知念実希人のレビュー一覧

  • 時限病棟

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    仮面病棟の廃病院を舞台に繰り広げられる、リアル脱出ゲームは緊迫感とスピード感があってサクサク読めました。

    本作は廃病院に集められた病院関係者が、自身の命をかけて脱出ゲームに挑むというもの。病院からの脱出には過去に不審な死を遂げた医者と映画監督の事故の真相を暴く必要があった。そして、集められた病院関係者は全員、その医師と深い繋がりのある人物たちだった…というストーリー。

    本作には仮面病棟の内容も少し含まれますが、前作の本筋やネタバレは特に含まなかったので、そこは読まなくても十分楽しめる作品であると思いました。内容に関してはデスゲーム感があって、トレンディーなライトさもあり、読書が苦手な人でも

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    2024年05月06日
  • 神のダイスを見上げて

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    ネタバレ

    度を超えた姉弟愛の話
    主人公が姉と自分のために全力を尽くす数日間を描いている。
    鍵となる姉については、消えてしまいそうな危うさと、どこか妖艶な雰囲気を持ち合わせているという印象を受けた
    映像化するとしたら、誰が演じるか想像がつかないなと思った

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    2024年05月04日
  • 十字架のカルテ

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    前半の短編の流れは結構楽しく読めたと思うけど
    後半の主題の流れ以降が、イマイチか
    まどろっこしくて
    そんなのどっちでもいいような
    展開が続き、飽きていく感じ

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    2024年05月01日
  • ムゲンのi : 下

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    『ムゲンのi:上&下』— 知念実希人による医療とファンタジーが交錯するミステリー

    知念実希人氏の『ムゲンのi』は、医療とファンタジーが融合した斬新なミステリー小説です。物語は、眠りから醒めない謎の病「特発性嗜眠症候群(イレス)」に苦しむ患者たちを救うため、霊能力を持つ医師識名愛衣が中心となって進行します。愛衣は、伝統的な沖縄の霊能力者・ユタの技術を活用し、患者たちの「夢幻の世界」へと足を踏み入れます。

    この作品の特徴は、深い医療知識に根ざしたリアリスティックな描写と、神秘的なファンタジーエレメントの組み合わせにあります。愛衣が各患者の夢の中に入り込み、彼らの心の内面と直面しながら、

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    2024年04月29日
  • ファントムの病棟 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    ネタバレ

    天久シリーズ二作目。
    今回の3部の犯人の心の優しさを感じる作品でしたね。医療の知識がないので、トリックというか種明かしの部分はそういう薬があるんだ、くらいの感想になってしまうのが、自分の知識の無さも含めて少し残念。知識のある方が読んだら全く違った感想なのだろうか。

    余談ですけが、最近自分の涙腺ポイントが他の人と違うなと思う事がよくある。今回は鷹央と健太のの絡みでなく、悪ガキ三人が健太の母親に謝罪して母親が涙ながらにそれを受けるというたった数行のシーンにやられた。マイノリティなのかな。

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    2024年04月28日
  • 天久鷹央の推理カルテ 4巻(完)

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    購入済み

    事実上打ち切り

    新潮のラノベから、他社の小説枠に移行して継続してます。
    変に、中途半端に大人な外観にしたのが、敗因の一つかも。
    原作と同じにして引っ張れますかですねえ。
    三つ目が通る、手塚治虫さんの作品ですが、の写楽さんの立ち位置に近いかもですね。
    性別は入れ替わりますが、ワトソン役がこっちだと野郎だし。
    空手の立ち位置が微妙なところはありますが、なんかまずくない、いろいろ、
    概ね面白いので目を瞑ることとします。
    お好みで。

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    2024年04月28日
  • 十字架のカルテ

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    精神疾患のある犯罪者は罪に問われないのか。日常では関わることのない領域の話で正直気にしたこともなかったけれど、倫理的には裁かれるべき人も法によって罪を償っていないこともあると知った。

    何が正しいかはわからないけれど、こころの病についての理解がもっと広まって、大きな事件に繋がる前に支えられる社会になってほしいと思った。

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    2024年04月21日
  • 誘拐遊戯

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    黒幕は意外な人物であり最終的に上原がどうなったのか気になる所である。怪しいと思われる人物が幾度となく登場するが後半の数ページでやっと全てが繋がっていき、一気読みであった。
    黒幕が以前バンドに所属していたことを親が知らなかった行や4年前と今回に上原が誘拐事件の身代金運搬担当に指名された繋がりが曖昧になってしまったり、黒幕がいとも簡単に人心掌握している点などやや展開的にモヤモヤが残って面はあったものの、それを差し引いても中々スリリングな展開で良かったと思う。

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    2024年04月20日
  • リアルフェイス

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    天才美容外科医柊と顔を変えたい人たちの話。顔を変えるだけではなく人生も変える美容外科、それを選びにくる人々の思いが重い。そしてうっすらこいつ怪しいな?と思ってた奴がこちらの予想以上にとんでもな奴で終盤の転がっている様から目が離せない。

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    2024年04月20日
  • 螺旋の手術室(新潮文庫)

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    ネタバレ

    知念実希人さんを初めて読みました。
    全体的におもしろく、後半になるにつれ続きが気になってきました。あのメモは医学知識がないと解明できなさそうですが、こういう病気もあるのかと勉強にもなりました。

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    2024年04月14日
  • 放課後ミステリクラブ 3 動くカメの銅像事件

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    1作目本屋大賞ノミネートすごい!
    知念先生、児童書つくってくれてありがとう!
    シリーズ3作目にして初めて謎がとけました。大人げないが息子に報告しマウントとりました(笑)

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    2024年04月13日
  • 改貌屋 天才美容外科医・柊貴之の事件カルテ

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    麻酔科医の明日香が紹介された勤務先は、美容外科クリニック。腕は確かだが、法外な請求をする外科医の柊に、明日香は辟易するも、形成手術を施された人たちのその後に触れることで、美容整形に対する考え方も変わっていく。そんな中、過去の未解決の殺人事件の犯人と外科医に関係があることが発覚し、殺人犯に狙われるクリニック。犯人はどこに潜伏していたのか、柊は一体何を隠しているのか。
    最後は、どうしてももやる部分もあるものの、ハピエンで良かった。

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    2024年04月10日
  • 神秘のセラピスト 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    ネタバレ

    短編が3編ほど入っている作品。
    現代の医療のあり方が描かれていて面白かった。科学(医療)で救えない人間が宗教に助けられることはあるかもしれないけど、エホバの証人の事件のように親の宗教のせいで救えたはずの子供の命が救えないのはやっぱり辛い。

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    2024年04月07日
  • 火焔の凶器 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    ネタバレ

    妹がハマってる作家さんなので読んでみた。
    医学の知識がある作者のため、どう科学的に説明されるのかワクワクしていたので、黄リンってそうなんだ〜!と思った
    色々な事象のイメージが違うから複数犯いるんだろうな、というのと明らかに怪しい人がいるのでその人が真犯人なんだろうなとは思ってたけど、綺麗に繋がってよかった。
    ちょっと主人公とヒロイン(?)の関係性が昔のラノベを彷彿とさせるのがそこが読んでてちょっと恥ずかしくなるというかきつい……。

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    2024年04月07日
  • 作家 超サバイバル術!

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    それなりに売れている作家さんの、業界で生き延びる知恵。
    三人の著者なのだが、各々がそれぞれの十のテーマについて書いていて、対談みたいになっているのは最後の章だけだった。

    業界の裏っぽいところとか、死ぬほどサバイバルな荒野で、新人賞取ったって、ライバルがアマチュアからプロになるだけで、ほぼ絶滅していくとか、この世界で生きていきたい人にも、単に小説が好きな人たちにも、面白く読めると思う。

    が。

    どなたかも書かれていたが、結局生き残っている人たちの「生存者のバイアス」からは逃れられない。
    生き残っている人たちが自分たちの体験を振り返っても、その何がポイントだったのか、生き残れなかった人たちと何

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    2024年03月28日
  • 白銀の逃亡者

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    パンデミック後の世界
    コロナ以前に読んでいたらきっと違った見え方が
    したんだろうなと思う作品だった。
     
    医師作家の知念氏が書く医療現場はやっぱりリアルで
    そうだよなぁ。と思わせるシーンが多々。
     
    どんな話なのか全く知らずに読み始めたので
    急にヴァリアントとか言われても
    え?っとなったんだけど、それよりもなによりも
    面白さが勝って、一気に読んでしまった。
     
    こんなありえない話…と思う人もいるだろうけど
    コロナ後遺症がもし…って考えたら、
    このお話はめちゃくちゃ面白いし、興味深く
    すごく現実的な話だと思いませんか?
     
    ファンタジー系は苦手だけど妙にリアルで面白かった。

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    2024年03月26日
  • 時限病棟

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    謎解きで旅の移動の時などに読みたい本。
    読みやすい。
    どの人物もあまり好きにはなれない感じ、、

    臓器の中に拳銃ってほんとに入れられるのか、、考えただけでゾワっとします。
    終わり方がもう少しスッキリしたかった!
    けれどさらーっと読めたのでまた違う作品も読んでみたいと思った。

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    2024年03月24日
  • 放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件

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    夜の学校。プールにはなたれた金魚。だれが、なんのために? 4年1組、辻堂天馬・柚木陸・神山美鈴、通称「ミステリトリオ」が先生の依頼で動き出す! 「ぼくは読者に挑戦する」名探偵辻堂天馬の挑戦に、キミはこたえられるか―?

    ミステリ作家の知念実希人氏が初めて子ども向けに本気で書いた本格ミステリジュブナイル。
    人物紹介ページや事件周辺地図等イラストが適宜差し込まれていてわかりやすく、漢字はふりがな付きで、初めて読書をするような小学校中学年向けの作りになっている。
    ジュブナイルとはいえ、“読書への挑戦状”付きの骨格はしっかりとした本格ミステリ。人が死なない“日常の謎”タイプなのも児童書ならではか。さす

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    2025年03月16日
  • ファントムの病棟 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    これは短編集。天久鷹央の驚異的な医療知識で今回も医療がらみの謎をバシバシと斬っていきます。気持ちよく読める一冊。

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    2024年03月18日
  • 【無料お試し版】放課後ミステリクラブ 2雪のミステリーサークル事件

    匿名

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    保護者によっては苦情言いそう

    子供向けの推理小説だから、イラストが多めなのだが、雪の積もった塀の上を歩く子供や、学校の屋上でアンテナか何かに上っている子供。
    これ、保護者から「子供が真似したらどうするの!」って言われないのか気になるミステリー。

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    2024年03月16日