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私とキャッチ・ボールをしてください
男のこでなくておあいにくさま さりげない遭遇の冒頭から女と男、二人の高校生がするすると川原でキャッチ・ボールをする場面にたどりついてしまう。気持ちと気持ちの交換を比喩で表現する際に人は「キャッチ・ボール」という言葉をしばしば使うがここにあるのは本物のキャッチ・ボールでありボールを投げることと受けること、その人が投げるボールに対するさわやかな驚きこそが主役である。二人には、両親の離婚、という共通点があり、そしてそれぞれの片親(男子の母、女子の父)もまたキャッチ・ボールの場面に現れるのがユニークだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
夏はすぐに終る
すぐに終る、夏も、18歳も 18歳。高校を卒業して5ヶ月。やらなければならないことは特になく、それどころかこの歳にして早くもステーション・ワゴンを手に入れ、日本全国どこへでも気ままに旅する時間が流れていく。その途中、同級生の女性と待ち合わせをして会話を交わすと彼の気ままさ、寄る辺なさ、自由がますます際立つようだ。彼は、この女性の友人ばかりでなく、母にも、姉にも会いにいくはずだが、そこにもとどまることはないはずだ。18歳は、その夏は、ひたすら流れ流れ、すぐに終ってしまうはずなのだから。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
おなじ緯度の下で
初めて好きになった女性は、スクリーンを経由して…… 季節は夏であり、登場人物はまだ幼さの残るハイティーン。そして両親は離婚もしくは死別している、という共通点を持つ短篇を集めた『夏と少年の短篇』に収録された一篇。この作品の鍵は、異母姉だ。ある男の前の妻と二番目の妻、それぞれの娘と息子という関係の4人は極めて仲が良いが、しかしこの息子と娘は兄弟でありながら他人でもある。そのことに対する隠れた意識に、17歳の男子は母親の故郷の映画館の、スクリーンに映った一人の女優の姿を経由してようやく気づくことになるのだが…… 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
最愛の人たち
写真は時間であり、小説は時間を生き直すことである 不思議な長篇小説である。一人は写真家、一人は小説家になっている二人の男性がいて、二人は親しい友人同士である。写真家には、少なくとも年に一度はその姿を撮影し、それが何年にも及んでいる女性がいて、小説家には、彼の書くすべての小説のインスピレーションの源になっている女性がいる。しかし彼たち、彼女たちは恋愛関係にはならず、いや、恋愛のもっと向こう側にある、何かもっと痛切なものの中に没入してしまったかのようだ。片岡義男による、異例ともいえる長い「あとがき」にも注目したい。 【目次】 第一部「私は一曲のバラッドです」 第二部 最後の一行を書くために 第三部 八月の午後の一瞬から 第四部 写真についての一通ずつの手紙 あとがき 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
彼は結婚したくなった
結婚したくなった夏は、さてどうなった? 人はなぜ結婚するのか? この問いに整然と回答するのは思いのほか難しかろうが、この小説の主人公は、一人で生きていては何もかもするりと過ぎてしまいもっと生活に抵抗がほしくなったからだ、と答える。彼は大真面目だ。そして複数の候補者の中から自分が結婚したい相手と、そうでない相手を区別していく。それらの女性の写真を横に並べながら。その行為はグロテスクなようでいて、彼なりの真剣な検討の流儀なのだ。そしてついに決めた相手に彼は結婚を申し込む。さあ、その返事はどうなった? 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
胸のふくらみがこう語った
胸のふくらみのエンサイクロペディア 男性にはなく、女性だけが備えているもの。それが、胸のふくらみだ。この中篇小説は、一組の男女を中心にすえつつ、男性による胸の礼賛と、屈託なく胸を開放してみせる女性のふるまいによって、読者をこれでもかと胸のふくらみの世界へと引きずりこむ。やがて二人の対話や実践だけでなく、様々なシーンで見かけた胸のふくらみの魅力、胸の写真コレクション、そして絵葉書など、魅惑的な胸のエピソード集の様相を呈し、あらゆる角度から胸のふくらみについて語る百科全書的な領域へと近づいていく。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
紀子が三人いた夏
最も「日本的」と言われた作品を通じての「日本」批判 聡明なアメリカ人ジャーナリストの女性と日本人の男性。ほぼ全篇、二人によるディスカッションで成立している中篇小説。内容は、小津安二郎監督の『晩春』『麦秋』『東京物語』、原節子演じる「紀子三部作」についてだ。極めて日本的な映画であり、エディプスコンプレックスがそこにはあると一般的に解釈されているその見解を退け、彼らは核心に「性」をもってくる。限定されようとしている「性」の大きな可能性こそが原節子という類い稀な女優によって提示された映画だと。そしてそれは痛烈な「日本」批判でもある。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
彼女、三十五歳、独身
キャッチボールが力を与えてくれた インタヴューされるのは舞台女優。するのはライター。二人は共に、35歳の独身の女性だ。二人は、インタヴューの際に初めて会うのではなく、その前に、あるあざやかな偶然のシーンによって会う機会があった。インタヴューの中で、「キャッチ・ボール」が重要な行為であることが明らかになってくる。会話の比喩としての言葉のキャッチ・ボールではなく、文字通り、身体を使ったキャッチ・ボールだ。やがて二人は親密な間柄になり、キャッチ・ボールを実際にしながらそれぞれの過去と未来を確かめることになるだろう。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
幸福な女性の謎
どんなふうに幸せか、わからないことは謎である 極めて端正な、見たところ破綻もないような女性が無味乾燥な、装飾の無いホテルの一室に落ち着いたかと思うとやおら電話をかけ、あるサーヴィスを依頼する。一人の女性が部屋まで派遣されてくる。迎えたほうも、やってきたほうも、相手の魅力を素直に認め二人だけのひとときを過ごす。それは世間的に見ればやや通常から逸脱した行為かもしれないが、そんなことはどうでもいい。大切なのは、二人が幸福であること。そして、それがどんな種類の幸福かわからず、謎のままであることだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
エスケープという名の香水
暗い場所なら、脱出がよく見える 地上21階。ホテルではない。私的な寝室だが、生活感はまるでない。外は雨。そしてここは、かなり暗い空間である。ほぼ初対面の男女が、お互いに裸で、会話を交わす。趣味について話し出すと、女の語る趣味は嘘か本当かわからないような(たぶん本当なのだ)荒唐無稽なものだ。いつかはやってみたいこと、として彼女が語る「夢」はいささか常軌を逸しているようでもあり、同時になにかしら人間という生き物の根源に触れるようなものでもある。この暗がりの中で、二人は生活から、日常から「脱出」している。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
基本を学ぶ幸せ
彼であり、彼女である存在が至近距離で学んだこと 男でありながら、美しい女性としての外見を備えている。しかし声は、あきらかに男性のそれだ。というような一人の存在が、恋人である男性を深く愛している。ところが突然、その恋人を奪われる日が訪れる。それは二人のいさかいではなく、時間の経過とともに、人の一生にはこのようなこともありうる、という事態での別れだった。「彼」を失った後の日々、その母親とのやり取りなど遺された人間としてのふるまいの、その美しさ。悲しさ。片岡義男らしい、同情を排しながらも深く優しい傑作短篇である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
似合う口紅
「見つけたい」「なりたい」と彼は言った 今日的な用語を持ち出せば、性同一性障害、となるだろうか。男性として生まれながら、女性になりたがっている彼。そこには彼自身の意志だけでなく、彼の生き方に理解があり、それどころかあまりの美しさに半ば女の子として育てた母親と姉の存在があり、さらに父親の不在まで付いてくるのだから念が入っている。ただしかし、うまくいかないことが一つある。口紅だ。男性であることを捨てて女性になるのではなく、男性であるままで女性にもなる、というその存在のジャンプに見合う口紅は果たして見つかるのか。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
小説のような人
あなたの過去は、私の未来である 娘は身長179cm。母は170cm。共にたいへんな高身長の二人が、おもいがけず久々に横浜の町を楽しむ機会に恵まれる。娘は小説を書こうと試みている身であり、母には離婚歴がある。日中、娘が偶然体験したある幸福なエピソードを契機に二人はいつしか小説論を語り合うことになる。そしてその語らいの中から、一つの短篇小説が生まれようとしている。娘は母から生まれたのであり、母、というカタチの過去が娘の未来をもたらしてくれる。そのような母娘の時間が港のある場所で描き出されたうつくしい一篇である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
真夏の夜の真実
1年後、少女たちは再び夜に集合する 激しい雨の降りしきる台風の夜。14歳の少女の家に、親友たちが集まってくる。全部で4人。全員が14歳だ。4人は一夜を共に過ごすために悪天候にも係わらず集まったがその一夜の目的は、ある現場を追体験することにあった。1年前の同じ日、同じように台風の夜に起きたある悲劇の現場を彼女たちは訪ねる。その出来事を彼女たちは見ていない。知らされただけだ。しかし彼女たちは今年、わざわざ集まった。そこへ行った。そしてそこでどんなことが起きたか、端的な事実だけを告げてこの小説は幕を閉じる。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
いなくなりたい
いつか必ず、自分はいなくなる ここでは、おそらく誰もが人生の中で多少なりとも感じていながら突き詰めて考えたり苦しんだりしたことの無いことについて、あまりの純粋さゆえにのめりこんでいく少女の姿が描かれている。それは、自分とは何か、存在とは、時間とは何か、という問いだ。かつての自分と今の自分は別の人間であり、しかしながら記憶、というものがあるからその過去には今の自分として戻ることができるけれど今、その場所にかつての私はいない。私とはそう、いつだって「いなくなる」ことが確実な何か、のことなのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
ふたたびメドレーで三曲
メドレーのような長篇小説を トリュフォーの映画『ジュールとジム』(邦題は『突然炎のごとく』)のように仲の良い男女3人がいた。男が二人、女が一人だ。男のうちの一人と女が結婚し、もう一人の男は心から祝福する。そして時を経て、その二人が離婚したという。本当の仲良しであった3人には、三角関係は存在しなかったから、結婚の時に嫉妬はなかったし、離婚の時に憎悪はなかった。結婚しなかった男は今も独身、そして小説家だ。離婚した彼女には瓜二つの娘がいて、その娘もまた作家志望だという。あたらしい何かが今から始まりそうだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
84年の赤い色
今日はすべてがうまくいく日 片岡作品には、世間でマジョリティを形成しているヘテロセクシュアルばかりでなく様々なセクシュアリティの形が登場するが、今回はレズビアンだ。二人は今、40歳という節目の歳を迎えた。40歳。思い出も未来もたっぷりある年齢だ。二人が最初に出会った時のこと、それぞれ異性との結婚の経験がありながら、二人が互いにとってどんなに大切な存在なのかを思い知らされた日のことなどを二人は語り合う。今日は、インストラクターをしているほうの彼女の誕生日。二人の40台のスタートラインは上々だ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
青いガーディニアの部屋
彼女が部屋の花に気づく時 登場人物は二人だけ。片岡作品にはめずらしく、中年の男女だ。彼らの様子はあられもない。セックスの後にセックスを語り、語りが一呼吸すると、またセックス。そのあいだに、なぜだろう、仕事のことや、母親(女性のほうの)のこと、その母親の葬儀のことなどが話題にのぼってくる。どうやら二人は女優と映画監督であるらしい。行為の前と後、ふと思い出したように彼女はしきりに「部屋が暗い」という。高層階のホテルの部屋だ。やがて彼女は、青いガーディニアが活けてあるのを見る。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
怖いほどに幸福
メイキング・イン・新幹線 一人の小説家がいる。44歳。女性。彼女には離婚歴がある。しかしそれは言ってみれば、幸福な離婚だった。なぜなら、小説を書くために生活から離れる、という自由を夫から与えられたのだから。その彼女は今、書くことについても自由に、ストレートに行為に移していく。編集者が新たな短編集を依頼したいと言えば、その日のうちに編集者の出張先まで同行して、新幹線の中でストーリーを作り上げてしまう。そのストーリーはジェンダーの枠をやすやすと超える自由なものだ。彼女は今、怖いほどに幸福である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
最高に気持ちいい
部屋は一つ、ベッドは二つ、女性が3人 久々に女性4人で会おう、ということになった。しかし、うち一人は若き旅館の女将であり、残りの3人の小旅行を受け入れる立場にある。彼女はこの短篇には登場しない。小旅行の目的地である旅館に行く前にホテルに1泊することになっている。4人ではなく3人という奇数であり、泊まる部屋は一つ。そしてベッドが二つ。つまり、一つのベッドに一人、もう一つのベッドに二人が眠ることになる。そしてその晩、部屋で起きたこと。見たもの。聞いた声。それは「一人」だった側にも、新しい歓びをもたらすものとなった。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
階段の下にいる男
パリであんパン、手紙を書きながら 一人の作家が、取材をかねてパリへ旅立つ。そしてパリで、高校の同級生だった女性と偶然に遭う。作家は、実は彼女の姉を慕い続けておりその気持ちは、階段の下から、上にいる存在を見上げるだけで満足、というような言い方で表れたりする。彼はかつて、その姉への手紙で、致命的なミスをしでかしたことがあった。しかしそのミスは皮肉なことに、彼がその姉に手紙を書き続ける力にもなった。そして今、偶然にも妹とパリで遭うとは! やはり何かがつながっている。木村屋で買って、パリまで持ってきたあんパンのように。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
美人と海岸
それでもやはりそれは筋道であり、小説になる 結婚してもおかしくはない男女がいて、しかし結婚したいか、まだためらう気持ちがあるか、二人の温度差がある、ということも、しばしば起きることである。男は、故郷の町に女を連れて行って、この女でいいかどうか、確かめたい。女は、彼の故郷に行くのだから、きっと結婚は間近だ、と思う。このあやうい落差を解消するために呼び出されるのが、男の友人である小説家。彼はいったい、どんな役割を期待されているのか? 相当に身勝手な男の計画に、彼は従ってやることにする。なぜならそれはそれで、筋の通ったことだから。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
ベーゴマの小説を書く
今まで知らなかった何事かを、小説に書くことについて ベーゴマ、というものがある。ある日突然、朝食を食べている時に、ベーゴマ、という一語が何の脈絡もなく小説家の頭に点滅する。現実にそんなことがありうるだろうか? といえば、おそらくはそういうこともありうるのが現実だろう。そもそも、ベーゴマのベーとは何かも知らない彼は何事も万能の姉を呼び出し、ベーゴマの回し方を伝授してもらう。そしてさっそく、短篇小説のプロットを作成する。まったく知らなかったものに少しだけ触れてそれを小説という、普段から付き合っている器に入れる瞬間の物語だ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
グッド・デザイン
きみはグッド・デザイン 好きだし、一緒にいたいが、ずっとは困る。なぜか。「良すぎるからだ」というのが彼の答えだ。彼女は良すぎるから、彼女といることだけで人生の全部になってしまう。他人が聞いたら鼻白むもいいところだが、これは小説であり、二人しか出てこない。「良い」とはすなわち、彼女がグッド・デザインだということでありこれ以上、彼にとって明白な事実は他にない。一組の男女が、互いになぜ好きなのか? を突き詰め、半ば議論のような会話を交わす。片岡義男以外の作家にはなかなか書けない短篇である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
幸福の限界
彼女はそこにいる、いない、いる…… 静かで、淡々と進んでいくが、いささか狂いが見えるような小説。雑誌の仕事で広島を訪れた作家がきまぐれに街を散策し、古びた映画館を見つけ、入ってみる。ある意味では荒廃した、そして別の意味では非常に貴重な昔日の映画館で、まずはそのことに心を奪われるが徐々に、そこで観た映画へ、そして映画に出ていた女優へと関心が移っていく。やがて、その映画は作家としての決定的な方向転換を促し、そこから突き詰めた方向に向かって動いていく。まさに「限界」まで向かう奇妙な作品である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
十年が過ぎた
十年が過ぎ、そして彼女は今も魅力的だ 波乗りを愛する二人の男は、大学が同じ、入社した会社も同じで1年後には同じ文面で辞表を提出し、南島の住人になる。会社を捨て、一人は写真、一人は小説へ進んでいく。そこに一人の女性が現れる。二人は強く、彼女に惹かれていく。しかし、均衡は崩れない。それは彼女の願いであり、男たち二人の願いでもある。がしかし……。崩れないことで大切にされたままのこととついになしえなかったこと、その両方がある。10年の時が経過し、男たちにはそれぞれ伴侶がいる。そして彼女は、今でも変わらず、あまりに魅力的だ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
デジタルビジネスへの挑戦 情報サービス産業白書2017
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 情報サービス産業白書の2017年版です。IoTやAI、RPAなどITエンジニアが知っておくべきデジタルビジネスに関する10のキーワードを現役のエンジニアたちが解説。エンジニアならではの視点で身に付けるべき技術を紹介します。アンケート調査は従来型IT技術者とデジタルビジネス従事者の双方から意見を収集、企業やビジネスに対する考え方、取組み姿勢の違いを詳らかにしました。 -
9マス将棋の本
「たった9マスなのに実に奥深い!」――羽生善治推薦 大ヒット!「9マス将棋」から始めれば、 将棋がみるみる強くなる! 基本の詰みから手筋のポイントがわかる入門書。 9マス将棋は、3×3の小さな盤面で将棋を指し、将棋の面白さをより早く知ってもらうために考案したミニ将棋です。本書は、この9マス将棋を使って手筋のポイントなどを解説しながら、実戦ですぐに役立つ、勝つために大切な「詰み」と「王手」を覚えられるように構成しました。いきなり王手の局面があったりと、スピーディーな展開を楽しめます。ぜひ挑戦してみてください。(本書「まえがき」より) -
映画であった本当に怖い話【追加写真収録1・2電子特別合本版】
次々と起こる恐怖の事件。公開された作品の画面には映っていないが、これはホラー映画の撮影中に本当にあった出来事だ。富士の樹海で、映画の撮影所で、ラジオの収録中に、あなたの背筋を凍らせる本当にあった出来事っ!!! <収録エピソード>「映画であった本当に怖い話1」 ・『リング2』撮影中に起こった怪奇現象とは・『学校の幽霊』シリーズで起こった怖い話・特別コラム─恐怖の映像と怪奇現象音 他 <収録エピソード>「映画であった本当に怖い話2」 ・富士樹海取材フィルムに写った怪異なもの・あるラジオ放送で起こった怖い話 他 <電子特別版 追加収録エピソード> ・『リング』恐怖の始まり─画面に写りこむ白い顔・『リング2』洞窟、病院─スタッフに囁きかける謎の声・『リング0~バースデイ~』現場の高揚感が霊を集める!?・『呪怨』ハウス・スタジオにまつわる怪異譚・『ISOLA 多重人格少女』カメラを揺らすのは被災者の霊か!? 原因不明の死を遂げた2頭の犬、ブレるカメラ ※本電子書籍は「映画であった本当に怖い話1【追加写真収録電子特別版】」「映画であった本当に怖い話2【追加写真収録電子特別版】」の2冊を合わせた合本版です。 -
映画であった本当に怖い話
次々と起こる恐怖の事件。公開された作品の画面には映っていないが、これはホラー映画の撮影中に本当にあった出来事だ。ロケ現場や撮影中で、映画の撮影所で、ラジオの収録中に、あなたの背筋を凍らせる本当にあった出来事っ!!!【電子特別版には写真&『リング』シリーズなどのエピソードを追加収録!】 <収録エピソード> ・『リング2』撮影中に起こった怪奇現象とは ・映画監督 鶴田法男×脚本家 高橋洋 ・『死国』で起こった怖い話 ・『学校の怪談』シリーズ起こった怖い話 ・『学校の幽霊』シリーズで起こった怖い話 ・『真霊ビデオ』シリーズで起こった怖い話 ・『帝都物語』『孔雀王』の現場で起こった怖い話 ・ある映画で起きた怖い話 ・映画ロケ隊が遭遇した怖い話 ・特別コラム─恐怖の映像と怪奇現象音 <電子特別版 追加収録エピソード> ・『リング』恐怖の始まり─画面に写りこむ白い顔 ・『リング2』洞窟、病院─スタッフに囁きかける謎の声 ・『リング0~バースデイ~』現場の高揚感が霊を集める!? -
女装男子が恋した男~ワン・モア・ナイト
「一晩でも長くこのせつない想いを伝えたくて…」普段から「舞子」という名で女装をしている修は、相思相愛であった医者の男、良三に正体がばれ、振られてしまった。それでも良三への「せつない想い」が消えない修は、何度も連絡を取ろうとするがことごとくかわされてしまう。そんな中、良三の同僚医師で「舞子」の正体を修だとは知らない内森は、「舞子」を口説こうと食事に誘う。帰りがけ、ついには「舞子」の部屋にまで行こうとする内森だが、実はその日ずっと二人を尾行していた良三は、思わずその光景を見て…!?ー。ほか、遊びでしか恋愛できないイラストレイターを好きになった少女の切ない片思いを描いた『片割れの月―HALF MOON―』も収録! -
小説 ヴァニシング・スターライト
「君の音楽、聴かせて貰ったよ」月夜煌めくとある日――、バンド活動に行き詰まりを感じていた音楽家、ノエルは運命の出会いを果たす。 声をかけてきた男は黒の衣装を身に纏い、夜にも関わらずサングラスをかけた怪しい風体。 「てめぇ…、何者だ!?」 あからさまな嫌悪を示すノエルに、その男は不敵な笑みを浮かべて……!? 月夜の邂逅。青年は夜鷹の如く翔け登る――。 パラレルワールドに存在する新生バンド"VANISHING STARLIGHT"の結成までを描いた激アツストーリーが堂々の開演! 「生きてるなら燃えてやれッ!」 -
草刈正雄 FIRST PHOTO BOOK
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 NHK大河ドラマ『真田丸』の真田昌幸役で再ブレイクした俳優・草刈正雄。芸歴47年にして初のフォトブックには、贅沢に撮り下ろした約100カットを掲載! 大人の色気漂うファッショングラビアには、ベストジーニスト受賞もうなずけるデニムパンツ姿、ダンディなスーツ姿、アクティブにテニスを楽しむ姿など、貴重なショットが満載。もちろん『真田丸』名シーン写真も収録しています。その他、ロングインタビュー、100の質問、幼少期プライベート写真……。今まで見たことがない草刈正雄がここに! -
悶飯 ~姫美川ルイの悶絶妄想飯~
一流商事、一刈商事の社長秘書・姫美川ルイ(30)。才色兼備の誉れ高い彼女には、ある秘密があった。無能な役員や上司、使えない後輩などから過大なストレスを受けると、とある行動に出てしまうのだ。はたしてそれは… 仕事もできて、頭も良く、美人でスタイルもいい!そんな一刈商事社長秘書の姫美川ルイ。しかし有能が故に、できの悪い上司や後輩女子社員の行動に、多々ストレスを感じる毎日。そんなストレスがリミットを超えてしまうと、そのストレスを発散するために、30歳彼氏なしのルイは食事を擬人化し、さらに恋愛妄想に変化させてしまうという、変な癖があったのでした……… 姫美川ルイが妄想飯をすることとなった、描き下ろし第0話を収録、あなたもルイさんと一緒に妄想してみませんか!? -
【加計学園問題】 前次官の告発で大騒動!支持率は下がらなくても憲法改正国民投票に影響する! 【橋下徹の「問題解決の授業」Vol.56】
橋下徹公式メールマガジン「学者やコンサルでは伝えられない橋下徹の「問題解決の授業」」を号毎に電子書籍化。 <橋下徹メッセージ> 『独裁者』『民主主義の破壊者』と散々な言われ方をされてきた僕ですが、私人に戻った今だからこそ、皆さんにお話したいことがたくさんあります。府知事、市長在任中に、メディアで報じられたことは全体の中のほんの一部。しかも、いちいち訂正するのが間に合わないほどに好き勝手に報じられました。僕が何を考え、大阪府、大阪市の改革、そして大阪都構想を目指したのか。小さな弁護士事務所の代表から38歳で政治家に転身した僕が、いかにして数万人規模の役所組織をマネジメントしたのか。資金も組織もない中でいかにして政党を作り上げ、マネジメントしたのか。それまでの役所の常識・行動様式とぶつかり合い、いかにして前例のない大胆な改革を実行したのか。そういった本当に価値のある話は、メディアは報じてくれないんです。だから自慢話を織り交ぜながら(笑)、皆さんのビジネスに少しでもお役に立ててもらえればという気持ちで全てを話すためにメールマガジンを始めます。僕を散々に批判してくれた人たちとも、今まで以上に議論を戦わせていきたいと思っていますので、どうぞよろしく。 -
ゲームオーバードーズ
これはゲームにまつわる、青春復讐劇――。コミュ力抜群の大高翼と引きこもりの人気ゲーム実況者かみばこ、正反対のふたりが出会った夜、学園内で殺人事件が起こる!その様子はSNSで生放送されていて――。 -
Discover Japan_TRAVEL 厳選 ニッポンの一流ホテル&名旅館
日本再発見をコンセプトにする 月刊誌『Discover Japan』編集部から 毎年刊行する、定番のムックです。 作家の柏井壽氏、世界でも有名な ホテルジャーナリストのせきねきょうこ氏が セレクトしたホテルも収録。 厳しい目で選び、それぞれの宿がもつ“一流”たるゆえんに迫ります。 部屋のみならず、共有スペースも含めた空間のしつらえや、 料理を詳細に解説。さらに本書の特長でもある、 アメニティについてなどの細やかな情報も見どころです。 記念日旅行などラグジュアリーな旅には、とくに役立つ一冊。 心に残る旅の一助となります。 ※本誌のために取材・撮影した記事のほか、これまで雑誌『Discover Japan』が取材してきた内容の一部を再編集し、構成したものを含みます。 ※デジタル版は、紙の雑誌とは内容が一部異なり、表紙画像や目次に掲載している記事、画像、広告、付録が含まれない場合があります。また、本誌掲載の情報は、原則として奥付に表記している発行時のものです。 -
憲法の将来
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 70年間 改憲できなかった本当の理由とは何か。 自公民維各党に田原総一朗が切り込むほか、 気鋭の研究者 ケネス・盛・マッケルウェインが 世界の憲法典と比較し、日本国憲法の特殊な構造をあぶりだす。 -
歴史力で乱世を生き抜く
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『応仁の乱』はなぜヒットしたのか。世界の先行きが不透明な今、歴史への関心が高まっている。戦争とは何か、文明とは何か――時代と地域を飛び越えて、人類の普遍を見つける。呉座勇一×細谷雄一「英雄なき時代の混沌に立ち向かう」ほか。 -
人口減にも勝機あり
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人口が減少すれば、経済は縮小するしかないのか。経済成長の鍵を握るイノベーションをいかに生み出すか。今こそ、ニッポンの知恵が問われる。吉川洋×大竹文雄「日本に蔓延する悲観論を打ち破れるか」ほか。 -
有名店の常連になれる本 私が通うウマい店100+80
食べログNO.1レビュアー「うどんが主食」の初著書! 日本料理からラーメンまで、全16ジャンル100+80店に及ぶ「美味しいお店」の「常連さんしか知り得ない」情報と「食にまつわるウンチク」を掲載! ※電子版には「うどんが主食シール」は掲載されておりません -
放課後の本屋さん
小学生の主人公・つばさは学校が終わると祖父の本屋さんで働いています。その本屋さんにはちょっぴりエッチな本が置いてあり、小学生が働くにはちょっとだけ大変です。 -
北海道 夏Walker
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 夏と言えば富良野のラベンダー畑!積丹のウニも旬を迎え、夏しか食べられない丼を食べておきたい。 有名な雲海テラスで雲海を見てみたい・・・・・・。夏の北海道は見どころがいっぱい! でも、見た後どうする?ご飯どうする?そんなニーズに応えて周辺の立ち寄り情報もしっかりおさえました。 北海道Walker編集部が厳選した夏の北海道ドライブコースがぎっしり詰まった1冊です。 また、全道の主要花火大会から、夏のイベントも満載。この1冊で北海道をひと夏遊びつくせます。 ※ページ表記・掲載情報は2017年6月2日のものであり、施設の都合により内容・休み・営業時間が変更になる場合があります。クーポン・応募券は収録しておりません。一部記事・写真・別冊や中綴じなどの特典付録は掲載していない場合があります。 ※P86-90「北海道日帰り温泉パスポート ミニ」は掲載しておりません。 -
南羽翔平ファースト写真集『南羽翔平』
『動物戦隊ジュウオウジャー』(テレビ朝日系)でジュウオウライオン/レオ役を演じた南羽翔平のファースト写真集です。 大自然の中でのナチュラルな姿や、キュートな笑顔、ちょっとアダルトな横顔も。本人も初めて見たと語る表情が満載です。 また、特技でもある剣道姿も披露、クールな剣道着姿は必見! 過去・現在・未来を語ったロングインタビューも一読の価値ありです。 -
石渡真修ファースト写真集『ましゅいろ』
ミュージカル『テニスの王子様』で注目され、『薄桜鬼SSL ~sweet school life~』や『残響のテロル』など数々の話題作に出演し、活躍を見せる石渡真修のファースト写真集! いろいろな役を演じてきた石渡真修の役者としてではない素の表情や、 母校や自然の中などで撮影した本人も「こんな表情、見たことない」という新たな一面、 さらにクールな医者&フルメイクで完全に変装したキュートな姿も収録。 ロングインタビューや77個の質問に答えてもらった“いろいろQ&A”なども併載。 今の彼の魅力がいっぱいつまった1冊です! -
オメガの匂いは魔族も誘う~その身体を餌にされて快楽堕ち~
「悪魔をおびきよせるための餌にさせてもらう」スラムで生きるオメガの詞音は、発情の度にその匂いで悪魔を引き寄せてしまい、凌辱されていた。つがいを失ったアルファでエクソシストの時宗は、その体質を利用して詞音を悪魔を狩るための餌にする。それは己のつがいを殺した悪魔を滅ぼすためだったが、発情で身悶える詞音に誘われ、時宗はその身体に手を伸ばし―――。 -
ひまふぃあさん。
わりと普通な女子高生、サトー。ある日突然、家にマフィアさんがやってきた。彼らが言うには、これから一緒に同居するらしい。なぜそんなことになってしまったのか、戸惑いつつも新生活はスタートし…。マフィアさんとのゆるーいながらもスリリングな日常は果たしてどうなる――!? -
お坊様と恋愛のススメ
小春は、由緒正しきお寺の眉目秀麗な副住職、翡翠様に片思い中。何度もアタックをするが、翡翠様はあくまでも穏やかに、微笑みをたたえて毒を吐く。 「先ずはもう少し、女性磨きをされた方が良いでしょうね」 九十七回目の玉砕を迎えた時、どうしても翡翠さまの特別になりたい小春は「百回告白してダメだったら諦めよう」と覚悟を決め、残りの三回を成功させる為に奮闘する。 でも、現実はなかなか上手くいかなくて――。 毒舌お坊様×キャリアウーマンの恋はどうなる!? 電子特別版には、魔法のiらんど公式サイトに掲載された書きおろし短編『お坊様×オネエ系 ~ Let's Go Zazen ~』を追加収録! 『お坊様と恋愛のススメ』と『オネエ系男子攻略法』のコラボは必見です♪♪ -
ZAKKA BOOK NO.57
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※通信販売の申込期間は2017年12月15日(17:00)までです。 ※電子版にFAX専用申込書と無料お申し込みはがきは付属しません。 (インターネットからの申込は可能です) 人気作家の限定アイテムをご紹介&通販! 暮らしを楽しくする雑貨の日本で唯一の通販誌です。 お気に入りのショップや、よく見るサイト――。 雑貨が大好きなみなさまのアンテナには きっと、いつもたくさんの情報が集まっているはず。 でも、『ZAKKA BOOK』がお伝えしたいのは 新しい雑貨の情報はもちろんのこと、何通りものアレンジの提案です。 せっかく手に入れたからには、見て、使って、お客さまにほめてもらったり……。 雑貨との暮らしをとことん楽しむ方法を、すべてのページにこめてお届けしています。 商品の情報だけで終わらない、見て、買って、ハッピーになれる 雑貨好きのための夏号が、でき上がりました! 【目次】 ようこそわが家へ 夏のおもてなし ZAKKA BOOK Original 2017 Summer/ハンドメイド作家×本誌の限定コラボ通販! 私たちのリアル雑貨コーディネート/人気インテリア・インスタグラマーが通販雑貨を撮った! 〈通販付き!〉人気ZAKKAショップ探訪 ・DULTON/nenil/COVENT GARDEN Bazaar 新作雑貨★大発表会! 家じゅうどこでもステージに!「雑貨の似合う家」 Fairyモチーフに今また夢中 愛しのカントリーガーデン 模様がえは1点ご自慢主義! 選べるシリーズ雑貨大作戦 おしゃれな暮らしの実用雑貨 『ZAKKA BOOK ザ・ベスト2017』より厳選! 通信販売ご利用ガイド -
ブラックご近所SPvol.2~町内会レボリューション~
主婦が町内会の悪政にもの申す!!51pages 高額会費をむしりとり、我が物顔で町を支配する町内会長たちに住民はあきらめムード… でも、ホントにこのまま言いなりでいいの!? -
ブラックご近所SPvol.2~いちばん臭い部屋~
社宅の中はボスだらけ…そして私も、ボスになる日を待ち望む汚い生ゴミになるの―? モンスターの巣窟40P!! -
ブラックご近所SPvol.2~灯台もとヤバし?~
マンション内ににせブランドショップ?ずぶずぶとハマってゆく主婦だったが…!? 油断大敵ご近所落とし穴40ページ -
ブラックご近所SPvol.2~騒音ジプシー~
ああ、リアルご近所トラブル36ページ!! 安らかなるオアシスは一体どこにあるの―!?~騒音ジプシー~ -
ブラックご近所SPvol.2~開戦!!煙草バトル~
ヘビースモーカーのボス主婦に反旗をひるがえす嫌煙派のOL!!最後に勝つのは一体……!? まさかの衝撃36P!! -
ブラックご近所SPvol.2~ねずみ罠~
若くて、希望でいっぱいだったあの頃にはもう戻れないから…私たちは罠を張る。 苦しみが憎しみに変わる時… リアルな残酷香る戦慄50ページ!! -
ブラックご近所SPvol.2~引き裂かれた平和~
こじれた隣人関係の末の思わぬ顛末とは…?超デンジャラス ご近所ドラマの決定版32ページ!!~引き裂かれた平和~ -
ブラックご近所SPvol.2~醒めたい夢~
お隣さんと仲直りだなんて…これはきっと、幸福な夢。 新興住宅地に越してきてご近所づきあいに失敗してしまった主婦は、人間関係を恐れるあまりひきこもりになってしまい… -
アイドルH性欲図鑑
華やかなアイドルだって性欲バリバリ…イケメンエロス5作品収録!!ゆんぐ『国民的アイドルと地下女装アイドルの格差セックス 前編』 女装地下アイドル活動を続ける傍らバーテンダーをしている翔太の店に熱烈なファン・国光タツヤが来店。しかし、そのタツヤこそ、国民的アイドルグループのメンバーなのだった!!? 2話同時掲載の前編。ゆんぐ『国民的アイドルと地下女装アイドルの格差セックス 後編』 ひょんな事から国民的アイドル・タツヤと深い仲になってしまった地下アイドル・翔太。ストーカーまがいのタツヤは、翔太のマンションの隣室に引っ越してきてしまい…!!? 2話同時掲載の後編です♪竹若トモハル『ふたまたマネジメント』 トップアイドルながら業界の問題児として有名なアイドルユニット『リズキス』。素行不良のキサラとリズを新人マネージャー・達吉がうまくコントロールしているかに見えるのだが、それにはやはりワケがあり…☆土井モニカ『ポンコツアイドル エロ調教レッスン』 アイドルグループ『4Rin Love』の不人気メンバー・成瀬 新。事務所の社長から「新曲リリースイベントまでに人気を回復できなければクビ」と宣言されてしまう。新はメンバーたちから人気獲得のレッスンを受けることになるのだが…。キヅグチ『アイドル輝夜のSSRな下半身事情』 人気グループ『五月雨KIDS』のメンバー・輝夜は、ライバルグループ『BandiT』の人気メンバー・成田の大ファン。彼らのゲームに課金しまくるほどの熱の入れよう。そんな成田と楽屋前で文字通り鉢合わせ!?して、気絶させてしまう…。国民的アイドル×地下アイドルのカラーイラストを描いてくれたのはゆんぐ -
デビル@ホーム
友達が欲しかったなでしこが召喚してしまったのは、悪魔アスモデウス。ひょんなことから契約してしまったなでしこは、悪魔と一緒に過ごすことに…!? -
あるあるネタがいっぱい!イマドキ妖怪くつだる。
「人のあくびをみてたらうつっちゃった」「気がついたら鼻毛が出てる!」そんな日常の「あるある」は、実はイマドキ妖怪たちのしわざ! あなたの身の回りに起きる「あるある」な出来事は、実はすべてイマドキ妖怪たちのしわざなのです! アニメ化もした「くつだる。」がフルカラー8コマ漫画になって登場。 -
ドライエック
謎の女、秋留野真鳥とワケアリ少女、社台えるのに翻弄される私立探偵、裕木真丈。 数々のトラブルの果てに己の天使を得る。ハードボイルドかつプチラブコメ感あふるる 痛快アクション。 -
クロッシングゲーム
世を統べる聖教会の存立の秘密を巡り血みどろの陰謀ゲームが展開する。 神官闘士にして聖者の娘ディジアは知らずしてゲームのキーマンとなるが… 白熱のファンタジーアクション。 -
ガンメタルハウンド【プラス】
エリート部長刑事フォルトゥナと、たたき上げ捜査官メッッガーがチームを組み広域星系指名手配犯を追う。惑星上から恒星系へと拡大する追跡劇は、いつしか銀河連邦の存立をも揺るがしかねない「ジッターンの船」の謎に迫ることとなる。SFアクション。 -
決定版アニメランド ミッキーのまほうつかいのでし
読みやすい文章と大きなイラスト。ひとり読みをはじめたお子さんにぴったりなディズニーの名作シリーズです!読みやすい文章と大きなイラスト。ひとり読みをはじめたお子さんにぴったりなディズニーの名作シリーズです!読みやすい文章と大きなイラスト。まほうが つかえるように なりたいと、まほうつかいの でしに なった ミッキー。でも、まい日 まきわりや 水くみしごとばかり。ある日、先生の るすに まほうの ぼうしを かぶった ミッキーは、ほうきに まほうを かけて、じぶんの かわりに はたらかせますが……。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
アバローのプリンセス エレナ エレナと アバローの ひみつ
夢と魔法とすてきな音楽に満ちた明るいアバロー王国。17歳の王女エレナは明るく楽しく過ごしていましたが、ある日のこと、邪悪な魔女シュリキが、王国を乗っ取ってしまいます。エレナはアバローのペンダントの中に封じ込められ、妹のイザベルと祖父母は絵となって身を隠しました。長い年月が流れ、そのペンダントはソフィアが身に付けることに。ソフィアはエレナを解放し、エレナは王国の復活を懸けてシュリキと対決します。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
世界500万人が実践する営業術
セールスに携わるすべての人に、著者はこう語りかける。 「これから紹介することを実践するだけで、あなたは今いる業界の上位10%の成功者に入ることができるのです。それを目指したいと思うなら、今すぐ始めましょう」 本書は「営業の神様」と言われるブライアン・トレーシーが、あらゆる業種のセールスパーソンに向けて、モノを「多く、早く、簡単に」売るためのアイデア、戦略、テクニックを紹介するものである。 著者も営業の仕事を始めた当初はどれだけ多くの客先をまわっても成績はあがらなかったが、社内のトップセールスの営業方法などを学ぶことで、売れるには明確な「理由」があることに気づく。そして著者は成功者のテクニックを学び、実践し、発展させることで全米屈指のセールスパーソンになった。本書は、著者が自らの経験をもとに獲得した営業のノウハウを伝授している。 世界中のセールスパーソンが著者の教えるテクニックを実行し、その多くが成功を収め、億万長者になっている。本書で紹介する「売る技術」の効果は実証済みであり、それらを実践すれば販売成績が2倍になり、収入が上がり、業界でトップ10%のセールスパーソンになれると著者は断言する。 本書を読むことで、営業職の人が抱えがちな以下の問題を解決することができる。 ・セールスに対する苦手意識の克服法。苦手意識は「現実」ではなく「幻想」であり、考え方を変えれば前向きなって自信がつく。 ・トップセールスになるための目標の立て方。年間、月間、週間、1日の売り上げ目標をたてる。最高年収の25~50%アップを目指す。 ・客のニーズの捉え方。「どんな商品か」ではなく「あなたにどう役立つか」を説明し、お客に喋らせることで商談の主導権を握る。 ・セールスチャンスを掴むための市場分析法。自分のお客とはどんな人か、競争相手は誰か、自分の優位性は何か、未開拓の市場はどこかを明らかにする。 ・新規の客とのアポイントメントの取り方。いきなり商品の説明はせず、商品のメリットを伝える。邪険な反応をされても相手の心を引き付ける話題に切り込む。 ・お客に「この人から買いたい」と思ってもらう方法。親しみを演出するための身だしなみ、ボディランゲージ、環境の作り方に留意する。 ・効果的なプレゼン法。お客を自分のペースに巻き込み、視覚に訴え、感触を確かめるための質問をし、商談成立後を見越して話す。 営業のテクニックを解説した書籍は多くあるが、本書は営業の全過程で必要なノウハウを網羅している。セールスパーソンとして成功するための基本から同僚と差をつけるための秘訣まで、具体的な方法を解説しており、営業経験が浅い人にも豊富な人にも役立つ、営業のバイブルと呼ぶべき一冊だ。 本書は、2007年に刊行された翻訳書を読みやすく一新し、新装版として刊行した。 -
バフェットの重要投資案件20 1957-2014
現代の一流ポートフォリオマネジャーが、バフェットが投資した企業の当時のデータを現代の視点で徹底検証! バフェットは何をどう分析して投資をしてきたのか? 1950年代以降、ウォーレン・バフェットと彼のパートナーたちは、20世紀の流れを作ってきた最も利益率が高い会社のいくつかに出資してきた。しかし、彼らはそれが正しい投資先だということを、どのようにして知ったのだろうか。前途有望な会社を探すために、何に注目したのだろうか。そして、何をどう分析すれば、彼らと同じような投資ができるのだろうか。 本書は、長年、投資の成功パターンを探してきたバフェット信奉者への贈り物とも言える1冊で、バフェットの長期投資のポートフォリオを詳細に分析している。 経験豊富な投資家のイェフェイ・ルーは、バフェットが1958年に投資したサンボーン・マップ・カンパニーを手始めに、シーズキャンディーズ、ワシントン・ポスト、ガイコ、コカ・コーラ、USエア、ウェルズ・ファーゴ、IBMなど全部で20の主な投資先を検証している。 彼は、バフェットの投資組合時代の手紙や内部書類、年次報告書、第三者の資料、そのほかの独自の情報を使って、バフェット特有のタイミングや直感、外部情報の活用、投資後の行動などについて正確に指摘し、そのなかで、すべての投資家がさまざまな会社(大規模、小規模、国内、国外を問わず)への投資でまねができるかどうかを考えている。 この充実した年代記は、世界の出来事やアメリカの株式市場の変動なども考慮したうえで、バフェットの最も重要な特性は彼の幅広い専門性かもしれないと推測している。 -
竹久夢二童話集
『さあ今度は母様の番だよ。母様、何かお噺!』 大正浪漫を代表する人気画家が描く童心の世界 竹久夢二は明治~昭和期にかけて活躍した画家・詩人で、大きな瞳の憂いをおびた「夢二式美人」と呼ばれる美人画や詩歌「宵待草」で一世を風靡しました。 時代の寵児だった彼の作品は、雑誌の挿絵や日常雑貨のデザイン、商業広告など大衆文化の中に洒落たエッセンスとして取り込まれていました。 そして、それは子どもの世界にも表れていたのです。 夢二はこども向け書籍に本格的に取り組んだ最初の画家でもあり、自著六十冊のうち童謡、童話、絵本などこども向けの文筆作品は三分の一にものぼります。 本書はその中から、童話『草の実』と『春』を収録しました。 合計52編あるおはなしには、全て夢二自身による可愛い挿絵が挿入されています。また文章は現代仮名づかいに改めルビを付し、読みやすくしました。 詩人になりたかったという夢二の紡ぐお話には、いつの時代でも誰の中にもある寂しい心にそっと寄り添うような、優しくて、温かいまなざしに溢れています。華やかな女性遍歴や美人画だけではない、夢二の知られざる純粋な一面にきっとあなたは夢二をずっと好きになることでしょう。 ・初版収録時のカラー口絵と挿絵を全点収録
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