配信予定・最新刊

作品一覧

  • 松本清張ジャンル別作品集 : 1 武将列伝

    小説・文芸

    4.2
    1~6巻539~594円 (税込)
    著者が著した膨大な数の短編を、ジャンル別に集めた文庫オリジナル作品集。全6巻。第1巻は主に戦国武将を描いた作品10編を収録した「武将列伝」。毛利元就・足利義昭・伊東祐義・丹羽長秀・柳生一族……。いずれも人間の心理を深く描いた著者ならでは作品集。
  • 日本の黒い霧(上)

    小説・文芸

    4.3
    1~2巻850円 (税込)
    戦争に敗れ、アメリカ軍の占領下、日本国内では奇怪な事件が連発した。国鉄総裁が轢死体で発見された「下山事件」、民間飛行機「もく星」号の墜落後の隠蔽工作、昭電・造船汚職の二大疑獄事件、現職警部が札幌路上で射殺された「白鳥事件」、衝撃では「ゾルゲ事件」に劣らない「ラストヴォロフ事件」……こうした事件の捜査は、占領軍と日本側の権力筋の強権によって妨害された。多くの資料と小説家ならではの考察で真相解明しようとした金字塔的ノンフィクション。
  • 天保図録1
    値引きあり

    小説・文芸

    5.0
    1~5巻275円 (税込)
    上意! 江戸城老中部屋に呼ばれた将軍家慶の側用人水野美濃守は、老中筆頭水野越前守忠邦から、突然の罷免を告げられた。その瞬間こそ天保の改革の幕あけだったのだ。家慶の信を得た忠邦は野望に燃える鳥居耀蔵を町奉行に抜擢、苛烈ともいえる容赦ない諸改革を断行する。天保政治の実相を壮大に描く時代長編〈全5巻〉
  • 火の縄
    値引きあり

    小説・文芸

    -
    1巻385円 (税込)
    鉄砲にかけては百発百中の名手稲富治介は風采のあがらない無骨者のため細川忠興・ガラシア夫妻にうとまれ出陣の機会も与えられず不遇の一生を終えた。戦乱の時代の非情を描く長編時代小説。
  • 陽炎 清張短篇レアセレクション 歴史・時代篇
    NEW

    小説・文芸

    4.5
    1巻1,078円 (税込)
    男が任務を終え帰郷した時、新妻は別の男と失踪していた―― 幻のデビュー第二作(表題作)他、初書籍化三篇を含む文庫オリジナル短篇集。 〈解説〉戸田義長
  • 赤い氷河期
    値引きあり

    小説・文芸

    -
    1巻546円 (税込)
    西暦二○○五年、現代のペスト、エイズは猖獗を極め、患者は一億五千万人にも及ぼうとしていた。一方で世界情勢は激しく揺らぎ、改革に失敗したソ連に独裁政権が誕生、ヨーロッパは連邦を形成しつつある。エイズの急激な蔓延を訝しむ山上と彼の周囲に出没する謎の男・福光。背後で蠢くのは何者か? 新型エイズ・ウイルスをばらまいたのは誰か? 近未来を舞台に描く長編サスペンス。

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  • 砂の器(上)

    小説・文芸

    4.1
    1~2巻935~990円 (税込)
    東京・蒲田駅の操車場で男の扼殺死体が発見された。被害者の東北訛りと“カメダ”という言葉を唯一つの手がかりとした必死の捜査も空しく捜査本部は解散するが、老練刑事の今西は他の事件の合間をぬって執拗に事件を追う。今西の寝食を忘れた捜査によって断片的だが貴重な事実が判明し始める。だが彼の努力を嘲笑するかのように第二、第三の殺人事件が発生する…。 映画でもドラマでも大ヒットした社会派ミステリー。

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  • 雑草群落(上)~松本清張プレミアム・ミステリー~

    小説・文芸

    4.5
    1~2巻836円 (税込)
    古美術商『草美堂』の主人・高尾庄平は62歳。商売は順調で30歳も年下の野村和子を愛人にしていた。高尾は古美術蒐集家として名高い明和製薬の社長・村上為蔵に接近しようと画策していたが、和子が村上社長の隠し子であることを知り、その関係を利用しようとする。だが、商売敵の駒井竜古堂もまた、村上社長に近づこうとしていた。古美術界の実態に鋭く迫る異色大作!
  • 塗られた本

    小説・文芸

    3.7
    1巻814円 (税込)
    小さな出版社を経営する紺野美也子は、ベストセラーをねらって大流行作家に近づき、その魅力で書下ろし小説を依頼する。ところが、作家の欲望の影が、しだいに彼女を追いつめ、さらに、愛する二人の男性との間で苦悩する美也子の、破滅への道が始まる。美貌の女社長をめぐって展開するサスペンス長編小説。
  • 駅路

    小説・文芸

    3.6
    1巻935円 (税込)
    平凡な永い人生を歩き、終点に近い駅路に到着した時、耐え忍んだ人生からこの辺で解放してもらいたいと願い、停年後の人生を愛人と過ごそうとして失踪した男の悲しい終末を描く「駅路」。邪馬台国の謎を追究する郷土史家を描きながら、“邪馬台国論争”に関する著者の独創的見解を織り込んだ力作「陸行水行」。他に「ある小官僚の抹殺」「万葉翡翠」など全10編を収めた傑作短編集。

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  • 表象詩人~松本清張プレミアム・ミステリー~

    小説・文芸

    4.0
    1巻704円 (税込)
    昭和初期の小倉。私鉄職員の“わたし”三輪は、陶器会社に勤める仲間、秋島、久間とともに詩を愛好していた。陶器会社の高級職員・深田の家に集まっては詩論を戦わせるが、3人とも都会的な雰囲気をまとう深田の妻・明子に憧れていた。だがある夏祭りの夜、明子は死体で発見される。事件は迷宮入りとなるが……(表題作)。山中で発見された白骨の謎を追う「山の骨」も併載。
  • 点と線

    小説・文芸

    3.9
    1巻693円 (税込)
    ビートたけし主演のドラマ原作。九州の海岸で発見された男女の死体。汚職事件渦中の役人と愛人の心中……そう誰もが思ったが、疑念を抱いたベテラン刑事が独自に捜査をはじめる。しかしたどり着いた容疑者には疑う余地のないアリバイがいくつもあった。同時刻に北海道にいたという鉄壁のアリバイ――東京駅で1日に1度しかない、たった4分間の空白――時刻表トリックを用いた元祖とも言われる作品で、空前の推理小説ブームをまきおこした傑作。松本清張の代表作であり、ミステリ名作中の名作!

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  • 蒼い描点
    値引きあり

    小説・文芸

    3.9
    1巻808円 (税込)
    若い編集者椎原典子は、女流作家村谷阿沙子の原稿催促に出向いた箱根で、顔見知りのフリーライターの変死にぶつかる。死者と村上女史に謎の繋がりを感じた典子と同僚崎野は、やがて女史には代作者がいたという確信を持つ。女史の夫と女中の相次ぐ失踪、女史の精神病院への逃避、そして第二の殺人と、事件は意外な方向へ発展する……。心理の微妙な起伏と情景の描写が光る推理長編。

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  • 遠い接近

    小説・文芸

    4.3
    1巻804円 (税込)
    松本清張の軍隊経験が垣間見られる数少ない作品! 過去の徴兵検査で第二乙種不合格、そして三十二歳となった今、兵隊にとられることはないと確信していた山尾に、召集令状が届く。この一枚の紙が、山尾のみならず家族の運命までも大きく狂わすことに。古兵の制裁にも耐え復員したが、すべてを失った山尾は、召集令状を作成した区役所兵事係への復讐を誓う――。
  • 黒い画集

    小説・文芸

    4.2
    1巻1,265円 (税込)
    安全と出世を願って平凡に生きる男の生活に影がさしはじめる。“密通”ともいうべき、後ろ暗く絶対に知られてはならない女関係。どこにでもあり、誰もが容易に経験しうる日常生活の中にひそむ深淵の恐ろしさを描いて絶讃された連作短篇集。部下のOLとの情事をかくしおおすために、殺人容疑を受けた知人のアリバイを否定し続けた男の破局を描いた「証言」など7篇を収める。

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  • 隠花の飾り

    小説・文芸

    3.7
    1巻605円 (税込)
    妻子ある男を好きになってしまった銀行勤めの伴子。男と結婚するのに必要となる三千万円を横領するが、たった一枚の百円玉が、その運命を反転させる「百円硬貨」。毎日弁当を作り、ボーナスで洋服を仕立てて、年下の男に尽くす滝子。男が若い女と結婚することが決まり潔く身を引くが、結婚前夜に男が訪ねて来て……「記念に」。愛を求めるあまり転落してゆく女たちを描く傑作短編十一編。

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  • 高校殺人事件

    小説・文芸

    3.7
    1巻660円 (税込)
    武蔵野台地の一画で、多摩川を見下ろす城跡に私たちの高校はある。高校3年生の私の仲間で詩人ポーの心酔者で、クラスメイトや先生から愛されていた通称「ノッポ」が学校裏の沼で絞殺死体となって見つかった。彼の死をきっかけに学校の周りで不思議な出来事が続発する。はたして事件の真相とは――。清張作品では稀な青春推理小説で、瑞々しい感覚を放つ一作。
  • 黄色い風土

    小説・文芸

    3.5
    1巻1,320円 (税込)
    日本列島を北から南へ連続して起った6つの変死事件――奇妙な新婚旅行の男の変死と花嫁の失踪。この不可解な謎を内偵した週刊誌記者・若宮四郎の取材活動は、事件の背後に暗躍する黒い集団の全貌を追及し、富士山麓の樹海に対決する。飽くなき記者魂と、現代社会に巣喰う悪への挑戦を描く本格推理の傑作。
  • 点と線

    小説・文芸

    4.1
    1巻385円 (税込)
    ミステリ好きなら名前を知らぬ人がない名作です。舞台は昭和三十年代。福岡市香椎の岩だらけの海岸で寄り添う死体が見つかったのは、汚職事件渦中にある某省課長補佐と料亭の女中。青酸カリ入りのジュース瓶がのこされ、警察ではありふれた心中事件と考えた。しかし、何かがおかしい──と福岡の老警官と東京のヒラ刑事は疑問を抱く。うたがわしい政商は事件当時、鉄道で北海道旅行中。そのアリバイは鉄壁だった──時刻表トリックの古典にして、今も瑞々しい傑作ミステリ。
  • 松本清張社会評論集

    ビジネス・実用

    -
    1巻660円 (税込)
    汚職・政治献金・教科書検定・改憲・不公平税制に鋭いメスを入れ、下山・松川事件を中心に裁判・司法権の問題を突くなど、戦後日本の政治・社会の病根を抉る。特に、不屈に戦う人々の日々を伝え、同時に考古・民俗学界との交流の橋渡しともなった北ベトナム紀行は貴重である。――松本清張の真面目躍如たる評論集。
  • 北一輝論
    値引きあり

    小説・文芸

    -
    1巻275円 (税込)
    二・二六事件に連って北一輝が刑死したのは昭和12年8月であった。以来、正体のつかめない「思想家」として様々な思想図式や議論にさらされてきた。ここに著者は、決定的ともいうべき、この人物についての論著を、周到な実証によって最も客観的な歴史論の立場から迫り達成した。
  • 蒼ざめた礼服

    小説・文芸

    3.5
    1巻1,210円 (税込)
    大学卒業から四年。就職難で仕方なく入った会社の仕事に男は気が乗らない。だが、古本屋でふと手にした雑誌をきっかけに、政財界の裏で活動する柿坂経済研究所に入るや、持ち前の好奇心を発揮し始めた。しかし、独自に探っていた謎に、国会でも注目の特殊潜水艦の建造計画が絡んで、殺人事件まで相次ぎ……。国防問題と巨大軍需産業の闇を背景に描かれた白熱の社会派ミステリー。

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  • 紅い白描

    小説・文芸

    3.8
    1巻759円 (税込)
    美大を卒業したばかりの葉子は、憧れの葛山デザイン研究所に入所する。尊敬する鬼才、葛山の下で精一杯、勉強したかったからだ。が、不可解な葛山の言動から、彼の作品のオリジナリティに疑惑をもつ。真実を知りたいという熱い思いにかられ、葛山の周辺を次々に追及する葉子の前にあらわになった意外な真相とは――。常に斬新でなければならない一流デザイナーの苦悩を、華やかな業界を背景に描いた傑作サスペンスロマン!
  • 葦の浮船 新装版

    小説・文芸

    3.4
    1巻748円 (税込)
    R大学の史学科に教員として勤める小関は、大学内での処世術にも長けた同僚の折戸に、強い嫉妬心を抱いていた。 学問のうえでも差を付けられた小関だったが、ついに妻までもが折戸に奪われてしまう……。 大学内の派閥争いを軸に男女の愛憎を描いた、松本清張の傑作長編。
  • 熱い絹(上)

    小説・文芸

    4.1
    1~2巻836~880円 (税込)
    自然の密室マレーシアのカメロン・ハイランドに忽然と消えたタイ・シルク王ジェームズ・ウイルバー。はたして事故か拉致されたのか、あるいは失踪か。この事件と軽井沢で起きた殺人事件との間に一つの接点が見出された時、謎は謎を呼び、劇的に進行していく。壮大なスケールで展開する巨匠渾身の推理大作。
  • 網

    小説・文芸

    4.3
    1巻990円 (税込)
    作家の小西は、戦友が社長を務める地方紙に、小説の連載を始めた。原稿料に上乗せされる20万円の裏金は、選挙違反で指名手配中の元見習士官の逃走資金なのか。その逃亡犯が白骨死体となって発見され、さらに、第2の殺人事件が起きた――。旧軍隊の人間関係が色濃く残る昭和という時代。選挙という血みどろの争いを背景に、人間の絆と情念を描く傑作長編推理!
  • アムステルダム運河殺人事件

    小説・文芸

    2.5
    1巻506円 (税込)
    19××年8月末の夕方、アムステルダム市内の運河に浮かんでいた、銀色のジュラルミン製トランク。――その内部には、血まみれの下着と共に、首と手首と脚を切断された、男の胴体があった。オランダ警察は、下着の文字と黄色の皮膚から、被害者は日本人と判定、身元は、ベルギー駐在の一商社員と知れた。……国際犯罪を描く、巨匠松本清張の本格推理小説!「セント・アンドリュースの事件」併載。
  • 或る「小倉日記」伝

    小説・文芸

    4.0
    1巻781円 (税込)
    史実に残っていない小倉在住時の森鴎外の足跡を10年の歳月をかけてひたむきに調査する田上耕作とその母。病、貧乏、偏見、苦悩の中で、衰弱が進んでくる(「或る『小倉日記』伝」)。自らの美貌と才気をもてあまし日々エキセントリックになるぬい。夫にも俳句にも見放され、「死」だけが彼女をむかえてくれた(「菊枕」)。昭和28年芥川賞を受けた表題作ほか、孤独との苛酷な戦いをテーマにした、巨匠の代表作品集。
  • 或る「小倉日記」伝―傑作短編集(一)―

    小説・文芸

    4.2
    1巻880円 (税込)
    身体が不自由で孤独な一青年が、小倉在住期の鴎外を追究する芥川賞受賞作『或る「小倉日記」伝』。旧石器時代の人骨を発見し、その研究に生涯をかけた中学教師が、業績を横取りされる『石の骨』。功なり名とげた大学教授が悪女にひっかかり学界から顛落する『笛壺』。他に9篇を収める。

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  • 生けるパスカル 新装版

    小説・文芸

    3.7
    1巻990円 (税込)
    妻の一方的な嫉妬に悩まされる画家の矢沢辰生は、妻に仕事も金も管理され、さらにはあらぬ浮気の疑いをかけられ酷く責められる日々に身も心も限界を迎えていた。そんな中、彼は1冊の小説「死せるパスカル」に出会う。自分を死んだことにしてでも自由を求める主人公に深く共感した矢沢は、妻による無理心中を装った完全犯罪を画策するが……。歪んだ夫婦の心理に鋭くメスを入れる傑作サスペンス。表題作の他、「六畳の生涯」を収録。
  • 異変街道(上)
    値引きあり

    小説・文芸

    3.0
    1~2巻275~277円 (税込)
    幕府直轄の要衝、甲府勤番に役替されたばかりの鈴木栄吾が死んだ。死んだはずの栄吾に会ったという向両国水茶屋の主人が何者かに殺された。栄吾は生きている――、親友、銀之介は真相究明のため甲州街道を西へ馳る。そのあとを女が、そして岡っ引が、謎の影が追いかける。街道に異変がおきている――。
  • 彩り河(上)

    小説・文芸

    4.3
    1~2巻774円 (税込)
    高速道路の料金所は不思議な場所だ。ドライバーは職員に注意を払わないが、窓口の「立ち番」からは客がよく見える。出世競争に敗れ、今は料金所で働く井川正治郎は、ある日高級車の運転席に元愛人の和子の姿を見た。助手席には、かつてのライバルで東洋商産社長の高柳秀夫が乗っていた。見違えるほど美しくなり、高級クラブのママに納まっている和子に、井川は再会を試みるが、相手にされない。落胆する井川に奇妙な男が近づいて…夜の銀座に渦巻く色と欲の人間ドラマ!
  • 隠花平原(上)
    値引きあり

    小説・文芸

    3.8
    1~2巻462~660円 (税込)
    杉並の閑静な住宅街で、帰宅途次の銀行員が撲殺された。捜査は進展せず事件は迷宮入りとなるが、被害者の妻の弟で若手画家の山辺修二は、義兄は誰かと間違われたのでは、と思い至る。では誰と? やがて浮びあがった謎の男の陰に、見え隠れする新興宗教団体と地方銀行のつながり。そんな折も折、修二は問題の銀行の頭取を通じて、その宗教団体から大作絵画の制作を依頼された……。
  • 渦

    小説・文芸

    3.7
    1巻1,045円 (税込)
    テレビの視聴率によって、局は一喜一憂し、番組制作者は才能を問われ、人事まで左右される。だが、存在さえもはっきりしない調査メーターの集計は信用に価するものなのか? 一通の投書に端を発し、その実体を掴むため、視聴率調査会社の執拗な監視を開始した二人の男と一人の女。やがて、明らかにされる意外な事実とは……。テレビ界を操る視聴率の怪に、独特の洞察力で挑む長編。

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  • 美しき闘争 上 新装版

    小説・文芸

    4.0
    1~2巻748~825円 (税込)
    井沢恵子は姑との不和が原因で夫と離婚した。ひとりで生きていくため、文芸評論家・大村の紹介で『週刊婦人界』の記者の職に就くが、それをきっかけに大村は恵子にしつこく迫るようになり……。
  • 美しき闘争【上下合本版】

    小説・文芸

    -
    1巻1,364円 (税込)
    姑との不和に疲弊しきった井沢恵子は、マザコン夫に離婚届を突きつけた。自活のための職を得るべく、かつて交流のあった女性作家・梶村久子のもとを訪ねたところ、居合わせた評論家の大村が原因で喧嘩別れをする羽目になってしまう。恵子に邪な感情を抱いた大村は「週刊婦人会」の記者の職を斡旋するが、露骨に見返りを求めるようになって……。昭和のレジェンド作家・松本清張が描き出す、痴情と策略の濃密な人間ドラマ。※本電子書籍は『美しき闘争 上 新装版』『美しき闘争 下 新装版』を1冊にまとめた合本版です。
  • 馬を売る女

    小説・文芸

    4.5
    1巻468円 (税込)
    高速道路の非常駐車帯で殺されたのは、競馬情報を副業とするOLだった。彼女は秘書という立場を利用して馬主の社長のもとに集る情報を商売にしていた。家族も友人もいない女の金を狙う男の犯罪は成功したかに見えたが──表題作ほか、成人式の日に連れ込み旅館で着付けのアルバイトをした女の奇遇を描いた「式場の微笑」、ある蒐集狂が巻き込まれた完全犯罪をめぐる「駆ける男」、静かな山村に隠された人間模様が怖い「山峡の湯村」と、人間の業にせまる4篇。
  • 延命の負債

    小説・文芸

    3.0
    1巻506円 (税込)
    “死にたくない。商売がこんな大事なときに死んでも死にきれない”――町場の印刷工場の主・村野末吉は、病院のベッドで思った。苦労を重ね続けた人生が、ようやく好転しかけていた。彼は意を決して、縁者から多額の借金をし、最上等の個室に入り、心臓手術の担当医にも十分な謝礼をした。そして無事、退院を果せたが……。表題作ほか「湖畔の人」「ひとり旅」「九十九里浜」「賞」「春の命」など、人生の皮肉、孤独をテーマとする初期作品12編を収録。
  • 奥羽の二人

    小説・文芸

    4.0
    1巻660円 (税込)
    不敵な野望と奔放さに満ちた若き伊達正宗と、奥羽で対峙する蒲生氏郷――二人にとって越えることのできない大きな存在が、秀吉であった。天下に志を得ずに終わった彼らの胸中の苦悶を描く表題作のほか、抗いがたい力に翻弄され、結局は身を滅ぼしていった武将たちの運命と悲話10編を収録。待望の歴史小説傑作短編集。
  • 鴎外の婢

    小説・文芸

    -
    1巻616円 (税込)
    在野の文学史考証家・浜村幸平は、鴎外の「小倉日記」に簡潔だが印象深く描かれ、日記の中でほのかな透き絵となっている婢(女中)モトに興味を惹かれ、小倉に調査に向う。モトの戸籍に見た意外な事実、その娘の不審な死。いよいよ探索心を刺激された彼は孫ハツの行方を追うが、彼女の消息は突然断たれていた……。文学史上の事実と虚構を巧みに結んだ異色推理中編。併録『書道教授』。

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  • 岡倉天心

    小説・文芸

    4.0
    1巻968円 (税込)
    岡倉天心生誕百五十年・没後百年・五浦六角堂再建!数々の奇行と修羅場、その裏にあった人間と美術への愛。清張自ら天心の足跡をたどり新資料を発掘し、精緻に描いた異色の評伝。
  • 男たちの晩節

    小説・文芸

    4.0
    1巻550円 (税込)
    会社のOB会で拾う不満のタネ。退屈な隠居部屋でうごめく春機。必死で守り抜いた暮らしを全取っ替えしたい衝動――ある日を境に永年の職場を失った男たちが引き起こす生々しい事件と犯罪。諦めと寂しさ、執着と滑稽。彼らの孤独な姿を、懐かしい昭和日本の風景と共に見事に描き切った清張文学の真骨頂である。秀逸な短編を次々著した昭和30年代の作品を中心に、人生の晩節をテーマに選び抜いた、粒ぞろいの短編集。
  • 鬼火の町 新装版

    小説・文芸

    4.0
    1巻611円 (税込)
    花のお江戸は天保時代の、ある朝のこと。大川(隅田川)に厚い霧がたちこめる中、亡霊のように漂う一艘の釣舟があった。やがて二人の男の水死体が流れ着く。川底をさらうと豪華な女ものの煙管(きせる)が見つかった。いったんは事件を任された岡っ引・藤兵衛だが、聞き込みをはじめると、八丁堀の同心からやんわりと圧力がかかる。お上に関係のある事件か? 反骨の藤兵衛を助ける颯爽の旗本・釜木進一郎、無気味な寺僧、大奥に棲む女たちを配してくり広げられる、長篇時代推理!
  • 溺れ谷

    小説・文芸

    -
    1巻616円 (税込)
    広告料という名目で企業から金をせびる「トリ屋」と呼ばれる記者大屋圭造は、亜細亜製糖社長古川に往年のスター竜田香具子を斡旋し、精糖業界にくいこもうと考える。しかし、古川のもとに贈った筈の香具子は現職農相是枝の手に渡っていた。製糖会社社長と現職農相の奇怪な取り引き……。自由化をめぐって不気味に揺れ動く砂糖業界を背景に、政財界の黒い関係に鋭いメスをいれた力作。

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  • 顔・白い闇

    小説・文芸

    3.8
    1巻550円 (税込)
    井野良吉は味のある役者として人気が出、映画出演も決まり幸先のよいことであったが、その幸運は、破滅へと近づくことでもあった(「顔」)。出張先から帰らない夫の身を案ずる信子は、従弟の俊吉から思いもかけない“夫の裏切り”を聞かされる(「白い闇」)。平凡に穏やかに続く日常生活という仮面をはぎとると、欲にのまれた人間たちの罪と罰がみえてくる。人間の深層心理を捉えたスリリングな恐怖推理小説集。
  • 翳った旋舞

    小説・文芸

    3.7
    1巻550円 (税込)
    東京の女子大学を卒業してR新聞社資料調査部に働く順子は、ある日外国要人の写真を係に取り違えて渡し、その日の夕刊の写真誤用は社内に大きな波紋を呼んだ。部長末広と次長の左遷。――責任を感じた順子は編集局長川北に辞表を提出するが、川北は意外にも彼女を銀座のクラブに誘う。二人の接触は、川北に恨みを抱く末広により、スキャンダルとして暴露された。社内に激化する醜い派閥争い。職場への夢を失った順子は、一夜川北から財界の怪物海野を紹介されるが…。人生の確かな手ごたえを求めてさまよう、一女性の心と行動を鮮やかに捉えた巨匠の長編現代ロマン。
  • 影の車

    小説・文芸

    -
    1巻550円 (税込)
    仮眠から目覚めると、私の横に健一がいた。その手に出刃庖丁が握られている。私は危うく声を上げかけた。……夫を亡くし保険の集金人をする小磯泰子と二十年振りで出会った私は、妻の眼を盗んで家に出入りし、密かな逢瀬を楽しむようになった。が、その一人息子で6歳の健一は何故か私に親しまず、その異常な挙動に私は自分への殺意を感じた。少年の殺意。――私にはそれを否定し切れぬ過去があった。「潜在光景」ほか「典雅な姉弟」「万葉翡翠」「鉢植えを買う女」「薄化粧の男」「確証」「田舎医師」を併載。眼に見えぬ運命の糸に操られ、破滅へと導かれる男女を描く連作推理集。
  • 影の地帯

    小説・文芸

    3.6
    1巻1,210円 (税込)
    飛行機の中から富士山を写したばかりに、思いもかけぬ事件に巻込まれたカメラマンの田代は、撮影旅行先の木崎湖や青木湖で不気味な水音を聞き、不審な波紋を目撃する。行く先々に現れる小太りの男と謎の木箱を追う田代の周辺で、次々に起る殺人事件は、保守党の有力幹部失踪事件と関連を持ち始め、偶然と必然の織りなす経過のうちに、醜悪で巨大なその全貌を現わし始める……。
  • かげろう絵図 上

    小説・文芸

    -
    1~2巻1,100円 (税込)
    【この電子書籍は、2004年発売の電子書籍『かげろう絵図 上』の表紙を新たにしたものです。本文内容は2004年版と同一です。】 大奥を舞台に鮮やかな推理手法で描く清張流傑作時代小説 著者が「愉しさを第一に」取り組んだ傑作時代小説。徳川家斉が大御所として君臨する天保十一年、絢爛たる吹上の桜見の会で奥女中らが注視する中、事件は起こった――。家斉が寵愛する中臈と背後の黒幕石翁。彼らの追い落としを謀る水野忠邦一派。両者の罠のかけあいを推理手法で描き、権力に群がる矮小な人間の姿を炙りだす。
  • かげろう絵図(上)

    小説・文芸

    -
    1~2巻781円 (税込)
    江戸城花見の宴で催された歌くらべで、前将軍家斉の寵愛する中臈(ちゅうろう)多喜の方は、大奥の実力者お美代の方に勝つ。が、その直後、歌の短冊を桜の小枝に結ぼうとした多喜の方は、踏台から転倒し、流産して死んでしまう。お美代の方の養父中野石翁は、すでに隠居した身でありながら、絶対権力を握る大御所家斉の信寵を得ているのであった……。江戸城大奥と絡む陰湿な政治闘争が展開する。

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ユーザーレビュー

  • 夜光の階段(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    フジ子!!お前もか!信じていたのに、弱いな…笑
    でも最後よくやった!

    幸子は、まぁ殺されるだろうと思ってたし、殺されても仕方ない気はする。
    それにしてもよく次々に殺すね。

    冤罪だとか、世間の都合のいい解釈だとか、本当に怖いね。
    真実を追求しようとする桑山&桜田コンビには頼もしさを感じる反面、偽タクシー運転手を仕立てて騙して証言をとるのはいかがなものか。
    もっと良い方法はなかったかな。

    佐山道夫はどうしたかったんだろう。
    名声?女?金?
    結局どこまでいっても、自力でないから満足できなさそうな気がする。

    岡野さん冤罪晴れるかな。
    岡野さんの奥さんが幸せになるといいな。

    0
    2026年08月29日
  • 夜光の階段(上)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    序盤はあまりストーリーに入り込めなかったけど、佐山道夫が本名ではないとわかったあたりから、俄然おもしろくなってきた。

    この小説のポイントって、佐山道夫がイケメンじゃないってところだと思うんだよね。
    イケメンじゃないのになぜか女性たちが貢ぎ、嫉妬し、群がってくる、それがおもしろいのにドラマだとイケメンにされちゃうんだよね。
    最後四股だもんね、すごいよね。

    下巻は転落のストーリーなんだろうか。
    それともうまいことやってしまうんだろうか。
    楽しみー!

    0
    2026年08月27日
  • ゼロの焦点
    小説・文芸

    Posted by ブクログ

    かなり以前、中学生の時に読んだのですが、今回はオーディブルで聴いてみました。
    前回読んだ時よりも圧倒的に話が伝わってきて、あっと言う間に聴き終わりました。
    松本清張の物語はいつの時代でも読者を惹きつけて離しませんね。
    また違った作品も読み直してみたいです。

    0
    2026年08月27日
  • 塗られた本

    購入済み

    無もなき北斗出版社社長 紺野美也子は、女手一つで出版社を成功させるべく併走する。夫の卓一は詩人を目指す純朴な人柄、2人は相思相愛である。美也子は自社から卓一の詩集を出版することを夢見るのである。

    美也子は人気作家の青沼禎治郎へ接近する。女好きの青沼は、魅惑的な美也子に下心を抱く。美也子は、強引に青沼から書き下ろし原稿を手に入れたのだが、、、。

    美也子は卓一と知り合う以前に、銀行頭取井村重久の加護を受けていた。結婚後も井村と手を切れずにいたが、卓一は疑うことをしなかった。

    卓一は散歩中に近所の野見山房子と知り合う。房子は美也子と青沼の関係に立ち入っていく、美也子と井村の関係も察知する。何も

    0
    2026年08月25日
  • 陽炎 清張短篇レアセレクション 歴史・時代篇

    Posted by ブクログ

    レアセレクション第三弾。今回は歴史、時代もの。内容は陽炎、二すじの道、疵、武士くずれ、五十四万石の瞳、蓆、狂人、水の中の顔、穴の中の護符。

    0
    2026年08月22日

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