あらすじ
都会での「紅天女」の稽古が進む中、桜小路優は、マヤに本当の思いを告げる。だがマヤの胸の中には「紫のバラのひと」への思いが大きく育っていた。
そして再び、月影千草がマヤの前に現れるのだった。
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Posted by ブクログ
心乱れるマヤと、それぞれの道を模索する登場人物たちを描く。
桜小路君がついにマヤに告白する。
ずっと想いを秘めてきた彼の一歩は応援したくなるが、
マヤの心が真澄に向いていることを思うと切ない。
一方のマヤは、真澄への想いと紅天女の役の間で迷走してしまう。
恋と演技が分かちがたく絡み合うのが、この作品の主人公らしい。
対照的に、亜弓は紅天女の気持ちを掴むため、
役作りに集中しようと家を出る決意をする。
恋に揺れるマヤと、ひたすら役に打ち込む亜弓。
二人の対比が鮮やかだ。
それぞれが自分の紅天女に近づこうともがく姿に、
物語の次の展開への期待が高まる。