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可愛い絵柄と2人のやり取りに癒される。グルメ漫画って長々と説明される調理工程を読むのが億劫だけど、この作品はちびキャラとイラストをたっぷり使って描かれてるから退屈しないで読めた。
Posted by ブクログ
日本人のソウルフード、いや、ソウルスープと断言できる味噌汁を主軸にした食系漫画とは、これまた斬新だ
かといって、奇抜さ一本だけで勝負はせず、年頃の幼馴染の友情以上恋心未満な、甘酸っぱい関係性が、一杯の味噌汁に引き立てられているので、読みやすい
幼馴染の少女が、ツッパッちゃいるけど寂しがり屋な男の子の為に毎朝、味噌汁を作りに来てくれる、そんな男の夢、理想、ロマンが優しい絵柄で描かれているので、正道なラブコメが好きな人は確実にツボだろう
ヒロイン・八重が料理の腕がズバ抜けているのでなく、ちょっと苦手ってトコが、この『味噌汁でカンパイ!』のミソだろう。頑張り屋の少女が、たった一人の男の子の為に、自分の本当の気持ちに気付いてはいないながらも、美味しい味噌汁作りに励むトコは可愛すぎる。また、男子中学生らしい態度をついつい取ってしまう善一郎の個性もベタだが、そこがイイ。しみじみ、食漫画には、ある程度の安定感は必要だな、とも感じさせてくれた一冊だった
『オリオリスープ』(綿貫芳子)の感想にも書いたが、やはり、食事に汁物が一品あるだけでも、ほんのちょっと嬉しくなれるものだ。幸せを感じるツボが緩いなぁ、と言われそうだが、そんな些細な事が積み重なった一日の方がイイ気分で締められる気がするのだ、私は。そして、翌朝、また美味しい味噌汁を飲める、そんな人生はきっと、つまらなくない。まぁ、自分で作るより、好きな人に作ってもらった方が、幸せで満腹になれるけどw
私が好きな味噌汁の具はなめこなので、2杯目「そうだ、だしを取ろう」はお勧めだ。そもそも、「お母さんになりたい!!」と宣言をしたのに、味噌汁の善し悪しを決めると言っても過言じゃない出汁の存在を知らなかった八重の凄まじさには、開いた口が塞がらなかった。まぁ、歳も歳なのだから知らない事は恥ずかしくない。失敗したなら、努力で獲り返せばいいのだし、それが出来る年齢だ、中学生ってのは
この台詞を引用に選んだのは、善一郎が八重に惚れ直したシーンにニマニマが止まらなかったので。見過ごしてしまうくらい当たり前の「普通」があるから、好きな人にだけ見せる「特別」の破壊力が活きるのだ。女子中学生と言っても、男心を突くスキルを会得してるんだなぁ
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