小学館作品一覧
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4.5あなたの「本当の顔」、すべて見破ります。 中国系アメリカ人の月(ルナ)は、8か国語を操る超天才美少女。 警視庁捜査一課の刑事であり、血のつながらない兄・陽一とひとつ屋根の下暮らしながら、犯罪捜査に協力している。 ルナの犯人を見抜く方法が普通と違うのは――“顔を見れば、わかる”ということ。 「観相」と心理学を駆使して、その顔つきや表情、しぐさから事件の真相を鮮やかに暴くのだ。 鼻を掻く仕草は、嘘をついている証拠。 偽の表情(凶相)は、目尻に表れる。 …などなど、日常生活や恋愛などでも思わず参考にしたくなってしまうような心理学・観相ネタが盛りだくさん! ツンデレオブツンデレ(!)なルナと、へっぽこ刑事の陽一。 血のつながらない二人の、兄妹以上恋人未満(!?)なコンビぶりの微笑ましさも、この作品の肝! 本格ストーリーでありながらカワイイ系、という新感覚ミステリーです!!
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-沖縄の海を舞台にしての本格ロマンチック海洋サスペンス! 謎の美女・琉子の名推理(!?)の大活躍に目が離せない! 「ビッグコミックスペリオール」で話題を呼んだ連載作品がついに待望の電子書籍化!
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4.1
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-心揺さぶる「教育のかたち」を描く。 「病院訪問教育」 長期入院する児童・生徒を対象に教師を病院まで派遣して授業を行う制度。 教師歴4年の新米教師の梅は、訪問教育のベテランである見崎の下で様々な教育の現場に直面する。 教師たちは、過酷な現実を背負う子供たちに何ができるのか。 奮闘する彼らの「教育のかたち」がここにはある――
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5.0
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3.5
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4.5
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4.8
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4.0入手困難だった、やまむらはじめが描く傑作SFアクション、今ここに復活! 資源の枯渇により衰退を迎えた人類だったが、未知のエネルギー「セフィロト」の発現により復活を遂げた。だが、そのセフィロトを独占的に管理する超巨大企業「メルカバ」と、私設軍「シェキナーズ」は諸国家を越える存在となり、世界は強圧的に支配されていた。セフィロト調査中に行方不明になった母を捜す少年・セイは、セフィロトの地脈を感知する「ダウザー」である少女・ホーリィと共に、失踪した母、そしてセフィロトに隠された謎を追う旅に出る―――「神様ドォルズ」「碧き青のアトポス」を描いた、やまむらはじめ幻のSFアクション、ここに復活!
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3.6アイアムアヒーローの花沢健吾、最新作! いち早くヴァーチャル世界を描いた名作『ルサンチマン』!等身大の駄目男をリアルに描いた『ボーイズ・オン・ザ・ラン』!そして、映画化もされ世界的大ヒットとなった累計部数800万部突破の『アイアムアヒーロー』! 常に時代を先取ってきた花沢健吾が放つのは、誰も見たことのない新たな世界! 「男」というものを知らない女子高生・ひなた。もう子供じゃないけど、まだ大人ではない多感な時期。世界は彼女にどんな選択を迫るのか…!? 花沢健吾が真正面から「女」を描く!
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4.5大正浪漫の恋物語、ついに完結! 公家華族の娘として生まれながら平民の家で育ち、借金のかたとして貸金業「大つき屋」の長男・要と結婚した十六歳の千鶴。 紆余曲折を経て、二人は幸せで穏やかな日々をおくっていた。 ある日、姉・美江子の結婚話に問題が起こり、千鶴は実家に呼び出される。しかしそれはある人物が彼女に仕掛けた罠で!? 窮地に陥った千鶴の叫びは、要の耳に届くのか。今、二人の絆が試される・・・・・・! 大正浪漫の大人気シリーズ、ついに完結! 小夜と幹弥のその後を描いた「春の迷い」他、番外編2編も収録。 ※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。
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4.6敗戦を迎えた昭和20年、満州から引き揚げる混乱の中で、ある男に母と姉を殺された雄飛。 孤児となってしまった雄飛は、彼に救いの手を差し伸べてくれた娼婦のまち子と、弟の剛士とともに生きていくことになった。 やがて17歳となった雄飛は、母と姉の仇である男への復讐心を胸に秘めながら、プロボクサーとしての道を歩んでいく… 肉親との永遠の別れ、幼なじみの少女・青葉との再会。幾人もの人との出逢いを重ねながら、戦後の混乱を激しく生きる少年・雄飛の、熱き魂のドラマ。 記念すべき第1集!!
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4.84巻電子特典「ヒロインたちの性癖プロフィール」葛乃葉楓&小日向静香ver. 彼女たちのエッチな魅力が丸わかり!?作者コメントもついてます~。 激突! 絶頂除霊VSラブドールの群れ! ――サキュバス王。 それは、かつて世界を滅ぼしかけたという大魔族。 晴久の腕から顕現した謎の少女霊ミホト。 魔族さえ圧倒するその力を危惧した退魔師協会は、十二師天に晴久の処遇を一任した。 そこで浮上する、宗谷美咲の覚醒によるミホトの制御の可能性。それができれば、サキュバス王の事を知るかもしれない「神族」を擁す、皇樹家に招致してもらえる事となる。 宗谷の血筋に秘められた力を美咲が解放できれば呪いを解く未来に近づく。 その報に期待する晴久だったが、その先に待つ《人式神の儀式》という試練の恐ろしさに気づいていなかった……。 ……で、晴久と美咲が閉じ込められたのが「セックスしないと出られない部屋」。 何これ!? この一族、頭おかしいの!? 一方その裏で、謎の存在がラブドールの軍勢を動かし始める。 ゲリラ的に起こる、拠点への襲撃。退魔師協会を混乱に陥れる事件が多発するなか、自体は急激に悪化していく。 そしてぶつかる、絶頂除霊とラブドールの軍勢。 ――あああああああああああっ!? 闇夜に響き渡るは、苦しみの怨嗟。 手に汗握る、退魔活劇第4弾!! ……で、結局セックスしちゃったの? ※「ガ報」付き! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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5.0
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3.3父が隠していた、嘘より哀しい死の真相とは。 なぜ父は幼い自分を捨てて失踪し、死んでしまったのか――。母の四十九日を終えた岩崎俊也は、父の死の真相を求めて、両親が青春時代を過ごした北海道の運河町へと旅立つ。二十年前、父が溺死する直前まで飲んでいた酒場の店主によれば、同じ法科大学漕艇部員だった女性の密葬に参加するために滞在していたらしい。さらに、昭和44年に漕艇部で起きたある事件を機に、陽気だった父の人柄が激変したことを知る。 この街には、僕の知らない父がいた。 父が隠し続けた、ぬぐいきれない恥辱と罪悪感。 知られたくない、でも忘れられない過去がある。 果たして、父は事件に関係していたのか? 家族にさえ隠し続けていた苦悩と死の真相とは? 会心の野心作にして、まったく新しい「家族ミステリー」が誕生!! ※この作品は過去に単行本版として配信されていた同名タイトル の文庫版となります。
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3.7駅伝は箱根だけじゃない! 「全国都道府県対抗男子駅伝」を描いた感動物語。 箱根駅伝の余韻が残る1月、広島駅のホームに中学生から社会人までの福岡県を代表する駅伝チームが降りたった。原爆ドームと宮島厳島神社のふたつの世界遺産を結ぶコースを走り抜ける「全国都道府県対抗駅伝」に出場するためだった。 年代も練習環境も違う選手たちが、それぞれの悩みや葛藤を抱えながらも思いをひとつにゴールへと襷をつなぐ。彼らを支える家族や指導者たちの思いを乗せて……。 走者ひとりひとりのドラマとともにレースは展開し、そして、最終区間は胸に迫る意外な結末へ! タイトルの「白」の意味とは? 巻末に駅伝解説者、金哲彦氏インタビュー掲載。
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4.5恋心と才能への嫉妬の狭間で揺れる青春純愛。 人気絶頂の女性作家、27歳の冬月朧が死んだ。朧が死んだ日、朧と大学文芸部の同期だった朔太郎は、朧に会いたいと言われていたがむげに断っていた。 二人は大学時代、お互いのために小説を書くことがなにより楽しく、夏休みもカフェで小説を書き合い、やがて互いに恋心を抱くように。そんな中、朧だけが小説家デビュー。以来ずっと朔太郎は、朧の才能への嫉妬を抱くようになってしまう。そしてぎくしゃくした関係が何年も続いていたなかでの、朧の死。朔太郎は朧の死をどう受け止めていいのかわからない日々を過ごしていた。そんなある日、朧が死んだ日に会いたがっていたカフェに、朔太郎は足を運んだ。するとそこには朧そっくりの少女がいて…! 恋心と才能への嫉妬の狭間で失った大切な恋を描いた、青春純愛! 小説に引き寄せられ、小説に引き裂かれた恋とは!? 切ない恋に涙があふれる!
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3.0近未来、刑事とAIが犯罪に立ち向かう! あらゆるネットワークが可視化され、全ての表現が撹張(かくちょう)されたはずの、近未来の渋谷―― これは、撹張現実(レイヤード)犯罪に抗う『警視庁多層現実事件特別対策係』通称“タゲン”の刑事と、そのバディ“ACT”(アクト)の物語。
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4.6伝説のママ・ジルバの店 BAR OLD JACK & ROSE――― 終戦直後から夜の世界で生きてきたホステスたちの高齢BAR。 ホステスの平均年齢は70歳以上。人生の酸いも甘いも知り尽くした女たちが最高のおもてなしで、常連客たちを迎える。 そこへ飛び込んだ一人の新人・笛吹 新(うすい・あらた)、40歳。 大手スーパーの倉庫で働く彼女は、 恋人なし、貯金なし、老後の安心なしの崖っぷち人生。 リストラで希望の職場も追われ、 夢も、仕事も、結婚も、あきらめかけた彼女が、 笑い、歌い、踊り、いつの日か忘れていた何かを取り戻していく。 昼と夜、二足のワラジで働くことになった、見習いホステス・“アララ”。 彼女のシングルライフに、どんな変化が訪れるのか!?
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4.0巨匠漫画家×グルメ秘話! 『味いちもんめ』シリーズ、番外編にして新境地! 巨匠漫画家の「食」にまつわる秘話を、 『味いち』キャラの伊橋&ボンさんがインタビュー!! 日本が誇る超有名漫画家達の 駆け出し時代の苦労話や、漫画界に燦然と輝く名作の裏話を、 “食”の面からじっくり伺いました。 【登場漫画家】 ビッグ錠 川崎のぼる 谷口ジロー モンキー・パンチ うえやまとち 矢口高雄 池上遼一 ちばてつや 小山ゆう 浦沢直樹 土山しげる (登場順。敬称略)
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-『スクスト』のキャラたちがアイドルに! アイドル活動が盛んな高校・私立五稜館学園に通う女子高生・篠宮明佳里は、ある日、トラブルを抱えた少女・上月真央と出会う。迫るライブを前に、自分以外のメンバーが抜けてしまったという彼女を助けるため、明佳里は幼馴染の渚や香澄とともにアイドルとしてライブに出演しようとするのだが……? 私立五稜館学園で、またひとつ新たなアイドルグループが誕生する――! 星の様に輝く少女たちの成長ストーリー!
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3.5殿さま、絶望!暗殺の黒幕は、わが母!? 民百姓のため、延いては美濃北山三万石のためと思い布令した年貢半減令が、股肱の臣たる城代家老・伊吹勘助の切腹をまねくに及び、藩主・百目鬼一郎太は進退窮まった。賽の目は百発百中いい当てても、家臣の本音を読み違えたのだ。 すでに他界した前藩主、父百目鬼十号と奥方の座を一郎太の妻静に譲った母桜香院の間には二人の男子があった。桜香院はなぜか、一郎太を疎んじ、次男重二郎を寵愛する。一郎太の決断は早かった。渋る重二郎を説き伏せて藩主代理を承諾させると、その足で江戸に向かった一郎太は、中山道板橋宿の手前で、護摩の灰を追い払ってやったのが縁で、江戸三大青物市場のひとつ、駒込土物店を差配する槐屋徳兵衛方に身を落ち着ける。だが、御家を離れた一郎太の江戸暮らしは、平穏無事ではなかった。槐屋は近隣を仕切る町名主で、なんだかんだと揉め事の仲裁に忙しい。居候の一郎太も肘枕で寝ているわけにもいかず、駆り出される。そんな折、博打の虫が騒ぎ出し、中山道の板鼻宿で知り合った女親分の賭場に遊んだ一郎太が武士の一団に襲われる。相手は二天一流の大垣半象、二度と刃は向けませんと誓った国家老黒岩監物の配下だった。
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3.5殿さま出奔!頼みは秘剣“滝止”と博打!? 尾張徳川家の北隣、美濃北山三万石のあるじ百目鬼一郎太の楽しみは月に一度の賭場通いだ。九歳のみぎり、江戸下屋敷の中間部屋で博打を見聞して以来二十年、負けたことがない。どういう天の配剤か、賽の目が事前に脳裏に浮かぶのだ。もっとも、一郎太には別の目論見もあった。密かに城下に遊べば、民百姓の本音が聞けるからだ。北山藩は特産の寒天が藩の財政を底上げして、実収十万石。だが、年貢は依然として六公四民で、藩は百姓の犠牲の上に胡坐をかいていた。そこで一郎太が百年の計として打ち出した年貢半減令だったが、これが大きな災厄をもたらすことになる。ある晩、秘密の抜け穴を通り、城下外れの賭場に現れた一郎太は数十人の暗殺隊に襲撃される。頭格は大垣半象、北山三羽烏といわれた二天一流の遣い手で、国家老・黒岩監物の配下だ。突きの鬼一と異名をとる一郎太は二十人以上を斬り捨てて虎口を脱するが、襲撃者の中に年貢半減令に賛同する城代家老・伊吹勘助の倅・進兵衛がいたことに愕然とする。忸怩たる思いの一郎太は藩主の座を降りることを即刻決意、実母・桜香院が偏愛する重二郎に後事を託して江戸に向かう。だが、事はこれでは収まらなかった。
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-暗号解読事務所を営む千董生紺一郎(ちとせこんいちろう)のもとに、 今日もまた様々な暗号解読の依頼が舞い込む。 紺一郎は、幼なじみで助手のモモと一緒に、 暗号に秘められた想いを紐解き、真実を見つけ出す―――! 新進気鋭の作家が精緻に描き出す、 優しさと愛に溢れた探偵物語!! ↓1巻にはこのエピソードが収録!↓ ●厳格な祖母が残した金庫の暗証番号とその中身とは ●仕事を愛した社長が会社に隠したメッセージ ●大人気シンガーソングライターのPVに隠された想い ●時を超えて届いた家族からの遺言とは ★連載時から100p以上加筆修正! ★コミックス書き下ろし漫画も収録!
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4.6日本文学の不朽の名作『人間失格』をトップホラー漫画家の伊藤潤二氏が 独自の表現で捌きます。 隣人の幸福が理解できない。なのに、隣人の目が 気になって仕方ない。そんな主人公・大葉葉蔵が必死で身につけたのが 道化だった。上京した葉蔵は堀木に誘われ、非合法活動に参加する。 活動に疲れた葉蔵はある女給と出会うが…… 「世間と折り合いがうまくつかない」そんな読者に長く愛されてきた 名作を、伊藤潤二氏がホラーの要素を絶妙に取り入れ、構成した 衝撃作です。是非手にとってください。宜しくお願いいたします。
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4.6
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3.3あだち充の描く珠玉の短編集、文庫で登場! 少年時代、僕らは夢の中で何にでもなれた。僕らは夢の中で無敵だった。大人になっても、少年の頃の冒険心は僕らの心のどこかに生きているはず!あだち充が紡ぐ、ハートフルでちょっと不思議な珠玉の短編7本を収録。ビッグコミックオリジナルで大好評を博した人気シリーズ!!
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4.4▼第1話/キーパー▼第2話/ライバル▼第3話/娘2人▼第4話/夏紀行▼第5話/先の夢▼第6話/卒業旅行▼第7話/父と娘 ●主な登場人物/高梨陣平(通称・じんべえ。水族館勤務。死別した妻の連れ子・美久とふたり暮らし)、高梨美久(高校生。陣平の娘…だが、血のつながりはない)、宮下(美久の実の父親。陣平の大学時代の先輩) ●あらすじ/ある日、ふらりと美久がじんべえの勤務する水族館にやってきた。美久が持っている紙袋を見てじんべえは、買い物のついでに寄ったものと思っていたが、実はこの日は美久の誕生日だった。2日後、ようやく気付いたじんべえは、さらにその紙袋が、彼女の実の父親・宮下からのプレゼントであったことにも気付き…(第1話)。 ●本巻の特徴/血のつながらない娘とひとつ屋根の下。親娘のような、恋人のような、“じんべえ”と“美久”のドラマの先には…? あだち充の描くハートフル・ワールド!! ●その他の登場人物/寺西(美久の同級生で、美久のことが好き。サッカー部のエースストライカー)
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-「なんでこんなに癒やされるんだ…」“おばさん”マンガ第1集!! 月刊IKKIで2009年~2012年に連載され、ドラマ化もされた大人気作が紙版から装い新たに新装カバーの【デジタル新装版】になって全3巻で登場!! 第3集の『新装版「高梨さん」(3) 世話を焼く』には新作読み切り、特別編「三つのおにぎり」の巻を収録! 【1集の内容紹介】 料理・掃除が得意。歌うことが好き。愛犬・ロンちゃんが大好き。 そんな、どこにでもいそうなフツーのおばさん・高梨悦子さん。 しかし、フツーが故に最強。正統派ニッポンのおばさん!! ・美味いカレーを振る舞ってくれる ・一歩踏み出せない恋の手助けをしてくれる ・締め切りがヤバいマンガの原稿を手伝ってくれる ・迷い猫を探してくれる ・地球外生命体に世話を焼いてくれる すべてがお節介、大きなお世話。 だけど、そんなおばさん(高梨さん)が、あなたの心を癒やすのです。 自分の隣にも高梨さんが…!?とも思わせる、ちょっと謎めいて、 おせっかいな、“友達のお母さん”的なおばさん・高梨さんが大活躍!! 漫画家・幸村誠氏も大絶賛!!
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3.0
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3.8がんばる人にエール!感涙の学園小説。 中学校の職員室を舞台に、14歳という繊細で多感な年齢の子どもたちと日々真剣に向きあう中学教師たちのリアルな姿を描いた連作短編集。 その中学校には代々語り継がれる伝説のヒーロー「エンドーくん」がいる―。 校内のあちらこちらに残された「エンドーくん」にまつわる落書きの言葉が、悩みや葛藤を抱える教師や生徒の一歩踏み出すきっかけとなった。 その理由は? 「エンドーくん」が伝説になったのはなぜ? その謎がラストで明かされる―。 坪田譲治文学賞受賞作家の傑作が待望の文庫化。巻末に文庫のために書き下ろした「エンドーくん」のその後の物語を収載。
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4.0祖国融和のため立ち上がった男の闘いの記録。 《オシムについてはもう書籍にする気持ちはなかった。 しかし。彼が身を挺して守った祖国がワールドカップに出場しようとしている。(中略)オシムはベンチに入っての現場指揮こそ執っていないが、人生をまだ休んではいない。帰国後も現役として毅然とサッカーの敵と戦い、祖国をサポートしている。》(プロローグより) ユーゴスラビア紛争終結後20年近く経つ今も、民族対立が続くボスニア・ヘルツェゴビナ。サッカー協会内ではその対立故にFIFAの原則に反し、加盟資格を取り消され、W杯出場が危ぶまれていた。かつて旧ユーゴの最後の代表監督として祖国崩壊に抵抗しようとしたイビツァ・オシムは、日本からの帰国後、脳梗塞の後遺症が残る体を引きずり、W杯出場と人々の融和のために闘っていた――。 病に倒れ日本中から惜しまれながら代表監督を退いたオシム。その帰国後の知られざる闘いと、サッカーを通し憎しみを乗り越えようとする人々の姿を追った感動の記録、待望の文庫化。
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-妊娠した時、思い出したのは、実母への憎悪だった。 厳しくも愛されて育った美緒の中に、何が巣くっていたのか? 大人になっても美緒を縛り付ける「母」という呪い――その正体は? 教育者として周囲から信頼を得ていた明るい美緒が、妊娠を期に変わってしまう。 その胸中には、実母からの呪縛とその不信が渦巻いていた。――!! 我が子を確かに慈しむための、美緒の闘いが始まる。 表題作「パニック母子関係」ほか、「うつの温もり」「幸福へとつづく道」を収録。 「親なるもの 断崖」で女性の悲劇と強靱さを描いた曽根富美子氏の母と子についてのある側面をえぐり出す衝撃作、リバイバル配信開始。
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-子どもは可愛い、自分の子どもならば尚更……そう思っていた。 “母”になるまでは。 学業優秀で眉目秀麗、誰もが羨む経歴を持ち、理想的な夫を持った瞭子だったが、何もかも思い通りにいかない初めての「育児」に疲れ果てていた。 母乳を飲まない息子、眠ってくれない息子、体重の増えない息子―― 正解のない育児の果てに瞭子の中で、次第にどす黒い衝動が芽生えていった。 表題作「死母性の庭」ほか、母性に纏わる衝撃作「子どもの私が震えている」「アンビバレンス」「逃げられない女」を収録。 「親なるもの 断崖」で女性の悲劇と強靱さを描いた曽根富美子氏の母とは?の真摯な問いを描ききる問題作、リバイバル配信開始。
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4.0マルタさんはポルトガルから来た貧乏だけど食いしんぼーな女の子。築70年のおんぼろアパートで、慎ましいながらもエンゲル係数高めな一人暮らしを満喫中。紅茶チャーシュー、鶏油炒飯、パン耳タルト、蟹風味のディップ・・・等々お金はなくても丁寧に。マルタさんの美味しい日々!!
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-▼第1話/首の男〔エスキモー編〕▼第2話/羊飼いトリア〔インド編〕▼第3話/山女魚(やまめ)(聴耳草紙より)▼第4話/馬婿〔日本編〕▼第5話/狼石(聴耳草紙より)▼第6話/お仙〔日本編〕▼第7話/赤沼〔日本編〕●あらすじ/あるところに漁師の兄弟がいた。二人は仲が良く、いつも協力し、お互いを尊重しあいながら暮らしていた。だがある時、近所に住む「お仙」という美しい女性に出会った二人は、ともに心奪われてしまう。嫉妬と疑心暗鬼から、いがみあうようになってしまった彼らは、遂に船の上でケンカを始め、襲ってきた嵐に飲まれてしまった。幸い二人は命を落とすことはなく、浜に打ち上げられるが、そこで自分たちの愚かさに気づく。とはいえ、お仙のことは諦めきれない。二人は思い悩んだあげく、許されざる行動を起こしてしまう…(第6話)。●本巻の特徴/数々の力作を生んできた『神話伝説シリーズ』の最終巻。男女の愛と兄弟愛の葛藤を描いた表題作「お仙」をはじめ、「山女魚」「馬婿」など、日本の民間説話に素材やアイディアを求めた5編と、外国の神話伝説をもとにした「首の男」「羊飼いトリア」の2編を収録している。初出は「首の男」「羊飼いトリア」「山女魚」1979年、「馬婿」「狼石」「お仙」「赤沼」1980年。なお引用されている「聴耳草紙」というのは、東北・遠野出身の民族学者・佐々木喜善が、自分の故郷に伝承されている伝説を採集した記録である。●その他のデータ/巻末に、国際日本文化研究センター教授・小松和彦氏によるエッセイ「常民の心性への接近」を収録。
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-▼第1話/ボロロ〔アマゾン編〕▼第2話/ワタカ〔日本編〕▼第3話/風狗〔日本編〕▼第4話/Tama(聴耳草紙より)〔日本編〕▼第5話/印南野(いなみの)(今昔物語)▼第6話/夜行(やぎょう)さん〔日本編〕●あらすじ/少女・ユキの一家が飼っていた馬が死んだ。農民にとって牛馬を失うことは、死を意味する。新たな馬を購入するために、ユキの母は質奉公に出た。質奉公とは、身売りのことである。その後、女房を失って自堕落になった父に、母と同じように身を売られそうになったユキは、山へ逃げ込み、そこで白馬に姿を変えた母に出会う…(第2話)。●本巻の特徴/大和(現在の奈良県)に伝わる話を描いた表題作「ワタカ」をはじめ、今昔物語から3つのエピソードを選び、作者の意図によって自由に配置・改作した「風狗」、「聴耳草紙」に着想を得た「Tama」、阿波の伝承話「夜行(やぎょう)さん」など、全6話を収録。初出は「ボロロ」1979年、「ワタカ」1974年、「風狗」1979年、「Tama」「印南野」「夜行さん」1980年。●その他のデータ/巻末に、藤本由香里氏によるエッセイ『観音さまの口』を収録。
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-▼第1話/イオ -変身-▼第2話/野牛の歌〔アメリカ編〕▼第3話/大熊の星〔インディアン編〕▼第4話/犬の島 セドナI 〔インディアン編〕▼第5話/犬の島 セドナII〔エスキモー編〕 ●あらすじ/ある日、一人の男が狩りに出かけた。その途中、泥沼にはまりこみ抜け出せなくなっていた野牛を見かけた彼は、必死の努力で野牛を助ける。それから何年か後。男の住む村に「父さんを探しに来た」という不思議な少年が現れた。少年が言うには、自分の父は、かつて野牛を助けたその男だという。そして、母のもとに案内するという少年に連れられた男の前に現れたのは、一頭の野牛だった…(第2話)。 ●本巻の特徴/表題作「野牛の歌」をはじめ、北米先住民の神話・伝承を基に描かれた「大熊の星〔インディアン編〕」、「犬の島 セドナI 〔インディアン編〕」、「犬の島 セドナII〔エスキモー編〕」、そしてギリシャ神話を下敷きにした「イオ -変身-」を収録。「大熊の星」では星座のいわれが、「犬の島 セドナI 」、「犬の島 セドナII」では、海に面した土地で生きてきた先住民たちの伝承が語られている。初出は「イオ-変身-」1975年7月、「野牛の歌」1976年4月、「大熊の星」1976年5月、「犬の島セドナI 」1979年2月、「犬の島 セドナII」1979年3月。 ●その他のデータ/巻末に、拓殖大学外国語学部教授・松下直弘氏によるエッセイ『野牛の歌 神話・伝承の輝き』を収録。
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-▼第1部/誕生編▼第2部/放浪編 ●登場人物/バッコス(数奇な運命をたどる少年)、ゼウス(偶然手に入れた多くの牛をもとに権力を得た男。バッコスを奴隷のように扱っていたが、やがて…)、マーゴ(バッコスと恋仲になる少女)、キロン(雨乞いをする祈祷師。バッコスにいたぶられることを至上の喜びとする倒錯者) ●あらすじ/1800年代、アフリカ東部。旱魃(かんばつ)で全滅したある村の中に、奇跡的に生き長らえた一人の嬰児がいた。その子は、突然のスコールによってできた激流に飲み込まれ、泥の中に埋まってしまうが、通りがかった牛飼いの男によって助けられる。心優しい男は、その子を「バッコス(芽生えるものという意味)」と名付けた。だが男は、落石に遭い、死んでしまう。そこへやって来たのが、他人の妻に手を出した罰として、ある村を追放されたゼウスという男だった。彼は偶然手にした多くの牛とバッコスを連れて、元いた村に帰る。そこから事態は思いがけない方向へ…。 ●本巻の特徴/ゼウスの財産に惹かれた村の者たちは、再び彼を村に迎え入れた。ゼウスがその財力を武器に権力者になっていく一方、バッコスは誰からも人として扱われず、家畜の糞尿の中だけを安息の地として、孤独に、非人間的に成長していった。ゼウスとの愛憎、自分に優しくしてくれた動物や、少女・マーゴ、祈祷師・キロンとの出会いなどを通して、バッコスは激動の生涯を送っていく…。アフリカの大地を舞台に、権力や性に対する人間の原始的な欲望や、自然界の摂理を描く。神話伝説シリーズの中でも最長の作品で、衝撃的なシーンも数多く登場する問題作(物語は2巻へと続く)。初出は「第1部/誕生編」1976年8月~1977年1月、「第2部/放浪編」1977年1月~4月。 ●その他のデータ/巻末に、四方田犬彦氏によるエッセイ「孤児のカリスマ」を収録。詳しい作品の解説がなされている。
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4.0▼「ペンテウス」▼第1話/エウロペの誘拐▼第2話/アクタエオン▼第3話/セメレ▼第4話/スパルトイの後裔▼第5話/バッコス▼第6話/キタイロンの惨劇 ▼「カイネウス」<ギリシア編> ●あらすじ/神々の国・オリンポス。下界の様子を眺めていた、世界の支配者である神・ゼウスは、ポエニケの王・アゲノルの治める土地で大蛇ピュトンが暴れていることに気付いた。ゼウスは息子・ヘルメスを蜂に変身させ、下界へと送る。ヘルメスは、一匹の牛に入り込み、アゲノルの娘・エウロペを連れ去る。アゲノルは息子であり、エウロペの兄であるカドモスに探索を命じ、「見つけ出せなかったら、二度と帰ってくるな」と告げた。しかし、その旅は苦難の連続。何年か後、仲間の兵士たちをピュトンに全滅させられたカドモスは、一人でその強大な敵に立ち向かう…(第1話)。 ●本巻の特徴/カドモスはその後、テーバイという都を築き、子や孫に恵まれるが、末裔・ペンテウスの代に至るまで、オリンポスの神々の卑劣な策略に翻弄される…。ギリシア悲劇(エウリピデスの『バッコスの信女たち』)を下敷きにした、巨匠が描く異色のギリシア神話。また、この他に中編「カイネウス」を収録。初出は「ペンテウス」1975年、「カイネウス」1978年。 ●その他のデータ/巻末に、川崎市市民ミュージアム漫画担当学芸員・細萱敦氏のエッセイ「白土三平の雌伏時代 -人間を、自然を、そして神を描く試み-」を収録。
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-▼第1話/サバンナ(第1部・前編)(第1部・後編)(第2部)(第3部・前編)(第3部・中編)(第3部・後編)▼第2話/naaTa(ナータ)▼第3話/ドラ―ある病める少女の夢― ●あらすじ/まだ人間が言葉すら持たなかった原始。密林と砂漠のサバンナを、一人の女がさまよっていた。全ての感情を全身で表し、弱肉強食の世界を生きる女は、2体の泥人形を作りあげる。しかし、女は狩人に槍で刺され殺されてしまい、その血を浴びた泥人形は、二人の嬰児に姿を変える…(第1話・第1部・前編)。 ●本巻の特徴/太古の昔から果てしなく続く人間の命の営みを、一言のセリフも無しに壮大なスケールで描く表題作「サバンナ」の他、インディオの穀物神話に依拠した「ナータ」、フロイトが1905年に発表した論文『あるヒステリー患者の分析の断片』に想を得た「ドラ」の3編を収録した「神話伝説シリーズ」。その名にふさわしい異色の力作。初出は「サバンナ」1974年12月~1975年7月、「ナータ」1974年10月、「ドラ」1976年7月~8月。 ●その他のデータ/巻末に四方田犬彦氏のエッセイ「歴史から神話へ」を収録。
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-▼第1話/蛍の宿▼第2話/原人の墓▼第3話/鬼泪(第1章/今浦島、第2章/迷子、第3章/キリサキ、第4章/赤の家、第5章/石喰い、第6章/女星が消えた) ●主な登場人物/▼蛍の宿:京子(蛍を持って海辺の旅館・磯屋を訪れた謎めいた女性)、明(磯屋旅館の一人息子)▼原人の墓:斉藤(伝承を信じ、山奥まで日本原人を探しに行く青年。天城観光ホテルに勤めている)、天城八重子(天城観光ホテルの経営者・天城重蔵の娘。斉藤と共に原人を探しに山へ向かうが…)▼鬼泪:石神栄次(27歳。東京で職を転々としていたが、5年ぶりに帰郷。故郷で働き口を探す)、磯貝松造(65歳。今も古い木製の船で海へ出る、腕のいい昔気質の漁師) ●あらすじ/上京してはみたものの、都会の空気が肌に合わず、5年ぶりに故郷へ帰ってきた石神栄次。帰郷した栄次は、浜辺で漁師の松造に出会い、その生き方に影響を受ける…。漁師、陶芸家、採石場作業員らの姿を通し、誇りを持って仕事に向かう男たちの姿と、近代化に伴う自然破壊の弊害を描いた力作(第3話)。 ●本巻の特徴/表題作の他、海辺の旅館・磯屋の家族と、謎めいた美女・京子をめぐる物語「蛍の宿」、長野の山中へ日本原人を探しに行く二人の男女の顛末を描いた「原人の墓」の全3編を収録した、異色作品集。いずれも初出は81年。 ●その他のデータ/巻末に映画評論家・門間貴志氏によるエッセイ「『鬼泪』のキャスティングを考える自分がいる」を収録。
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-▼第1話/雨女(あまめ)の島 (神話伝説シリーズ今昔物語より)▼第2話/泣き原(なきがはら) (女星シリーズ)▼第3話/犬狩り (女星シリーズ) ●主な登場人物/▼雨女の島/八州一(やしまはじめ。復員後、山中で倒れていた雨女を助けた事をきっかけに、波瀾に満ちた人生を歩み、後に日本を代表する実業家になる)、鏡雨女(かがみあまめ。山の中に隠れるように建つ名家の美女。自分を救ってくれた一に夢中になる)▼泣き原/磯村香(神奈川県平塚の宿・虫窪で、一人小さな峠の茶屋を営みながら、戦争から戻ってこない夫を待ち続ける)、磯村五郎(春の夫。南方に出兵したまま、20年間行方知れず)▼犬狩り/山田(都心から2時間ほどの地方都市で、市役所の苦情係を担当する平凡な中年公務員)、ゴロ(猟犬の血を引く、山田家の飼い犬。最初はおとなしかったが、後に手がつけられないほど凶暴に) ●あらすじ/磯村春は終戦から20年間毎日、「泣き原」と呼ばれる、海に向かった丘に立って夫・五郎を待っていた。五郎は南方へ出兵したまま、戦争が終わっても復員してこなかったのだ。女手一つで一人娘・道子を育ててきた春は、道子の結婚を機に気持ちの整理をつけるため、夫の戦死地である南方への墓参団に参加。ソロモン諸島のある島で、春は聞き覚えのある懐かしい草笛の音色を聞くが…(第2話)。 ●本巻の特徴/戦争のため海の向こうで死んでいった人々の慟哭が聞こえ、残された者の悲しみが痛切に伝わってくる表題作の他、復員兵・八州一、名家の美女・雨女と、裏で糸を引く謎の老人を巡る、戦後の混沌の時代から現代までの物語「雨女の島」、野性を呼び覚まされた動物の恐ろしさと、動物を飼う事に対しての人間の身勝手さを描いた「犬狩り」の全3編を収録した、異色作品集。いずれも初出は81年。 ●その他のデータ/巻末に美術館学芸員・美術評論家の正木基氏によるエッセイ「白土三平一一絵が物語ること」を収録。
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3.5世界各地の伝承話をモチーフに翻案した異色作「神話伝説シリーズ」。神話伝説の持つ原始的なエネルギーを大胆な舞台設定で全開! 日常の隙間に潜む妖しくも美しい光りと影を力強いタッチで描き出している。 ▼第1話/七ツ桶の岩▼第2話/人身沼▼第3話/戦争▼第4話/野犬▼第5話/孤島の出来事▼第6話/釣▼第7話/人獣の宿 ●登場人物/草加竜之進(父母一族の仇を打つため放浪を続ける武士)。弥七(神様といわれるほどの技術を持つ漁師)。サキ(弥七の孫娘) ●あらすじ/藩主・日置弾正を父母一族の仇とねらう草加竜之進。彼はその放浪の旅の途中で老漁師・弥七とその孫娘・サキと知り合う。弥七と幻の 漁場へ漁に出た竜之進は、海に生きる男の生き様を目にして、自分の武士としての生き方をもう一度考え直す。しかし、夜中再び幻の漁場を目指して海に出た弥七は嵐に巻き込まれて……(七ツ桶の岩)。▼「天下泰平万民の幸せのため」として近隣諸国に魔の手を伸ばす戦国大名・魔壁道三。道三の言葉を信じる忍者・夜鷹は敵城主の暗殺に際して片手を失い、敵として忍び込んできた姉の首もはねた。そんな中、城のすぐそばで起こった山津波のときに夜鷹がとった手段とは……(人身沼)。 ●本巻の特徴/60年代の作品を中心としたこの短編集は、その後の白土三平とはひと味違ったスタイルの作品も収録。彼の作品世界の広がりを理解するためにも見逃せない。
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-大自然を生きる動物たちを描いたシートンの名作を、白土三平がリアルタッチで劇画化。高い評価を得た、正確な動物描写の傑作。 ▼第1話/ワーブの少年時代▼第2話/ワーブの青年時代▼第3話/ワーブの壮年時代▼第4話/ワーブの老衰時代●あらすじ/灰色熊の仔・ワーブは人が未だ訪れたことのない未開の地で生まれた。力持ちで優しい母のもと、3匹の兄弟とともに元気よく、すくすくと成長していった。しかし、ワーブたちの平穏な暮らしは人間の放つ銃弾によって一気に崩壊させられてしまう。母熊と格闘し、傷ついた家畜の雄牛を見つけた家畜王・ピケット老大佐が家畜の安全のため、熊狩りを行ったのだった。母、そして兄弟たちが次々と倒れていくなか、ワーブは運良く九死に一生を得る。しかし、まだ自分の力でエサを確保できない小熊には、厳しい自然の摂理が待ち構えていた!(第1話)
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4.0▼第1話/名張忍法塾▼第2話/蜘蛛丸▼第3話/犬を呼ぶ少女▼第4話/伝火矢才蔵▼第5話/竜震〔真田軍記より〕 ●登場人物/才蔵(名張忍法塾の卒業生。伝火矢の術の使い手)。蜘蛛丸(名張忍法塾の卒業生。蜘蛛手を操る)。桔梗(名張忍法塾の卒業生。傀儡の術の使い手)。次郎(桔梗の忍犬)。 ●あらすじ/伊賀・名張の里の忍法塾では、一人前の忍者を目指して大勢の若者が厳しい訓練に励んでいた。慶長15年、蜘蛛丸、才蔵、桔梗の3人の若者は修行を終え、己の術のみを信じて、それぞれの道へ旅立っていくのだった(第1話)。▼豊臣方と決戦間近の徳川家に仕えることになった蜘蛛丸は、大阪城の銃の数の調査という使命を与えられる。人足として潜入した蜘蛛丸に、自分も徳川方の忍者だと名乗る文次という男が親しげに話しかけてくる。最初は掟どうりになんのことか分からないふりをしていた蜘蛛丸だったが、見張りに囲まれた際の文次の献身的な行動を見て、心を開く。しかし、蜘蛛丸も文次も見張りに捕まってしまう……(第2話)。
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3.0愛洲蔭流の秘太刀・吹毛剣の奥義とは? 無風の青年時代を描く巨匠・白土三平の幻の名作! ▼第1話/野兎斬り1▼第2話/野兎斬り2▼第3話/野兎斬り3 ●登場人物/無風(陰流の祖・愛洲移香斎から野兎斬りの秘太刀を伝授された男)、下間隼人(無風とともに愛洲移香斎から野兎斬りの秘太刀を伝授される。のちに、富樫軍の侍大将となる) ●あらすじ/陰流の祖・愛洲移香斎から野兎斬りの秘太刀を伝授された無風と名のる男と下間隼人が、戦国の世に出ていった。今は侍大将、出城の城代にまでなった隼人も、無風のことが気になっていた。自分と同じ腕を持っているとすれば、どこかで名を聞いてもおかしくないのだが、無風の行方はわからなかったからだ。ある日、生まれながらに剣鬼の才を持った少年が、隼人の本陣を訪れた。たちどころに彼は、下間の三勇士の一人を妖剣にて不能にしてしまった。隼人は、この少年天才剣士に無風を捜すように命じるが……(第1話)。
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3.5▼第1話/第1章・怪童子誕生▼第2話/第2章・謎の男▼第3話/第3章・狼谷の決闘▼第4話/第4章・伊賀の忍者▼第5話/第5章・再会▼第6話/第6章・地走り。放浪の巻▼第7話/第7章・仇討ち●登場人物/佐助(狼に育てられ、その後忍術の修行を積む。狼の群を率いる)、影丸(佐助の忍術の師匠。陰から佐助を見守る)、お春(佐助の母親。佐助を捜している)●あらすじ/ある農民夫婦の息子・佐助は両親が目を離している間に姿を消してしまった。 村人たちの必死の捜索も徒労に終わり、佐助はついに見つからなかった。それから月日はめぐり、遠く離れた村を狼の群が襲った。親玉狼を狙いに山に足を踏み入れた猟師・留吉に襲いかかってきたのは、なんと狼ではなく少年だった……!(第1話)。▼再び村を狼の群が襲った。しかし、今度は村人に逆襲されて少年は捕らえられ、「狼小僧」として話題になる。その噂を聞いて、「もしや佐助では……」とお春が村を訪ねてくる。母の子守歌に一度は心を開きかけた佐助だが、仲間の遠吠えで再び狼へと戻ってしまう。そこへ村人が襲いかかるが、煙幕が張られ、佐助は謎の男によって連れ去られる。意識を回復した佐助は、男に襲いかかるが……(第2話)。
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4.0▼第1話/プロローグ▼第2話/第1章・神かくし▼第3話/第2章・亡霊復活▼第4話/第3章・多面武蔵▼第5話/第4章・異変二階堂流▼第6話/第5章・二階堂乱舞▼第7話/第6章・猿風▼第8話/第7章・月影▼第9話/第8章・螢火狂乱▼第10話/第9章・竜煙▼第11話/第10章・飢牙作戦▼第12話/第11章・シジマ無情▼解説/石川弘義 ●登場人物/コッパ(全国の忍びの権利と生活を守る風魔一族の少年忍者。少々そそっかしい性格の持ち主)。スズメ(コッパに思いを寄せる少女)。犬丸半蔵(風魔一族の壊滅を狙う公儀隠密)。五月右近(ひょうひょうと生きる浪人。スズメの父)。宮本武蔵(浪人。二刀流を操る剣の達人)。太郎(風魔一族のナンバー2。コッパの兄貴分)。 ●あらすじ/コッパはある日、剣の達人でありながらひょうひょうと生きる浪人・五月右近とその娘・スズメに出会う。スズメをコッパのもとに残して右近は仕事を探しに出かけるが帰りが遅い……(第1話)。▼真剣勝負をすれば、お互いに無事ではすまないことを悟った右近と武蔵は、剣を引く。右近はスズメのもとヘ急ぐ途中、2人の忍者に襲われ、眠り薬を使われて連れ去られる。右近の帰りを心配するスズメに泣きつかれたコッパは、風魔の一族に助けを求める。話を聞いた風魔の太郎は、近ごろ剣客が相次いで誘拐されていることから、その裏に事件の臭いをかぎつける(第2話)。 ●その他の登場キャラクター/風魔の小太郎(風魔一族の首領)。二階堂主水(熊本で道場を開く剣術家。実は風魔一族で、「心の一方」の使い手)。シジマ(才蔵の忍犬)。
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5.0第一部・桔梗の巻▼第1話/第1章・妖術[プロローグ]▼第2話/怪人暗夜軒▼第3話/妖術(丑三)▼第4話/第2章・謎の群・真田の忍者▼第5話/謎の群▼第6話/真田剣流▼第7話/真田屋敷▼第8話/第3章・死の影・剣光▼第9話/割散▼第10話/猿風▼第11話/死の影▼第12話/第4章・密宗・風魔▼第13話/流光▼第14話/密宗▼第15話/丑の刻▼第16話/風穴▼第17話/茨木。第二部・丑三の巻(一)▼第18話/第1章・小法師▼第19話/第2章・夜鷹▼第20話/第3章・死の商人▼解説/副田義也 ●登場人物/桔梗(大和高原の一角に暮らす少女)。暗夜軒(丑三の術を操る謎の怪人)。油屋の妖蔵(油屋稼業の裏で人身売買や武器の売買も行う商人。丑三の書を狙う)。岩波乱童(桔梗の祖父。岩波流銃術の使い手)。 ●あらすじ/慶長年間、大和高原の一角の大自然の中で祖父の岩波乱童と暮らす娘・桔梗は、暗夜軒の一味に囲まれていた剣士の助けに入るが、逆に危機に陥ってしまったところを祖父に助けられる。暗夜軒は丑三の術で乱童の命を奪うといい残して消えていく。翌日から乱童の身の回りに不気味な人形が現れるようになり、乱童は高熱を発し、桔梗に一本の巻物を託して死んでしまう(第1話)。▼秘密の実験を見てしまった桔梗は、忍者に殺されかける。そこに金色の鳥が現れて桔梗を連れて飛び去っていくが、巻物を落としていってしまう。河原で意識を回復した桔梗は、巻物がないことに気づく……(第2話)。 ●その他の登場キャラクター/猿飛、霧隠、穴山小助(真田の忍者)。武蔵(剣術の修行のため放浪している。後に二刀流に開眼)。南海坊天海(家康の参謀役の怪僧。暗夜軒を操る)。服部半蔵(公儀隠密団の首領)。太郎(風魔の一族の忍者)。
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3.5戦国忍者の活躍を描く白土三平の幻の名作! 雲の巻▼第1話/神隠し▼第2話/死神の使者▼第3話/風魔砦▼第4話/明智の忍者▼第5話/天紋▼第6話/竜煙の謎。残月の巻(一)▼第7話/伊賀忍者▼第8話/金色の鷹▼第9話/狸とその部下▼第10話/謎?▼第11話/土遁変化▼第12話/誓い▼第13話/亡霊▼第14話/乱心法虫遁変化▼第15話/変わり身▼解説/初見良昭 ●登場人物/小太郎(風魔の忍者。竜煙の書を持って風魔の一族から逃亡する)。宗剣真(医者。22カ国の言葉を操り、この世でただ1人、竜煙の書を読めるという)。風魔十法斎(風魔の主領。天下を手に入れるために竜煙の書を狙う)。佐助(風魔の忍者。小太郎の師)。お春(小太郎の実母。小太郎を捜して放浪している)。 ●あらすじ/戦国の世、農民・お春の子、小太郎は大ワシによって連れ去られたまま行方不明となり、いつしか十数年の歳月が流れた……(第1話)。▼死神小僧という少年が現れた村は、全滅してしまうという噂が広まっていた。そこへ、ある平和な村に死神小僧が出現。彼を50人もの甲賀忍者が取り囲むのだが……(第2話)。▼風魔砦に現れた死神小僧は、風魔の主領に会わせろと主張する。高笑いする仮面の下から現れた顔はなんと主領の息子・小太郎だった。小太郎は父の命により上杉謙信のもとに忍び込み、ある人形を奪ってきたのだった。そして、その人形の中には巻物が隠されていた……(第3話)。 ●その他の登場キャラクター/十官道人(竜煙の谷に住み、竜煙の書の謎を知る老人。十官流忍法道の使い手)、石川五右衛門(伊賀忍者の集団の首領。天下を狙っている)、服部半蔵(家康の隠密団首領。家康の命で竜煙の書を狙う)、美女丸(秀吉配下の忍者)、美香(宗剣真の娘)
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-▼第1話/死神少年▼第2話/ブロンコ・ヒルの決闘▼第3話/黒マントの男▼第4話/▼第5話/悪人の小屋▼第6話/ふしぎな男▼第7話/ブル=バイチング ●登場人物/キム(死神少年。ピューマに育てられ獣語を解す。母親を捜している)。あたたかい闇のおふくろ(黒いピューマ。キムの育ての親)。 ●あらすじ/開拓時代の西部に、死神少年として恐れられていた少年がいた。彼の訪れた町は全滅してしまうともっぱらの噂だった。そんな中、熱風が吹きわたる広野を歩く赤ん坊連れの男と白人の女の姿があった。2人の愛は道ならぬものとして激怒され、女の父親に追われていた。疲れ果ててあきらめかけたところで、3人はキムに出会う(第1話)。▼母を捜してさまよっていたキムは、熊用の罠に足を挟まれてしまう。1週間後、手負いの銀行強盗の男が、キムのところにさまよいこんでくる。男は熊に襲われてひどいけがを負い、息を引き取る寸前にキムに銃と金を渡し、妻子のもとに届けてくれるように頼むのだった(第2話)。
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3.5▼第1部▼第2部●登場人物/松造(力も才能もない農夫。妻を信平に殺され復讐心に燃える)。妙(松造の妻)。伊予守信平(横暴な領主。農民のことは人とも思っていない)。 ●あらすじ/永禄年間、領主の伊予守信平は横暴と搾取の限りをつくしていた。松造の身重の妻・妙は、「腹の中の赤子の様子を見てみたい」という理由で信平に殺される。追いつめられた農民たちが起こした一揆も悲惨な終末を遂げ、松造もけがを負い、倒れていたところを忍者に拾われる……(第1部)。▼信平の圧政は続いていた。食糧不足で騒動が起こることを見越した信平は、罪のない娘たちを虐殺して農民たちを怒らせ、農民たちが一揆の相談に集まったところを一網打尽にしてしまう。怒り嘆く農民たち。そこに、「この悲劇は、罪もない兎を殺した呪いだ」と説く僧が現れる(第2部)。
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3.0無情の世で、のがれられない宿命に生きる者たちの姿を描いた異色作品集 ▼第1話/やませ(一)▼第2話/やませ(二)▼第3話/ガロの復活▼第4話/ギバチ▼第5話/他心通▼第6話/言霊▼第7話/ガロの宿▼第8話/因童▼第9話/遠当▼第10話/妙活▼第11話/陽忍 ●登場人物/ガロまたは枯木兵庫(ひとのこころを読み、陽炎の術を使う無敵の忍者) ●あらすじ/大摩のガロは、不死身の妖忍として恐れられている。攻撃をしかけた伊賀者たちは、ことごとく殺られていた。残された仲間たちは頭領の命により、結界を張りガロの動きをふうじこめようとするが…(第1話)。▼結界の網はひとつづつくずされていたが、やがて枯木兵庫という浪人者がガロとして浮かび上がってきた。孤児の小助と暮らす兵庫のところに、サネという男がいつきはじめる。それは「やませの法」を行う伊賀の忍者だった(第2話)。 ●本巻の特徴/第3話で奇跡的に生き残ってから、ガロは攻撃をうけたときのみ戦うという殺し方にかわり、領民のために知恵を貸し力をつくす。不死身といわれたガロだが、皮肉にも催眠の暗示によって、かわいがっていた子どもたちに全身を刺され、死亡する。ガロを主人公とした一連の作品(第1~8話)と催眠術や変装にまつわる短編4作を収録。 ●その他の登場キャラクター/四貫目(第1、2、3、7、8話)、小助(第1、2話)、サネまたは天心(第1、2話)、ハンザキ・兄(第4話)、ハンザキ・弟(第4、5話)、水鬼(第5話)、露木道人(第6話)、根来のワラワ(第6、7話)、五十里百方斎(第9話)、加当段蔵(第10話)、妙庵(第11話) ●その他のデータ/登場する忍術~陽炎の術(第1話)、穏形の法(第1、2話)、やませの法(第1、2話)、ギバチの術(第4話)、他心通の法(第5話)、言霊の術(第6話)、察相の術(第7話)、くぐつの法(第8話)、合気遠当の術(第9話)、桂男の法(第11話) エッセイ~小松和彦(大阪大学文学部助教授)
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4.0戦乱の世に、運命にあらがい信念に生きる人間像を描く大河歴史コミック ▼第1話/脱獄▼第2話/仇討▼第3話/疾風剣▼第4話/無風道人(1)▼第5話/無風道人(2)▼第6話/無風道人(3)▼第7話/無風道人(4)▼第8話/秘太刀▼第9話/幻の使者▼第10話/通り魔▼第11話/雷雲党▼第12話/忍剣▼第13話/土一揆▼第14話/地摺り残月剣▼第15話/雷雲砦▼第16話/密偵▼第17話/天神戦法●登場人物/結城重太郎(伏影城元城主の一子。父の仇討ちをめざす)。影丸(謎の忍者。雷雲党を説得し城を攻めるよう導く。農民に人望が厚い)。無風道人(謎の僧侶。重太郎に剣の基本、吹毛剣を教える) ●あらすじ/永禄年間のこと。土牢に幽閉されていた子どもが助け出された。それは伏影城元城主、結城隼人光春の一子、重太郎だった。当時の家老坂上主膳の謀反により、城はのっとられ父は非業の死を遂げていた。牢を出た重太郎は、父の仇をうつため単身城に忍び込む。そこに待っていたのは、謎の忍者と主膳の影武者の死体だった(第1、2話)。▼城で会った忍者、影丸に助けられた重太郎は、追手から身を隠しつつ腕と心をみがくために、武者修行の旅に出る。一方主膳は、腕のたつ最上三剣士に重太郎を討つよう申しつける。その頃、重太郎は瀕死の落武者から「陰の流れ疾風の剣」を伝授されていた…(第3話)。▼仇討ちのために、重太郎は無風道人のもとから故郷へ戻っていた。影丸は、闘いで腕をなくし倒れた重太郎を助け、雷雲党の砦にかくまうが…(第15話)。●本巻の特徴/剣法とは精神論でなく、ただひとを殺すための方法だと語る無風道人。ウサギを殺すことなく毛だけを斬る、太刀先の見切りを教える。登場人物の異なる信念がぶつかりあい、重太郎は剣の腕をあげていく。●その他の登場キャラクター/坂上主膳(第2、12、13話)、最上三剣士(第3、5~7話)、林崎甚助(第3、16話)、上泉秀胤(第3話)、明美(第6、8、9話)、眼づけの熊(第6、7、16話)、雷雲党(第11、15、17話)、螢火(第12、14話)●その他のデータ/登場する忍術・剣術~陰の流れ疾風の剣(第3話)、金剛縛または合気遠当ての術(第8話)、吹毛剣(第8話)、地摺り斬月剣(第14話)、天神戦法(第17話) 解説~武光誠(明治学院大学助教授)
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4.3「ゆうきさん、どうしたの!?」と物議を醸した、 革新の“漫画家マンガ”誕生!! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 万年選外ながら、漫画家を目指す女子高生・渡瀬かおる。 しかしある日、ビッグな新人漫画賞を受賞! だが授賞式で仰天&顔面蒼白――― それもそのはず、「あたしが描いた漫画じゃないっ!!」!! なんと、かおるの名前を騙って、しかも“BL漫画”を 応募したのは―――実の兄だった!? 笑劇必至、ゆうきまさみの新境地!! 努力の妹×天才の兄が織りなす、凸凹漫画家コメディー!
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4.3▼Capitolo 1▼Capitolo 2▼Capitolo 3▼Capitolo 4▼Capitolo 5▼Capitolo 6▼IL SUO POSTO ~彼の場所~▼NATALE IN ITALIA ~ナターレ・イン・イターリア~▼CAPODANNO ~元旦~ ●主な登場人物/マッシモ(穏やかで包容力あるアパートの部屋主。街でカフェを経営している)、ルーカ(街角で歌を唄い楽器を演奏して暮らす、自由でおおらかなアパートの住人)、チェレ(少し気取り屋だが、愛嬌あるアパートのムードメーカー。漫画家)、アル(クールで頼りになるハードワーカー。アパートでは眠っていることが多い。トラックの運転手)、シャルロット(デンマークからやって来た留学生。ふとしたきっかけから、4人のアパートに下宿することに) ●あらすじ/デンマークから憧れのイタリアへとやって来た、留学生のシャルロット。親切なトラック運転手の協力によりヒッチハイクで目的の街へとたどり着いたものの、トラックに財布の入ったバッグを置き忘れてしまう。その上、途方に暮れる彼女を観光客だと勘違いした背の低いイタリア人に、皮肉まで言われる始末。孤独さから街角で涙に暮れるシャルロットだったが…(第1話)。 ●本巻の特徴/ようこそ“5番目の部屋へ”! イタリアのとあるアパートで暮らす個性豊かな4人の独身男達と、そこに短期下宿する留学生たちによる、愛と偶然の読切連作集!!
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4.7みんなの大事な昔話が、えらいことに! アイちゃんは絵本が大好き!今日も、お父さんに、幼稚園で借りてきた絵本を読んでもらいます。 「むかしむかしあるところに おじいさんとおばあさんが すんでいました。おじいさは山へ芝刈りに、おばあさんは4ストローク998CCのモンスターマシンに」…。 「こんにちは、あかずきんちゃん」「あっ! あなたが噂の変態ロリコンオオカミさん?」……。 どうやら、アイちゃんが借りてくる絵本は、なんだか、えらいことになっているようです。 そして、その背後には、様子のおかしい一人のおばあさんの存在が!! えらいことになっている昔話のラインナップは、「ももたろう」「あかずきん」「つるのおんがえし」「おおきなかぶ」「シンデレラ」「わらしべちょうじゃ」「しらゆきひめ」「さるかにがっせん」「ガリバーりょこうき」! えらいこっちゃ!!
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4.5▼第1話/ねじれた空間▼第2話/愛の奇蹟▼第3話/雪の人▼第4話/烈願鬼▼第5話/洞▼第6話/きずな▼第7話/Smile●あらすじ/のどかな山里で暮らす若い夫婦。だがある日、夫は山で足を滑らせ、そのまま帰らぬ人に。しかし妻は、夫は必ず戻ってくると信じて一途に待ち続けた。何日も、何年も、ついにはその美しい髪が白く染まるまで…。辺りの風景もすっかり様変わりしたある日、山の万年雪の中から、凍りついた遺体が発見されて…!(第2話『愛の奇蹟』)●本巻の特徴/外に対しては温厚で気前の良い教授の男。だが家庭に戻れば…? 理由なき暴力に耐える妻を描いた作品(『ねじれた空間』)。ひとつだけ約束を守れば、どんな願いでもかなえるという「烈願鬼」。ある囚人の前に現れた烈願鬼は、この先「理江」という名の女に心を奪われなければ、お前をここから出してやろうと告げるが…(『烈願鬼・鉄輪』)。楳図怪奇浪漫の原点ともいえる貴重な作品の数々が、ついに文庫版で蘇る! あなたには、この恐怖の世界を覗く勇気がありますか……? 雪山で転落死した夫を待ち続け、何十年も夫の好物を食卓に並べ続ける妻。ある日ドアを叩く音が…感動の7話を収録!
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4.3恋した女性のあまりにも哀しい最期。女が死の直前に叫んだ言葉「イアラ」の意味を知るため、男は悠久の時を生き続ける…。楳図かずお、伝説の名作が文庫版で登場! (イアラ)▼第1章/さなめ▼第2章/しるし▼第3章/わび▼第4章/かげろう▼第5章/うつろい▼第6章/望郷 (イアラ連作短編シリーズ)▼ねむり▼雪の夜の童話▼指●あらすじ/天平の世の昔、土麻呂(つちまろ)は奴婢の娘・小菜女(さなめ)と恋に落ちた。だが、大仏を建立するために土麻呂は都に狩り出されてしまう。男に逢いたい一心で、ぼろぼろになりながら都まで歩いてきた小菜女。力尽きて現場の前に倒れていた女を救ったのは、建立の指揮官・国中公麻呂だった(第1章)。 ●本巻の特徴/緊急出版決定! 恐怖マンガの巨匠・楳図かずおが描いた、あの伝説の名作が蘇る!! 世の平安のため、聖武天皇が行なった大事業“大仏建立”。だが、その陰には若い男女の尊くも哀しい悲劇の物語があった。“大仏のたましい”として、生きたまま胎内に溶かされる女。その記憶を胸に永遠の時を生きる運命を負った男。時空を超えたドラマの結末は…!
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