あらすじ
ドローン、殺人ロボット、生物兵器……最強科学集団は何を行なってきたのか。
闇に覆われた60年が、初めて明かされる。
2016年ピューリッツァー賞最終候補作!
アメリカでもっとも謎に包まれた軍事科学研究機関、国防高等研究計画局(DARPA)。
1958年の創設以来、国防総省の直属機関としてGPS、インターネット、ドローンなどを次々と生みだし、世界を変える一方、
放射能や危険な毒物による大規模な環境汚染といった大きな負の遺産ものこしてきた。
彼らは未来を創りだす超頭脳集団か? それとも科学で世界を支配する恐るべき存在なのか?
兵器開発の暗黒史、終わりなき産業戦争の実態、「スノーデン・ファイル」流出の裏側など闇に覆われてきたDARPAの事実を開示。
さらに殺人マシンやロボット義手など最新研究の真価を問う出色の全米ベストセラー・ノンフィクション。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ペンタゴンの頭脳
世界を動かす軍事科学機関DARPA (ヒストリカル・スタディーズ)
インターネットやドローン、GPSなど社会の発展に寄与してきた技術を数多く生み出した、国防高等研究計画局(DARPA)。
負の側面も含め、その歴史や関係者たちの物語が記されたノンフィクション本(2016年ピューリッツァー賞最終候補)です。
多くの資料が未だに公開されていないため、記載が薄い部分はありますが、水爆実験が想定の破壊力の2.5倍以上だったため、観測していた科学者や第五福竜丸などが被爆してしまったことや、イラン戦争におけるドローンの役割生物兵器の開発など、今まで知らなかったことも多く知ることができました。
一般的な「マッドサイエンティスト」のイメージからはかけ離れた冷静な科学バカによるとんでも発明も多くあるようで、結構恐ろしい。
IoTにより位置情報や画像認識がビックデータ解析によって実現しつつある現在、「1984」のような世界が近い将来訪れることになる可能性に思いを馳せながら、それを実現するのもしないのも人次第なのだなあと思っているうちに、汎用AIがそれを左右してしまう悪夢もあながち可能性が無いわけではないなあと思う、呑気な自分にちょっと驚く竹蔵でした。
竹蔵
Posted by ブクログ
ペンタゴンの軍事科学機関DARPAの歴史と開発した技術について、詳細に調べている。
今や無くてはならない技術であるインターネットやGPSはDAPRAが開発してものだ、ということは有名だし、ドローンや無人偵察機なんかも世間の知るところである。
それらの開発がどういった理由でどのように進められたのかなど、かつては機密情報であったものが公開されたことにより、著者が調査やインタビューを通して興味深い内容にまとめられている。
かなり分厚い本であるが、久しぶりに読み終わるのがもったいないと感じた本であった。
ペーパークリップ作戦にも触れており、以前読んだ本
『ナチ科学者を獲得せよ! アメリカ極秘国家プロジェクトペーパークリップ作戦』
を思いだしたが、こちらも本書と同じ著者であった。