すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
今や世界一の人口を誇るインド。経済的にもますます注目されるこの大国の歴史を知るために、本書を手に取った。著者はインド政治を専門とし、インドを50年研究してきたという。本書には、半世紀にわたる研究成果および著者自身がインドと接してきた経験が盛り込まれている。
本書が描くのはインダス文明が栄えた紀元前2600年ごろ(!)から20世紀までのインドの歴史である。広大なインド亜大陸には、多様な民族が暮らし、多様な言語が使われている。この多様性がインドの特徴の一つであるが、統一国家を作るためには、まさに多様性を統一していかなければならない。本書の半分以上は、ムガル帝国において近世インド統一国家が成立し、イ -
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この本を手に取ったのは、私はドラえもんが好きだからだ。主人公の理帆子のように、私はドラえもんを見て育った。大切なことは全てドラえもんから教わった。そう言い切れるほど、ドラえもんが好きだ。
この物語の中には、ドラえもんの要素が散りばめられている。様々なひみつ道具、エピソード、単行本から大長編まで。ドラえもん好きとしては、あぁあの話かとすぐに思い至ってにやりとしてしまう。昔の記憶が呼び起こされ、懐かしい気持ちになれる。
そんなドラえもんの要素に彩られながら、理帆子の物語は進んでいく。『少し・不在』で、どこか危なっかしい少女。母と娘、そして父の存在。家族には色々な形があるけれど、私はこの家族の -
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わからないよりもわかったつもり。例も踏まえて関心が大きかった。
文脈(スキーマ)による歪みは自らにも多くあると思う反面気付ききれていないであろうという怖さもある。
例として木下順二の戯曲『夕鶴』を用いた心理学実験があった。
つう(鶴)は、なぜ、与ひょうのもとへやって来て美しい布を織ったのでしょうか?
選択肢を用意すると、6割以上の学生が【恩返し】のためと回答。
しかし、『夕鶴』の本文中には「恩返し」という言葉や意図はどこにも書かれていない。
本文の記述に即して読むと、つうが布を織った本当の理由は、与ひょうと心を通わせ、楽しいひとときを過ごすため。
無意識に『鶴の恩返し』の文脈(スキーマ)を当 -
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風変わりな夫婦のラブストーリー。なんだかホッコリした。
歌舞伎の女形喜多村燕也。妻となる志乃。縁談が来て、祝言はあげず顔も見ぬまま木挽町の夫の家に移り住んで2月。夫はいつも女の姿でいる。それはともかく演じる役になりかわって人格が変わる。紅が合わないと言われ買いに走る。
時姫役の舞台の中に、志乃のしぐさや振舞いが書き入れられていて、観察されていたのだと知る。武家の娘だからあの人に買われたのだ。武家の娘でいていいらしい。
女が家にいる。不義密通を疑われて志乃は芝居小屋に連れて行かれる。初野寿太郎と名乗る男の前に連れて行かれたが知らない。悪かったわね、あんたじゃなかったと言われてもね。
松虫 -
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小川洋子さんの
「博士の愛した数式」を読見終えた。
交通事故に遭い頭を打ったため
記憶の蓄積は1975年までで終わっており
それ以降の新たな記憶を積み重ねようとしても
80分しかもたない
数論専門の元大学教だった博士。
博士の家に家政婦として働き始めた女性。
頭の形がルート記号のように平らなことから
博士から「√(ルート)」と呼ばれるようになった家政婦の息子。
孤独な心達が寄り添い合う。
博士は不幸で孤独な人生を送ったのではない。
この3人は言葉を超えた愛情で
結ばれていたのだから。
そして博士からの温かく深い愛情と
博士の数式に対しての崇高で厳かな気持ちは母とその息子ルートくんに -
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多様性。全ての人を包み込むような言葉だと思ってたけど、結局は多数派の人間の想像できる範囲のものでしかないと思い知らされた。
終盤、八重子と大也のやりとりが印象的。欲に関することではないが、どちらかといえば少数派の自分は大也に感情移入したため、八重子の綺麗事のように聞こえる言葉には正直苛立った。と同時に前向きに生きようと行動を起こす八重子に心動かされるものもあった。
「そうやって不幸でいるほうが、楽なんだよ」
何も分かってない相手に言われるのは内心腹立たしいが、とても刺さる言葉。
結局、救われるには人と手を取り合うしかないのかも。マジョリティ側の人間であっても自分の正しさを押し付ける啓喜の
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