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米国は1960年代から核攻撃に備え「警報即発射」を準備してきた。本書は米国に向けた核ミサイル発射直後に起こりうるシナリオを、合法的に公開できるギリギリまで描く。証言や機密文書によるノンフィクションとフィクションが交錯する物語。
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Posted by ブクログ
原題通り、核戦争の起こり得るひとつのシナリオを通して何が起こるかを最初の24分間、次の24分間、次の(そして最後の)24分間とその後を描いたシナリオ仕立てのノンフィクション。膨大なインタビューと開示された文書などから緻密にその様子が描かれている。 北朝鮮がICBMを発射、その0.4秒後には監視衛星...続きを読むが警報を発する。米国は「警報即発射」方針(早期警戒電子センサーシステムが差し迫る核攻撃を検知し、警告を発した場合、直ちに核兵器の発射に踏み切る)を冷戦期より維持している。ロシアもまた同様。ICBMが発射されてから着弾するまで30分もかからない。迎撃ミサイルは米国には44基。迎撃できる確率は半分程度。大統領は報告を受けてから6分で「ブラックブック」と呼ばれる書類から核攻撃のオプションを選ばなければならない。 このシナリオでは、発射から72分後には世界は壊滅状態となり、長い「核の冬」が訪れる。 冷戦時代には現在よりも核戦争への危機感があったと思う。核軍縮も行われたが、現在は核兵器使用のハードルが下がっているように感じる。 本書は映画化もされるとのことで、多くの人に改めて核戦争の脅威を認識してほしいと思った。 【原題】NUCLEAR WAR: A SCENARIO 【目次】 著者まえがき インタビュー プロローグ この世の地獄 第Ⅰ部 蓄積(これまでの経緯) 第Ⅱ部 最初の24分間 第Ⅲ部 次の24分間 第Ⅳ部 次の(そして最後の)24分間 第Ⅴ部 次の24ヵ月とそれ以降(核戦争後の世界の行方) 謝辞 訳者あとがき
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