あらすじ
児童書で史上初!本屋大賞ノミネートシリーズ、ついに第5巻!
シリーズ5作目は、なんと40ページの大増量!
3つの事件が絡み合う、読み応えたっぷりの伏線回収!
そしてなんと今回は、5巻刊行記念として、ライツ社に2024年3月までに届いた感想ハガキを、感謝の気持ちを込めてフルカラーで掲載。
キミが送ってくれたハガキも載っているかも!?
(あらすじ)
「なんかね、すごいのがいるの。かいじゅうみたいなやつ!」
冬休み直前の朝。学校のすみの池に、大きく口をひらいている龍がいたーー?
池の底にいた「龍」とは。なぜそこにいたのか。そして、ほかの事件も起こっていて……?
4年1組、辻堂天馬・柚木陸・神山美鈴、通称「ミステリトリオ」が動き出す!
「ぼくは読者に挑戦する」
名探偵辻堂天馬の挑戦に、キミは答えられるかーー?
早くもシリーズ20万部突破!
超人気ミステリ作家・知念実希人が本気で書いた「子どもたちが人生で初めて読むミステリ小説」。
殺人事件はない。でも、トリックは本格的。
ありそうでなかった、親子で楽しめる一冊です!
漢字にはすべて、フリガナつき。
「大人のミステリ小説とまったく同じ手法で書きました」
BY 知念 実希人
(もくじ)
1 ミステリクラブ始動!
2 龍はどこに消えた?
3 部室で作戦会議
4 チョークのワナ
5 十一体の動物の像
6 龍のわすれもの
7 またぬすまれたおかし
8 龍の正体
9 意外な共犯者
10 きれい好きの犯人
11 名探偵の使命
おまけ1 知念実希人先生・Gurin.先生にしつもん!
おまけ2 陸君のかき方
おまけ3 天馬のミステリ小説紹介
とくべつふろく ハガキ紹介
挿し絵には、キャラクターがとっても躍動的な「Gurin.」さん
2025年春に第6巻を刊行予定。
第6巻は「教室のとうめい人間事件」です。お楽しみに!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
小4の娘に薦められて。
ミステリ作家・知念実希人による児童向けミステリシリーズ第5作。
今巻は変則的ながら、歴史を考えると超古典的なフーダニット。物語のはじめの方から『モルグ街の殺人』について触れられていたり、外来種の説明が挟まれていたりと全体にフェアな造り。
共犯者に関する手掛かり(雨、チョークの粉、換気窓…)が解明されるところは探偵の語りも活き活きとして洒落ていた。
次巻は春に発行の予定とのこと。楽しみに待ちたい。
Posted by ブクログ
ミステリ以外の学びもあって
子供たちはここから自分の気になるものを見つけて探していくのかな?
てんまくんをヒーローに、たくさんのことを知ってほしい。
りくくんも結構カッコ良いと私は思うけどな笑
みすずちゃんの優しいところも良いね!
Posted by ブクログ
既刊に比べて厚みがあって読み応えあり、な割にオチがいまいちだよね、というのが娘との統一見解。
同じ本を読んで親子で感想言い合うのなんかいいな。絵本みたいに本を前にして読み聞かせて感想を言い合うのとはまた違うやね。
4巻のラストが良かっただけにちと強引さがあったというところ。相変わらずぐいぐい読ませはするけれども。
Posted by ブクログ
シリーズ第5巻。
雪のミステリーサークル事件のときに登場した1年生の種田空良くんが、学校の敷地の隅にある池の底に何かいる⁈と言い出して、美鈴ちゃんまで見てしまったものが「龍」のようなもの。
だが授業が始まる寸前なので慌てて教室に戻り、お昼休みに確認に行くと消えていた。
真理子先生からは、職員室に置いてあったお菓子がたびたびなくなるという。
2つの事件を解こうとする天馬くんだが、新たに神社での盗難も何か関係が…。
だが、『龍のすむ池事件』と『密室の職員室事件』の犯人を見たのは美鈴で、咄嗟にとった行動は庇ったからで…
それも見事に真相を見抜いたのは天馬くんで、おまけにこの事件を一番いいかたちで解決させた。
今回は、難解だったように思うが、ヒントに授業で外来種について習ったところに気づく。
おまけ。
①知念実希人さん、Gurinさんに質問!
子どもらしい質問が多い、なかでも憧れのひとは?で知念さんは、東野圭吾先生でGさんは、鳥山明先生だそうだ。
②陸君の書き方
③天馬のミステリ小説紹介〜モルグ街の殺人事件(エドガー・アラン・ポー著) ガリレオの事件簿1 ポルターガイストの謎を解け(東野圭吾著) 46番目の密室(有栖川有栖著)
Posted by ブクログ
放課後ミステリクラブシリーズ5弾!
今回は龍の住む池事件、学校にある池に龍が見えると2人の証言があって、その謎を解き明かすべく調査していると、また別の事件が起こって…
合計3つの事件が起こり、それぞれ現場検証しながら解いてました。俺も犯人に同情ですねฅ(*´꒳`*ฅ)ꪆ
Posted by ブクログ
子供と一緒に読み進めているシリーズ。
児童文学っぽく学びのある内容で、ミステリだけど人が死んだりしないので安心して読める。
少し気になったのは季節が一巡しても学年が変わらないので、このシリーズは年を取らないまま続いていくのかなぁ?ということ。
大人が読むと少し物足りなさはあるけれど、子供が楽しく読んでいるのでこのまま続くのであれば一緒に楽しんでいきたいなと思う。
Posted by ブクログ
シリーズ第5弾。
今回は龍の住む池事件。
ミステリクラブの3人、今回も頑張った。
美鈴ちゃん、なんていい子、なんて可愛いんだろう。
学校の池では龍が目撃され、職員室のお菓子は盗まれる、さらに、、、
いやー、あれが〇〇なのはすぐに気が付いたけど、それがそうつながってくるとは。
さすが、知念氏が「大人と同じ手法で書いた」とおっしゃるだけのことはある。
これをきっかけに読書の楽しさに目覚める子供が増えるといいね。
Posted by ブクログ
児童書ということで分量も少ないなか、必要最低限の情報提示でちゃんとミステリーとしても児童向け小説としても成り立たせている手腕がすばらしい。
(ここから匂わせネタバレあり)
意外な犯人だったが、そこから考えさせられることも多く(今年二〇二四年はマングース根絶宣言というニュースがあった)、また参考文献として作中で『モルグ街の殺人』に言及されているところもニヤッとするポイントで、巻末の書誌情報を参考に、これを読んだお子様にはぜひこのまま世界初の推理小説に進んでいただきたい。…というおせっかい心が掻き立てられた。
Posted by ブクログ
ジュブナイルだけど、ミステリー自体はしっかりしてて、うまく組み合わせて楽しく読める。まあ、あっという間に読み終えてしまうのは、いいのか、残念なのか・・・
Posted by ブクログ
小4娘が読み終わって
『面白かったー!ママも読んでみて!!』
とのことで、早速読んでみました。
娘が最初に読んでいるときに挿し絵を私に見せてきて『うわっ!ほらっ!』って言ってきたけど、読んでない私は『うん。すごいね。』しか言えず。。。
私も読んでみて同じページで
『うわっ!』って娘と同じリアクションをしてしまい、娘と共に盛り上がりました。
子供とミステリを楽しめるなんて、、
めっちゃ楽しい!!
放課後ミステリクラブ、実は3巻、4巻はまた未読なので、この機会に読んでみようと思います。娘のオススメは4巻だそう(*^^*)
Posted by ブクログ
オーディブルにて。
今回は池に住む龍と密室の職員室から消えたお菓子の謎。
珍しくこうかな、となんとなく予想がついた(笑)
まぁ子供向けなので程々に楽しめました。
Posted by ブクログ
★辛めなのは、結末に意義ありだから。
内容は子ども向けに短く書いてあるのにいろんな出来事が絡まりあって結論があるという、大変質の良いものです。
途中から犯人解ったけど、多分現場検証で解るよなー、そんなに跡残さない奴らじゃないし、とか、あるものの材質になぜそれで?!って突っ込んだりとかあるけど、それよりも!
多分あの結末だと、数週間しないうちに限界来ると思うので、情沸く前にさっさと最終結末出してあげるのが大人の仕事。せめて、公的機関に譲渡する的な流れになると思ったよ。
以下、かなりネタバレ
アレは馴致の手練れが人工哺育してもどうにもならない個体になることが多い生き物です。いろんなのに触れる施設でも、まず触わらせてないでしょう?危険なんですよ。ウサギ小屋みたいな施設で子どもが飼うのはほぼ無理。間接飼育施設じゃなきゃ大ケガします。あとは、結構エサも大変だし。ドッグフード主体にしても果物とか芋とか混ぜたり。糞もウサギやニワトリとは違う。イヌ寄り。
野生動物と家畜を感覚的に混ぜて考えるのは良くないです。
Posted by ブクログ
順調に早5巻。今回のトリックは若干強引に感じるところもありましたが、「チョークのワナ」の処理は真犯人の想い故の展開で良かったな。一つ一つの想いの積み重ねが世の中を変え得る。巻末のハガキ紹介コーナーもグッとくるものがあります。
Posted by ブクログ
シリーズ第5弾。校庭の池で空良君と美鈴ちゃんが龍を目撃した、時を同じくしてほぼ密室状態の職員室での盗難事件、さらに学校の近くの神社でイベント用の動物の置物がなくなるという事件まで発生。3つの事件が絡み合う謎に天満君が挑戦。さらに日本の生態系等に被害を及ぼす外来種問題についても言及。巻末のおまけもいつものミステリの紹介やあとがきのほかに、子供達から知念さんへの質問のコーナーやライツ社に届いたはがきをカラーで328枚紹介するという大盤振る舞い。今回も十分に楽しませてもらいました。