アニー・ジェイコブセンの作品一覧
「アニー・ジェイコブセン」の「核戦争 世界滅亡までの72分間」「ペンタゴンの頭脳 世界を動かす軍事科学機関DARPA」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
ペンタゴンの頭脳
世界を動かす軍事科学機関DARPA (ヒストリカル・スタディーズ)
インターネットやドローン、GPSなど社会の発展に寄与してきた技術を数多く生み出した、国防高等研究計画局(DARPA)。
負の側面も含め、その歴史や関係者たちの物語が記されたノンフィクション本(2016年ピューリッツァー賞最終候補)です。
多くの資料が未だに公開されていないため、記載が薄い部分はありますが、水爆実験が想定の破壊力の2.5倍以上だったため、観測していた科学者や第五福竜丸などが被爆してしまったことや、イラン戦争におけるドローンの役割生物兵器の開発など、今まで知らなかったことも多く知ることができました。
一般的な「マッドサイエンティスト」のイメージからはかけ離れた冷静な科学バカによるとんでも発明も多くあるようで、結構恐ろしい。
IoTにより位置情報や画像認識がビックデータ解析によって実現しつつある現在、「1984」のような世界が近い将来訪れることになる可能性に思いを馳せながら、それを実現するのもしないのも人次第なのだなあと思っているうちに、汎用AIがそれを左右してしまう悪夢もあながち可能性が無いわけではないなあと思う、呑気な自分にちょっと驚く竹蔵でした。
竹蔵
Posted by ブクログ
原題通り、核戦争の起こり得るひとつのシナリオを通して何が起こるかを最初の24分間、次の24分間、次の(そして最後の)24分間とその後を描いたシナリオ仕立てのノンフィクション。膨大なインタビューと開示された文書などから緻密にその様子が描かれている。
北朝鮮がICBMを発射、その0.4秒後には監視衛星が警報を発する。米国は「警報即発射」方針(早期警戒電子センサーシステムが差し迫る核攻撃を検知し、警告を発した場合、直ちに核兵器の発射に踏み切る)を冷戦期より維持している。ロシアもまた同様。ICBMが発射されてから着弾するまで30分もかからない。迎撃ミサイルは米国には44基。迎撃できる確率は半分程度。大統領は報告を受けてから6分で「ブラックブック」と呼ばれる書類から核攻撃のオプションを選ばなければならない。
このシナリオでは、発射から72分後には世界は壊滅状態となり、長い「核の冬」が訪れる。
冷戦時代には現在よりも核戦争への危機感があったと思う。核軍縮も行われたが、現在は核兵器使用のハードルが下がっているように感じる。
本書は映画化もされるとのことで、多くの人に改めて核戦争の脅威を認識してほしいと思った。
【原題】NUCLEAR WAR: A SCENARIO
【目次】
著者まえがき
インタビュー
プロローグ この世の地獄
第Ⅰ部 蓄積(これまでの経緯)
第Ⅱ部 最初の24分間
第Ⅲ部 次の24分間
第Ⅳ部 次の(そして最後の)24分間
第Ⅴ部 次の24ヵ月とそれ以降(核戦争後の世界の行方)
謝辞
訳者あとがき
Posted by ブクログ
ペンタゴンの軍事科学機関DARPAの歴史と開発した技術について、詳細に調べている。
今や無くてはならない技術であるインターネットやGPSはDAPRAが開発してものだ、ということは有名だし、ドローンや無人偵察機なんかも世間の知るところである。
それらの開発がどういった理由でどのように進められたのかなど、かつては機密情報であったものが公開されたことにより、著者が調査やインタビューを通して興味深い内容にまとめられている。
かなり分厚い本であるが、久しぶりに読み終わるのがもったいないと感じた本であった。
ペーパークリップ作戦にも触れており、以前読んだ本
『ナチ科学者を獲得せよ! アメリカ極秘国家プロジェクトペーパークリップ作戦』
を思いだしたが、こちらも本書と同じ著者であった。