漂泊の牙

漂泊の牙

小説・文芸
715円 (税込)

3pt

【第19回新田次郎文学賞受賞作】雪深い東北の山奥で、主婦が野犬とおぼしき野獣に喰い殺されるという凄惨な事件が起きた。現場付近では、絶滅したはずのオオカミを目撃したという噂が流れる。果たして「犯人」は生きのびたニホンオオカミなのか? やがて、次々と血に飢えた謎の獣による犠牲者が…。愛妻を殺された動物学者・城島の必死の追跡が始まる。獣と人間の壮絶な闘いを描き、第19回新田次郎文学賞を受賞した傑作冒険小説。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社文庫
  • タイトル
    :
    漂泊の牙
  • タイトルID
    :
    282639
  • ページ数
    :
    408ページ
  • 電子版発売日
    :
    2014年10月03日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

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漂泊の牙 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

     雪深い山中のログハウスで愛する妻を野獣に食い殺された動物学者の城島。足首を噛み砕かれ、喉元を鋭い牙で刺され、腹を食い破られるという凄惨な現場写真をみて、その顎力の強さから大型犬の仕業ではないことを悟る。妻はオオカミに殺されたのか… しかしニホンオオカミははるか昔に絶滅しているはず。悲しみを胸の奥深くにしまい、城島は妻を殺した獣の正体を雪上に追う!
     ニホンオオカミの詳しい生態と、農業や林業を生業としていた人間との共生関係、そして山を生活の場としていた漂泊民・サンカ。昭和の初期には失われてしまっていたそれらの古き山村の民俗文化を織り交ぜながらも、城島が一本気な行動で謎の獣を追い詰めて行く闘いの描写が非情に骨太で緊迫感があります。
     次第に明らかになる獣の正体。その影に見え隠れする自然の摂理を無視した邪な人間の意思。冒険小説としても一級品ですが、ミステリーとしての展開もよく出来ていて一気に物語の世界へ引き込まれていきます。

     「新田次郎文学賞」という冠に恥じない名作です。

    0
    2017年08月15日

    Posted by ブクログ

    現代に生き残るニホンオオカミを追う話、と思いきや、話の中盤でいったん山場到来。後半は山の民「サンカ」が関係するミステリー展開となっていく。

    2025年現在と比較すると、日本のスキー人口が7倍いた1990年代。東北の山奥のスキー場にもリゾート開発の波が押し寄せていた時代の話なので、感覚が狂うが、ミステリーとしては十分に面白かった。しかし、女性のキャラ設定がどうにも古臭く、男性である作者の内面の昭和時代のおじさんの感覚が滲み出てくるのが気持ち悪い。

    0
    2025年03月31日

    Posted by ブクログ

    雪山にて追う人間と、その対象である動物との緊迫感はすごかった!

    MAN WITH A MISSIONが好きで狼が出てくるから購入。

    0
    2023年12月03日

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)
    雪深い東北の山奥で、主婦が野犬とおぼしき野獣に喰い殺されるという凄惨な事件が起きた。現場付近では、絶滅したはずのオオカミを目撃したという噂が流れる。果たして「犯人」は生きのびたニホンオオカミなのか?やがて、次次と血に飢えた謎の獣による犠牲者が…。愛妻を殺された動物学者・城島の必死の追跡が始まる。獣と人間の壮絶な闘いを描き、第19回新田次郎文学賞を受賞した傑作冒険小説。

    0
    2018年03月27日

    Posted by ブクログ

    東北の雪深い地方で、愛妻を殺された動物学者の城島。
    狼なのか野犬なのか、事件を追い始める城島、テレビのプロデューサー恭子、鳴子警察署の刑事堀越。
    狼の生態についてや、サンカといった民俗学についてなど、あまりよく知らなかった分野だが、興味深く読めた。
    東北の厳しい自然の描写や、その中で狼を山の神と崇めて生きていた人たちの思いが伝わってきて、非常に良かったと思う。

    0
    2014年02月03日

    Posted by ブクログ

    東北の山奥で、謎の獣により人が喰い殺され、「オオカミだ」という噂が流れる。妻を殺された動物学者の城島が追う先にいるのは、はたして…。
    完全な動物ものではなく、半分はミステリ。それでも、日本では絶滅したはずの狼というロマンとスリリングさ、装備や動きの描写が真に迫って面白かった。

    0
    2012年12月06日

    Posted by ブクログ

    幻のニホンオオカミに関する話かと思ったら、出だしはミステリ、中盤で凶獣の正体は明らかになるが、ここから一転、謎の山間漂泊民・山窩を巡る戦後史となる。信じ難いが、一応そういう説もある様だ。話としては面白い。最後に姿を見せる7匹の…。ところで狼と言えば、和歌山と奈良の県境沿いに、古より「谷幽かにして嶺遠し因りて無果という」と説かれた果無山脈が広がっている。山低くアルピニズムとは無縁の地であるが、その山懐は果てし無く深い。山の斜面をツチノコ転がり大蛇が道を塞ぐ、夜には狼の遠吠えが聞こえると言う。未知動物の聖域。


    “ガオー”の次は“ウォー”! 2012年09月07日

    0
    2012年09月09日

    Posted by ブクログ

    狼好きは読めというレビューを読んで、本書を手に取ってみました。深い雪山での追跡、日本狼の存在、謎の漂白の民。どれも興味深い内容でした。

    0
    2012年05月06日

    Posted by ブクログ

    いや~、面白すぎ。
    一気に読み入ってしまいました。

    東北を舞台に、ニホンオオカミを題材として物語が進んでいきます。
    サスペンス、推理小説の要素もふんだんですが、山の中をマタギ並に駆け抜ける、アニマルトラッカーは凄いです。

    雪の山々が目に浮かんできます。

    本書は、第19回新田次郎文学賞を受賞した作品だそうですが、納得です。
    熊谷達也、ますますはまりそうです。

    0
    2010年02月14日

    Posted by ブクログ

    雪山の描写の迫ってくる現実感が凄く好き。
    山って開けているように見えて実のところ閉塞感が凄い場所だと思う。
    舞台が結構ご近所なのでちょっとニヤニヤさせられました。

    0
    2009年10月04日

漂泊の牙 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社文庫
  • タイトル
    :
    漂泊の牙
  • タイトルID
    :
    282639
  • ページ数
    :
    408ページ
  • 電子版発売日
    :
    2014年10月03日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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  • 【閲覧できる環境】
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