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Posted by ブクログ 2013年04月16日
デフレ論争。
デフレ20年の記録。
リカードの貨幣数量説。
マーシャルはマネーサプライより、実物的な要因によって生み出される、とした。
M=kPy kはマーシャルのk。yが増大すれば、Mが変わらなければ、物価Pは減少する。しかし、yの増大にともなってMが増えれば、Pは減少しないはず。しかし、yが増...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月04日
いわゆる「どマクロ」で過去20年の日本経済を分析。
今までリフレ派の本ばかり読んできたが、吉川さんの論のほうがすんなり頭に入る。
貨幣数量式は成立しないというのは今までいろいろ目にする機会があったが、ヘリコプターマネーは貨幣数量式が前提だといわれると目から鱗。
DFCGやニューケインジアンが実際の政...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月08日
本書もライフネット生命の出口会長お薦めの書。第7章の結論は秀逸。わずか20ページでデフレとは何なのかをコンパクトにまとめている。全部書き写したいくらいだが、中でも核心部分だけ抜き出す。
「デフレは『一般的な物価水準』の下落である。デフレは特定のモノやサービスの価格が下落するのとは違う。個々のモノやサ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年09月09日
なぜ日本だけがデフレになったのか?
そして、アベノミクスの大胆な金融政策はデフレに効果は有るのか?
マネーサプライの増加によってデフレを脱却できると言う根拠はクルーグマンの論文に代表される。通常はインフレ抑制は金利の上げ下げを通じて調整される。ゼロ金利の場合マネーサプライを増やしても「流動性のわな...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月20日
「マネーサプライ(M)の増加が実体経済に影響を与えたことはこれまでなく、これからもない」…典型的な反リフレ本かと思いきや、合理的なミクロ経済主体を単純に積算することによりマクロを考えようとすることの「合成の誤謬」を指摘しているところが目新しい。従って本書によれば、人々の間に合理的期待を形成させてデフ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月09日
「デフレは要因ではなく、名目賃金低下の結果」
という主張と、それを裏付ける検証が面白かった。
以下気になったこと。
リフレ派、反リフレ派の本を読むのは初めてだったので、
前半で著者が「ゼロ金利の状況下では金融緩和は意味をなさない」としている部分が気になった。
リフレ派はゼロ金利下でどういうふうに...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月02日
日本を代表するケインジアンの対マネタリスト/リフレ/量的緩和派への反論。彼らの理論はあくまで将来のインフレ期待がおこるときに成り立つものであり、必ずしもマネーサプライが期待を動かすという経路が理論的に確立されている訳でもなく、実証的証拠が確定している訳でもない。マネーサプライが価格にインパクトを当て...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月09日
「デフレ」という経済用語がこれだけ一般社会で語られていることは過去に無かったのでないだろうか。
「アベノミクス」と「黒田日銀の異次元の金融緩和」がマスコミを賑わす中、20年来の「デフレ脱却」ができるのかどうかが、飲み屋や茶の間でも語られている現在、本書は実にわかりやすく「デフレーション」を考察し...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月21日
デフレの原因とその脱却方法の提案については、これまでもいろいろな本を読んできましたが、結局、今のところコンセンサスはない、というのが結論のようです。この本では、世界史的に見た過去の大きなデフレの実例と、現在の日本のデフレの原因についての様々な学説を紹介し、これについて批判を載せてくれており、頭の整理...続きを読む
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