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  • 2月うさぎとお茶会を
    3.0
    1巻693円 (税込)
    2月に現れるうさぎの幽霊が、幸せを運ぶ!  2月はじめの雪降る朝、二宮茉奈が勤め先のデザイン事務所の自分の席で見つけたのは、白い仔うさぎだった。ところがこの両手にすっぽりおさまるカワイイ毛玉には、なぜか影がない。どうやらこのうさぎは「幽霊」のようなのだ。この幽霊の出現には由来があって、かつてここに出ていたのは男の幽霊だったという。というのも事務所のある土地には明治のころ、学生相手の下宿があり、そこで死んだ男が化けて出るようになったらしい。下宿の主人は男の幽霊に、恐ろしい見た目をどうにかするならずっと居ていいと持ちかけ、晴れて男はキュートなうさぎの幽霊になったとかならないとか……。  そんな噂を本気にしたわけではないけれど、その後茉奈の席にはうさぎの幽霊が居座りつづける。その理由が実は自分自身にあるのでは、と思い至った茉奈は、改めて自分が抱える悩みを直視することになる。  2月にだけ現れるふしぎな幽霊うさぎと、2月だけ山をおりて事務所にやって来るお茶づくりの紳士。東京の片隅にあるデザイン会社にひっそり伝わる二大都市伝説は螺旋のように絡み合って、悩める妙齢女子を救う……のか!?  やさしくてあたたかいお茶の風味の現代おとぎ話!

ユーザーレビュー

  • 2月うさぎとお茶会を

    Posted by ブクログ

    2月にだけ、社内にウサギが現れる。

    しかも幽霊、しかも毛は落ちる。
    中編2本、な内容ですが、どちらも80代なのに
    40代にしか見えないおじいちゃん登場。
    そして多分、ウサギは…という設定。
    想像していると、ふわもこがうろうろしているので
    それだけでも幸せな気分です。

    0
    2024年09月10日
  • 2月うさぎとお茶会を

    Posted by ブクログ

    表紙のファンタジーさとは裏腹に、幽霊や怪異、人面瘡と穏やかでないワードで進むオカルトファンタジー
    人の心は不思議に満ちていますね

    うさぎも美貌老紳士も全てが謎
    80〜90年代のコバルト文庫を彷彿とさせてくれました

    0
    2022年09月22日

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