本谷有希子のレビュー一覧

  • 江利子と絶対 本谷有希子文学大全集

    Posted by ブクログ

    『生きてるだけで、愛。』
    を引きずったまま読んでしまったら。
    大誤算でした。笑

    【江利子と絶対】
    「引きこもりというハンデを背負いながら
     ポジティブに生きていく。
     引きこもってるのにポジティブ。」

    実家を飛び出し、お姉ちゃんの家に居候する江利子。
    精神不安定で引きこもりな江利子は、
    ある日、
    絶対の存在を見つける。

    犬にゼッタイという名前をつけ、
    自分だけの唯一の存在にする。

    あーん、痛い。笑

    「・・・・・・エリのキレイな気持ち返せよ。早く返せ。」

    と暴走する場面では、
    もう滅茶苦茶で笑えるのに
    なんだか苦しくて泣けてきそうだし
    でも、

    0
    2012年08月16日
  • 江利子と絶対 本谷有希子文学大全集

    Posted by ブクログ

    表題作が最も好まれる「本谷有希子ぽい」感じだったと思う。読後スッキリ。3作めのホラーは、こんなのも書くんだ、という感じ。読み応えはあるが、ティーン向けぽい。

    0
    2012年08月15日
  • 遭難、

    Posted by ブクログ

    あいもかわらず、性格の悪い女の話。あとがきより、着想源が性格の悪い女の話が書きたいなー、ってシンプルなとこから始まったことを知って何か安心する。気が狂って書いてる訳じゃないんだなー、って。(書けなさ過ぎて狂いそうだった感はあるけど)榎本俊二の稽古場マンガが今回はなかったけど、この頃はまだ出会ってないのか。本の表紙・背表紙に描いてある作者の言葉っぽいのはどこから引用したのやー

    0
    2012年07月16日
  • 幸せ最高ありがとうマジで!

    Posted by ブクログ

    いいねいいね。本谷さんいいね。ぶっ飛んでるとこがめちゃ素敵だね。
    「明るい人格障害」とか「リストカットクラスの小さい存在」とか「漠然とした情緒不安定者が有象無象の昨今」とか、素敵すぎる言葉たちが散りばめられています。小説もいいけど戯曲もいいね。舞台が見たくなっちゃった。それに、このお話に「幸せ最高ありがとうマジで!」ってタイトルつけるそのセンスがたまらないです。
    あー。俺も開き直らなきゃー。って思わせてくれるとっても素敵なお話でした。

    0
    2012年07月15日
  • 遭難、

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「生きてるだけで、愛。」で大好きになった本谷さん。
    今回は、戯曲出版という形のようで
    登場人物の名前とセリフ、
    展開した場面や情景の簡単な様子しか描かれていません。
    そして、ところどころに実際の舞台のお写真が。

    舞台は学校。

    一人の生徒の自殺未遂をきっかけに、
    だれが引き金となったのか、
    自殺という行動を起こさせた原因は誰に何にあるのか、
    とにかく責任のなすりつけ合いです。

    ひび割れた教室で
    狂ったおとなたちが暴れまわります。

    そりゃあ、恐ろしい。
    本谷さんは性格の悪い女を描きたいとおっしゃってましたが、
    いっぽ間違えば、
    ほんと犯罪になるんぢゃ、って方が。

    やー怖い。
    そしてからっ

    0
    2012年08月21日
  • 幸せ最高ありがとうマジで!

    Posted by ブクログ

    舞台はとある町の新聞販売所。「愛人です」。そう言って彼女は現れた。突如やってきた“不幸”に、平和に見えた日常が徐々に瓦解していく――第53回岸田國士戯曲賞を受賞した舞台を書き起こした作品。

    久しぶりに触れた、本谷有希子節。ブラックユーモア満載、男と女の愛憎劇。むちゃくちゃだけど、爆笑してしまう。まさに「他人の不幸は蜜の味」。ああ、お芝居を生で見たかった!

    劇団本谷有希子。今一番見たい劇団。

    0
    2012年05月18日
  • 江利子と絶対 本谷有希子文学大全集

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    文学というには非常に漫画的かもしれないし、痛くてグロい。
    でも、うまい。
    これらの作品を読んで、追い詰められたギリギリのところでしか、人は結局、まともに人生を考えもしないし、真実はあらわにならないのかもしれない、と感じる。
    ちっちゃい子には、お勧めできない。

    0
    2012年05月17日
  • グ、ア、ム(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    うん、おもしろい!
    いそうなキャラを極度にデフォルメして、それを普通の人の視点で描くといった本谷有希子のお得意パターン。
    会話やモノローグが相変わらず隙間をつついた感じで笑える。

    0
    2012年01月16日
  • グ、ア、ム(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ロスジェネ世代に生まれた無防備な姉と、その少し下の世代の堅実な妹、それに間に立たされる母のグアム女三人旅の物語。

    家族の間にある微妙なあの感じを描くのがうまくって、思わず自分も兄との気まずい会話、微妙なあの感じなんかを思い出してしまった。

    0
    2012年01月07日
  • 江利子と絶対 本谷有希子文学大全集

    Posted by ブクログ

    短編集。3つ。

    「江利子と絶対」
    引きこもりでちょっといっちゃってる女の子の話。
    ユーモアのセンスもあるしおもしろい。

    「生垣の女」
    ぶっとんでる女とダメ男の話。
    ちょいぶっとびすぎ。でもまあ面白い。

    「暗狩」
    ホラー?うーん。
    話がなかなか進まなくて退屈だった。
    そんな怖くもない気がする。

    他2つはイマイチなんだけど「江利子と絶対」が面白かったんで星4つで。

    0
    2012年01月05日
  • 江利子と絶対 本谷有希子文学大全集

    Posted by ブクログ

    再読。手に取りやすい短編集。
    表題作は、江利子に対する著者の愛情を感じる。
    「暗狩」には、妙に琴線に触れる箇所があるのでつい読み返してしまう。

    0
    2011年12月15日
  • 幸せ最高ありがとうマジで!

    Posted by ブクログ

    舞台らしいストーリー展開のぶっ飛び加減。そして、登場人物も・・・。

    ある新聞配達屋の一家に突然現れた明美。彼女の行動で、家族みんなが隠し持っていた感情がふつふつと・・・、そして爆発!!

    たまには感情赴くままに行動するのも悪くない。

    0
    2012年01月13日
  • グ、ア、ム(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    設定がでたらめに好きでした。
    姉の気持ちいいほどの自分勝手っぷりと母のなんとなく姉妹の間に入っての切ない感じ、妹の真面目な正しさのトライアングルがすごく心地よかったです

    方言も上手い具合に嫌みでない感じに使われていて物語に入っていきやすかった!
    初めての3人での海外旅行がこんなに悲惨だったらもう、ほんと常に泣きそうになってしまうだろうなあ
    で、後で盛大に笑い話にしてやりたいです!笑

    本谷さんの本、これからちょっとずつ読み進めていきたいなーと思います

    私は立場的には妹ですがワーキングプアの刹那主義なもんで、現実主義者でちょっとぼーっとしている姉を思い出しました
    私たち姉妹も性格が全く違うの

    0
    2011年10月17日
  • 幸せ最高ありがとうマジで!

    Posted by ブクログ

    なにが最高って、言うまでもないけどタイトルが最高。
    なんにも解決しないけど、そもそも「解決」するような「問題」なんてねえんだよ!今、ここで息してるだけで幸せなんだよ!っていう。

    恐ろしいのは全ての登場人物が、それぞれキャラがまるで違うにもかかわらず、全員同じ根っこにつながれていて、みんなそれぞれ自分の生を生きようとのたうちまわっているとこ。
    そう、まるでスラムダンクを読んでるようなすがすがしささえ感じる。

    だから、なんか文句ある?

    0
    2011年09月20日
  • 幸せ最高ありがとうマジで!

    Posted by ブクログ

    話は面白かったけど、やっぱ戯曲じゃなくて小説で読むか演劇で観たかったな。
    「生きてるだけで〜」とテーマは同じ系統。というか本谷さん21で劇団主宰してたの。何それすごい。

    0
    2011年07月21日
  • 幸せ最高ありがとうマジで!

    Posted by ブクログ

    登場する過剰な人間たちの有様に恥ずかしいけれど共感を覚えてしまう。
    共感なら津村記久子作品に於いても往々にして得られるのだが、津村作品の場合は「給湯室でお喋りしながら鬱憤晴らしましょーよ!」的共感。本谷作品は「こんなこと言ったら気狂いだと思われないかしら?やだ、聞けない!」的共感。

    (中略)

    流される事よりも自発で動きたいので、本谷作品の方が好きなんです。やっと津村作品が苦手な理由が分かりました。

    0
    2011年02月24日
  • 幸せ最高ありがとうマジで!

    Posted by ブクログ

    この劇、見に行きたかった~。。。
    もとやさんやしさ、しかも永作博美やしさ。で。

    めちゃ好き。こういう系の話。

    明るい人格障害とかまじでさいこー。

    無差別的に平凡な家庭に乱入した明里。愛人でもないのに夫の愛人だと言って、一見平和な家庭に混乱を招く。
    だけど、すでにその家庭には秘密や妬みetcが隠されていて、明里の登場によって明るみになり、さらに家庭はぐちゃぐちゃに?!

    というあらすじ。

    ☆気になった部分

    明里「こちゃこちゃこちゃこちゃしてるのがやなの!ねえ、一緒にしないで。私、病んでるけど元気なのよ。最先端なの。切ったり鬱になったりなんかしないし、明るい人格障害なのよ」

    美十里「だ

    0
    2009年12月22日
  • 幸せ最高ありがとうマジで!

    Posted by ブクログ

    僕にとっては初めて読む戯曲なんですか、それにしても装丁が昭和の社会派青春人倫小説みたいですね、ってそんなジャンルないけど、パッと見、内山理名かなと思ったんですけど永作さんでした。
    さくさくっと書かれているのでさくさくっと読めます。おそらく演劇を見てみないと半分以上わからない部分があるのでしょう。演出についての記述が極めて少なかったので、現場の演技が気になります。なんかハッピーになれました。全肯定する気は金輪際ないだろう作品なのに。

    0
    2009年10月07日
  • 遭難、

    Posted by ブクログ

    本谷有希子の戯曲。鶴屋南北戯曲賞受賞。
    面白かった!!
    ここまで徹底的にドス黒いと、潔くって好感がもてる。
    そうだよ、人間黒いんだよ、黒いのだしちゃってもいいやん。自分大好き、で最悪な人間でもいいやん。
    そもそもなんで他人のために自分を偽らなあかんのー、めんどくさ!って素直に言いたくなりました。

    舞台は中学校の職員室。
    本谷有希子いわく、「トラウマをよりどころに生きている女が、逆にトラウマを解消されちゃって遭難する話」だそうで。
    人がよりどころにしてるものは人それぞれで、理解できないものもあるだろうけど、どんなに理解しがたいよりどころでもそれがなくなちゃったら「遭難」するしかな

    0
    2010年05月18日
  • 遭難、

    Posted by ブクログ

    (ネタバレ)
    『高校卒業後に上京して劇団を旗揚げ』という行動力のかたまりのようなプロフィールに惹かれて読んだ。06年に上演された芝居の戯曲。自分が一番可愛く、自分のためなら他人を傷つけることも厭わない女教師が主人公。嘘と言い訳と陰謀を塗り重ねて、しゃべりまくるのが迫力。トラウマという原因を奪われ、よりどころが無くなったように放心するラストも良いです。ナマで見たかった。

    0
    2009年10月04日