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冷蔵庫 「冷やす箱」が起こした物流革命
冷蔵技術とコールドチェーンが世界を変えた! 「カットサラダ」の知られざるブレイクスルー、空輸が生んだ世界的な寿司ブーム、種子の未来が懸かった貯蔵庫……驚異のイノベーション物語! 世界を変えた低温物流(コールドチェーン)の物語! 食品から、小売り、健康、マネーまで 知られざるイノベーションの秘密に迫る! 家庭用冷蔵庫から、コンテナ船、 地下巨大倉庫、世界種子貯蔵庫まで、 「冷やす箱」が世界を支えている―― あなたの常識を覆す、 技術ヒストリー×現場リポート! 米スミソニアン誌・英ニュー・サイエンティスト誌年間ベストブック選出 英国フィナンシャル・タイムズ紙 「親しみやすく、情報が豊富で、夢中になって読み進められる文体。しかも、変化への欲求を静かにずっとかき立ててくれる本だ」 米国ニューヨーク・タイムズ・ブックレビュー誌 「この本を読むのは自己責任で。スーパーでの買い物は以前とは同じものにならないだろう」 エリザベス・コルバート ピューリッツァー賞受賞者(2015年/ノンフィクション部門) 「食に対するあなたの見方を永遠に変えてしまう1冊」 【目次】 第1章 人工雪氷圏にようこそ 人工の冬/食べ物や飲み物の歴史のなかで最も重要な発明/アメリカで最も危険な仕事/寒さの臭い/寒さが健康におよぼす影響/マイナス五〇℉でも快適さを保証する/見えない場所で働く 第2章 寒さを征服する I 腐敗の進行を止める 魔法みたいなシステム/実は高度な技術/冷たくないと何が起きるか/何千年もの食の歴史を覆す Ⅱ 氷を収穫する 贅沢な楽しみから生活必需品へ/高価で信頼性に乏しく、はかない存在/世界初の低温貯蔵ビジネス Ⅲ 寒さ製造機 第3章 あらゆる肉がたどる道 I 肉の価値 革命家にして倹約家/都市は肉不足/牛肉に永遠の命を/冷蔵車両で国を横断/機械式冷却で大西洋を横断/冷凍肉が国家独立の引き金に Ⅱ 化学で生活を改善する 「この饗宴で供されたもののなかに、採れたてのものはいっさいなかった」/冷凍恐怖症/認識を逆転させた化学者 Ⅲ 筋肉が食肉になるとき 新鮮すぎる牛肉/七面鳥を柔らかくする方法/熟成させる技術/牛に支配された惑星 第4章 タイムマシンの内側 I 眠り姫たち 死を遅らせる/リンゴの寿命を二倍に/すべての季節をリンゴの旬に/リンゴは規格品に成り下がった/カット野菜の袋には驚きの技術が Ⅱ 神託のバナナ エチレンの発見/バナナが世界を征服する/注目されない奇跡 Ⅲ 将来の価値 世界最大の果汁貯蔵施設/ブランドになったオレンジ果汁/金融商品になったオレンジ果汁/束の間の勝利 第5章 第三の極地 I サーモキングに会う 名もなきヒーロー/鉄道からトラックへ/寿司ブームは意外なきっかけから Ⅱ リーファーに夢中 冷蔵・冷凍コンテナの誕生/冒険の舞台は船上のラボ/リーファー革命の後で Ⅲ 新しい北極を構築する 地下の冷たい帝国/パレットとフォークリフト/ウォルマートはなぜ安いのか/世界的なコールドラッシュ/冷凍餃子で億万長者に/中国のコールドチェーンは過熱状態/「あれは食べ物ではない」 第6章 限られる恩恵 I 冷やす箱 冷蔵庫を見せてくれたら、あなたが本当はどんな人物なのか教えよう/電気冷蔵庫が家庭も都市も変えた/観音開きの冷蔵庫はなぜ人気になったのか Ⅱ 鮮度の保証つき モノがあふれかえった冷蔵庫/食品を保存するための家電が、大量の廃棄物を生み出している/食べ物を冷蔵庫から救う Ⅲ 冷たい食感 「残り物」の誕生/失われたトマトの美味しさを求めて/投資に役立つ「冷蔵庫の中身」調査 Ⅳ 低温保存と栄養 冷蔵・冷凍によって私たちは健康になったのか/冷蔵・冷凍のおかげでアメリカ人の背が高くなった/恩恵と損失/冷蔵・冷凍と微生物 第7章 岐路に立つ冷蔵・冷凍 I 冷蔵・冷凍の未来 コールドチェーンが存在しない国で/食料の廃棄は死活問題/国際開発の現実/革新的なテクノロジー/温室効果ガスの排出/冷蔵・冷凍でのリープフロッグ Ⅱ 未来は冷蔵・冷凍が必要ではないかもしれない 保存する新しい方法/コーティングして保存する/凍傷にかかったフードシステム エピローグ メルトダウン 謝辞 参考資料 -
ジョン・ボイド
「史上最も偉大な戦闘機パイロット」 「米軍で最高の頭脳の持ち主」 「匹敵するものがいない革新者」 ――全米ベストセラーの“英雄”評伝! 傑作機F-15、F-16生みの親、湾岸戦争勝利の立役者、ハイブリッド戦争の先駆者、そして孫氏以来最も影響力のある理論「OODAループ」を発案した米軍随一の戦闘機パイロットをめぐるオーラルヒストリー。 「人生にはしばしば点呼を受ける場面がある。その時、君は決断しなければならない。なるべきか、なすべきか、どちらに行くか?」(本書より) 多くの人を魅了したその人生とは? ビジネスの現場で活かされる全米ベストセラー。 【目次】 謝辞/序章/回想 第1部 戦闘機パイロット 第1章 呪われた始まり 第2章 逞しき大男と長老派教会 第3章 青二才 第4章 K–13とMiGの小径 第5章 高僧 第6章 教皇ヨハネ音速を厳しく攻める 第7章 ドッグファイト 第8章 四〇秒ボイドと戦術マニュアル 第2部 エンジニア 第9章 熱力学、エントロピー、そして新たな気付き 第10章 Ps=(T‐D)V /W 第11章 金平糖の妖精がゴスペルを奏でる 第12章 翼を引っこ抜いて黄色に塗れ 第13章 戦闘機を設計したことなんてない 第14章 より大きく・より高く・より速く・より遠くへ 第15章 F–15を救う 第16章 ワルキューレの騎行 第17章 戦闘機マフィアは神の仕事をこなす 第18章 短足の鳥 第19章 得体の知れない基地 第20章 B–1を見てみよう 第21章 この概要説明は情報提供のみを目的とする 第22章 ボタンかけ旋回 第3部 学者 第23章 破壊と創造 第24章 OODAループ 第25章 改革 第26章 巨大な陰謀の車輪 第27章 ボイド、海兵隊に加わる 第28章 常に忠誠であれ 第29章 奇跡の人 第30章 変人と思われるじゃないか! 第31章 ゲットー大佐と国防長官 終章 エル・シッドの旅は続く 付録 破壊と創造 ジョン・R・ボイド 情報入手元(ソース)/参考文献/訳者あとがき/索引 【著・訳者プロフィール】 ロバート・コーラム (Robert Coram)(著) 米国ジョージア州アトランタ在住のジャーナリスト。アトランタジャーナルコンスティテューション(AJC)新聞の記者として書いた作品で二度ピューリッツァー賞にノミネートされる。ニューヨーカー誌等の米国誌にも寄稿している他、空軍パイロットや、アメリカ南西部の人物をはじめ多数の評伝やノンフィクションで知られる。実際にF‒100及びF‒15での飛行経験を持つ数少ない民間人でもある。代表作は本書。この本の成功で全米に名を馳せた。 池田 忍(いけだ・しのぶ)(訳) 1984年東京大学工学部電子工学科卒業、1993年MIT研究留学。1984年日本電気入社、以来40年にわたり同社防衛事業部門に在籍。1999‒2002年欧州電気通信標準化機構(ETSI)に出向。1992年度 防衛装備協会賞受賞。2002年度 日本ITU協会 国際活動奨励賞受賞。 冨田 直治(とみた・なおじ)(訳) 1987 年東京大学工学系研究科航空学修士課程修了。1987年三菱商事入社、宇宙航空機部にて国防・安全保障ビジネスに従事。2018年日本電気入社、宇宙防衛営業本部。2023年に日本電気を退職後、起業し、株式会社「冨田塾」を創立。 -
「いいね!」の裏側で
連続銃乱射事件、民族間紛争、極右政権の誕生、陰謀論の拡散…… YouTube、Facebook、Twitter(X)などのソーシャルメディアが全世界的にもたらした危機の全貌と、それを促したアルゴリズムの巧妙な仕組み、さらには背後に一貫して存在するソーシャルメディア企業の「無責任の構造」を、ピューリッツァー賞最終候補のジャーナリストが徹底的な取材をもとに暴き出す。 ソーシャルメディアの負の影響は、想像をはるかに超えて深刻だった。 【推薦の辞】 ソーシャルメディアの害悪の全貌がこの一冊でつかめる。 --カーカスレビュー 巨大テック企業が利益を優先しフェイクニュースの拡散を促した実態を暴く。 --エイミー・ウェブ(『シグナル』『BIG NINE』著者、未来学者) ソーシャルメディアは世界を変貌させている。だが、その作り手さえもどのように世界を変えているのかほとんど理解していない。 --エズラ・クライン(『アバンダンス』著者、ジャーナリスト) -
大地球史 生命が地球をつくった 46億年の新しい進化史
地球は生きている―― 世界で感動を巻き起こした地球史! 太古から、地下深くの微生物は地殻の化学組成を変え、海中のケルプの森は沿岸の生態系を支え、マンモスなどの大型草食動物(メガファウナ)は大陸全体の植生と気候を形づくってきた。生命は岩石をつくり替え、水を循環させ、大気に酸素をもたらすことで地球と共に進化し、地球そのものを巨大な生命システムにしたのだ。 そして現在、人類は、”生命が地球をつくり替える”最も極端な例となっている。化石燃料の燃焼や大規模農業、都市化は、気候を変え、海を酸性化させ、土壌を疲弊させた。しかし同時に、人類は、地球の精緻な循環の仕組みを理解し、それを正しく活かすことで未来の軌道を変えうる、唯一の存在でもある。 壊す力を持つ私たちは、再生へと舵を切る力も持つのだ。 科学ジャーナリストとして世界の主要メディアに寄稿する著者が、生命と地球のユニークな関係とこれからの人間の役割を新たな視点から描き出し、私たちの地球に対する認識を大きく塗り替える。 示唆に富み、読み終えたときには希望を感じさせる。――エリザベス・コルバート(作家、ピューリッツァー賞受賞) 素晴らしい……心が痛むほど美しい文章、思考がねじ曲げるられるような概念の転回。地球が生命によっていかに奇跡的に形づくられてきたかが明らかになる。――エド・ヨン(作家、ピューリッツァー賞受賞) 詩的で爽快。気候変動悲観論者さえ活力を取り戻す。――サイエンス誌 【目次】 はじめに 第1部 岩石 -ROCK- 第1章 地下深くに息づく生命:地殻を変化させる微生物たちの世界 第2章 マンモスステップと生態系:大型草食動物が作り出した豊かな大陸 第3章 地球という共同庭園:人間が可能にする、生命による土壌再生計画 第2部 水 -WATER- 第4章 海に漂う細胞:すべての源である華麗なるプランクトン 第5章 海の中の大森林:地球を棲みやすくするケルプの驚くべき力 第6章 プラスチックまみれの星:地球の長い旅路のなかで人類ができること 第3部 大気 -AIR- 第7章 空の錬金術:安定した大気が生んだ複雑な生命たち 第8章 火の起源:太古から続く火と生命の密なるつながり 第9章 変化の風:居住可能な星を維持する私たちの選択 おわりに 謝辞 著者あとがき 参考文献 索引 -
仕事!
全米で長期ベストセラー、ジャーナリズムの記念碑的著作。ピューリッツァー賞作家の代表作にして伝説の名著を復刊&上下分冊で文庫化。市井の人々から「仕事」について聞き書きしたインタビュー集。 脱帽だ! この本はあまりにも強烈で、独創的だ。 いちど読みはじめたら、自分の生き方や日常の仕事を、きびしく、じっくりみつめなおさずにはいられなくなる。 ──ルイス・マンフォード(文明批評家) 「ふつうの」仕事についている無名の人々の声を記録した、ピューリッツァー賞作家の代表作。 初版刊行から半世紀を経てなお、重要な意義を持つアメリカ文学の古典にして“口述の歴史”の原点。 新聞配達員、ガス検針員、消防士、教師、ジャズ奏者、出版業、政府広報担当官── 115の職業、133人の「声」がつくった、ジャーナリズムの記念碑的名著。 「どうしようもない人生だけど、それでも私たちは「仕事」に生きる。 『ふつうの人びと』の声を集めた、生活史の決定版にして金字塔!」 ──岸政彦さん推薦(社会学者) -
仕事! 上下合本版
全米で長期ベストセラー、ジャーナリズムの記念碑的著作。ピューリッツァー賞作家の代表作にして伝説の名著を復刊&上下分冊で文庫化。市井の人々から「仕事」について聞き書きしたインタビュー集。 脱帽だ! この本はあまりにも強烈で、独創的だ。 いちど読みはじめたら、自分の生き方や日常の仕事を、きびしく、じっくりみつめなおさずにはいられなくなる。 ──ルイス・マンフォード(文明批評家) 「ふつうの」仕事についている無名の人々の声を記録した、ピューリッツァー賞作家の代表作。 初版刊行から半世紀を経てなお、重要な意義を持つアメリカ文学の古典にして“口述の歴史”の原点。 新聞配達員、ガス検針員、消防士、教師、ジャズ奏者、出版業、政府広報担当官── 115の職業、133人の「声」がつくった、ジャーナリズムの記念碑的名著。 「どうしようもない人生だけど、それでも私たちは「仕事」に生きる。 『ふつうの人びと』の声を集めた、生活史の決定版にして金字塔!」 ──岸政彦さん推薦(社会学者) 本書は、私が自らのキャリアにおいて下してきた数々の選択に、指針を与えてくれた ──バラク・オバマ(第44代アメリカ大統領) 床屋、ガス検針員、ジャズ奏者、長距離トラック運転手、製本職人、政府広報担当官……その声がめったに届くことのなかった市井の人々は、いったいどんなことを考えどう働いているのか?現代のわれわれと驚くほど似通った、喜び、苦悩、そして誇り── 全米で異例のロングセラーを記録したピューリッツァー賞作家の代表作、待望の復刊! 「すべての人は仕事をし、その仕事に熟達する頃には死は目の前。 だから、私たちには「うまく働く方法」は語れない。 でも、『どう働いているか』なら、いくらでも語ることができる」 ──イ・ランさん推薦(ミュージシャン、作家) ※本電子書籍は、「仕事! 上・下」の合本版です。 -
消失
セロニアス・エリスン(通称モンク)はアフリカ系アメリカ人で、大学で教鞭をとりながら小説家として文学的な作品を書いている。彼の目からみると黒人を売りにしたレベルの低い作品が世間ではベストセラーとなっていた。モンクは三年ぶりにロサンゼルスから実家のワシントンに帰り、医師の姉や高齢の母に会う。姉からは母は物忘れが目立つようになり、金銭的にも困りそうだと告げられる。ロサンゼルスに戻ったモンクは教授昇進が決まったことを知るが、小説は十七社から出版を断られていた。エージェントからは「黒人らしさが足りない」などと言われる。 その後、姉が事件に巻き込まれて再度ワシントンに飛んだモンクは、兄が離婚して多額の借金を抱えていることを知った。モンクは母と家政婦が住む家に引っ越して休職する。エージェントに電話をすると、小説はさらに三人の編集者から断られていた。 モンクは亡き父の書斎に入り、父が使っていた古いタイプライターで小説を書き始める。一気に書き上げたその中編小説は、モンクにとって到底発表できないような低俗極まりない作品だった。しかし、別名スタッグ・リーで書いたその原稿をエージェントが大手出版社に送ったところ絶賛され、多額の契約金で出版されることに。モンクは、やりとりは基本的にエージェント経由とし、決してばれないようにスタッグ・R・リーを演じようと考えるが、作品は非常に大きな注目を集めていき・・・・・・。 2024年アカデミー賞脚色賞を受賞した映画『アメリカン・フィクション』原作小説。 (ERASURE by Percival Everett) 【著者略歴】 パーシヴァル・エヴェレット Percival Everett 1956年米国ジョージア州生まれ。アフリカ系アメリカ人作家。南カリフォルニア大学卓越教授。『ジェイムズ』(木原善彦訳、河出書房新社)で2024年全米図書賞、2025年ピューリッツァー賞などを受賞。著書にブッカー賞最終候補作『赤く染まる木々』(上野元美訳、早川書房)、ピューリッツァー賞最終候補作『Telephone』ほか。本書を原作とした映画『アメリカン・フィクション』が2023年に公開され、アカデミー賞脚色賞を受賞。 【訳者略歴】 雨海弘美(あまがい・ひろみ) 翻訳者。訳書にミシェル・ザウナー『Hマートで泣きながら』(集英社クリエイティブ)、クレア・ノース『ハリー・オーガスト、15回目の人生』(角川文庫)などがある。 -
キャッチ・アンド・キル #MeToo を潰せ
ハリウッドの強姦魔、ハーヴェイ・ワインスタインとの300日戦争。 性犯罪で告発された権力者を守るのはメディアだった。 「キャッチ・アンド・キル(隠蔽工作)」の手口で 潰され、晒され、叩かれる被害者たち。 核心に迫るジャーナリストを、上司の裏切り、謎の尾行、失職が襲う。 簒奪者たちとの壮絶な闘いを描き、ピューリッツァー賞に輝いた ジェットコースター・ノンフィクション。 解説=伊藤詩織 ------------ 単行本 2022年4月 文藝春秋刊 文庫版 2024年10月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。 -
エイリアン・アブダクションの深層
「エイリアン・アブダクション」の深層! ピューリッツァー賞受賞者/ハーバード大学医学部教授、 ジョン・E・マックの遺作 10年にわたった「エイリアン・アブダクション」研究の集大成! 632ページ!! 意識の変容と霊性の進化に向けて *「エイリアン・アブダクション」(宇宙人による誘拐) 「本書は新たな地平を開いた。信じがたいトピックに関する信頼すべき研究。」 カリフォルニア大学デービス校・名誉教授、アルバート・A・ハリソン博士 「アブダクション体験が、少なくとも最初はどれほどトラウマ的なものであっても、私が共に研究した体験者たちの全員が実質的に、その中に霊的な力、または人格的な変容をもたらす潜在的な力を見出している。」 「最初に強調しておきたいのは、本書で私はエイリアン・アブダクション現象の物質的な現実性、つまり、人間型生物(humanoid beings)によって人々が連れ去られ、何らかの種類の空間の中で様々な行為やコミュニケーションが行なわれると言われるその報告が、物質現象として文字どおり真実であるか否かを明確化しようとしているのではない、ということである。」 「エイリアン・アブダクション現象は、臨死体験や、ミステリー・サークル、多くの種類の幽霊現象、ヒーリングの説明しがたい力、そして超心理学など、私たちの地上的現実を支配している三次元宇宙を超えた宇宙的リアリティが存在することを私たちに認めるよう強いる、多くの現象の一つである。 これらの領域には、それにアプローチする方法が様々であるのと同じく多くの名前があるようである。『内在秩序【暗在系】』『不可視の世界』『他次元』』トランスパーソナル』または『ダイモン的現実』などはその例である。」 「なぜこの研究がハーバード大学当局、そして学界(他分野も含め)の正統派からそれほど疎まれたかは理解に難くありません。UFOや宇宙人それ自体が公式には『存在しないもの』とされているのに、それに誘拐されて様々な体験をしたなどとは狂気の沙汰で、控えめに見てもそんなことを言う人たちは精神病の類に違いないと(世間の人たちは概してもっと柔軟な見方をしていますが)、正統派の科学的合理主義者たちは考えた、あるいは「考えたかった」からなのでしょう。」 「本章では、アブダクティたちがエイリアンたちから受け取った情報をどのように報告しているか、このコミュニケーションの性質はどのようなものなのか、そしてそれが彼らの意識と活動にどんな影響を与えているか、それを見てゆきたいと思う。 この分野のすべての研究者が同程度に生態学的な次元の重要性を強調しているわけではない。UFOアブダクション現象の地球救済的次元の確実性についての私の確信は、体験者たちが地球の生命に対する危険について受け取り、伝えるメッセージの鮮明さと力強さから引き出されたものである。」 (以上、本文より) (目次)より抜粋 第1章 アブダクション:ネクスト・ジェネレーション 第2章 このような現象をどう研究するのか 第3章 それは「リアル」なのか?だとすれば、どのように 第4章 光、エネルギー、振動 第5章 地球を守る 第6章 ハイブリッド・プロジェクト 第7章 シャーマン、シンボル、元型 第8章 バーナード・ペイショット 第9章 セコイア・トゥルーブラッド 第10章 ヴサマズル・クレド・ムトワ 第11章 トラウマと変容 第12章 源泉への帰還 第13章 関係:目を通じてのコンタクト 結論 立ち現われる全体像 -
デオナール アジア最大最古のごみ山
インドに関する本を一冊読むなら、この本を読んでほしい。 ――ギーター・アーナンド(ピューリッツァー賞作家) 2013年夏、ムンバイでマイクロファイナンスを扱うNPOを運営する著者は、融資を求めてやってくるある人々の存在に気づく。市街地の端にあるデオナールごみ集積場でお金になるごみを集め、それを売ることでその日暮らしをするくず拾いたちだ。 絶えず欲望を追いかけてモノで心を満たそうとする現代生活の産物でもあるそのごみ山は、20階建てのビルほどの高さになる。腐った食べ物、古い端切れ、割れたガラス、ねじ曲がった金属、ときには赤子の死体、花嫁の遺骸、医療廃棄物など、あらゆる夢の残骸がそこに行きつく。誰の目にも見えるところにありながら、誰の目にも見えていない広大なごみの町。著者と住民との8年以上にわたる長いつきあいが始まる。 ごみ山が放つ有害な後光(自然発生する火災、都市の上空を覆う有毒ガス等)が目に見えるかたちをとり、無視できなくなるにつれて、市当局による管理の動きも露骨になっていく。その影響を受けるのは当然、そこで生きる人々だ(そもそもこの地区の起源は19世紀末、植民地時代の感染症対策にある)。これまで以上に足場が脆くなるなかで、ある四家族の生活を著者は追い続けた。とりわけ注目したのが、10代の少女ファルザーナー・アリ・シェイクだ。彼女はごみ山で生まれ、そこで愛を知り、子をもうける。悲劇的な事故にまきこまれながらも。 彼女らの目を通して、最も荒涼とし腐臭に満ちた場所であっても、美や希望、愛が花開くことを私たちは知ることになる。同時に、グローバル資本主義が最も脆弱な立場にいる人々にどのような影響を与えるのかも知るだろう。 〈いまや彼らは、目に見える世界に戻るために闘っていた。その姿を見せるために闘っていた。姿を見せる相手とは、すぐそばにいた彼らを避けてきた人々、くず拾いをひき殺す事故に責任を負うべき人々である〉 著者は記す。この地で生まれる物語がまるで非現実的な気がしたとしても、その大半は現実である。そしてそれはごみ山で暮らす人々の物語であると同時に、どこにでもある物語なのだと。 行き場のない核のごみ、不法投棄や環境汚染、連鎖する貧困、新生児遺棄、メガイベントの裏で排除されるホームレス……。日本で起きていることと、ふと重なる瞬間が訪れるはずだ。不思議な既視感を覚える、寓話的ノンフィクション。 -
シャーロック・ホームズの事件録 悪魔の取り立て
ベイカー街に新たに飛び込んできたのは、 Aから名前順に殺される“アルファベット殺人事件”!? ホームズ×ワトスン、知られざるもうひとつの事件。 「近年書かれたホームズ・パスティーシュの中でも 最上位の作品だ」――マイケル・ダーダ(ピューリッツァー賞受賞作家) 1890年。ロンドンでは不可解な殺人事件が相次いでいた。そのひとつが富豪アンソン卿殺し─ベッドの上で寝間着のまま死んでいるのが見つかったが、死因は溺死だという。やがてホームズとワトスンは、殺害手口こそバラバラだが被害者は皆、とある慈善事業団体のメンバーだと突き止めた。そしてもうひとつ、どうやら殺人はアンソン卿の“A”に始まり、名前順に行われているようで……。 -
怒りの葡萄
砂嵐の猛威と旱魃、大資本の進出に父祖の土地を追われたオクラホマの小作農ジョード一家は、一片の宣伝ビラの文句に誘われて「緑なす、たわわに果実の実る、職のある」カリフォルニアを目指して長い旅路につく。売れるだけの家財を売り払い、二頭の仔豚を屠って塩漬けとし、中古おんぼろ車を急造トラックに仕立て、一族12人に元説教師をくわえた一行13人は国道66号線をひたすら走る。だが、国道は同じように西へ移住しようとするトラックでいっぱいだった。災厄がつぎつぎと降りかかる。次男トムとおっかあは知恵をしぼり、気力をふりしぼって一家の苦難を支える……カリフォルニアは確かに「緑したたる」場所であった。だが、そこは夢にみた楽園ではなかった。俗語や卑語を駆使し、全体状況をさしはさむテンポのよい構成で、力強くうたいあげた社会小説、家族小説。ピューリッツァー賞を受けた、スタインベックの代表作のこの作品は、20世紀アメリカ文学の金字塔である。 -
花咲くユダの木
キャサリン・アン・ポーター(1890?~1980)は米国南部の旧家に生まれたが、幼いとき母と死別、祖母に引き取られ修道院の学校で教育を受けた。以後きちんとした学歴はなく、週刊誌記者、教師などを続けながら、アメリカ、ヨーロッパ、メキシコなどを広く旅行し、その間、作品を書き溜めた。1930年短編集「花咲くユダの木」を発表。寡作ながら簡潔な文体と人間心理への鋭い洞察を認められ、第一級の女流作家となった。ピューリッツァー賞など多くの賞を受け、多くの大学から文学博士号を授与された。唯一の長編「愚者の船」(1962)は、スタンリー・クレイマー監督、ヴィヴィアン・リー主演により『愚か者の船』として映画化された。 -
キャッチ・アンド・キル
アメリカが抱える巨悪を暴き、♯MeToo運動に火をつけた歴史的な一冊。 著者ローナン・ファローは本報道にて弱冠30歳でピューリッツァー賞受賞! 「爆発的で強力なジャーナリズム」(ピューリッツァー賞評) 「歴史に残る1冊になることだろう」(エッセイスト・洋書レビュアー 渡辺由佳里氏) ハリウッドの大御所プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインによる性虐待疑惑を調査するよう上司から命じられた、テレビ局20代記者のローナン・ファロー。女優たちの勇気ある証言を得られたことで、取材にのめり込んでゆく。 が、やがて身の周りにおかしなことが起こり始める。調査の先に浮かび上がってきたのは、メディア界・政界・司法界による”悪の三位一体”だった。暗躍するスパイたち、大統領をも巻き込む国家的スキャンダルへ。 事実は小説よりも奇なりを地で行くようなサスペンス・ドキュメンタリー。 タイム誌、ワシントンポスト、フォーチュン誌、シカゴトリビューン紙 NPR(全米ラジオ)ほか「今年のベスト本」選出。 21世紀を代表する全米ベストセラーが遂に日本上陸! -
新しい世界の資源地図―エネルギー・気候変動・国家の衝突
原油価格はなぜ激しく変動するのか? 米中関係はどうなるのか? 地政学とエネルギー分野の劇的な変化によって、どのような新しい世界地図が形作られようとしているのか? 地政学リスクから第一人者が読み解く『ウォール・ストリート・ジャーナル』ベストセラー エネルギー問題の世界的権威で、ピューリッツァー賞受賞者の著者が、エネルギー革命と気候変動との闘い、ダイナミックに変化し続ける国際政治の地図を読み解く衝撃の書。最新情報が満載! 日本人が知らない資源戦争の裏側とは? 米国vsロシア・中国の新冷戦、エネルギー転換の未来を描く! [米国]「シェール革命」で中東と距離を置く [ロシア]市場を求めて中国と急接近 [中国]「一帯一路」で中東・欧州にも影響大 [中東]石油需要枯渇への危機感が増す [自動車]石油の地位を脅かす自動運転車と電気自動車 [気候変動]再生可能エネルギーや政策の役割の比重が増大 -
グランマ・ゲイトウッドのロングトレイル
1955年、アメリカの3大ロングトレイルのひとつ、アパラチアン・トレイル(約3500km)を 女性としてはじめてスルーハイクしたのは、67歳のおばあちゃんだった。 エマ・ゲイトウッド、67歳、ハイキング経験なし。 DV夫と11人の子供と23人の孫をもつ彼女は、テントも寝袋も持たず、 毛布一枚にくるまりながら、トレイルを1日20km歩き続けた。 その姿はやがてニュースになり、行き先々で記者が待ち構えるようになる。 彼らの「なぜ歩くのか?」の質問をはぐらかしていた彼女は、やがてその胸の内を語り始めた。 トレイルでの出会いと別れ。夫のDVに耐え続けた34年間の結婚生活。 モータリゼーションが進むなか環境保護が叫ばれる時代背景。 現代に生きる著者によるトレイル再訪・・・。 場所と時代を行き来しながら語られるエマ・ゲイトウッド一代記。 ロングトレイルをめざす全てのハイカーの憧れであり目標であるエマおばあちゃんの真実がいま、語られる。 ■目次 1 しっかり歩け 2 おうちに帰りな、おばあちゃん 3 シャクナゲとガラガラヘビ 4 野犬 5 どうやってここに入り込んだ? 6 私達の喧嘩 7 女放浪者(レディー・トランプ) 8 注目 9 働きづめの人生 10 嵐 11 シェルター 12 必ず歩き通す 13 破壊 14 多くのことを経て 15 たった一人で 16 レインボー湖に戻って 17 これまでにないほど完璧な孤独 18 再び 19 パイオニア・ウーマン 20 道を拓く 21 記念碑 エピローグ ■著者について ベン・モンゴメリ アメリカ・オクラホマ州生まれ。アーカンソー工科大学卒。 2010年、新聞記者時代には地元紙の報道でピューリッツァー賞ファイナリスト。 フロリダ州で最も古い改革派の学校での虐待に関する「For YourOwnGood」というシリーズでダート賞とケーシーメダルを受賞。 綿密な取材に基づいた人物評伝の著作が多い。 ■訳者について 浜本マヤ(はまもと・まや) 東京生まれ。上智大学フランス語学科卒。元英語教師。 幼少の頃より近所の山を歩くのが好きだったことが高じて、ハイキング好きに。 2018年にはアメリカのジョン・ミューア・トレイルをスルーハイク。 -
歴史の大局を見渡す
ピューリッツァー賞受賞の思想家2人が贈る、 5000年の歴史をおさめた珠玉のエッセイ集 著者たちの名声を確固たるものにした超大作“The Story of Civilization”(文明の話)のあと、その既刊10巻のエッセンスを抽出して分析し、歴史から学べるレッスンという形でまとめたものが本書である。 結果として、文化や文明の発展、人間性の洞察、モラルと宗教、国家の行動、人類の進歩の方向性などを概説する書となった。彼らはライフワークを完成させるため、歴史についての思索を重ね、戦争や征服や創造を通して人類が歩んできた長い道のりの意味を探し求めた。 そして、読者にも自分たちの時代を理解することができるよう、壮大なテーマを与えてくれているのである。筆者たちの探求の旅の一端を本書で共有することは、大いに心おどる知的な冒険となるだろう。 13のエッセイを通して、人類の過去の体験を概観し、今を生きるヒントを得られる、秀逸な歴史書である。 未来は決して偶然起こるのではない。それは常につくられてきたのである。 By ウィル・デュラント 人間の性質、国家の行動について考えるうえで有用と思われる出来事や論評を13のエッセイにまとめた。 新事実を知るのではなく、人類の過去の体験を概観して欲しい。 目次 序文 第1章 ためらい 第2章 歴史と地球 第3章 生物学と歴史 第4章 人種と歴史 第5章 人の性質と歴史 第6章 モラルと歴史 第7章 宗教と歴史 第8章 経済学と歴史 第9章 社会主義と歴史 第10章 政治と歴史 第11章 歴史と戦争 第12章 発展と衰退 第13章 進歩は本物か 参考文献 インデックス 著作一覧 -
バイデンの光と影
全米20万部突破! 世界13カ国で刊行! ピューリッツァー賞受賞者が、 バイデン氏本人、オバマ前大統領をはじめ100人以上におよぶ綿密な取材に基づいて、 その「人となり」を描いた究極の評伝! もっとも不幸で、もっとも幸運な男 すべてが限界を超えたアメリカ、そして日米関係の行方は? 【解説 上智大学教授 前嶋和弘氏】 日本にとってもバイデン政権誕生の意味は大きい。 強い日米関係を軸とするところはバイデン政権でも変わらない。中国の台頭、北朝鮮の核・ミサイル開発に代表されるように、日本をめぐる安全保障上の環境は安倍政権前よりもかなり悪化している。この中で、日米同盟をどう深化・進化させるかは日本側にとっても大きな課題である。(中略) また、米中の「新冷戦」がさらに進展し、バイデン政権時の米中関係はさらに対立が激しくなる事態も予想される。米中関係を意識し、アメリカとの関係を考えないといけないという連立方程式の時代になっている。(中略) 中国の台頭という大きな変化の中でバイデン氏がどんなリーダーシップをとれるのか。 アメリカ大統領として、何を重視し、どういう選択をしていくのか、その価値判断の軸を知るために、本書は日本人にとっても重要な一冊になる。――本書より 【目次】 第1章 災厄の年 第2章 人柄 第3章「大人になりなさい」 第4章 副大統領 第5章 外交問題 第6章 幸運と不運 第7章 魂をかけた戦い 第8章 バイデン政権を待つものは? -
ヒトの社会の起源は動物たちが知っている 「利他心」の進化論
進化はなぜ、社会を生んだのか? 生物学の世界的権威の思想をコンパクトに凝縮した1冊! 仲間を作り、分業し、時に誰かを思いやる私たちの「社会」の起源は、狩りバチやアリなど、 人類が生まれるはるか昔から存在していた「真社会性」を持つ生物たちの、進化の過程が教えてくれる。 社会性を持つ生物は多く存在する一方で、高度な社会性(真社会性)を持つ種が進化史上、ほとんど存在してこなかったのはなぜか。 生物が社会をつくる条件としての、利他主義や分業といった行動はいかなる要因によって生まれるのか? 人類の進化を他生物の進化と比較しながら明らかにする社会生物学の創始者であり、ピューリッツァー賞など数々の輝かしい受賞歴を誇る世界的権威が、いま最も伝えたい人類進化のエッセンス。 吉川浩満氏による解説も収載。 -
ペンタゴンの頭脳 世界を動かす軍事科学機関DARPA
ドローン、殺人ロボット、生物兵器……最強科学集団は何を行なってきたのか。 闇に覆われた60年が、初めて明かされる。 2016年ピューリッツァー賞最終候補作! アメリカでもっとも謎に包まれた軍事科学研究機関、国防高等研究計画局(DARPA)。 1958年の創設以来、国防総省の直属機関としてGPS、インターネット、ドローンなどを次々と生みだし、世界を変える一方、 放射能や危険な毒物による大規模な環境汚染といった大きな負の遺産ものこしてきた。 彼らは未来を創りだす超頭脳集団か? それとも科学で世界を支配する恐るべき存在なのか? 兵器開発の暗黒史、終わりなき産業戦争の実態、「スノーデン・ファイル」流出の裏側など闇に覆われてきたDARPAの事実を開示。 さらに殺人マシンやロボット義手など最新研究の真価を問う出色の全米ベストセラー・ノンフィクション。 -
「移動」の未来
ヒトの動きとモノの流れが、 いま、変わりはじめた―― 気鋭のピューリッツァー賞ジャーナリストが描く交通(トランス)・(ポーテ)物流(ーション)の「見たくない現実」と「見えてきた希望」。 ネットで注文した商品がその日に届く。そんな「当たり前」を実現するために、世界中の交通・物流システムは悲鳴をあげ、崩壊の危機に直面している――。気鋭のピューリッツァー賞作家が、誰もが目をそらしたくなるような不都合な事実を詳らかにするとともに、自動運転車やAI(人工知能)、IoTなどに後押しされて始動しつつある「移動革命」の姿を展望する。 -
西村ツチカ作品集 なかよし団の冒険
第15回メディア芸術祭 新人賞獲得作品にして鬼才・西村ツチカ、衝撃の初単行本!「おんがえしの夜」「君はヒラリ」「窓」「ヒロジが泣いても笑っても」「ピューリッツァ賞」「黒岩さん」の6編を収録。 本作品は、2010年に徳間書店より紙単行本として出版されたものを、太田出版が2016年に電子書籍化したものです。 -
スポットライト 世紀のスクープ カトリック教会の大罪
被害者の心の叫びを世に知らしめるため―― ただ真実のために――教会の闇を暴くんだ ボストン・グローブ紙の記者たちが、巨大権力=〈カトリック教会〉の“大罪”を暴いた衝撃の実話! 世界中を揺るがせた世紀のスクープ! 2003年ピューリッツァー賞〈公益部門〉受賞! 本年度アカデミー賞 作品賞・脚本賞 W受賞! ! 本年度アカデミー賞主要6部門ノミネート! 〈作品賞/監督賞/助演男優賞/助演女優賞/脚本賞/編集賞〉 映画『スポットライト 世紀のスクープ』 2016年4月15日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか全国公開 本書は、『ボストン・グローブ』紙の〈スポットライト〉チームが調べあげた情報――何十年も隠されてきた痛ましい事実と、司祭や弁護士、被害者たちの、さらに痛々しい物語で埋め尽くされている。それらがより合わさって、より大きな腐敗と隠蔽の物語が紡がれていく。ことの発端は、ニューイングランド地方きっての権力組織であるボストン大司教区の中核で起きたスキャンダルだった。この調査報道が引き金となり、アメリカ全土、そして世界中の多くの都市で同様の調査がはじまり、聖職者による性的虐待とその継続を許した組織ぐるみの隠蔽という、より大きな問題が明らかにされた。未だに懸案の問題だ。 本書にまとめられたルポルタージュは、まさしく世界を震撼させた。その深い意義につけ加えるべきことは、何もない。 ――『スポットライト 世紀のスクープ』トム・マッカーシー[監督]&ジョッシュ・シンガー[脚本] ◎2002年1月、アメリカ東部の新聞「ボストン・グローブ」の一面に全米を震撼させる記事が掲載された。地元ボストンの数十人もの神父による児童への性的虐待を、カトリック教会が組織ぐるみで隠蔽してきた衝撃のスキャンダル。 ◎1,000人以上が被害を受けたとされるその許されざる罪は、なぜ長年にわたって黙殺されてきたのか……。 ◎2003年ピューリッツァー賞〈公益部門〉に輝いた、ボストン・グローブ紙《スポットライト》チームによる衝撃のノンフィクション! 〈目次〉 本書に寄せて 『スポットライト 世紀のスクープ』トム・マッカーシー[監督・脚本]と脚本ジョシュ・シンガー[脚本]による声明文 序 文 第一章 ゲーガン神父の笑顔の裏側 第二章 隠蔽の循環構造 第三章 国中にはびこる虐待者たち 第四章 罪悪感に苛まれる被害者たち 第五章 全世界に波及するボストン・スキャンダル 第六章 失墜――教会に背を向ける人々 第七章 法律を超越した枢機卿 第八章 セックスと嘘と教会 第九章 変革の苦しみ 二〇一五年版へのあとがき -
暴露―スノーデンが私に託したファイル―
国家安全保障局(NSA)と中央情報局(CIA)という合衆国の二大情報機関に在籍したエドワード・スノーデンは、自身の運命と膨大な機密文書を著者に託した。香港で密会した情報提供者の実像、そして文書の戦慄すべき全貌――。一連の報道で英紙〈ガーディアン〉にピューリッツァー賞をもたらした当人がいま、すべてを明かす。 -
日本の未来について話そう -日本再生への提言-
世界をリードする65人が執筆 2011年3月11日に日本を襲った東日本大震災、津波被害、そして福島第1原発問題。現在、世界中の目が日本に向けられている。日本は復興に向け動き出したが、震災以前から抱える数々の問題は依然日本の将来に影を落としている。国内政治の混乱や巨額の負債、高齢化、硬直化した教育制度と若者の意欲喪失に加え、技術や革新の分野での国際競争力の低下や外交問題など、憂事は尽きない。本書は、世界的な経営コンサルティング会社、マッキンゼー・アンド・カンパニーが、世界のオピニオンリーダーに日本が直面する問題について、それぞれの視点での提言を求め、それをまとめた1冊である。著者の方々はその優れた洞察力のもと、時折ユーモアも交えながら、日本への愛情に満ちた筆によって日本の過去、現在、そして最も重要な未来を描き出している。グローバル企業のCEO、ピューリッツァー賞受賞作家、ゲームクリエイター、サッカー監督、民間人校長、漫画家、建築家など、幅広い顔ぶれの寄稿者がそれぞれの視点で日本を語るというユニークな企画により編まれた本書は、いまの日本を読み解くための手がかりとなるだろう。 著者 武田薬品工業 代表取締役社長 長谷川閑史 ルノー 取締役会長兼最高経営責任者(CEO)、日産自動車 社長兼CEO カルロス・ゴーン ソフトバンク 創設者・代表取締役社長 孫正義 ファーストリテイリング 代表取締役会長兼社長 柳井正 サッカー日本代表 前監督 岡田武史 国際情報専門フリーライター、コンサルタント、『エコノミスト』前編集長 ビル・エモット スターバックスコーポレーション 会長兼社長兼最高経営責任者(CEO)ハワード・シュルツ 漫画家 弘兼憲史 ディー・エヌ・エー(DeNA) 最高経営責任者(CEO) 南場智子 ほか46人 -
大地
清朝末期から中華民国成立までの動乱の時代を背景に、貧農出の王一家の父子三代にわたる変遷をたどる家族物語。1931年、「大地」は出版と同時にベストセラーとなりピューリッツァー賞を受賞、各国語に訳された。 貧しい農夫、王龍(ワンルン)と阿藍(オーラン)一家の暮らしにようやく明るさが訪れようとしたとき、飢饉が襲う。二人はやむなく町へ出、それぞれ車夫と乞食になって糊口をしのぐ。そのうちに二人は、折からの暴動の勃発によって思いがけぬ大金を手にする。一家は再び故郷に帰り、没落した地主から土地を買い入れる。さいわい引き続く豊作にめぐまれて王龍は大地主にまでなるが、余裕ができると女遊びに走り、ついには妾を家に入れる。阿藍はただ黙々と働きつづける。子供たちは大きくなり、一家の暮らしはしだいに変容し、やがて二人にも死が。