作品一覧

  • デフレーション ”日本の慢性病”の全貌を解明する
    値引きあり
    3.7
    1巻990円 (税込)
    従来議論されていたマネーサプライの調節だけでは、わが国が現在陥っている今日的なデフレ現象は解明できない。名目賃金の変化など新しい視点から「なぜ日本だけが?」の答えを捉え直す、現代デフレ論議の決定版! (本書は2013/01/18に日本経済新聞出版より刊行された書籍を電子化したものです)
  • 現代マクロ経済学(現代経済学選書)
    -
    1巻5,225円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 マクロ経済学はその姿を一変させ、今や新古典派理論の全盛となり、アメリカを中心とする学界もそれを「進歩」として支持する。著者はこれに断固として反対し、過去二五年間のマクロ経済学を批判的に検討し、理論の基礎をケインズの天才が見抜いた需要不足(=有効需要)に据えて、新しいマクロ経済学を試みる。中級レベルの学習のための道先案内を務める本書を通して、読者は実際的で豊かな可能性に満ちたマクロ経済学を見出すに違いない。 【目次より】 まえがき 図表一覧 序論 1 マクロ経済学の「新古典派化」 2 「新しい」ケインズ経済学 3 新しいマクロ経済学を求めて 景気循環の理論 1 Ramseyモデル 2 リアル・ピジネス・サイクル理論 3 ケインズ的アプローチ 4 金融政策と景気循環 経済成長論 1 Old Growth Theory 2 New Growth Theory 内生的成長モデル 3 経済格差の縮小 新しいマクロ経済学 1 価格と数量 2 生産要素の「不完全雇用」と生産性の部門間不均等 3 ルイス・モデル 4 需要と経済成長 5 残された課題 オープン・エンド TFPと技術進歩の需要創出効果 技術進歩はいかにして生み出されるのか 技術進歩と不完全雇用 4章付論 文献表 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 吉川 洋 1951年生まれ。経済学者。東京大学名誉教授、立正大学学長。東京大学経済学部経済学科卒業、米国イェール大学にて同大学より博士号 (Ph.D.) 取得。専門は、マクロ経済学、日本経済論。 著書に、『マクロ経済学研究』『日本経済とマクロ経済学』『ケインズ 時代と経済学』『マクロ経済学』『高度成長 日本を変えた6000日』『転換期の日本経済』『現代マクロ経済学』 『構造改革と日本経済』『いまこそ、ケインズとシュンペーターに学べ』『デフレーション “日本の慢性病”の全貌を解明する』『人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長』など多数ある。
  • 人口学に訊け! 2050年の世界地図
    5.0
    1巻330円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 令和生まれの子供たちが大人になる頃、 そんな近未来予測に役立つのが、人口動態だ。 ◆世界は人口爆発が収まり、高齢化が進む ◆人口が大きく増えるのはインド、ナイジェリア、インドネシア等 ◆先進国では、アメリカだけが人口を維持 上記のような変化により、各国のパワーバランスはどう変わるのか? 少子高齢化著しい「課題先進国・日本」の対応策は? 地政学的・歴史的な視点をまじえて、徹底検証する。 (『中央公論』2020年1月号特集の電子化) (目次より) ●【プロローグ】 地球の「未来年表」 河合雅司 (聞き手・漫画)辛酸なめ子 ●【世界編】 対談 米国が中国を再逆転、ネクスト大国が台頭 新たなる「大国の興亡」は人口動態から展望できる 宮家邦彦×神保 謙 ●【日本編】 対談 このままでは女性の海外流出が始まる! イノベーションの力で地方消滅の危機を救え 増田寛也×吉川 洋 ●近代日本人口政策の失敗学 牧野邦昭 ●元官房副長官が振り返る「一・五七ショック」 日本はなぜ少子化問題で後手に回ってしまったのか 古川貞二郎 ●【ブックガイド】 少子化という「人災」を乗り越えるための10冊 出口治明
  • 「エイジノミクス」で日本は蘇る 高齢社会の成長戦略
    -
    1巻858円 (税込)
    日本にとって今、最大の課題は「高齢化」だ。では日本はピンチなのか? 答えはノー。高齢化に対応するイノベーションが起き、それを多方面に応用すれば、需要もGDPもまだまだ伸びるからだ。マクロ経済学とミクロ経済学の両大家が組んで「高齢者向けイノベーションの経済学=エイジノミクス」を提唱。創薬、ロボティクスから自動運転、混合介護、雇用改革まで、最先端の実例を豊富に収集・分析して、日本経済成長の途を説く!
  • 人口減にも勝機あり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人口が減少すれば、経済は縮小するしかないのか。経済成長の鍵を握るイノベーションをいかに生み出すか。今こそ、ニッポンの知恵が問われる。吉川洋×大竹文雄「日本に蔓延する悲観論を打ち破れるか」ほか。
  • 人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長
    3.7
    1巻836円 (税込)
    人口減少が進み、働き手が減っていく日本。財政赤字は拡大の一途をたどり、地方は「消滅」の危機にある。もはや衰退は不可避ではないか――。そんな思い込みに対し、長く人口問題と格闘してきた経済学は「否」と答える。経済成長の鍵を握るのはイノベーションであり、日本が世界有数の長寿国であることこそチャンスなのだ。日本に蔓延する「人口減少ペシミズム(悲観論)」を排し、日本経済の本当の課題に迫る。週刊ダイヤモンドの2016年〈ベスト経済書〉第1位。
  • 世界史に学ぶ経済
    -
    1~3巻220円 (税込)
    リーマン・ショック後、日米欧の果敢な金融緩和や財政出動によって、世界経済は壊滅的な状況になるのを回避しました。しかし今後、金融緩和の縮小段階に入っていくなかで、各国の経済や市場に大きな影響を及ぼすことが予想されます。ただし、何が起きるのか、それがどれぐらいのマグニチュードで起きるのかは、誰にも正確な予測はできません。  同様に、中国の台頭で世界の覇権構造はどう変わるのか、動力革命・インターネット革命に続くイノベーションは何か----といったことは、誰もが最も知りたいところでありますが、予測も困難です。ただし、現在の世界は、過去の歴史の積み重ねでつくられています。世界経済のさまざまな歴史を知ることは、今の時代を読み解くカギになるでしょう。  本書は、「中国は経済発展を持続できるか」とか「シェール革命で何が変わる」など、現代人がいま気になっていることを、過去の類似の事象などと比較して考えてみました。社会制度や科学技術も異なる時代の事象との安易な比較は慎むべきとしても、思わぬ示唆が得られるはずです。  本書の主な内容は以下のとおりです。 Part1 歴史で今を読み解く 疑問1 米国の金融政策はなぜ市場を乱す? 疑問2 中国の「影の銀行」は破綻する? 疑問3 アルゼンチン危機はなぜ頻発? 疑問4 貿易自由化はなぜ始まった? 疑問5 シェール革命で何が変わる? 疑問6 中国は成長を持続できるか? 疑問7 日銀が異次元緩和をしたのはなぜ? 疑問8 ITは仕事を奪うか? 疑問9 超インフレ時の株価は? 評論1 現代中国史 毛沢東とトウ小平の改革は常に「政治優先」だった 評論2 成長の壁に直面する先進国「戦争経済の先」を古典に学ぶ Part2 これが世界史を変えた 砂糖と紅茶 「イギリス風朝食」成立の裏面史 気候変動 飢饉をもたらした小氷期 麻薬 植民地経営の資金源 新幹線 世界の交通史を変えたスピード、収益、運行方式 ファッション スーツの原型は下級貴族の日常着 人口と地政学 ユーラシア覇権巡る攻防 歴史を左右した人口動態 オリンピック 冬季開催に反対した北欧 エロスと交易 長崎貿易を支えた遊女のコスプレ 大作を読む1 E・H・カーの『歴史とは何か』 大作を読む2ウィリアム・H・マクニールの『世界史』 Part3第一次世界大戦から100年 1総力戦が結びつけた「デモクラシー」と「ナショナリズム」 2政治指導者たちの誤算を描く『八月の砲声』 3人口爆発、経済成長、軍拡 強大化で孤立したドイツ
  • いまこそ、ケインズとシュンペーターに学べ
    3.7
    1巻1,584円 (税込)
    不況期における有効需要の大切さを説いたケインズ、イノベーションこそ資本主義の原動力だと喝破したシュンペーター。20世紀を代表する二人の経済学者の足跡をたどりつつ、そのビジョンをわかりやすく解説。1930年代の世界大恐慌時代を生きた本物の天才が、我々を襲う現在の経済危機克服に向け、再び光を放つ!
  • 人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長

    Posted by ブクログ

    少子化が叫ばれる日本の出生率は2023年に1.20まで低下した。アフリカ諸国の6.0と比べると圧倒的に低く、先進国の中でも最低レベルを推移している。一方で平均寿命は男女共に80歳を超えているから、相対的に少なくなる若年層の負担は今後暫く増加していくのは間違いない。何より寿命は誰にでも訪れるから、出生数が減少することは将来に渡り人口が減っていく事を表している。
    18世紀のイギリスの古典経済学者であるマルサスが著した「人口論」は食料生産力の増加を超える人口増加は人々を経済的貧困に陥らせる事に警鐘を鳴らし、人口抑制策の導入の必要性を説いたが、今の日本の未来はその反対側の方向へと向かっている。だが世界

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    2024年07月09日
  • 人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長

    Posted by ブクログ

    人口減少は大問題だが、それが経済停滞の言い訳にはならない。国内外問わず需要を創出するイノベーションと生産性向上することで、経済は人口と関係なく成長可能。
    経済成長の是非まで言及されており、徹底して客観的な分析姿勢が窺える。そのため、納得感が高い良書であった。

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    2022年01月21日
  • 人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長

    Posted by ブクログ

    ライフネット生命創業者の出口さんのオススメ本。
    ●レビュー
    ・人口と経済の関わりを、歴史、海外との比較、経済学者などの論考への分析などの多面的に検討する画期的一冊。
    ・人口は増えたほうがいいとか、減ったほうがいいとか、単純な議論ではなく、双方のメリット、現状の問題点などを洗い出している。
    ・人口減少に伴う諸問題(GDP減少懸念、高齢化、長寿問題)に対する解決策は、イノベーションと移民受け入れですって結論は割とシンプル。

    ●ほか
    ・マルサス、アダム・スミス、ケインズ、ミル、漱石、老子、内藤湖南など引用が豊富。
    ・GDPのメリット(経済のサイズを測るに便利な指標である点)とデメリット(家事の価値

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    2017年10月10日
  • デフレーション ”日本の慢性病”の全貌を解明する

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    デフレ論争。
    デフレ20年の記録。

    リカードの貨幣数量説。
    マーシャルはマネーサプライより、実物的な要因によって生み出される、とした。
    M=kPy kはマーシャルのk。yが増大すれば、Mが変わらなければ、物価Pは減少する。しかし、yの増大にともなってMが増えれば、Pは減少しないはず。しかし、yが増大してMが変わらなければ、金利は上昇するはず。しかし実態はかわらなかった。これをギブソン・パラドックスという。
    ケインズの時代は、Mが増大したが、Pは減少した。
    ブラウン=オズガによると、交易条件によって物価水準がきまる。

    貨幣数量説は正しいか。ミルトン・フリードマンなど。絶対価格の変化か相対価格

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    2013年04月16日
  • デフレーション ”日本の慢性病”の全貌を解明する

    Posted by ブクログ

    いわゆる「どマクロ」で過去20年の日本経済を分析。
    今までリフレ派の本ばかり読んできたが、吉川さんの論のほうがすんなり頭に入る。
    貨幣数量式は成立しないというのは今までいろいろ目にする機会があったが、ヘリコプターマネーは貨幣数量式が前提だといわれると目から鱗。
    DFCGやニューケインジアンが実際の政策分析に役立たないといわれて久しいけれど、その実例を目にすることができた。

    でも、、、ブランシャールのマクロ経済学を絶賛していたドラえもんが、ニューケインジアン的な考えでリフレに賛成していたのだろうかという疑問がわいてきた。

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    2013年03月04日

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