配信予定・最新刊

作品一覧

  • 老公 清張短篇レアセレクション 古書・伝記篇
    NEW

    老公 清張短篇レアセレクション 古書・伝記篇

    小説・文芸

    4.5
    1巻1,155円 (税込)
    殺人事件関係者が書き込んだ二冊の古書から見えてくる、事件の真相(「二冊の同じ本」)。 作家の「私」が買い取った、明治の贋札事件解明の手がかりとなる大隈重信の手紙(「相模国愛甲郡中津村」)。 偶然手にした古書が謎を解き、そして更なる謎を呼ぶ―― 初書籍化作品一篇を含む、書物と過去の謎をテーマにした文庫オリジナル短篇集。 〈解説〉松井和翠
  • ガラスの城 新装版

    ガラスの城 新装版

    小説・文芸

    3.8
    1巻913円 (税込)
    エリートコースの販売課長が社員旅行の晩に行方不明となり、惨殺死体で発見された。動揺を隠せない社内の空気の中で、死の謎を追跡する女性社員の手記。意外な貌を見せる社員たちが疑惑の線上に次々と浮かぶ。欲望と犯罪の構図はガラスの城のような組織で醸成されたのか。清張ミステリーの傑作を新装版に。
  • Dの複合

    Dの複合

    小説・文芸

    3.7
    1巻990円 (税込)
    作家の伊瀬忠隆は雑誌の依頼を受けて「僻地に伝説をさぐる旅」の連載を始めた。第一回浦島伝説の取材地丹後半島いらい、彼の赴くところ常に不可解な謎や奇怪な事件が絶えない。そして突然の連載打切り。この企画の背後に潜む隠された意図の存在に気づいたとき、伊瀬は既に事件の渦中に巻き込まれていた。古代史、民俗説話と現代の事件を結ぶ雄大な構想から生れた本格的長編推理小説。
  • 日光中宮祠事件 新装版

    日光中宮祠事件 新装版

    小説・文芸

    5.0
    1巻990円 (税込)
    10年前、日光市におこった一家無理心中事件に疑惑! 土地の一住職の熱心な懇願により、警察はついにこの事件の再捜査に踏み切った。 10年のブランクのため難航する捜査。事件直後、現場から消失した小切手の行方は? 捜査線上に浮かび上がった謎の朝鮮人は? 終戦後の混乱期にみられた警察の強引な捜査に、鋭い批判の目を向けた表題作ほか 「情死傍観」「特技」「山師」「部分」「厭戦」「小さな旅館」「老春」「鴉」を収録。 松本清張の傑作短編集!
  • 黒地の絵―傑作短編集(二)―

    黒地の絵―傑作短編集(二)―

    小説・文芸

    3.7
    1巻990円 (税込)
    現代小説の第2集。朝鮮戦争のさなか、米軍黒人兵の集団脱走事件の起った基地小倉を舞台に、妻を犯された男のすさまじいまでの復讐を描く「黒地の絵」。美術界における計画的な贋作事件をスリリングに描きながら、形骸化したアカデミズム、閉鎖的な学界を糾弾した「真贋の森」。他に、一画家のなにげない評伝から恐るべき真実を探り当てる「装飾評伝」など7編を収める。
  • 連環

    連環

    小説・文芸

    3.8
    1巻924円 (税込)
    九州落ちして印刷屋に勤めた笹井は、計画遂行のため主人の妻滋子を籠絡し、さらに二号の藤子を誘惑。陰謀に成功した彼は、滋子から大金を得、東京でエロ出版に手を出す。資金源の滋子が無一文になると非道にも第二の殺人を計画する。虚構に生きる男が、追跡者の執念にあえなく自滅してゆく過程を描く傑作。
  • 花実(かじつ)のない森~松本清張プレミアム・ミステリー~

    花実(かじつ)のない森~松本清張プレミアム・ミステリー~

    小説・文芸

    3.6
    1巻880円 (税込)
    会社員の青年・梅木隆介はある夜、夫婦と名乗るヒッチハイクの男女を車に乗せた。高貴さをも漂わせる美女と粗野な中年男は、まるで不釣り合いなカップルだった。好奇心が燃え上がる梅木は、車に残された万葉の古歌が彫られたペンダントから女の正体を突き止めようとする。だがそれは、甘い死の香りが漂う追跡行だった。謎が謎を呼ぶロマンチック・サスペンスの傑作!
  • 砂の審廷 ――小説東京裁判

    砂の審廷 ――小説東京裁判

    小説・文芸

    4.3
    1巻814円 (税込)
    民間人ただ一人のA級戦犯として巣鴨刑務所に拘留された大川周明。下駄履きのパジャマ姿で出廷し、東条英機の頭を叩いた奇矯な行動は有名だ。だがそれは、インドやイスラームの宗教哲学を根幹とする特異なアジア主義者であり、戦前の軍部や政府指導者に影響を与えた国家主義者の真実の姿なのだろうか。精神鑑定の結果不起訴となった大川周明に焦点をあて、獄中日記、検事の訊問調書、大政翼賛会興亜総本部長の戦災日記などの史料を駆使し、東京裁判のもう一つの深層を焙りだす。
  • 霧の旗

    霧の旗

    小説・文芸

    4.3
    1巻506円 (税込)
    柳田桐子は、強盗殺人事件の犯人にされた兄の弁護を依頼に、著名な大塚弁護士を訪ねて九州から上京する。が、依頼をことわられる。偶然、桐子を知るジャーナリスト阿部はこの事件に興味をもつが、桐子の兄は獄死する。上京し、酒場の女になった彼女の心は、大塚への復讐に燃える。巨匠が見事に描きあげた復讐譚。
  • 奥羽の二人
    値引きあり

    奥羽の二人

    小説・文芸

    4.0
    1巻330円 (税込)
    不敵な野望と奔放さに満ちた若き伊達正宗と、奥羽で対峙する蒲生氏郷――二人にとって越えることのできない大きな存在が、秀吉であった。天下に志を得ずに終わった彼らの胸中の苦悶を描く表題作のほか、抗いがたい力に翻弄され、結局は身を滅ぼしていった武将たちの運命と悲話10編を収録。待望の歴史小説傑作短編集。
  • 共犯者

    共犯者

    小説・文芸

    3.8
    1巻825円 (税込)
    銀行を襲い、仲間と山わけにした金で商売をはじめた内堀彦介は、事業に成功した今、真相露顕の恐怖から5年前に別れた共犯者の監視を開始するが……。疑心暗鬼から自滅していく男を描く「共犯者」。妻の病気、借金、愛人とのもめごと、仕事の失敗――たび重なる欲求不満と緊張の連続が生み出す衝動的な殺意を捉えた「発作」。ほかに、「恐喝者」「愛と空白の共謀」など全10編を収める。
  • 張込み―傑作短編集(五)―

    張込み―傑作短編集(五)―

    小説・文芸

    4.2
    1巻880円 (税込)
    推理小説の第1集。殺人犯を張込み中の刑事の眼に映った平凡な主婦の秘められた過去と、刑事の主婦に対する思いやりを描いて、著者の推理小説の出発点と目される「張込み」。判決が確定した者に対しては、後に不利な事実が出ても裁判のやり直しはしない“一事不再理”という刑法の条文にヒントを得た「一年半待て」。ほかに「声」「鬼畜」「カルネアデスの舟板」など、全8編を収録する。
  • P+D BOOKS 山中鹿之助

    P+D BOOKS 山中鹿之助

    小説・文芸

    4.5
    1巻660円 (税込)
    松本清張、幻の作品が初の電子化!  主君・尼子家の再興を願い、大敵・毛利に果敢に挑み暴れた、山陰の戦国猛将・山中鹿之助の、短くもドラマチックな生涯を生き生きと描く。 没落しつつあった尼子家一筋に全てを捧げ、月山富田城を取り囲む毛利元就の大軍を、その抜群の勇力と才智により何度も跳ね返し、武名を高めた鹿之助だったが、最終的に尼子義久が毛利の軍門に下り、富田城を明け渡すことになった。  その後、牢人をしながらも尼子家再興を使命とし、尼子勝久を擁立し、幾度の苦難を乗り越え、石見国入りし新山城を占拠するも、毛利勢との戦に敗れ富田城へ入城することは叶わなかった。  さらに、10年後、織田信長の毛利攻めに乗じ、再び、尼子軍を再興した鹿之助だが……。  100度打ちのめされ、1000回も挫折を味わう壮絶な鹿之助の人生、しかし、進むことはあっても退くことはなかった、その義勇の名は、天下に鳴り響いた。  弊社雑誌「中学生の友」に1年間連載された、松本清張、幻の作品。著者が代表作「点と線」を執筆した頃に同時に描いた、名作が50余年の時を超えて甦る。
  • 二重葉脈 新装版

    二重葉脈 新装版

    小説・文芸

    3.7
    1巻1,452円 (税込)
    大手家電メーカーのイコマ電器が倒産した。ワンマン社長の生駒伝治が、粉飾決算をつづけていたばかりか、重役たちとともに3億円あまりの金を横領した疑いがあると聞き、行き詰まった下請業者らは憤する。ところが当の生駒はのらりくらりとそれをかわして説明責任を果たそうとしない。そのさなか、前重役のひとりが失踪。殺人を疑う警察は捜査に乗り出すが……。不合理な社会のひずみを激しく糾弾した社会派長編推理小説。
  • 鴎外の婢

    鴎外の婢

    小説・文芸

    -
    1巻616円 (税込)
    在野の文学史考証家・浜村幸平は、鴎外の「小倉日記」に簡潔だが印象深く描かれ、日記の中でほのかな透き絵となっている婢(女中)モトに興味を惹かれ、小倉に調査に向う。モトの戸籍に見た意外な事実、その娘の不審な死。いよいよ探索心を刺激された彼は孫ハツの行方を追うが、彼女の消息は突然断たれていた……。文学史上の事実と虚構を巧みに結んだ異色推理中編。併録『書道教授』。
  • 奇妙な被告 松本清張傑作短篇選

    奇妙な被告 松本清張傑作短篇選

    小説・文芸

    4.7
    1巻733円 (税込)
    清張の精髄たる短篇のなかから、文庫未収録の作品を集めた決定版。事件捜査の不確定性を追求した「奇妙な被告」、歴史史料を繙く「相模国愛甲郡中津村」ほか、珠玉の現代短篇計五篇。
  • 考える葉 新装版

    考える葉 新装版

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,276円 (税込)
    東京西部の川辺で男性の遺体が発見された。心臓を刃物で刺され右胸を抉られるという不審な事件で、警察は男が愛知の硯職人であることを突き止めるが、捜査は難航。犯人逮捕に至らないまま新たに殺人事件が起こる。さらなる被害者は、旧日本軍憲兵の前歴を持つ人物と、東南アジアから極秘の目的で来日した外国高官だった。思いもよらず陰謀の渦中に巻き込まれ殺人の容疑をかけられた青年・崎津は、独自に真相を追い始めるが……。社会派ミステリの巨匠による傑作推理長編。
  • 影の車

    影の車

    小説・文芸

    -
    1巻550円 (税込)
    仮眠から目覚めると、私の横に健一がいた。その手に出刃庖丁が握られている。私は危うく声を上げかけた。……夫を亡くし保険の集金人をする小磯泰子と二十年振りで出会った私は、妻の眼を盗んで家に出入りし、密かな逢瀬を楽しむようになった。が、その一人息子で6歳の健一は何故か私に親しまず、その異常な挙動に私は自分への殺意を感じた。少年の殺意。――私にはそれを否定し切れぬ過去があった。「潜在光景」ほか「典雅な姉弟」「万葉翡翠」「鉢植えを買う女」「薄化粧の男」「確証」「田舎医師」を併載。眼に見えぬ運命の糸に操られ、破滅へと導かれる男女を描く連作推理集。
  • 証明

    証明

    小説・文芸

    4.0
    1巻499円 (税込)
    妻はきっと不倫している――収入のない小説家志望の夫は、雑誌記者の妻に、日に日に嗜虐的になってゆく。とことん追い詰められた妻は……「証明」。農地が住宅地に変わってゆく。新旧の住民が混じる町で起きた殺人の闇を描く「新開地の事件」。努力の末、新興宗教の教祖になりあがった男の軌跡「密宗律仙教」。夫の東北出張中に東京で妻が殺された。夫の足取りは確認され、妻を訪ねた男の存在も。しかし何かがおかしい?「留守宅の事件」。日常に潜む惨劇を描いた傑作推理4篇!
  • 火の縄

    火の縄

    小説・文芸

    -
    1巻770円 (税込)
    鉄砲にかけては百発百中の名手稲富治介は風采のあがらない無骨者のため細川忠興・ガラシア夫妻にうとまれ出陣の機会も与えられず不遇の一生を終えた。戦乱の時代の非情を描く長編時代小説。
  • 暗い血の旋舞

    暗い血の旋舞

    小説・文芸

    4.0
    1巻478円 (税込)
    時は明治中期。東京の骨董商の娘ミツコは、駐日オーストリア公使に見初められ、結婚する。夫はハインリッヒ・クーデンホーフ伯爵。夫・子供たちと渡った世紀末の欧州は、まさにハプスブルク帝国の終末期。7人の子を授かり、夫の急死後は、クーデンホーフ・カレルギー伯爵家を宰領し、子供たちを育てあげ、激動の時代を生き抜き、ウィーン社交界の華とうたわれたという。ゲランの名香「ミツコ」の名の由来という説もある華やかな人生。その実像を、壮大なスケールで描く歴史長篇!
  • 黒い福音

    黒い福音

    小説・文芸

    -
    1巻858円 (税込)
    殺人容疑者の外人神父は国外に逃亡して、ついに事件は迷宮に入った。日本にとって国辱ともいうべき「スチュワーデス殺人事件」。かつてアメリカの占領下にあった日本で続発した怪事件が、アメリカの陰謀によるものとして「日本の黒い霧」を書いた作者が、真実追究の念から、徹底的にこの犯罪を洗い上げる。
  • 火神被殺

    火神被殺

    小説・文芸

    5.0
    1巻447円 (税込)
    松江で起こったささいな宿帳書き換え事件と出雲で起こったバラバラ殺人、一見無関係に見える二つの謎に古代史マニアの医者が挑む「火神被殺」、ありがちな事件──そう思っていた国選弁護人が容疑者の無罪主張をきっかけに事件に引き込まれていく「奇妙な被告」、愛人のためにひそかに買ったベルギー土産のテーブルクロスが思わぬトラブルを招く「葡萄唐草文様の刺繍」など、予想もつかない運命に翻弄される人々を描いた松本清張ならではの本格推理5篇。
  • 新装版 彩色江戸切絵図

    新装版 彩色江戸切絵図

    小説・文芸

    -
    1巻764円 (税込)
    退廃が翳を落とす江戸市井の片隅に、人知れず生きる男と女。色と欲、そして仮借ない世相が時にやりきれない犯罪を呼び起こす。残忍な手口で殺された乱暴者の遺体から、意外な犯罪のからくりと、その憐れな動機が浮き彫りになる「大黒屋」など、芳醇な情緒と狂おしい哀感を湛えた傑作時代ミステリー6編。
  • 内海の輪 新装版

    内海の輪 新装版

    小説・文芸

    3.8
    1巻792円 (税込)
    考古学会の新進として注目されていたZ大助教授・江村宗三は、松山の老舗商店に嫁いだ元兄嫁の美奈子と度々逢瀬を重ねていた。しかし、2 人で計画した瀬戸内海旅行の中で、美奈子は宗三に妊娠を告げる。「もう松山には戻れないわ。あなたなしには生きてゆかれなくなったわ」……子を産む決意だというが、それは宗三の学界からの追放を意味した。宗三は美奈子の殺害を計画するが――。男女の愛憎心理を鋭くえぐる松本清張の傑作長編推理。ほか一遍収録。
  • 或る「小倉日記」伝

    或る「小倉日記」伝

    小説・文芸

    4.0
    1巻781円 (税込)
    史実に残っていない小倉在住時の森鴎外の足跡を10年の歳月をかけてひたむきに調査する田上耕作とその母。病、貧乏、偏見、苦悩の中で、衰弱が進んでくる(「或る『小倉日記』伝」)。自らの美貌と才気をもてあまし日々エキセントリックになるぬい。夫にも俳句にも見放され、「死」だけが彼女をむかえてくれた(「菊枕」)。昭和28年芥川賞を受けた表題作ほか、孤独との苛酷な戦いをテーマにした、巨匠の代表作品集。
  • 古代史私注

    古代史私注

    小説・文芸

    3.5
    1巻770円 (税込)
    飛鳥の酒船石は、7世紀、イラン人たちの薬酒製造施設である、とする大胆な意見をはじめ、市井に埋もれた研究家の活躍にまで及ぶ、作家ならではの、古代史研究余語。古代史ブームに一石を投じた名著『清張通史』全6巻を遺して逝った筆者が、5年にわたり書きつづったコラム49編。東から西へ、文化交流の足跡をさかのぼる、名随筆。古代史の謎に挑んだ、清張史観の精髄。古代史のアカデミズムに挑む、大胆な仮説、そして精緻な論証!
  • 新装版 紅刷り江戸噂

    新装版 紅刷り江戸噂

    小説・文芸

    1.0
    1巻712円 (税込)
    変わり行く季節を愛し、四季折々の行事やしきたりを重んじた江戸市井の人々。平穏な世の死角で起きる惨事もまた、江戸の風習と無縁ではなかった。織物問屋主人急死の真相を暴く「七種粥(ななくさがゆ)」、絵職人の犯罪を描く「虎」など、色情が高じて忠義を忘れ、後戻り出来ない魔道に迷う人間の愚かしさを突いた時代推理の名品6編。
  • 小説帝銀事件 新装版

    小説帝銀事件 新装版

    小説・文芸

    4.0
    1巻627円 (税込)
    昭和23年1月26日、帝国銀行椎名町支店に東京都の腕章をした男が現れ、占領軍の命令で赤痢の予防薬を飲むよう告げると、行員らに毒物を飲ませ、現金と小切手を奪い逃走する事件が発生した。捜査本部は旧陸軍関係者を疑うが、やがて画家・平沢の名が浮上、自白だけで死刑判決が下る。膨大な資料をもとに、占領期に起こった事件の背後に潜む謀略を考察し、清張史観の出発点となった記念碑的名作。
  • 一九五二年日航機「撃墜」事件

    一九五二年日航機「撃墜」事件

    小説・文芸

    3.7
    1巻594円 (税込)
    昭和27年4月9日、羽田を離陸した大阪経由福岡行の日航機「もく星」号は伊豆大島の三原山に激突、全37名の命が奪われた。米人パイロットと米軍管制官の間にどんな交信がなされたのか。全員救助の報が絶望に変わる一夜の間に、米占領軍で何が画策されたのか。犠牲者のひとり、ダイヤ密売の美女は何者なのか。世を震撼させた事件の謎に迫り、「40年目の真実」を明らかにした、完結した長編としては巨匠生前最後の作品となった渾身作。
  • 神と野獣の日

    神と野獣の日

    小説・文芸

    3.6
    1巻550円 (税込)
    「重大事態発生」。官邸の総理大臣に、防衛省統幕議長がうわずった声で伝えた。Z国から東京に向かって誤射された核弾頭ミサイル5個。到着まで、あと43分! SFに初めて挑戦した松本清張の異色長編。
  • 信玄戦旗

    信玄戦旗

    小説・文芸

    3.7
    1巻550円 (税込)
    戦国乱世のただ中に、天下制覇を目指した名将武田信玄。その初陣から無念の死まで、波乱激動の生涯をたどる迫真の長編小説である。大国の当主同士が一騎打ちを演じた唯一の合戦として名高い川中島の戦い、軍師山本勘助の巧妙な活躍ぶりなど、歴史の転換点、名場面の仕組みを周到な時代考察をふまえて、鮮やかに描いていく。虚々実々のかけ引き、壮大な勇気、そして決断のあり様などに魅きこまれるうちに、今を生きる私たちの処世や対企業組織の活路が見えてくる。巨匠による、異彩をはなつ歴史読物。
  • 延命の負債

    延命の負債

    小説・文芸

    3.0
    1巻506円 (税込)
    “死にたくない。商売がこんな大事なときに死んでも死にきれない”――町場の印刷工場の主・村野末吉は、病院のベッドで思った。苦労を重ね続けた人生が、ようやく好転しかけていた。彼は意を決して、縁者から多額の借金をし、最上等の個室に入り、心臓手術の担当医にも十分な謝礼をした。そして無事、退院を果せたが……。表題作ほか「湖畔の人」「ひとり旅」「九十九里浜」「賞」「春の命」など、人生の皮肉、孤独をテーマとする初期作品12編を収録。
  • 真贋の森

    真贋の森

    小説・文芸

    5.0
    1巻418円 (税込)
    美術史家としてすぐれた才能をもちながら、学閥から追放され敗残の生活を送る宅田老人。贋画の天才酒匂鳳岳の発見によって開始される学閥への復讐は、まず、鳳岳の描いた「秋山束薪図」が、未発見の浦上玉堂の作と評価されて成功するかにみえたが…。表題作ほか「上申書」「剥袋」「愛と空白の共謀」「装飾評伝」を収める。
  • カルネアデスの舟板

    カルネアデスの舟板

    小説・文芸

    -
    1巻462円 (税込)
    教授の職を追われ故郷へ身をひいた恩師を訪ねた玖村は,大学への復帰を恩師に依頼される。師弟の立場の転倒から生じた秘かな優越と侮蔑。しかし玖村のその肚の中の愉しみは、ふとしたことで覆えされる。表題作ほか「鬼畜」「喪失」「二階」「発作」「一年半待て」「捜査圏外の条件」を収録。
  • 蒼い描点

    蒼い描点

    小説・文芸

    3.9
    1巻1,155円 (税込)
    若い編集者椎原典子は、女流作家村谷阿沙子の原稿催促に出向いた箱根で、顔見知りのフリーライターの変死にぶつかる。死者と村上女史に謎の繋がりを感じた典子と同僚崎野は、やがて女史には代作者がいたという確信を持つ。女史の夫と女中の相次ぐ失踪、女史の精神病院への逃避、そして第二の殺人と、事件は意外な方向へ発展する……。心理の微妙な起伏と情景の描写が光る推理長編。
  • 蒼ざめた礼服

    蒼ざめた礼服

    小説・文芸

    3.5
    1巻1,210円 (税込)
    大学卒業から四年。就職難で仕方なく入った会社の仕事に男は気が乗らない。だが、古本屋でふと手にした雑誌をきっかけに、政財界の裏で活動する柿坂経済研究所に入るや、持ち前の好奇心を発揮し始めた。しかし、独自に探っていた謎に、国会でも注目の特殊潜水艦の建造計画が絡んで、殺人事件まで相次ぎ……。国防問題と巨大軍需産業の闇を背景に描かれた白熱の社会派ミステリー。
  • 紅い白描

    紅い白描

    小説・文芸

    3.8
    1巻759円 (税込)
    美大を卒業したばかりの葉子は、憧れの葛山デザイン研究所に入所する。尊敬する鬼才、葛山の下で精一杯、勉強したかったからだ。が、不可解な葛山の言動から、彼の作品のオリジナリティに疑惑をもつ。真実を知りたいという熱い思いにかられ、葛山の周辺を次々に追及する葉子の前にあらわになった意外な真相とは――。常に斬新でなければならない一流デザイナーの苦悩を、華やかな業界を背景に描いた傑作サスペンスロマン!
  • 赤い氷河期

    赤い氷河期

    小説・文芸

    -
    1巻781円 (税込)
    西暦二○○五年、現代のペスト、エイズは猖獗を極め、患者は一億五千万人にも及ぼうとしていた。一方で世界情勢は激しく揺らぎ、改革に失敗したソ連に独裁政権が誕生、ヨーロッパは連邦を形成しつつある。エイズの急激な蔓延を訝しむ山上と彼の周囲に出没する謎の男・福光。背後で蠢くのは何者か? 新型エイズ・ウイルスをばらまいたのは誰か? 近未来を舞台に描く長編サスペンス。
  • 葦の浮船 新装版

    葦の浮船 新装版

    小説・文芸

    3.4
    1巻748円 (税込)
    R大学の史学科に教員として勤める小関は、大学内での処世術にも長けた同僚の折戸に、強い嫉妬心を抱いていた。 学問のうえでも差を付けられた小関だったが、ついに妻までもが折戸に奪われてしまう……。 大学内の派閥争いを軸に男女の愛憎を描いた、松本清張の傑作長編。
  • 熱い絹(上)

    熱い絹

    小説・文芸

    4.1
    1~2巻836~880円 (税込)
    自然の密室マレーシアのカメロン・ハイランドに忽然と消えたタイ・シルク王ジェームズ・ウイルバー。はたして事故か拉致されたのか、あるいは失踪か。この事件と軽井沢で起きた殺人事件との間に一つの接点が見出された時、謎は謎を呼び、劇的に進行していく。壮大なスケールで展開する巨匠渾身の推理大作。
  • 網

    網

    小説・文芸

    4.3
    1巻990円 (税込)
    作家の小西は、戦友が社長を務める地方紙に、小説の連載を始めた。原稿料に上乗せされる20万円の裏金は、選挙違反で指名手配中の元見習士官の逃走資金なのか。その逃亡犯が白骨死体となって発見され、さらに、第2の殺人事件が起きた――。旧軍隊の人間関係が色濃く残る昭和という時代。選挙という血みどろの争いを背景に、人間の絆と情念を描く傑作長編推理!
  • アムステルダム運河殺人事件 新装版
    NEW

    アムステルダム運河殺人事件 新装版

    小説・文芸

    -
    1巻1,034円 (税込)
    19××年8月末の夕方。 アムステルダム市内の運河に浮かんでいたジュラルミン製トランク。 ――その内部から、首と手首と脚を切断された男の胴体が発見された。 警察は被害者をベルギー駐在の日本人商社マンだと突き止めるが、 容疑者は同時期に不審な死を遂げる。 調査を依頼された雑誌記者と医者の2人は、 真実を暴くべくオランダへ飛ぶが……(「アムステルダム運河殺人事件」)。 「セント・アンドリュースの事件」併載。 解説・酒井信
  • 或る「小倉日記」伝―傑作短編集(一)―

    或る「小倉日記」伝―傑作短編集(一)―

    小説・文芸

    4.2
    1巻880円 (税込)
    身体が不自由で孤独な一青年が、小倉在住期の鴎外を追究する芥川賞受賞作『或る「小倉日記」伝』。旧石器時代の人骨を発見し、その研究に生涯をかけた中学教師が、業績を横取りされる『石の骨』。功なり名とげた大学教授が悪女にひっかかり学界から顛落する『笛壺』。他に9篇を収める。
  • 生けるパスカル 新装版

    生けるパスカル 新装版

    小説・文芸

    3.7
    1巻990円 (税込)
    妻の一方的な嫉妬に悩まされる画家の矢沢辰生は、妻に仕事も金も管理され、さらにはあらぬ浮気の疑いをかけられ酷く責められる日々に身も心も限界を迎えていた。そんな中、彼は1冊の小説「死せるパスカル」に出会う。自分を死んだことにしてでも自由を求める主人公に深く共感した矢沢は、妻による無理心中を装った完全犯罪を画策するが……。歪んだ夫婦の心理に鋭くメスを入れる傑作サスペンス。表題作の他、「六畳の生涯」を収録。
  • 異変街道(上)

    異変街道

    小説・文芸

    3.0
    1~2巻550~555円 (税込)
    幕府直轄の要衝、甲府勤番に役替されたばかりの鈴木栄吾が死んだ。死んだはずの栄吾に会ったという向両国水茶屋の主人が何者かに殺された。栄吾は生きている――、親友、銀之介は真相究明のため甲州街道を西へ馳る。そのあとを女が、そして岡っ引が、謎の影が追いかける。街道に異変がおきている――。
  • 彩り河(上)

    彩り河

    小説・文芸

    4.3
    1~2巻774円 (税込)
    高速道路の料金所は不思議な場所だ。ドライバーは職員に注意を払わないが、窓口の「立ち番」からは客がよく見える。出世競争に敗れ、今は料金所で働く井川正治郎は、ある日高級車の運転席に元愛人の和子の姿を見た。助手席には、かつてのライバルで東洋商産社長の高柳秀夫が乗っていた。見違えるほど美しくなり、高級クラブのママに納まっている和子に、井川は再会を試みるが、相手にされない。落胆する井川に奇妙な男が近づいて…夜の銀座に渦巻く色と欲の人間ドラマ!
  • 隠花の飾り

    隠花の飾り

    小説・文芸

    3.7
    1巻605円 (税込)
    妻子ある男を好きになってしまった銀行勤めの伴子。男と結婚するのに必要となる三千万円を横領するが、たった一枚の百円玉が、その運命を反転させる「百円硬貨」。毎日弁当を作り、ボーナスで洋服を仕立てて、年下の男に尽くす滝子。男が若い女と結婚することが決まり潔く身を引くが、結婚前夜に男が訪ねて来て……「記念に」。愛を求めるあまり転落してゆく女たちを描く傑作短編十一編。
  • 隠花平原(上)

    隠花平原

    小説・文芸

    3.8
    1~2巻660円 (税込)
    杉並の閑静な住宅街で、帰宅途次の銀行員が撲殺された。捜査は進展せず事件は迷宮入りとなるが、被害者の妻の弟で若手画家の山辺修二は、義兄は誰かと間違われたのでは、と思い至る。では誰と? やがて浮びあがった謎の男の陰に、見え隠れする新興宗教団体と地方銀行のつながり。そんな折も折、修二は問題の銀行の頭取を通じて、その宗教団体から大作絵画の制作を依頼された……。
  • 渦

    渦

    小説・文芸

    3.7
    1巻1,045円 (税込)
    テレビの視聴率によって、局は一喜一憂し、番組制作者は才能を問われ、人事まで左右される。だが、存在さえもはっきりしない調査メーターの集計は信用に価するものなのか? 一通の投書に端を発し、その実体を掴むため、視聴率調査会社の執拗な監視を開始した二人の男と一人の女。やがて、明らかにされる意外な事実とは……。テレビ界を操る視聴率の怪に、独特の洞察力で挑む長編。

ユーザーレビュー

  • 黒革の手帖(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    松本清張の黒革の手帳 半世紀前のほんとは思えない、展開の早さ、痛快さ、上巻を一期に聞き終わった。タクシーの中でたばこを吸うシーン、連絡は公衆電話ボックスからなど50年前を思わせるがそもそも私も60代なのですぐに頭に浮かぶ、言葉も枕草子から引用していたりここちいい、オーディブルで聞く。下巻が楽しみです。

    0
    2026年10月04日
  • 張込み―傑作短編集(五)―

    Posted by ブクログ

    どれも面白いと思いますが、一番有名と思われる「一年半待て」もよいけど、「地方紙を買う女」が好きです。その他、「顔」、「声」も面白い。「カルネアデスの板」では、かつては教科書、参考書で儲かったのかと今との違いがすごい。
    戦後の社会の暗さというか重さというかをどの作品からも感じる。電話交換手とか今ではない職業、女子専門学校とか調べないとわからない学歴、ノスタルジーがすごい。

    0
    2026年09月28日
  • 黒革の手帖(上)

    Posted by ブクログ

    ドラマを視聴済で、下も合わせて読みました!
    ドラマでは描かれていなかった元子の葛藤や 緊張感、苦悩を知ることができた

    0
    2026年09月26日
  • 半生の記

    Posted by ブクログ

    NHKの小説帝銀事件についての番組を観て、松本清張氏の著書を読みたくなり、手に取る。

    小説家松本清張となる前、氏の貧しい幼少期から職工、新聞社社員の半生が描かれている。

    冒頭で述べられる通り、鬱々として希望のない日々が語られる。家族を生かすため、何とか食い扶持を稼ぐ若者の姿。希望が生まれては絶望に変わる。そんな日々が描かれる。
    戦前戦後の一市民の生活が垣間見られる良い作品だった。

    0
    2026年09月20日
  • 老公 清張短篇レアセレクション 古書・伝記篇

    Posted by ブクログ

    レアセレクション・最終巻。今回は古書、伝記編。二冊の同じ本、相模国愛甲郡中津村、夏島、老公、モーツアルトの伯楽、伝記の人から(初書籍化)を収録。

    0
    2026年09月20日

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