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  • 暴走
    3.2
    〔競馬シリーズ〕英国ジョッキイ・クラブ調査員デイヴィッドがノルウェーにやってきたのは、招待騎手ボブの起した売上金横領事件を調べるためだった。が、到着早々、何者かに命をねらわれ、その後も度重なる妨害を受ける。調査を阻むのはいったい誰なのか? 冬の北欧を舞台に繰り広げられる強烈なサスペンス!/掲出の書影は底本のものです
  • 骨折
    3.6
    〔競馬シリーズ〕黒ずくめの誘拐者がニューマーケットでも有数の厩舎に押入った。何故……この疑惑は一味の首領が現われたとき重苦しい不安に変った。ダービイの本命馬に一味の指定する騎手を乗せろというのだ。果して、その真の目的とは? ダービイを控え、本格的仕上げ調整に入った厩舎を襲う妄執の影!/掲出の書影は底本のものです
  • 鋼

    5.0
    「おれを殺したりはしないよな?」「だめか?」「やめてくれ。永久にムショ暮らしだぞ!」「おれはまだそれほど歳じゃない。何年か無駄にしたっていいさ」殺人罪で11年の刑務所暮らしを終えた元私立探偵のクルツは、すぐにファリーノ・ファミリーのドンの邸宅を訪れる。高齢のドンが負傷して以来、弱体化してしまったファミリーのトラブルを解決してやろうというのだ。1カ月前、ファミリーの内情を熟知している会計士が失踪した。時を同じくして、ファミリーの生命線である密輸事業に妨害が頻発する。荷物を運ぶトラックが次々とハイジャックされるのだ。対立組織の差し金か、FBIの介入か、あるいはファミリー内部の裏切りか。背に腹はかえられないのか、ドンはクルツのオファーを受け入れる。だが、調査に着手したクルツの背後に、早くも殺し屋の影が…。正義か?悪か?鋼鉄のハートと腕っぷしで街の暗部を叩き切る、非情の男ジョー・クルツ。SF&ホラーの鬼才が挑む、ハード・アクションの会心作。/掲出の書影は底本のものです
  • セントラル・パーク事件
    5.0
    カメラマンのビンゴと助手ハンサムは、ニューヨークの街頭写真師だ。通行人や旅行者の写真を撮ってカードを渡し、25セントを送ってきた客にできた写真を送るのが商売。ハンサムは背が高く二枚目で、ご婦人方にもて、そのうえ、新聞に出ていることならなんでも憶えているという超人的な記憶の持ち主。その日も、二人は、セントラル・パークで、観光客相手に写真を撮っていた。7年前、公園の名物男ピジョン氏が、五十万ドルの生命保険をかけたまま謎の失踪を遂げたところだ。「ピジョン氏が失踪したその場所で撮ったあなたのお写真、すばらしい記念品になります」そう言ってカードを差し出すと、だれもが受けとった。商売は上々だった。だがその夜、暗室で昼間の写真を引き伸ばしていたハンサムは、笑っている男女を撮った写真の背後に、あのピジョン氏が写っているのを発見した!

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  • 曲がった蝶番
    -
    色あせたケント州の大地を眺めながら、ペイジは思った。変事が続きすぎる。去年は近所で強盗殺人事件があり、いまは宿屋に探偵が泊まっているという。しかも、村の旧家ファーンリ家の当主に、偽者ではないかという疑惑が起こった。25年前のタイタニック号沈没時に入れ替わったと主張する男が出現したのだ! どちらが本物か、その判定もつかぬうちに殺人が…スコットランドヤード顧問のフェル博士が登場する。

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  • 水底の骨
    3.6
    スケルトン探偵シリーズ最新作。異様な骨の正体とは? 十年前、ハワイで大牧場を経営するマグナスが失踪を遂げた。その遺骨が海の中から発見され、遺族の証言では当時のマグナスは殺し屋に命を狙われていたという。彼は逃亡の末にかわりはてた姿になったのか? 現地を訪れていた人類学教授ギデオンは調査を開始。当初、それはごく普通の骨に思えた。だが、やがてその骨の異常さが明らかになり、遺族の隠されていた秘密が露わに…… /掲出の書影は底本のものです
  • 樽

    3.9
    埠頭で荷揚げ中に落下事故が起こり、珍しい形状の異様に重い樽が破損した。樽はパリ発ロンドン行き、中身は「彫像」とある。こぼれたおが屑に交じって金貨が数枚見つかったので割れ目を広げたところ、とんでもないものが入っていた。荷の受取人と海運会社間の駆け引きを経て樽はスコットランドヤードの手に渡り、中から若い女性の絞殺死体が……。次々に判明する事実は謎に満ち、事件はめまぐるしい展開を見せつつ混迷の度を増していく。真相究明の担い手もまた英仏警察官から弁護士、私立探偵に移り緊迫の終局へ向かう。クロフツ渾身の処女作にして探偵小説史にその名を刻んだ大傑作。

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  • フォックス家の殺人
    3.4
    中国で華々しい戦果をあげライツヴィルに凱旋したデイヴィー・フォックスは悩んでいた。妻を殺したいという病的な意識が心を支配していたのだ。それもすべて12年前の殺人事件が原因だった。デイヴィーの心の傷を癒やすため、エラリイはその推理力を武器に過去に起こった殺人の謎に挑んでゆく!
  • 十日間の不思議
    3.8
    エラリイ三たびライツヴィルに赴く! ひとつには依頼者のハワードへの友情から ひとつにはライツヴィル懐かしさから――しかし、エラリイが着くのも待たず、不吉な事件の幕はあいていた。『災厄の町』 『フォックス家の殺人』についで、ライツヴィルで起こった怪事件の真相は果たしてどこにひそんでいるのか……?
  • 古い骨
    3.7
    レジスタンスの英雄だった老富豪が、北フランスの館に親族を呼び寄せた矢先に事故死した。数日後、館では第二次大戦中のものと思われる人骨が発見され、さらに親族の一人が毒で……。骨を手がかりに謎を解くスケルトン探偵ギデオン・オリヴァーの本格的推理を描く、アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作
  • 暗い森
    4.5
    ワシントン州の国立公園の大森林で人骨の一部が発見された。遭難したハイカーの遺骸なのか?だが、ギデオン・オリヴァー教授の鑑定の結果、骨は六年前に殺された男性のものと判明する。そのうえ、殺人の兇器は1万年前に絶滅したはずの種族が使っていた槍だった!森の奥深くに住むという伝説の猿人が本当にあたりを徘徊しているのか…一片の骨から縦横無尽の推理を繰り出すスケルトン探偵が真骨頂を示す初期代表作。
  • モルグ街の殺人事件
    -
    ある日、パリのモルグ街で猟奇殺人事件が起きた――。 犠牲者の母娘は残酷きわまる殺され方をされており、しかも事件現場は密室だった。密室から聞こえていた犯人と思われる人物の声を複数の者が聞いていたが、証言者はこぞって自分の母国語以外の言語を喋っていたと言う。この殺人事件の解明に探偵C・オーギュスト・デュパンが挑むこととなる。 エドガー・アラン・ポーによる本作は、推理小説というジャンルを築く作品であり、密室殺人を扱った最初の作品とも言われています。後世の作家たちにも多大な影響を与えた作品であることは間違いありません。時代を超えて愛される名作を是非、味わいましょう。 【目次】 モルグ街の殺人事件
  • 悪の起源
    -
    玄関先に送りつけられた犬の死体と脅迫状が宝石商のヒルを殺した?そして共同経営者のプライアムにも意味不明の脅迫が続く。二人を死ぬほどおびえさせるものは何か?プライアムが頑として語ろうとしない二人の過去とは……?題名を『種の起源』になぞらえ、ハリウッドを舞台に展開する本格推理大作。
  • シャーロック・ホームズの事件簿
    4.0
    端正な容貌の陰に悪魔のような狡猾さを秘めた犯罪貴族グルナー男爵と、名探偵ホームズの息詰まる対決を描く「高名の依頼人」をはじめ、中世の伝説にまつわる怪奇な事件を解決する「サセックスの吸血鬼」ほか「ソア・ブリッジ」「三人のガリデブ氏」等、円熟の筆致で描く12篇を収録する最後の短篇集。
  • 泥棒は詩を口ずさむ
    3.3
    古本屋の主人におさまった私のもとにやってきた古書蒐集家は、私が泥棒だということを知っている様子だった。なにしろ世界に一冊しかない稀覯本を何が何でも手に入れろというのだから。ところが、盗んだばかりの本を奪われ、殺人事件にまで巻き込まれてしまった。ネロ・ウルフ賞受賞作。
  • 泥棒は選べない
    3.8
    どんな錠前でもあける自信はあった。だが、家捜しを始めたとたん警官に踏み込まれ、その上寝室から死体が転がり出て、殺人犯と間違えられるはめに…… 泥棒として再び仕事をするためには自分で事件を解決しなれければならない。マンハッタンの泥棒探偵バーニイ・ローデンバー初登場
  • 靴に棲む老婆
    -
    全米一の製靴会社の創業者コーネリア・ポッツは、豪勢な靴の館に女王さながら君臨していた。先夫との子供3人のうち、裁判狂の長男が提訴した事件の法廷で、エラリー・クイーンは、黒ずくめの扮装をしたこの奇怪な老母と息子をはじめて眼にする。それがまさか、マザー・グースの童謡さながらの連続殺人の悲劇に巻き込まれていく端緒だったとは!

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  • 密使
    4.0
    ヨーロッパのある国から特別な使命をおびてイギリスへやって来た密使Dに迫る暴力と死の恐怖!『恐怖省』と並んで評価の高い、追いつ追われつの血湧き肉躍るグリーン一流のスパイ・スリラー。
  • エジプト十字架の秘密
    4.4
    田舎町に発生した凶悪な殺人事件はT字で彩られていた。T字路に立つT字型の道標に磔にされたT字型の首なし死体、そしてドアに描かれたTの血文字。古代宗教や中部ヨーロッパの迷信等を背景に起る第二第三の殺人にエラリイの推理も翻弄される。有名な読者への挑戦状を付した国名シリーズ中傑作の誉れ高い作品。
  • フランス白粉の秘密
    3.7
    喧騒を極めるニューヨークの五番街、その一角を占めるフレンチ百貨店では、新型家具の展示が行われていた。群衆を前に係が壁収納ベッドのボタンを押すと・・・・・・中から飛び出したのはなんとフレンチ社長夫人の射殺死体だった。大百貨店を醜聞の中に叩き込んだ事件の謎をエラリイはどう解くか?国名シリーズ第2作。
  • シャーロック・ホームズの回想
    4.0
    大レースの本命馬の奇怪な失踪とその調教師の惨殺事件を扱う「シルヴァー・ブレイズ号事件」をはじめ、ホームズが探偵業を始める動機となった「グロリア・スコット号事件」、兄マイクロフト初登場の「ギリシャ語通訳」事件、ホームズの衝撃的な失踪を描く「最後の事件」等12篇を収める決定版。
  • Zの悲劇
    3.8
    悪名高い上院議員が殺された。遺品の中からは、いわくありげな小箱と、ある囚人からの復讐をにおわす脅迫状が発見された。しかもその男は、最近出所したばかりだったのだ……現代的な女探偵の先駆ペイシェンス・サムと老探偵ドルリイ・レーンの見事なコンビぶりを描く型破りの本格探偵小説。新訳決定版!
  • Yの悲劇
    3.9
    狂気じみたハッター家の当主の死体がニューヨークの港から発見され、その後一族の中で次々と奇怪な惨劇が起こる。サム警視の依頼を受け、ドルリイ・レーンはその恐るべき完全犯罪の意外きわまる真相を解き明かそうとするが……犯罪の異常性、用意周到な伏線、明晰な推理。本格ミステリ不朽の名作、新訳決定版!
  • Xの悲劇
    3.8
    ニューヨークの電車の中で起きた奇怪な殺人事件。おそるべきニコチン毒をぬったコルク玉という新手の凶器が使われたのだ。この密室犯罪の容疑者は大勢いるが、聾者の探偵、かつての名優ドルリー・レーンの捜査は、着々とあざやかに進められる。“読者よ、すべての手がかりは与えられた。犯人は誰か?”と有名な挑戦をする、本格中の本格。
  • ルパン、最後の恋
    3.3
    父親のルルヌ大公が突然自殺し、一人娘のコラは悲しみに沈んでいた。そんなコラを助けるのは、大公から後見を託された4人の男たち。大公は遺書の中で、じつはこの4人の中に正体を隠したアルセーヌ・ルパンがいる。ルパンは信頼に足る人物なので、それが誰かを見つけ出して頼りにするようにと記していた。やがて思いがけない事実が明らかになる。大公はコラの本当の父親ではなく、コラの母親がイギリスのハリントン卿との間にもうけた子だったのだ。高貴な血をひくコラは、にわかに国際的陰謀に巻き込まれ、そんなコラを救うべく、ルパンは動きだすが……永遠のヒーロー、ルパンと姿なき敵との死闘が幕を開ける!  アルセーヌ・ルパン・シリーズの第1作「アルセーヌ・ルパンの逮捕〔初出版〕」も収録。従来の邦訳は、フランスで雑誌に初掲載後ルブランが加筆した単行本収録バージョンでしたが、ここでは雑誌掲載時そのままのテキストを採用。正真正銘の初登場版は、本邦単行本初収録となります。
  • スイート・ホーム殺人事件
    -
    女手一つで3人の子どもを育てる忙しい流行推理小説作家のマリアン・カーステアズ。そんなある日、子供達はお隣りの奥さんの射殺事件に遭遇する。もしもママが事件の謎を解いて犯人を見つけたら本も売れるに違いない。…こうして3人組の活躍がはじまる。警察の巡査部長もなんのその、事件の核心へと近づきながら、その一方では独身で孤独なビル・スミス警部とママをくっつけようとさえ画策する。本格推理とユーモアとが渾然となって仕上がったライスの傑作。

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  • 幸運な死体
    -
    暗黒街のボスを射殺した罪で、電気椅子に送られる運命にあったアンナ・マリーは、処刑直前、真犯人の自白で自由の身になった。彼女は処刑が行われたと発表させて、身を隠し、「幽霊」として関係者の前に姿を現わす。自分に罪をきせた事件の黒幕をつきとめ、復讐を計画する彼女の周辺で、次々と殺人がおこる。彼女の美貌に魅せられた酔いどれ弁護士マローンは真相解明に乗り出すが……。
  • なぜエヴァンズに頼まなかったんだ?
    -
    仲良しの友達トーマス医師と人気(ひとけ)のないゴルフコースでゴルフに興じていたボビイは、谷越えの17番でアイアンをしくじり、ボールは谷底に転がり落ちた。ボールを捜して坂道を下り始めた二人は、崖の下に転落したとみられる瀕死の男を見いだした。男は虫の息で「なぜ、エヴァンズに頼まなかったんだ?」という謎の言葉を残して息絶えた。
  • 腰ぬけ連盟
    -
    チャピンは暴力をテーマにした新進作家として成功するが、彼に援助の手をさしのべてきた善意の人びと「贖罪連盟」のメンバーには、変死や行方不明という事件がつぎつぎと襲いかかる。厚みのある展開、意外性、ウルフとアーチーの絶妙のコンビ……シリーズ最高傑作のひとつに数えられる名編。

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  • 素晴らしき犯罪
    -
    たまたまニューヨークを訪れていた弁護士マローンとジャスタス夫妻は、ある晩、ぐでんぐでんに酔っ払った青年デニス・モリスンを保護した。翌朝話を聞いてみるとデニスは新婚ほやほやで、花嫁をホテルに残したままだとわかった。そこへ警官が訪れ、デニスの花嫁が殺されたと告げた。…だが、その死体を見たデニスは「これはぼくの妻じゃない!」と叫んだ。ユーモアとペーソスあふれる異色の本格ミステリ。

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  • 闇からの声
    -
    引退した名刑事リングローズは、彼に恩義を感じている知り合いのホテルの主人に招かれて、イギリスの田舎のホテルに滞在することになった。その第一夜のことである。闇をつんざく幼児の恐怖にかられた悲鳴が聞えたのは。だが、同宿の老婦人によれば、その子は以前に亡くなって、いまはいないはずだという……その背後には、恐るべき罠が忍びよっていた。悪の天才との息詰まる闘争を中心のすえたフィルポッツの代表作。
  • 大はずれ殺人事件
    -
    ジェークにとって、それはこよなく愉しい夢見心地の宵だった。以前から恋こがれていたヘレンとやっと結婚できたのだから。ところが、そのパーティの席上、シカゴ社交界のナンバー・ワン、モーナ・マクレーンが`「絶対つかまらない方法で人を殺してみせる」と公言したのである。よせばいいのにジェークはその賭けにのった。なにしろ、彼女が失敗したらナイト・クラブがそっくり手に入るのだ! その翌日、群衆の中で一人の男が殺された……。そもそもはたして、これはモーナ・マクレーンの仕組んだ犯罪なのか? 弁護士マローンとジェーク、ヘレンのトリオが織りなす第一級のユーモア本格ミステリ。

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  • 列車の死
    -
    第二次大戦中、ドイツ軍の猛攻にさらされていた英国政府は、急遽、極秘の物資輸送を決定した。だが、その輸送列車のちょっとした故障のために、先行した旅客列車が轟音と共に転覆した! 破壊工作の跡が発見され、計画の漏洩に気づいた政府は、ロンドン警視庁に捜査を命じ、フレンチ警部はスパイ組織壊滅の密命を受けた。突破口を開くべくフレンチは一計を案じた…

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  • 日記の手がかり
    3.5
    ナンシー、ベス、ジョージの仲良し三人組が、お祭りで出会った母子。父親が行方不明で生活も苦しいらしい。なんとか助けてあげられないものかと相談しつつの帰り道、三人は不審な火事に遭遇する。家人が留守らしい立派な屋敷が、爆発音とともに火の手につつまれたのだ。屋敷の裏手にまわったナンシーは、あわてて逃げだすひとりの男を目撃。謎の本を拾って、がぜん探偵心を刺激される。親友ふたりに、新たに知り合った気になる男の子ネッドも加わって、少女探偵ナンシーの捜査がはじまる。世界中で愛され続けているロングセラーシリーズ第7弾。

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  • レッド・ゲート農場の秘密
    3.5
    親友ベスが買ったひと瓶の香水、それが、ナンシーを新たな事件に導くことになろうとは。親友ふたりと買い物帰りに知り合った少女ジョアン。彼女の住むレッド・ゲート農場の困窮を知って、放っておけなくなったナンシーは、援助の手を差しのべるべく、三人での農場滞在を決める。ほかの下宿人も決まりひと安心と思いきや、農場の土地を強引に手に入れようとする男に、敷地の一部に住むあやしげな新興宗教の集団と、周囲はきな臭いことばかりだ。探偵心をくすぐられ、早速農場の周りの探索をはじめるのだが……。好調少女探偵シリーズ第6弾。

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  • シャドー牧場の秘密
    4.0
    親友のベスとジョージが滞在しているシャドー牧場で、休暇をすごすことになったナンシー。ところが牧場では物が壊れたり事故が起きたり、伝説のアウトローの呪いがかかった幽霊の馬が出現したりと、気味の悪いことが続いていた。さらには、空港でナンシーの荷物が盗まれかけ、ベスとジョージが乗ってきた車は砂漠で立ち往生と、ナンシーの牧場行きを妨害しているかのようなことが次々と起こる。だが、そんなことでひるんでいては少女探偵の名がすたる。がぜん闘志をかき立てられたナンシーが、シャドー牧場の謎に挑む! 大人気シリーズ第5弾。

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  • オランダ靴の秘密
    -
    病院の階段から転落して重態のドーン夫人は、急いで手術室に運ばれた。たまたま友人の医師をたずねて病院に来ていたエラリーは、その手術を見学することになった。だが白布をめくると、そこにあったのは夫人の絞殺死体だった! そして外科医が第二の犠牲者に…

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  • ローマ劇場毒殺事件
    -
    本格ものミステリーの雄、エラリー・クイーンのデビュー作であり、以後10巻に及んだ有名な「国名シリーズ」の最初の作品。ブロードウェイの新顔「ローマ劇場」には暗黒街ものの新作「拳銃稼業」に多くの観客がつめかけた。ナイトクラブの殴りこみ、ギャング出入りの派手さで受けている芝居だった。第二幕の山場で観客席の後部座席のほうから大きな悲鳴が聞こえた。客たちはこれも芝居の新手だと思い、その方角に首をのばした……だが、それは芝居ではなく真実の殺人だった。被害者は悪徳弁護士! クイーン父子の捜査がはじまる。どうしたわけか被害者の持っていたはずのシルクハットが消えていた…

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  • チェイン氏の秘密
    -
    買い物のついでにプリマス市のホテルに立ち寄ったチェインは、亡父の知人と名乗る男に食事をさそわれ、そこで飲んだ酒で意識を失った。眠りから覚めた彼は全身を探しまわられたことを知るが、盗まれたものは何もなかった。急いで自宅に戻ると、家じゅうが荒らされていた。同時に起きた二つの不審な出来事から、チェインは何者かが、自分に関わる「何か」を懸命に探し出そうとしていると直感、その謎を追って、目に見えぬ敵に敢然と立ち向かう。

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  • チョールフォント荘の恐怖
    -
    法律事務所のやり手経営者リチャード・エルトンは、郊外に大邸宅チョールフォント荘を構え、再婚相手のジュリアとその連れ子のモリー、甥のジェフリィと暮らしていた。ダンス・パーティが催された夜、リチャードは何者かに後頭部を一撃され、死んでいるのを庭園で発見された。犯人は? 動機は? 莫大な遺産、怨恨、三角関係のもつれ…それぞれの動機に該当する容疑者は、フレンチ警部の捜査の結果、次々にシロとなっていく。
  • グリーン家殺人事件
    2.3
    ニューヨークの真ん中にでんと構えて三代もつづいてきたグリーン・マンションで、娘二人が銃で狙撃されるという事件がもちあがる。だがそれは、一家皆殺しをたくらむ何者かの手による連続殺人事件の発端にすぎなかった。……緊密なプロット、堅牢なアリバイ、大伽藍の崩壊をおもわせる最後の大団円など、本格推理の醍醐味を満喫させずにはおかないヴァン・ダインのファイロ・ヴァンス・シリーズの最高傑作。かつて「エラリー・クイーン誌」による読者人気投票でも堂々第一位にランクされた。

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  • 死が二人をわかつまで
    -
    「きみの婚約者レスリーは過去に3人の男をつぎつぎと毒殺したのだ」劇作家マーカムにこの恐るべき話を詳しく打ち明けた有名な病理学者は、その翌朝、青酸を注射され、密室のなかで死んでいた。はたして、これも同様な方法による毒殺なのか? レスリーは疑われて当然だった。平和な村に渦まく黒いうわさ…複雑怪奇な謎にいどむフェル博士。密室の謎は解けるのか? カー中期を代表する傑作。

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  • 皇帝の嗅ぎ煙草入れ
    -
    江戸川乱歩はこの作品について、「物理的に絶対なし得ないような不可能を、不思議な技巧によってなしとげている」と評して激賞した。カーは、謎解きの妙味を骨の髄まで心得ている作家、謎はとうてい解決不可能だと読者に信じこませれば、それだけあざやかに解決したときの感銘は深い。それを十分承知しているのである。

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  • 青銅ランプの呪い
    -
    若い女性探検家がエジプトの「王家の谷」の墳墓で見つけた青銅のランプ。胴の部分に「死者の書」の一場面が彫りこまれたこのランプには、持ち主が消えるという不思議な「呪い」がとりざたされていた。そして彼女は……エラリー・クイーンとの対談のなかで「ミステリーの発端は人間消失の謎にまさるものはない」との結論に達したカーによって書かれた不可能の謎をめぐる大作。

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  • 帽子蒐集狂事件
    5.0
    「不可解な謎とその合理的な解決」を信条としたディクスン・カーの本格ミステリーの代表作のひとつ。舞台は陰惨な伝説にみちみちたロンドン塔、その中の、そのむかし反逆者が夜、テムズ川から船に乗せられてこの塔に収容されるときに使われた逆賊門(トレイターズ・ゲート)で、殺人は起こる。濃霧につつまれたなか、昼なお暗いその構内に、シルクハット!をかぶり、中世の鉄矢で背中を射られた死体が発見されるのだ。

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  • 密偵
    -
    南仏のホテルに滞在する語学教師が、とつぜん身におぼえのないスパイの嫌疑をかけられる。持参のカメラに、いつのまにかツーロン軍港を撮影した写真がおさめられていたのである。みずから真犯人をつきとめなければ、彼には国外追放が待っている…第二次世界大戦直前の緊迫した情勢をバックにした、巨匠の記念碑的作品。

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  • こびと殺人事件
    -
    ナイトクラブの売れっ子芸人の「こびと」が、ショーの終わった直後、楽屋で首を吊って死んでいた。首つりに使われた道具は、コーラスガールの絹のストッキングだった。クラブの経営者ジェイクとその妻ヘリーン、夫妻の友人で刑事弁護士のマローンの三人は、「こびと」の不審死の真相を追うが、関係者は次々とストッキングで首をしめられ、事件は闇に……アメリカ推理小説界で異彩を放ったクレイグ・ライス夫人の傑作ミステリー。

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  • 黄色い部屋の秘密
    -
    密室犯罪の心理と犯人消失のトリックを創始して、その後の「密室もの」の原点となった有名な作品。若き新聞記者ルールタビーユの爽快な活躍とあいまって、その重厚なつくりは今なお、古典ミステリの代表作としての魅力を失っていない。

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  • 歌う白骨
    -
    物語の前半で真犯人を明かして、犯罪の過程を述べ、後半で完全犯罪のしくみをあばいていく――この「倒叙推理小説」と呼ばれる形式を初めて試みたフリーマンの代表的中編を集めた傑作ミステリー。当時のイギリス推理小説界の二大花形であったドイルとフリーマン。ドイル描く《ホームズとワトスン博士》に対する《法医学者ソーンダイクとジャーヴィス医師》の活躍は、その緻密な推理と科学的立証で、今日のミステリーの先駆的な存在として、新分野を開拓した。

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  • 暁の死線
    -
    「この作のサスペンスは飛びきりである。主人公の青年がフラフラと町を歩いて来て、ダンスホールに入り、放心状態でチケットを買い、商売人らしくない少女のダンサーと踊りつづけるまでの、非常に長い冒頭の場面は、なんとも形容のできない不思議なサスペンスに充ちている」(江戸川乱歩)。サスペンス派巨匠の手になる代表作!

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  • カナリヤ殺人事件
    -
    名声と華やかなゴシップに彩られたブロードウェーの人気女優マーガレット・オデール(愛称「カナリヤ」)が、アパートの自室で無残な絞殺死体となって発見される。容疑者は何人かに絞られたが、みなアリバイがあり、しかも現場は完全な「密室」だった。「密室の巨匠」ヴァン・ダインの傑作本格推理!

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  • 僧正殺人事件
    5.0
    数学者ディラード教授邸の弓場で、コック・ロビンという弓術選手が胸に矢を射られて死んでいた。捜査協力を頼まれたファイロ・ヴァンスは直ちに「コック・ロビンを殺したの、だあれ」というマザー・グース童謡を思い浮かべた。つづいて起きた第二、第三の殺人もみな、この童謡をなぞっていた。ヴァン・ダインの代表傑作。

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  • 秘密組織
    -
    魚雷攻撃で沈没寸前の英国汽船「ルシタニア号」上で、秘密任務をおびた男は見ず知らずの若い女に「アメリカ大使館に届けてくれ」と重要書類を託す。やがて大戦が終わり、恋人同士のトミーとタッペンスが起こした青年冒険家協会に、2人の依頼人があらわれる。2人の用件は、どちらも、ルシタニア号上で消息をたった男女に関するものだった! サスペンスあふれる異色作。

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  • 牧師館殺人事件
    -
    ロンドンからそう遠くない閑静なセント・メアリ・ミード村の牧師館の書斎で、治安判事が射殺されて見つかる。頑固一徹で、人から好かれない人物で、なにかと敵も多かった。一人の若い画家がすぐに自首して出て、事件はそのまま落着かと思われた。だが、新事実が相次いで明らかになって、事件は混迷の度をふかめ、村には噂と疑惑が渦まく……ミス・マープルがおしゃべり好きなおばさんとして初めて登場、同時に鋭い洞察力をみせて真相にせまる記念碑的作品。

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  • 茶色の服を着た男
    -
    アンはロンドンの地下鉄ホームの端っこで、嫌いなナフタリンの臭いを発散させた男に気づく。次の瞬間、男はアンの後ろにいた人物に仰天したかのように顔を引きつらせて後ずさりし、あっという間に線路上に転落し、送電軌条にふれて焼死した。近くにいた医者があらわれ、死を確認すると足早に姿を消した。そのとき医者は一片の紙切れを落としていった。それを拾ったアンは紙切れにも強烈なナフタリンの臭いが染みついていることに気づく……冒険にあこがれるアンはいつのまにか国際犯罪に巻き込まれていく。巧みな構成、ユーモア感覚にあふれたクリスティの長編第4作。

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  • 情婦…クリスティ短編集
    4.0
    かつてマレーネ・ディートリッヒの主演で映画化されて有名になった名編「情婦」のほか、愛すべきポワロが活躍するクリスティの珠玉の短篇「西方の星」「首相誘拐事件」「ダベンハイム氏の失踪」「クラパムの料理女」「イタリア貴族の怪死」「エジプト人墓地の冒険」を収録したハンディな1冊。誰でも親しめるポワロ入門。

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  • ABC殺人事件
    -
    ABCというイニシャルを記したいたずらのような手紙が探偵ポワロのところに届く。だが彼の不吉な予感どおり、アンドーバー(A)でタバコ屋の老婆アリス(A)が殺害される。勝ち誇るかのように第二の手紙はベクスヒル(B)での事件を予告し、カフェの給仕女ベッティ(B)の死体が海岸で見つかる。図に乗った犯人はチャーストン(C)での殺人を予告、ポワロや警察を嘲笑うかのようにカーマイケル卿(C)を殺害する。そして次はドンカスター(D)だ…すべての死体のかたわらにはABC社の時刻表が。無差別殺人を趣味とし、ポワロに特別な恨みをもつ者のしわざなのか? 灰色の頭脳は悩みに悩む。脂の乗りきった時期のクリスティの傑作。

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  • オリエント急行殺人事件
    4.5
    深夜に雪で立ち往生したオリエント急行の寝台車内で、アメリカの老人ラチェットが殺害された。たまたま乗り合わせたポワロはいち早く事件を知らされる。どう考えても乗り合わせた12人の乗客以外には犯人はありえなかった。一人また一人としらみつぶしに状況を聞く調査がはじまる。だが、それぞれの乗客のアリバイは完璧だった。外の世界と断絶した緊迫した状況の中、矛盾する刺し傷とともにポワロの灰色の脳細胞は悩みに悩む。クリスティの代表作。

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  • ザ・ビッグ4
    -
    南米アルゼンチンの自分の農場から久しぶりにロンドンへ戻ってきたヘイスティングスは、なにはともあれ、まず旧友ポワロを訪問した。ところがなんと、ポワロはアメリカの石鹸王の依頼を受けて、ブラジルのリオへと旅立つところだった! そのときである。一人の憔悴した男が窓から寝室へとはいったのであろうか、ポワロの前にあらわれた。男は失語症にでもなったように「ファラウェイ街十四番地、エルキュール・ポワロ氏」としか言わない。だが医師のすすめで紙と鉛筆を渡すと、男は「4」という数字を12回も書きなぐった……国際犯罪組織を相手のアクションとサスペンス、ポワロの魅力全開の痛快編。

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  • アクロイド殺人事件
    4.3
    小さな村の名士アクロイド氏は、書斎の椅子で何者かによって刺殺されていた。叔父の死にショックを受けた姪のフロラはたまたま余生をその村で過ごそうとしていたポワロに事件の解明を依頼した。ポワロは言った。「いったんお引き受けした以上は、最後までやりとげなければ止みません。たとえ途中で警察に一任しておく方が無難だとお考えになるような事態にいたりましてもですぞ。よい猟犬というものは決して追跡を途中で放棄するようなことはいたしません」……ミステリーの女王の名を不朽のものとしたクリスティの記念碑的作品。

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  • ゴルフ場殺人事件
    -
    ポワロは、フランス滞在中の大富豪ルノールから「警察の力を借りたくない、助力を頼む」という手紙を受け取る。急ぎフランスの小さな町メルランビーユへ飛んだポワロを待ち受けていたのは、建設中のゴルフ場の一画で刺殺された富豪の死体だった。パリ警察の派遣した探偵ジローとの捜査の知恵くらべが進展するなか、富豪とは関係のなさそうに思われる浮浪者が同じ凶器の犠牲に…クリスティのポワロもの長編第2作。

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  • スタイルズ荘の怪事件
    2.0
    イギリス中の興味と関心をあつめたスタイルズ荘の事件は、ヘイスティングズ大尉が友人の別荘に招かれたときに起こった。再婚して間もない友人の義母エミリーが毒殺されたのである。嫌疑は一族のみんなにかかる。ベルギーから英国に亡命してまもなくエミリーに住まいを世話されたポアロは、恩義も感じて事件解決に乗り出す。…不滅の探偵を生み出した「ミステリの女王」の新鮮さのあふれる処女作。
  • ヴォスパー号の喪失
    5.0
    ロンドン・ブエノスアイレス間を就航する貨物船ジェイン・ヴォスパー号が、謎の爆発によって沈没した。海事裁判が開かれ、原因と責任の所在が追及されるが、真相は謎であった。積荷の保険会社は私立探偵サットンに依頼し、保険金詐欺の確証を得ようとするが、サットンは無惨にも殺害される。捜査に乗り出したスコットランド・ヤードのフレンチ警部は、積荷のからくりとサットン殺害の秘密を追う。

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  • フローテ公園殺人事件
    -
    南ア連邦国営鉄道のトンネル内で無惨な轢死体が発見され、事故死と見せかけた他殺であることが判明する。容疑者を死刑から救ったのは、陪審員たちの賢明な判断だった。だが二年半後、スコットランドで手口の酷似した殺人事件が起こる。捜査に当たるロス警部は、関連する糸をたぐっていく……元鉄道技師だったアリバイ研究家としてのクロフツの、面目躍如たるミステリー。

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  • ラバー・バンド
    -
    沿海物産会社の社長が、社で起こった三万ドル盗難事件の調査を依頼にきた――同社の事務員クララがこの件で疑われているから、彼女の無実を明らかにしてもらいたいという……。ついで今度は当のクララが奇妙な依頼をもってきた。それは、戦死した父がまだ若かった頃、ネヴァダ州の鉱山町で首吊りにされそうになったイギリス貴族を助け出したことがあり、その男が他日、財産を相続したらその半分を謝礼すると約束してあったので、それを取り立ててもらいたいという。ウルフは彼女の話に興味を感じ、たった一ドルでその依頼を引き受けた…
  • 赤い箱
    -
    ファッション・モデルが超一流のニューヨークの婦人服店で菓子を食べて毒殺された。ウルフは嫌々ながら重い腰をあげ、現場に出向いて調査をはじめるが、次の殺人現場はなんとウルフの事務所、被害者は婦人服店の経営者であった。彼は死に際に「赤い箱」とだけ言い残した。ウルフは、その言葉を手がかりに真犯人を推理するが、そこに第三の殺人が……。美食家探偵ネロ・ウルフが助手のアーチーとともに凶悪な連続毒殺事件に挑戦するスタウト初期の傑作。
  • 毒蛇
    -
    史上最も風変わりな探偵…それが本書に登場のネロ・ウルフである。1日にビールを6リットルちかくも飲み、フランス料理の専門シェフを雇うくらいグルメで大食、おかげでぶくぶくに太って、大好きな蘭を1万株も栽培する屋上に行くのも専用エレベーターの世話になる。つまり自分では動けず、完璧な安楽椅子探偵。指示を仰いで動き回るのは有能な助手のアーチーだ。本書は47作にものぼるシリーズ処女作で、むろん最高の出来という折り紙つきの作品。そもそも本書巻頭で、見知らぬイタリア女の不意の来訪を受けたのは、49の銘柄のビールを一本ずつ賞味しているときであった!
  • 殺意
    -
    田舎町の開業医ビクリーは妻のジュリアの抹殺を決意する。周到完璧と思われる殺害計画にもとづく実際の犯行、捜査警察官との虚々実々のやりとり、緊迫感あふれる法廷での尋問、そして意想外な結末……倒叙形式ミステリの最高傑作のひとつであり、推理サスペンスの頂点をなす代表作。フランシス・アイルズという名は「毒入りチョコレート事件」で有名な英国を代表するミステリ作家アンソニー・バークレーの別名である。

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  • 赤毛のレッドメーン家
    -
    イギリス南東部の荒れ地ダートムアに休暇で鱒釣りをしにきていたロンドン警視庁の刑事ブレンドンは、建築中の邸宅で起きたらしい「殺人事件」に巻き込まれる。それはイギリスとイタリアのコモ湖畔を舞台に起こるレッドメーン家の親族連続殺人事件へと変貌していく。重厚・緻密な構成と文章力で、読者をとらえて放さない古典ミステリの傑作中の傑作。乱歩おすすめの一冊でもある。

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  • 中国迷路殺人事件
    -
    「梵鐘殺人事件」を解決したディー判事の新しい任地は、ウイグル族の跳梁する中央アジアのステップ地帯に近い辺境県の蘭坊(ランファン)であった。蘭坊は地方ボスに牛耳られ、町の綱紀は腐りきっていた。判事は息つくまもなく、謎にみちた退役将軍の密室殺人事件、少女の不可解な失踪事件、おかしな迷路をこしらえた故州総督の謎の遺言書という難題に直面する。おなじみのマーロンが縦横な活躍をみせる。 シリーズ第四作。
  • 中国梵鐘殺人事件
    -
    ディー判事(兼知事)の今度の任地は江蘇省の蒲陽(プーヤン)。廃屋となった怪しげな道観(道教の御堂)あり、「子授け」で名を売って今をときめく仏寺あり……赴任早々ディー判事の身辺はたちまち半月小路の殺人事件に忙殺される。異色ミステリーの世界的名作第三弾。

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  • 中国湖水殺人事件
    -
    漢源《ハンユアン》は小さな古い町で、湖のほとりにある閉鎖的な町であった。湖は、嫖客《ひょうかく》が美しい娼妓相手に歓楽の宴を張り、水上で一夜を過ごすことのできる、浮きただよう密会の家…「画舫《フラワー・ボート》」で知られていた。判事は招待の宴席でひとりの娼妓の見事な舞いをみる、そのすぐあと娼妓は死体となって発見される。娼妓が舞いの前にもらした謎のことばはどういう意味だったのか…ディー判事シリーズ第二弾。

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  • 中国鉄釘殺人事件
    -
    舞台は中国の唐時代、政府の命をうけ次々と各地に赴任するディー判事(兼知事)を主人公にしたミステリー。本巻の舞台は中国北辺の国境に近い商都北州(ペイチョウ)、赴任して4ヶ月ほどは些細な暴力沙汰くらいだったが、ギルド親方の娘の失踪事件が起こり、ついで女の全裸首無し死体が発見され、ディー判事はたちまち捜査に忙殺される。骨董店、綿屋、薬局、紙店、温泉浴場、市場をめぐって、多くの人間が織りなす市井の愛憎ドラマ。 シリーズ第五作。

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  • 中国黄金殺人事件
    -
    舞台は中国の唐時代、政府の命をうけ次々と各地に赴任するディー判事(兼知事)を主人公にしたミステリー。本巻の舞台は山東省北辺に位置する港町の県都平来(ホンライ)、知事が殺害され、下手人もあがらず放置されているこの町に、ディーはみずからの希望で乗り込む。そこに待ち受けていたのは、謎だらけの花嫁失踪事件であり、有力商店主、酔いどれ詩人、奇妙な哲学者、娼婦、浮浪人、小作人などの複雑に絡み合った人間模様だった。オランダ出身の異色外交官の手になる異色ミステリーの世界的名作の第一弾。

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  • ハートの4
    -
    映画脚本を書いてほしいという依頼を受けて、勇躍ハリウッドに乗り込んだエラリー・クイーン。だが、そこで目にしたのは、スクリーンの名優、新進の男女優、プロデューサー、マネジャー、脚本家、宣伝部長ら、多種多様な人間が立ち働くなかで起きた連続殺人事件であった。クイーンの異色作。

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  • 途中の家
    -
    若手弁護士ビルは、妹の夫からの電報で呼び出され、船着場近くのあばら家に行くと、義弟は死体になっていた。容疑は妹にかかるが、意外にもこの義弟はニューヨークに別の妻を持つ重婚者であった。二つの職業と、二つの名前を持つこの男は、どちらの人間として殺されたのか。ビルは友人のエラリー・クイーンに真相の解明を依頼する。物語は巧みな伏線により、意表をつく結末に導かれる。

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  • スペイン岬の裸死事件
    -
    北大西洋に突き出る小さな岬にある富豪の館。ある夜、そこのテラスでスペイン系の美男の女たらしが殺された。オペラ・マントを着てステッキをもち、椅子に腰掛けた状態で死んでいたが、その下には何も身に着けていなかった! 国名シリーズの最後を飾る1冊。

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  • 日本庭園殺人事件
    -
    文学賞を受賞した女流作家が日本趣味にあふれた自宅庭園で、受賞記念の披露宴をひらく。それは順風満帆をおもわせる船出とみえた。だが、彼女は自邸の仕事場で謎にみちた急死をとげる……エラリー・クイーンの「国名シリーズ」日本編。

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  • 中国切手殺人事件
    -
    宝石と切手のコレクターで出版社の経営者でもあるドナルド・カークは、ニューヨークの中心街に事務所をもっていた。ある日の夕刻、中年太りのさえない小男がたずねてくる。カークは留守だったので、秘書のオズボーンはカークの事務室で待つように案内する。用件を聞いても、男は「内密の用件」としか答えない。約一時間後、カークはたまたま階下で出会ったエラリーを連れて帰ってくる。秘書の話を聞いて二人が事務室に行くと、男は脳天を割られて死んでいた。そして部屋にあるあらゆる物が動かされて「あべこべ」になっていた。中国福州で発行された「エラー切手」にからむ密室殺人!

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  • アメリカロデオ射殺事件
    -
    場所はニューヨークのど真ん中のコロシアム、3万人の観客の熱い視線が注がれるなか、ショーのクライマックスの場でロデオ一座の主役が何者かによって射殺される。一発の弾丸は馬上の主役の脇の下から入り、ものの見事に心臓を打ち抜いていた。弾丸の角度は一段高い位置にある観客席方向からの射撃であることを示していた。3万人は足止めを食い、徹底的に調べられた。だが……クイーンの国名シリーズ「アメリカ編」。

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  • エジプト十字架事件
    -
    エラリー・クイーンの「国名シリーズ」初登場! 小学校校長の首なし死体はT字形の道標にキリストさながらに磔(はりつけ)になっていた。そこはT字路にあたり、そのうえ被害者の家のドアには血でTの字が。事件は迷宮入りかとみられたが、半年後、まったく場所を変えて再び「T殺人事件」は起こった…クイーン円熟期の秀作。

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  • ギリシア棺謀殺事件
    -
    屋敷内の墓地でおこなわれた美術商ハルキスの葬儀から一歩さきに邸内にもどった弁護士ウッドラフは、ハルキスの寝室の金庫内に保管してあった新しい遺言書が、手提げ金庫もろとも紛失しているのを知って度を失う。たった五分間のうちの出来事だった。エラリーは「論理的に」、遺言書は棺の中にしかありえないと推論し、棺を掘り出す。だが、そこに見つかったのは……ハルキスの死は、その後につづく殺人交響曲の序曲にすぎなかった。クイーン「国名シリーズ」の重厚な代表作。

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  • フランス・デパート殺人事件
    -
    エラリー・クイーンの「国名シリーズ」フランス編! ニューヨークのどまんなか、フランス・デパートのショーウィンドーを舞台にしたイベントのクライマックスで、壁のベッドから転がり出たのはデパート社長夫人の射殺死体であった……むろん、このシリーズ共通の、作者から読者への犯人あて挑戦も健在である。

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  • 最後の悲劇
    5.0
    『X』『Y』『Z』に続く「悲劇シリーズ」四部作のフィナーレ。シェイクスピアにからむ稀覯書の奇妙な盗難事件は謎の古文書をめぐる怪異な事件へと展開。だがドルリー・レーン最後の決死のがんばりが事件を解決に。大構想四部作の最後を飾る感動にみちた名編。ある詩人いわく、「私はミステリーを愛好する一詩人にすぎないが、もし傑作ミステリーを問われたら、ちゅうちょなく答えるだろう……それは『X』でもなければ『Y』でもない、クイーンの四大悲劇をあつかった四部作であると、そして、なかんずく、『最後の悲劇』をあげるだろう」

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  • Zの悲劇
    3.0
    センセーションを巻き起こした『Xの悲劇』『Yの悲劇』につぐ「悲劇シリーズ」第三作。「Z」は、エラリー・クイーンが、前二作の大好評にその野心をさらに刺戟されることによって書きあげた作品。前二作にもまして、さまざまな創意工夫がなされている。アメリカの地方小都市の政治的な暗黒面、刑務所、死刑囚、死刑執行という劇的な道具立て以外にも、語り手をサム警部の娘ペイシェンスにすることによって、冒頭から前作とはまったく異なる雰囲気を作り上げている。

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  • Yの悲劇
    3.0
    ヨーク・ハッターがニューヨーク近郊の海から変死体となって発見された事件からハッター家の悲劇は始まった! 一族に次々に毒が盛られ、ハッター夫人はマンドリンという奇怪な凶器で殴り殺される。続けざまに起こる惨劇の調査を開始した老優ドルリー・レーンは、信じられない真実に直面する……。海外ミステリーのベスト選出で常に第一位の座を誇る傑作中の傑作。奇抜な着想、用意周到な伏線、犯人の意外性、明晰な論理、最後の一行の衝撃――どこをとっても「推理小説技巧の最高峰」といった、数多くの賞賛を浴びるにふさわしい作品。

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  • Xの悲劇
    3.0
    ニューヨークの薄気味の悪い館にすむ元シェイクスピア俳優ドルリー・レーンを探偵役にすえた、クイーンの「悲劇シリーズ」4部作の第一編。株式仲買人がすし詰めの路面電車のなかで、ポケットに忍び込まされた高純度ニコチンを塗った針先に刺されて即死する。そんな芸当は、いったい誰に可能だったのか? 動機は? しらみつぶしの警察の調べによって、共同経営者が浮かび上がるが……緻密な構成、全体の進行を劇の上演に見立てた凝ったつくりで、遊び心も忘れない本格ミステリーの代表作。1932年、バーナビー・ロスという無名の新人名義で発表され、ミステリー界にセンセーションをまきおこした作品としても有名。

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  • 八点鐘
    -
    卓抜した頭脳と勇気を持つレニーヌ公爵(またの名アルセーヌ・ルパン)は、某伯爵家の城館で美しいオルタンス夫人と出会う。朽ち果てた古塔を探索した二人は、塔の古時計が二十年ぶりに八時を告げる音を聞いた(八点鐘)。その塔に隠された男女の骸骨から過去の失踪事件の謎をあばいたレニーヌ公爵は、オルタンスを助手にして、次々と不可解な難事件に取り組む。八番目の事件が解決し、八時の鐘が鳴ったとき、二人は…

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  • 怪盗紳士アルセーヌ・ルパン
    -
    フランスの作家ルブランの手になる有名なルパン・シリーズは、この短編集巻頭の「アルセーヌ・ルパンの逮捕」から始まった。殺しを嫌い、血を見るのを嫌う神出鬼没のダンディな知能犯ルパンは、たちまち見事に裏を書いて小気味よく脱獄する。早くもこの集では対抗馬のイギリスの名探偵シャーロック・ホームズが登場し、次の対決を予想させる。フランス的エスプリと爽快さにあふれてルパン参上!

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  • 蒼い氷壁
    -
    帆船ディヴァイナー号で地中海旅行に出かけようとしていたガンサートは、BM&I社の会長から、莫大な価値をもつ珪トリウム合金のもとになる鉱石のかけらを見せられた。鯨肉の箱の中から紙に包まれて見つかったものだという。鯨の血のしみた紙には詩が書き付けられ、ファーネルという署名があった。とすれば、送り主はかつての同僚でノルウェーの氷河で死んだというファーネルではないのか。ガンサートは急遽行き先をノルウェーに変え、ファーネル捜索に乗り出す…

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  • 怒りの山
    -
    イギリス人ファレルはチェコ鉄鋼業界の大物となった戦友トゥチェクを訪ねたが、トゥチェクは売国の嫌疑をのがれてイタリアへ行き、そこで失踪していた。ファレルはイタリアへ飛ぶが、そこにはファレルに過去の悪夢の体験を思い起こさせるナチスの亡霊と、トゥチェク所有の機密文書を狙うスパイが待ち受けていた。ベスビオ噴火のなかで展開される男の戦い!

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  • 疑惑・アリババの呪文
    -
    セイヤーズの作風を知る好個の短編2つ。「疑惑」は、妻に毒を盛られているのではないかという夫の疑惑をテーマにした鮮やかなクライム・ストーリーの傑作。「アリババの呪文」はピーター・ウィムジー卿ものの短編。卿が盗賊一味にくわわり、一杯食わせるという趣向のもので、「開け、ゴマ!」の呪文に声紋判定の設定がみられるのが面白い。

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  • ピーター卿乗り出す
    -
    セイヤーズの処女長編。若い建築家の住むアパートの浴室で、ある朝、男の全裸死体が見つかる。身につけていたのは鼻眼鏡と金鎖だけ。たまたま前夜、金融界の大御所が謎の失踪をしていたが、関係があるのか? 死体はその男というわけでもなさそうだ…貴族探偵ピーター・ウィムジー卿はふとした機縁から、この事件を手がけることに。執事バンターとの息のあったやり取りはユーモラスで、余裕を感じさせるが、はたして首尾は?
  • ホームズの冒険
    -
    ホームズ物の第一短編集「シャーロック・ホームズの冒険」から「ボヘミア王家の色沙汰」「赤毛連盟」「ふきかえ事件」「ボスコム谷の秘密」「五つぶのオレンジのたね」「唇の曲がっている男」「青い紅玉(ルビー)」「まだらのひも」「技師の親指」「独身の貴族」「エメラルドの宝冠」「《ぶなの木》館」の12編を収録。ホームズ物が大人の読み物であり、現在も100年前と同じ人気を誇る理由は、最初の一編を読めば一目瞭然。ホームズの魅力を知るための絶好の入門編。

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  • ホームズの生還
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    ホームズが宿敵モリアーティ教授もろともライヘンバッハの滝壷の底に消えて3年。失意の日々を送るワトスン医師のもとへ一人の老人が訪れた。その老人の正体は、なんと死んだはずのホームズであった! 喜びの再会と同時に、2人の新たな冒険が始まる。ホームズ物傑作短編第3集「シャーロック・ホームズの生還」から「空家の怪事」「ノーウッドの土建屋」「ひとり自転車を走らせる女」「プライアリ学院」「踊り人形」「ブラック・ピーター殺し」「奸賊ミルヴァートン」「六個のナポレオン」「三人の学生」「金縁(きんぶち)の鼻眼鏡」「スリー・クォーターの失踪」「アビ農場の屋敷」「第二のしみ」13編を収録。

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  • ホームズの回想
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    ホームズ物の第2短編集「シャーロック・ホームズの回想」から「シルヴァ・ブレイズ失踪事件」「黄色い顔」「株式仲買店員」「グロリア・スコット号」「マスグレイヴ家の儀式」「ライゲイトの大地主」「海軍条約文書事件」「せむし男」「入院患者」「ギリシャ語通訳」「最後の事件」の11編を収録。「最後の事件」でホームズはモリアーティ教授と闘い、死んだことになる。

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  • フレンチ警部最大の事件
    -
    ロンドンのダイヤモンド商社の老支配人が殺され、総額3万3000ポンドにのぼるダイヤモンドが金庫から消えた。金庫の鍵は銀行の保管する一つと、社長がつねに身につけている一つの二つしかなく、合鍵をつくれる可能性はないといってよかった。フレンチ警部は決め手に欠ける状況証拠ばかりのなかで苦戦をしいられる。だが、ついに手がかりの糸口を得たとき、警部は執拗にくいさがっていった。

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  • トレント最後の事件
    -
    アメリカ財界の大物が射殺され、謎にみちた事件の究明に乗り出したトレントは、喪服の美しい未亡人メイベルに出会う。この重要容疑者に愛情を感じた彼は、推理によって突き止めた真相を書き残して旅に出る。その後、再会した二人は、残された疑問の解決に再び挑戦する。と、そこには意外な事実が……。本格長編黄金時代の幕開けを告げた傑作。著者はこの一作の声価によって1936年、チェスタートンの死のあと英国推理作家クラブの会長に選ばれた。

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  • ベンスン殺人事件
    -
    ウォール街のとかくのうわさのある株式仲買人ベンスンは、自邸の居間の愛用の椅子の上で、一発の銃弾に眉間を打ち抜かれて死んでいた。右手にはそのとき読んでいたと思われる小型本が、落ちずにしっかりと握られていた。ニューヨークの地方検事マーカムは友達づきあいをしているファイロ・ヴァンスのたっての願いをいれて、ヴァンスを殺人現場に案内する。独自のするどい心理分析でヴァンスは難事件に立ち向かう。ヴァン・ダインの処女作・出世作であり、古典ミステリーの幕開けを画した名編。

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  • エッジウェア卿の死
    4.0
    女芸人カーロッタ・アダムズの人まね演技は完璧で、たまたま舞台を観たポワロは有名人の模写に感銘をうけた。ポワロはその晩、真似をされた当人のひとりで、有名な女優ジーン・ウィルキンソンから、離婚話に応じない夫を説得してもらいたいという依頼を受ける。だが、その夫エッジウェア卿は自宅で、何者かによって鋭利な刃物で殺害され、つづいてカーロッタも変死をとげる。難解な謎に挑むポワロ。

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