知念実希人のレビュー一覧
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人気の『天久 鷹央』シリーズ第3巻。以前新潮文庫nexでこの巻までは読んでいたけれども、殆ど内容を覚えていないので、ほぼ初読みに近い感じでした❗
鷹央と小鳥遊のコンビも落ち着いてきたようで、安心して読むことができます。
『Karte01 閃光の中へ』から惹き込まれて、段々と面白くなり『Karte03 密室で溺れる男』は圧巻でした✨
レーベルとしては、ライトミステリーの部類に入ると思いますが、侮って読んではいけません❗
昔読んだ時は、天久 鷹央のキャラが余り馴染めず少し嫌な感じに思っていましたが、今回は微笑ましい目で見守ることができました✨
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破天荒かつ博覧強記の天才女医・天久鷹央と、彼女と同じ統括診断部で働く内科医見習い・小鳥遊優が不可解な事件に挑む、大人気メディカル・ミステリー。
『推理カルテ』→『吸血鬼の原罪』の順に読み、本作『ファントムの病棟』へ。
『推理カルテ』と同じく、3つのエピソードが楽しめる短編集。印象に残った話はやはり『天使の舞い降りる夜』だろうか。
小児科に入院している少年たちの完治したと思われた症状が再発。その隣の病室に入院している別の少年は『天使を見た』と証言しており、この奇怪な問題に統括診断部が挑むというもの。
ページ数的にも本作のメインとなる話で、普段は傍若無人な鷹央の意外な一面を知ることができた回だっ -
Posted by ブクログ
破天荒かつ博覧強記の天才女医・天久鷹央と、彼女と同じ統括診断部で働く内科医見習い・小鳥遊優が不可解な事件に挑む、大人気メディカル・ミステリー。
2023年より実業之日本社文庫から刊行された完全版を読み、強烈なキャラクターと医療現場を中心としたトリックに魅入られ、すっかりファンになってしまったため本書を購入。
三つの場所で相次いで見つかった遺体。被害者はいずれも首すじに二つの傷跡があり、ほぼすべての血液が抜き取られているという。まるで「吸血鬼」が起こしたかのような連続殺人を、鷹央らはどう解決していくのか。ずっとハラハラすること間違いなし。
幾重にも張り巡らされたトリックとホワイダニット。医療 -
Posted by ブクログ
題名からのイメージは、雪山の中を逃げる冤罪を受けた人の物語か?と考えながら読み始めた。
そして、いつもながら惜しくもハズレた。イヤある意味当たっている。
DoMSウイルスという致死率95%以上の感染症にかかり生き残ると隔離される。しかし、ヴァリアントとして異能力者になり瞳が白銀になる。鬼滅の鬼のように紫外線に弱い。
物語としては面白いが、ミステリーとしては先が読めてしまう。
医師である岬純也をヴァリアントの悠が訪ねてくるところから始まる。悠の兄鈴木、この三人と敵対する公安刑事の毛利がスリリングな展開を繰り広げる。
現実世界でもパンデミックは今もなお、脅威である。ウイルス感染者に対する偏見