あらすじ
辺境にある田舎出身で、シュトレイン王国立魔法学校に通う平民、ユノ。学業で優秀な成績を修めたことがきっかけで、貴族ばかりの生徒会の役員として活動することになった彼は、幼少期にユノを助けてくれた第二王子、キリヤと再会する。しかしあの時と違い、キリヤはユノを平民と見下しとても冷たい。彼の言動に傷つきながらも、ユノは彼に認められるために必死に頑張っていた。そんなある日、ひょんなことからキリヤとの距離が近づき、互いに少しずつ好意を寄せるようになっていく。しかしユノは田舎出身の一平民。片やキリヤは王国の第二王子であり、国に欠かすことのできない光の魔法使い。身分の差を目の当たりにしたユノだったが、諦めようとしても彼への恋情は強くなっていくばかりで――。身分違いの恋に身を焦がす青年たちの、純愛ラブストーリー。 ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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全力でオススメっ
読んてよかった…。星5つ+もうずっと旅をしてきたみたいで読み応えたっぷり。満たされました。初読み作家さんでしたが表紙とレビューから心惹かれて。圧倒されました。読み進むにつれどの場面も映像を観ているようにイメージでき、惹き込まれました。途中切なくて苦しくて涙は必至でしたが、ストーリーがとにかく魅力的。魔法を使う場面や火の精、ドラゴン等もドキドキワクワクさせられるほど楽しく表現されています。甘〜いシーンにきゅーんと撃ち抜かれたり、ついニヤニヤしたり、感情を揺さぶられました。願わくば続編、番外編等まだまだ読みたい。終わりたくない。ぜひぜひ読んでみて欲しい作品です!
いい意味で
すごーく良い意味でタイトルを裏切ってます!
全然平凡な子じゃない(魔法の才能があり勉強熱心で全ての事に努力できる子)
秘密の恋なんてものじゃないぐらい壮大な愛の物語です。
是非、タイトルで騙されずに読んでいただきたい!
周りのキャラも良い感じで続き?この人たちの将来を知りたいから続編?(番外編でも良いよ)
よろしくお願いします。
おもしろい
先が気になり、一気に読みきりました。
ストーリーも恋愛も絶妙のバランスで、引き付けられます。オススメです。
Posted by ブクログ
読み応えがありました。
過去に手を差し伸べてくれた人、第二王子のキリヤに会えると楽しみにしていたユノだけれど初対面から冷たい対応でショックを受けながらもなんにおいてもハイクラス、スタンダードクラス関係ないと前向きに取り組む姿が良かった。
キリヤから貰った魔法石を心の支えにしていて、フライングレースに挑みスタンダードクラスを卑下するハイクラスの一部の者からの邪魔にも負けず勝ち、そこからキリヤからのユノへの態度が変化していき急速に距離が縮まってユノに好きだと告白するのにユノが戸惑うのも当たり前で、実はキリヤはユノの事を見守っていて、でもユノに色々と面倒が起きない為に避けていたという事実が分かるともうユノも、にはホッとしました。
キリヤのパートナーのシュリがとんでもなくててユノが危ない目にあったのには腹立たしくて。
しっかりとキリヤが助けてくれたのにも。
このまま上手くいくのかと思えたけれどユノも身分違いは分かっていて「今だけは」が切なくて。
黒の魔法使いが国を脅かす行動に出てキリヤも黒の魔法使いを封印する為に闘いの前線に出、ユノもそばで応戦している時にキリヤの危機を回避する為に使ってはいけない黒魔法を使ってしたのは悲しかった。
もうそばには居られないと別れを決意し結ばれた翌朝に黒魔法を使いキリヤから自分の記憶を消して魔法石の指輪を置いて去る場面は涙が止まらなかったです。
月日は経ちユノは故郷で先生として生活しながらもキリヤへの気持ちは薄れずこのまま一人で生きていくのだろうかとハラハラしたけれどキリヤが現れ魔法石の力でユノを思い出したのを告げ、蟠りなく心から結ばれて本当に良かったです。
SSでは遠距離恋愛な2人の新たな一歩が期待できて応援したくなりました。
身分違いの恋だけではない奥深いお話でした。
ひたむきな純愛
こういうのが良いですよねぇ…!
とても面白くあっという間に読み切ってしまいました。また絶対再読します。
ドキドキハラハラも、展開の仕方もBL部分もとても良い塩梅でぐいぐい物語に引き込まれます。
BLでなくても(受けが女の子でも)話は成立するかと思いますが、それが気にならない。(※女の子の代わりみたいな受けが、私はあまり好きではない)
当て馬?の扱い方も私好み!
メインカプ(この物語にはメインカプしかカプはないです)はもちろん、もしかしたらここも…?ここもカプっちゃう??!!と思える脇役たちも魅力的なが書かれ方をしていてそこも私好み!
とても良いお話なのでBL好きな方々に広く読んでいただけたらな、と思います!!!
買って良かったーーー
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かったです!
愛と魔法の本格ファンタジーで、BLじゃ無くても面白いな!?と思うほど読み応えがありました。
ベースのストーリーが面白い上に、恋愛パートも攻めとの交流が丁寧に描かれていて、次第に近づく二人の関係は胸キュン必至!
更に、終盤の怒涛の展開には「どうなんるだ!?」とハラハラの連続で、ラストは二人の揺るぎない絆に思わず涙しました。
また、サブキャラ含めて登場人物みんな魅力的!
逆境にも屈しない高潔な精神と、強い覚悟で攻めを守り抜く芯のある受けが本当に素敵ですし、そんな受けを「身分差に屈しない!」と強い意志で愛し続ける攻めもめちゃくちゃ格好いい……!
読後の余韻から抜けられず、アルファポリス掲載中の番外編まで全て読破する程、どっぷりキリユノ沼に嵌っちゃいましたw
BLとして萌えるのは勿論のこと、ドラマチックな展開でラストまで一気に楽しめました〜〜!
今後も読み返すだろうなぁ…と思うほどお気に入りの一冊になったので、迷う事なく★5評価