本谷有希子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読み進めるとちょっとずつ違和感を感じ始めて、その違和感がどんどん取り返しのつかないことになっていく、空恐ろしい話ばかり。
1話目の「本当の旅」
40代に差し掛かった意識高い系イタい3人組の話は、ラストを読んで起こるべくして起こった結末だなと自業自得感があり、登場人物の誰1人にも同情も共感も全くできず。
づっちんがフードコートで食事が出てくるのが遅いとワンオペのおばさんに激ギレし、返金させたお金を募金して、「今となってはフードコートで唐揚げ食べられなかったのも、いいことだった気がしてくるよな。あのおばさんに感謝だよな」などという件は、その人間性にうんざりしてしまった。
いちいちイタくてウザくて -
Posted by ブクログ
ネタバレ12編のアンソロジー。
どの作品も変愛の名に相応しかった。この一冊に密度濃く詰め込まれたそれぞれの変愛。愛と一口に言っても当たり前ながら1つも同じものはない。
その中でも特に好みだった2つについて書きたい。
『藁の夫』
2人の間に嫌な空気が流れる、その始まりはいつも些細なことなのだと思い出させる自然な流れだった。あんなに幸福そうだったのに、藁に火をつけることを想像させる経緯、鮮やかな紅葉にその火を連想させるところがたまらなく良かった。
『逆毛のトメ』
シニカルでリズムのいい言葉選びが癖になる。小説ってこんなに自由でいいんだと解放して楽しませてくれた。躊躇なく脳天にぶっ刺す様が爽快だし、愚か
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