知念実希人のレビュー一覧
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大学病院から天医会総合病院に内科医見習いとして派遣してされた小鳥遊優。
統括診断部という2人しかいない診療部で、部長の天久鷹央に振り回される日々。
一見すると女子高生のような小柄で童顔な鷹央だが、記憶力、計算力は超人的で、患者の診断だけで無く、病院で起きた不可解な出来事も見抜いて行く。
小学生が夜中の公園で見た河童
夜勤の看護師がみた人魂
中絶したばかりの女子高生が再び妊娠した謎
検査で異常が見つからない男子が起こす発作の原因
先に橋本環奈のドラマを観てしまったので、鷹央のイメージが橋本環奈で固定されつつ読む。
ドラマは周囲の思惑とか、小鳥の過去とか、仄暗く重い空気がチラチラと描かれていたけど、まだそこまでいろいろ明かされない。
不可解な出来事には理由があって、それを天才的な能力で解決していく、ホームズ的なお話。
医療が絡むから、明るいだけではないし、これからドラマのようにいろいろ掘り起こしちゃうのかな。 -
Posted by ブクログ
医療ミステリー。知念実希人さんは、医師だということもあり、医療系の小説を読んでいると、医療現場のリアルな描写が作品に反映されていることに、気づかされます。今回、研修医で、主人公である諏訪野良太が、様々な境遇を持つ患者と出会っていくことになりますが、1つ1つの真実の扉を切り拓いていくところは、素晴らしかったです。最終話の女優の方の話が、1番心に残りましたが、どの話も読みやすく、あっという間に読み終わった気がします。医療系の分野には、私は疎いですが、こうして日本を救ってくださっている方がおられることに、感謝の気持ちを抱かないといけないと考えさせられます。
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Posted by ブクログ
ネタバレ1945年、ポツダム宣言を受諾しなかった日本は東西に分断され、資本主義の西、社会主義の東となり、その間には壁が築かれた。2017年、「死」に魅かれる酒井彰人は学校の屋上から飛び降りようとしていると、その場にいた少女に呼び止められ、東西日本を巻き込む「バイト」に駆り出されることになる。
ベルリンの壁をモチーフにして、それを破壊しようと企てる四葉グループ会長の佐々木沙希と彰人、西日本大統領の二階堂、東日本の芳賀書記長、デモに参加する青年目線での物語が描かれ、最後にそれが交錯し世界がひっくり返る。
ストーリーが綺麗にまとまり、東西日本が統合したラストシーンは二十尺玉の花火が打ち上げられるという感動的なものだった。やっぱり花火は偉大だなあ。核や天然痘ウイルスといった高校生にしてはあまりにも物騒なワードが散りばめられながら、結局はそれらは使われずに核の代わりに花火が打ちあがるという”青春”が感じられたテロだった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ移植後の「臓器の記憶」を巡る事件。
裏には暴力団の跡目に関する顛末が隠されていた。今回事件の鍵を握る病気は遺伝性の色覚異常。その症状が関するエピソードは随所に出ており、最後にしっかりと回収されるのは相変わらず見事。
組長になる血筋を何よりも大事にしていた犯人の意図は全く共感できなかったので北川が犯人と同じ末路を辿らなくて良かった。その要因となった鷹央の説得もすっかり人の心を理解した言動である。
鷹央の兄:翼も登場しこのシリーズファンにとってはありがた限り。翼と鷹央に挟まれ育った真鶴の人間性がまともなのは奇跡的であることが分かった