけど、SNSや承認欲求に囚われている現代の若者の姿を誇張しながら風刺的に書いていて、個人的に好み!!斬新で新しくて面白い!!ただ後半になるにつれて、少しありきたりな展開になってしまった気がして、終わり方が好みでなかった。

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    2025年10月01日
  • 生きてるだけで、愛。(新潮文庫)

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    躁鬱気質で過眠症の25歳の寧子。うまく生きていけないことへの悔しさや、自分に対して嫌気がさしててうんざりしてる気持ちとかがすごく伝わってきた。寝て起きてご飯食べて、社会に出て人間関係構築して恋愛して…って普通なことに思えて一番難しいよねと思った。自分はこんなにも感情を剥き出しにしてぶつかってるのに、相手は無気力で楽されてるって思うと余計苛々するところにすごく共感した。「担任が正面から見た新幹線に似ていて勉学に励む気にならないという理由で高校を中退しかけるような、就職活動を尻が半分出そうな丈のスカートをはいて回って全滅しているような、どこにいっても浮いてしまう女であるあたし」がちょっと面白かった

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    2025年08月29日
  • セルフィの死

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    2人組のインフルエンサー(もどき)の何をしているかわからない女性たちのやりとりがひたすらに気持ち悪く、意味がわからない。ネット上に溢れ返る無数の言葉を取り込んでもその意味や、重さには気づいていない人間のやりとりがここにはあった。
    そういったやりとりは軽薄さの権化でとてもいいのだが、物語は彼女たちから見た都市部の人間たちの生態に終始しているのみでこれといった驚きがない。もっと毒のある展開が見たかった。

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    2025年07月28日