感情タグBEST3
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うわお!やられた!
知念先生はさすが裏切りません。いや裏切り上手?
それはそれは想定外のどんでん返しが飛んできて、とりあえずそこでしおりを挟んでしばらくウロウロしてから続きを読んだ。
そっかぁ、そうだったんだ。
確かに小さい違和感はいくつもあった。なるほどそういう仕掛けだったんだ。
はー。
気持ちよくやられた。
家族の愛情にもやられた。猫とウサギどっちも大好きだから、つくづくやられたー。
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4人目のイレス患者。通り魔事件の犯人、少年Xかと思いきや。袴田先生(『 元』院長)が怪しい、でも辻褄合わないし、と途中で思いながら読んでたが。なるほど。久米さん全然優しい人だったのか。少年Xの名前も衝撃。
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びっくりした。上巻からの違和感や疑問が回収されていく感覚。どんでん返し系楽しい
Xが死んだのは、彼にとっては良かったと思う。彼は起きたあとどっちにしろ死刑か、死ぬかだろうし。それなら彼の起点になった人に、彼自身を救われ、赦されて、それを最後の記憶に出来て良かったのではないか。
ただ、読者的には、彼の話を彼の口から聞きたかった気持ちもある。まぁそれは愛衣にとって色んな人にとって辛すぎるけども。
一人一人の心に深く関わる、という意味で、ずっと精神科医の仕事を体験させて貰っているようだった。
私にもクルルがいるのだろう。会いたい
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下巻。ちょっとネタバレになりますが、主人公の父親が姿を消してから以降でぐっと面白くなります。夢と現実のはざまを少しずつ明らかにしていく描写がとてもいいです。
「パプリカ」を彷彿とさせるお話ではありますが、あれほどの狂気は孕んでいません。読み終わるときっとスッキリした気分になります。
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まさに、ファンタジー✕ミステリー✕医療!
たぶんこの作品が好きならば、同じ作家さんの死神シリーズは好きかなあと思う。(死神シリーズよりはファンタジー色強めな気も)
一つずつ謎をときつつ、一本の大きな謎が次第にわかっていく……というスタイル。
最後まで展開・患者・犯人は読めませんでした。
最後まで読み終えると、この作品のタイトル、これ以上はないくらい合っているなあと思いました。
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面白かった!
やっぱり傷ついた子どもが登場してきたけれど。
絶望と希望の作品って感じで。
悲しかったり、辛かったりした経験が
自分の中で膨らんで
負の感情を膨らませていくことってあると思うけど
様々な視点で物事を見たら、心が救われることもあるかもしれないねって話。
周囲からの愛情って本当に大切なんだと気付かされるねー。
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とても面白い。
所々に伏線はあるが、最後まで展開が読めなかった。
真相が分かった後も、ストーリーの展開に感嘆させられた。ファンタジー、ミステリー、サスペンス要素が上手く融合された傑作だと思う。
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ファンタジー要素に最初は「えっ?」ってなったけど、読んでて楽しかったしその人の潜在意識を分かりやすく理解できてよかった。ハリーポッター感も感じた笑
人は沢山死んでるけど、終わり方も暖かい終わり方で個人的には好き。愛に気づいて、困難を乗り越え成長していくというのは、これからの人生で大事なことなのかな~と思った。
所々ある小さな違和感が一気に回収されて楽しい。
ククルって呼ぶのは、ペットの犬を犬って呼んでるようなもの?笑とちょっと思った
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ファンタジーで、そこまで医療要素は強くなかった。ミステリーでグロテスクな表現もありますが、世界の描写が綺麗で癒される部分もあり、かわいいキャラクターもでてきたりして、最後は心が温かくなりました。
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上巻の美しい描写はいったいどこに行ったという具合に、辛い場面が次から次へを押し寄せてきます。主人公が迎えるであろう結末が、読み進めるうちにだんだん予想できる話の展開が辛くて苦しいのに、どのように収まるのか気になって、焦るように読んでしまいました。
ファンタジーなので、御都合なところもありましたが、医療+ファンタジーという設定が面白かったです。
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世界観10/10点(一気読み!最後は心が満たされました!)
惹き込まれ10/10点(ラスト50Pそういうことかと好きになる!)
キャラクター10/10点(ククル!愛されるキャラ!)
読みやすさ10/10点(主人公の亜衣に入り込むことまちがいない!)
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ミステリ作品を中心に執筆されている知念実希人、本作のようなファンタジーの要素が盛り込まれた作品は珍しい印象。
下巻の中盤以降から物語が一気に加速していき、全ての謎が明らかになるが、主人公の愛衣が23年前に起こった事件の際に負ったトラウマを克服できたのかにも注目して読んでほしい。
彼女が最後に辿り着いた先には、優しい光が満ちた場所だったのか。それとも、薄暗い地下室のような場所に閉じ込められてしまうのか。
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読み始めれば、読むのを止められないくらい引き込まれて読んだのだけど、結果から言うと、ほぼ上巻で予想した通りの展開でした。
ククルの正体は20%しか当たらなかったけど(100%予想的中した人いる?)、入院患者の少女の正体も、虐待されていた少年の正体も、連続殺人犯も、全部予想通り。
それでも一気に読み進めてしまったのは、やっぱり作者の文章が上手いからなのだと思います。
ただ、まだ2作しか読んでいないから見当違いかもしれませんが、この人ミステリに向いていないのではないかと思うのです。
重要ポイントについては、くどいほど描写が細かい、または徹底的に隠されているので、「ここ大事。テストに出るから」と思いながら読んでいました。
重要ポイントだけフォントが違うとか、マーカーが引いてあるような感じ。
これ、ミステリとしては、よろしくないと思うのです。
ひとつ、作品世界の中で決定的な部分だけが、後出しのように最後に明かされます。
これは、フェアじゃないと思いました。
たった一言、「実家の広島に」って入れておいてくれたら、気づく人は違和感を覚えるだろうし、気づかない人はスルーするでしょうが、情報開示としてはフェアになると思います。
だから、医療に特化した作品の方が向いているんじゃないのかなあ。
医療×ファンタジーでもいいんだけど、私が面白く読んだのは、むしろ医療従事者の心の内なんですよね、今作も前に読んだ作品も。
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眠りから覚めない謎の病気を治すために、ユタの血を引く医者がマブイ(魂)を再び戻すお話
以下、公式のあらすじ
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展開も結末も予測不可能な超大作ミステリー!!
若き女医は不思議な出会いに導かれ、人智を超える奇病と事件に挑む。
眠りから醒めない四人の患者、猟奇的連続殺人、少年Xの正体――
すべては繋がり、世界は一変する。
眠りから醒めない謎の病気〈特発性嗜眠症候群〉通称イレスという難病の患者を3人も同時に抱え、識名愛衣は戸惑っていた。
霊能力者である祖母の助言により、患者を目醒めさせるには、魂の救済〈マブイグミ〉をするしか方法はないと知る。
愛衣は祖母から受け継いだ力を使って患者の夢の世界に飛び込み、魂の分身〈うさぎ猫のククル〉と一緒にマブイグミに挑む――。
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眠りから醒めない謎の病気〈特発性嗜眠症候群〉通称イレス
同時期に発症した患者4人のうち3人の主治医となった識名愛衣
ユタだったという祖母はマブイグミを行う必要があるという
患者の夢の中でマブイグミを行う過程で明かされていく患者同士の繋がりや識名愛衣のトラウマとなった事件
スピチュアル+ファンタジー+医療+ミステリーという異色の組み合わせの物語
マブイに関する小説といったら「豚の報い」を思い浮かべるけど、この作品はファンタジー要素が強い
そして夢幻の世界で幻想小説っぽいのに、患者の背景や事情はあくまでもリアルで医学的に正しそうな事が前提になっているという、リアルと虚構のバランス感が知念実希人さんらしい
本人の「マブイ」を映し出した鏡のような存在の「ククル」
愛衣のククルは、うさぎのような耳を持った猫
患者の夢の世界で過去の記憶をヒントに、昏睡に至った状況や患者ノククルを見つけてマブイグミを行う過程で見えてくる病気や事件の背景
マブイグミを行う一人目の患者、片桐飛鳥
パイロットだった父親に顎がれ、念願叶って同じ職業に就く目前に事故に遭い、パイロットへの道は閉ざされる
しかもその事故は父親のせいで……
二人目の患者、佃三郎
冤罪事件を手掛ける老弁護士
殺人事件の一審の判決後に証言を翻した容疑者の無実を信じ、二審から担当弁護を引き受ける
結果、無罪判決を勝ち取るも、その後には思わぬ展開を迎える
果たして自分のやった事は正しかったのかと悩む
三人目の患者、加納環
二人目の患者の佃に弁護を依頼した、容疑者の同級生
容疑者との再会から事件に至るまでの第三者としての視点
そして自分の人生の振り返り
また、愛衣は23年前に連続通り魔殺人事件の被害者で
当時の精神的なショックから記憶が朧気なところがある
犯人の少年Xがイレス発症や再び起こっている連続殺人事件にどう関わっているのか?
そして、先輩医師の杉野華が主治医を務める4人目の患者は誰か?
過去の連続殺人事件事件、イレス発症の謎、現在起こっている連続殺人事件の真相とは?
序盤から、愛衣が実家に帰ったところで引っ掛かりがあったけど
下巻の地震のあたりでは明らかに違和感を感じる
なるほど、そんな事だったのねぇ……
それにしても、イレスという架空の病気で
しかも治療方法はスピリチュアルでファンタジーなのに
病気になった背景や病気はとてもリアリティと説得力があるというミステリと医療ものの土台がしっかりした構成の確からしさを感じる
4人目のイレス患者はちょっと違う人を想定してた
でも、言われてみればそうだなと納得感がある
イレス患者の繋がりにしても、愛衣の23何年前の事件にしても、序盤はそれぞれの繋がりが見えないけれども
断片的な情報の小出しとミスリードっぷりに見事に騙されたなぁ
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虐待の描写がか苦しい。アザの上にアザ、、。傷ついた心の上にさらに傷を付けたということかな。苦しいなぁ。
他人の人生に成り切るなんてできるのかな?愛衣ちゃんも、眠ってたとは思わなくてびっくりした。華ちゃんちゃん先輩が毎日のこと報告して、早く起きてって言ってたのは、衣ちゃんに対してだったのか。
上下ともにイメージがつきやすいから、サクサク読めたな。アニメになりそうな感じ。
クルルのぬいぐるみほしい笑
Posted by ブクログ
医療+スピチュアル+ファンタジー+ミステリーのMIXエンターテイメント
分かっちゃいるけど、最後はぐっとこみ上げるものがあります。
下巻です。
二人のマブイグミを成功させ、魂を救済、治療した愛衣。
しかし、イレスになった原因と、都内で発生している殺人事件との関係に徐々に気が付いていきます。
そして、その事件は、愛衣自身が受けた過去の事件=少年Xによる通り魔殺人ともつながっています。
その事件で亡くなった愛衣の母親
少年Xとは誰なのか?
そんな中、三人目の患者は老弁護士が弁護した男の彼女。
彼女が持っていた闇とは..
そんな中、愛衣の父親が祖母と共に失踪。
父親はどこに行ってしまったのか?
ここから、すごい展開になっていきます。
おもわず、え?っと唸ってしまった。
全ての事件の真相と伏線が回収されていくことに。
そこにあったものは、深い愛。
そして、最後の救済へ。
思わず、熱いものがこみ上げてきました。
「驚きと感動のフィナーレ」は言い過ぎではなかった!
「ムゲンのi」
は無限の愛であり、I(私)であり、愛衣であり、i(虚構の世界)であり、うまいタイトル(笑)
お勧めです。
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ファンタジー要素強めですが、しっかりミステリーもあるので面白かったです。
イレス患者の夢の中に入り、問題を解決して意識を取り戻させるというのはなかなか斬新でした。
綺麗に終わってよかったです。
ククルがかわいい。
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テスト2週間前だったけど読破。
上とかはあまり面白くなくてちびちび読んでたけど、下に入ってから事件が結びついていって、ラスト200ページくらいは号泣しながらノンストップで読んだ。
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識名愛衣が夢幻の世界でレイスの患者を救う話。
結果全部夢やったんかーいとはなったけど、現実とのつながりはしっかりしてた。
家族の愛が感じられる良い話。
上下でちょっと長かったかな。
最後ちょっと感動しちゃった。
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やっと読めた12日もかかった。
下はページめくるのが楽しくてサクサク読めた。
袴田先生がやっぱり少年Xだった。
これは途中で気づいたけど愛衣がサンダーカンマリとは思わなかったな。
猫は作者の愛猫をイメージしてたのかな。
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とても面白かったです。続きが気になってどんどん読んでしまいました。そして結末、とても驚かされました。少し情景の描写など多い部分があり少し飽きてしまう部分もありましたが、知念さんの緻密な表現が想像させてくれてとても繊細にうつしだされました。久内宇琉子ちゃんがkunaiurukoでこれを並び替えると愛衣のククルになる事が1番驚き拍子抜けしました。とてもファンタジー要素があり私も夢幻の世界にいるようでとても楽しませてくれました。
Posted by ブクログ
『ムゲンのi:上&下』— 知念実希人による医療とファンタジーが交錯するミステリー
知念実希人氏の『ムゲンのi』は、医療とファンタジーが融合した斬新なミステリー小説です。物語は、眠りから醒めない謎の病「特発性嗜眠症候群(イレス)」に苦しむ患者たちを救うため、霊能力を持つ医師識名愛衣が中心となって進行します。愛衣は、伝統的な沖縄の霊能力者・ユタの技術を活用し、患者たちの「夢幻の世界」へと足を踏み入れます。
この作品の特徴は、深い医療知識に根ざしたリアリスティックな描写と、神秘的なファンタジーエレメントの組み合わせにあります。愛衣が各患者の夢の中に入り込み、彼らの心の内面と直面しながら、謎を解明していく様子は読者に緊迫感を与えます。また、都内西部で起きる連続殺人事件や、過去の事件との関連性が徐々に明かされる過程は、ミステリとしての面白さを一層引き立てています。
『ムゲンのi』は、その複雑なプロットと予測不可能な展開により、読む者を最後まで引きつけます。各患者のエピソードが丁寧に描かれ、彼らの心情に深く共感させることで、物語全体の感動を高めています。終盤の伏線回収と驚くべき展開は、知念実希人氏のストーリーテリングの力を見事に示しており、長編ながらも飽きることなく一気読みしたくなる魅力を持っています。
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夢とかマブイグミとかあまり好みではないが上巻の終わりにはイレス患者の繋がりや殺人事件の真相など気になる点が多く期待して読み始めた下巻。
ファンタジー要素豊富なため夢の話が長くくどいなと思った。少年Xは上巻の時点で予想していた通りだったけど、イレス4人目は想定外だった。話の真相としては良かったと思うが、上下巻ではなく1冊で良かったのでは、と思う退屈な場面も多かったように思う。
ミステリー好きな人にはオススメしない。ファンタジー好きならオススメできるかも。
Posted by ブクログ
すごいファンタジー感満載だった。
あそこまでのトラウマを受け入れて乗り越えられるものなのかなと疑問に思ったけれど、前向きになれるように、少しでも前に進めれるように伝えるため、作者が作り上げた世界の小説ならば素敵だなと思う。
題名は読みながらすごく凝ってるなと驚いた。
無限、夢幻、I(私)、愛、主人公。
他の方が気づいた、虚数のℹ︎も!!(これはすごい)
大小関係がない実際には見えない数。
戦った敵のククルはもしや「ヨモツイクサ」の原型?とチラッと思った。
Posted by ブクログ
1日で上下共に読み終わった
あっという間に。
めちゃくちゃ感情移入できる
ってわけでも正直ない
でも、どうなるんやろう??ってページ進む手が途中から止まらなかったのも事実
医療ミステリーではないと思ったけど。
ファンタジーでミステリーなのは、間違いなかったよ。
Posted by ブクログ
ムゲンのi というタイトルは素晴らしいが、夢の中の描写が面倒で読み飛ばしてました。ファンタジーが強すぎて、ミステリーではなくなってきてるかな。中途半端な感じが残念でした。死神シリーズくらいならいいんだけど。複雑すぎるのと、夢の世界とミステリーが成立しにくい感じがした。
最後は、ヨモツイクサも本人だったっけ?
Posted by ブクログ
ファンタジー強めのミステリー。
あまりファンタジー要素が多いのは好みではなかったけど、クルルが可愛くて…!!
上巻を読んでいくうちに結末の予想はできたけど続きは気になるしさくっと読めるので上下巻一気に読破。
ファンタジー、医療、ミステリー、
ファンタジーが主にかなぁ。
ミステリーの残虐さがあいまってよかったのかなと結論的には思うけど多分こうだろなー、Xあいつだろなー、と想像はつきやすかった。