吉川洋のレビュー一覧

  • 人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長
    ライフネット生命創業者の出口さんのオススメ本。
    ●レビュー
    ・人口と経済の関わりを、歴史、海外との比較、経済学者などの論考への分析などの多面的に検討する画期的一冊。
    ・人口は増えたほうがいいとか、減ったほうがいいとか、単純な議論ではなく、双方のメリット、現状の問題点などを洗い出している。
    ・人口減少...続きを読む
  • いまこそ、ケインズとシュンペーターに学べ
    吉川先生の素晴らしさが凝縮されている珠玉の一冊。本当の知識人はこういう文章を、読み手を惹きつけるように書けるものなのだろう。僕も先生のような人になりたい。興味深いテーマと、綺麗な日本語に痺れるが良い。
  • 人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長
    過去の日本や欧州、アメリカの過去のデータから分析しているので内容が凝縮されている感じでした。戦前の日本は、平均寿命や寿命のジニ係数(不平等度)から見れば、大いに問題があった等、色んな意見に関してこうだったと調査結果を載せている内容は良かったと思います。
    経済成長といっても吉川氏は何が何でも成長ではな...続きを読む
  • 人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長
    人口問題から経済学を見るなんて面白い発想だなと思って手に取ったのだが、全くの勘違いであった。面白い発想どころか人口問題とは経済学のメインストリームであることを本書で初めて知った。
    10年前にベストセラーになった藻谷氏の「デフレの正体」を著者が意識したかどうかはわからないが、経済成長は人口ではなくイノ...続きを読む
  • 人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長
    筆者が本書で主張していることは、「人口減少・高齢化時代の中で経済成長を遂げるために必要なものはイノベーションである」という1点に尽きると思われる。

    人口減少については経済力が失われるという悲観的な議論になりがちであるが、著者はイノベーションによって経済成長は十分可能であるという見方をしている。

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  • 人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長
     生産性の向上を如何に成すか、が本書のテーマ。

     人口が増えずに生産手段の機械化(人力からブルドーザー)によって経済成長をした、という箇所は分かりやすかった。

     ただし、機械化が益々進み、更にAI・人工知能が加われば、人(労働者)はさらに不必要になるだろう。現在でも消費者と労働者のバランスが崩れ...続きを読む
  • 人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長
    ジニ係数の定義。再分配を考慮したジニ係数は当然低い。再分配を考慮しない年齢別ジニ係数はとくに高い。平均寿命に関する格差も挙げられていて、昔は裕福さに比例した格差があったが今は格差はあまりない。19世紀末の平均寿命はアメリカと日本はほぼ差がないが、1945年まで日本は横ばいで50代?だったのに対し、ア...続きを読む
  • 人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長
    日本において進行する超高齢化と人口減少問題については、毎日のように新聞紙上にて論ぜられ、それにより国家の増大する一方の歳出に対する懸念は論を俟たない状況です。

    筆者は、昭和期の高度経済成長が、労働人口の増加ではなく、生産性の向上により実現されたことを、GDP伸び率と人口伸び率の差を示して指摘し、人...続きを読む
  • 人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長
    私の理解では論旨はこんな感じ。
    ①「人口減少は大きな問題だが、だからといって経済成長できないわけではない」
    ②「経済成長はよいことである。最大の成果は寿命が延びたこと。人は幸せになった」
    ③「日本自身の経験に照らしても、成長ドライバーは人口ではなく『イノベーション』」

    まず①については、「観光立国...続きを読む
  • 人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長
    経済学から見た人口論に関する総合的議論。寿命との関係性で考えるのは興味深い。日本では生物学的な寿命の延長が限界にきている。次は健康寿命、QOLが課題。それには膨大なプロダクトイノベーションが不可欠。先進国の経済成長を生み出すのはそうしたイノベーション。
  • 人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長
    2018.02.03 読書中
    日本だけでなく海外も含めて、過去の人口増減に関する歴史や諸説について、文献などを引用しつつ解説されており、なかなか面白い。新書の中でも、非常に中身の詰まった本だと感じる。
  • 人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長
    吉川洋 「 人口と日本経済 」経済成長と人口の関係についてのエッセイ。著者の結論は 「経済成長と人口は関係ない」「需要は必ず飽和する」「経済成長するには プロダクトイノベーションが必要」

    *マルサス/人は豊かになれば子供をたくさんつくる→食料の供給は 人口増加に追いつかない→人口は 食料不足、非婚...続きを読む
  • いまこそ、ケインズとシュンペーターに学べ
    吉川洋 「いまこそ ケインズ と シュンペーター に学べ 」著者の結論は 資本主義経済の重要な核は ケインズの有効需要、シュンペーターのイノベーションの統合概念(需要創出型のイノベーション)

    ケインズ=有効需要の理論
    *経済の活動水準は需要により決まる=不況は需要不足により起こる
    *投資の不安定性...続きを読む
  • 人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長
    久々に当たりの新書。
    人口関連の知識も多く勉強になる。
    また、生産労働人口とGDPに相関性が無いというのは驚きとともになるほどなと。
  • 人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長
     解するに、日本に蔓延している「人口減少ペシミズム」とは、一つは国富の源泉たる労働人口の減少、もう一つは人口減少と同時進行する高齢化に伴って増大する社会保険料負担の2点に由来するのだと思います。

    前者の「国富の源泉たる労働人口減少」が真実なら、後者の社会保険料負担増加は必然なので悲観するのも無理は...続きを読む
  • 人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長
    少子高齢化が進む中、人口が減少していく中、日本経済はどうなってしまうのか。その将来像について書かれています。世間で言われているようなストーリーでは、人口減少が経済成長を衰退させるというイメージですが、著者はそれにNOと言います。経済の成長は何によっておこるのか。それを歴史とその歴史上の著作によって解...続きを読む
  • 人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長
    吉川本は都合3冊目。新書の本書が最も短く簡明。シェークスピや漱石の引用も絶妙なアクセントとなっており、短時間でストレスなく読めるのが良。シュンペーター/イノベーション信奉者たる著者の真骨頂。

    第1章「経済学は人口をいかに考えてきたか」
    人口増加率より食料生産増加率のほうが低いため、貧困と不平等は必...続きを読む
  • 人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長
    要再読。

    人口という切り口でこれまで経済学はどのように考えてきたのか、経済に与える影響として人口よりも大きい要素とは何か、その上で、現在の長寿、経済成長をどのように評価するのか。

    答えは考えなければならない。
  • 人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長
    人口減少=日本経済の終焉に対し統計資料をもって反論している。人口が減少しても経済成長をすることは可能。そのためにはイノベーションが必要と説く。
    個人的には他の本でも読んだが、人類は一夫一婦制より、緩やかな一夫多妻制が自然だという話や寿命のジニ係数などの記述がある第3章が面白かった。
  • いまこそ、ケインズとシュンペーターに学べ
    「いまこそ、○○○に学べ」というとき、
    ○○○に入る人物は、ごまんといるのだろう。
    学者や思想家、政治家から、芸術家、スポーツ選手に至るまで、
    多くの偉人たちの膨大な知識の蓄積の上に僕たちは生きていて、
    こうしている間にも、新たな知が生み出されている。

    それらの知識を、たとえGoogleがすべて電...続きを読む