知念実希人のレビュー一覧

  • 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    ネタバレ

    天才的な診断能力と壊滅的な社会性を併せ持つ医師・天久鷹央が、各診療科で「お手上げ」とされ、たらい回しにされる患者の謎を解き明かしていく――本作は、医療を舞台にした短編ミステリー集です。収録作は4編で、事件にフォーカスしたものから、患者と医師のドラマに重きを置いたものまで幅広く、医療推理の多様な魅力を味わえます。

    鷹央の診断は、単に病気を突き止めるだけでなく、そこから横展開して患者の背景や周囲で起きた事件にまで及びます。患者が体調不良の理由を虚偽で取り繕おうとしても、彼女は身体的特徴や生活習慣を見抜き、さらに病院周辺での出来事と結びつける。こうして「事件」と「患者」がつながっていく過程は、医療とミステリーの双方を楽しませてくれる心地よさがあります。

    特に印象に残ったのは「不可視の胎児」。中絶したはずなのに再び妊娠している女性を描いた一編です。タイトルの「不可視」は「見えない」だけでなく「不可死=中絶できない胎児」という意味を含んでいるのではないかと感じました。取り返しのつかない選択をした後に、再び同じ選択を突きつけられるという物語構造が胸に響きます。
    終盤で鷹央が告げる「子供に親を殺させるな」という言葉は、前半に出てきた「生まれる前の胎児は人間か?」という問いに対する彼女なりの答えだと思いました。医者と患者がそれぞれ答えの無い問題にまで踏み込んでおり、医療ドラマとしても深い余韻を残します。

    医療を題材としながら、本格ミステリーの構造と人間ドラマを両立させているのが本作の大きな魅力です。また、鷹央の型破りなキャラクターも相まって、医療物らしからぬ軽い雰囲気が楽しめる作品でした。

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    2025年09月18日
  • 呪いのシンプトム 天久鷹央の推理カルテ

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    タイトル通りの『シンプトム(兆し、病状)』を元にした短編がみっつ、というか、一、二話目は最後の三話につながるので、全体としてひとつの話になるのかな……こういう構成は個人的にとても好きなのだが、お話自体はちょっと好みからズレている感じがしたので、評価は★3にしました。
    『羅針盤~』で主人公のひとりの恩師が、この話でもうひとりの主人公の恩師が出てくる。対比として面白いとおもう反面、やはり不憫さが際立つのがちょっと悲しい。
    報われてほしい。

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    2025年09月18日
  • 放課後ミステリクラブ 3 動くカメの銅像事件

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    ネタバレ

    前の2作よりは易しく、ハウダニットは当たりました。
    フーダニット、ホワイダニットは分かりませんでした~!

    重田くんは華ちゃんのこと、好きなんだね(*^^*)

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    2025年09月13日
  • ひとつむぎの手(新潮文庫)

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    どの本を読んでも医療の現場は大変そうである。しかも問題も山積みである。問題の一つであった研修医とも良好でよかったが、主人公の自己犠牲が強く感じ、それで本当にいいのかと思ってしまう。それでもみんなが幸せな道に進んだのかな。妻に感謝ですね。

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    2025年09月13日
  • 神話の密室 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    今まで手に取ったシリーズ内で、一番薄い本のため病院の待ち時間の間に読み終えることが出来た。
    『バッカスの病室』で持ち出された謎が以前読んだ本で取り上げられたものだったので、『あーあれかー』と、思わず手を叩いたりした。
    そろそろ主人公には報われてほしい。でも、しばらくは報われないことは、最新刊の様子で判明しているのだ。

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    2025年09月13日
  • 密室のパラノイア 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    主人公の片割れというか、ワトソン役の彼が退場してしまうかもしれないという、そんな割とびっくりな導入(メタ的にはシリーズが続いていて、彼が残留しているのがわかっているので、実際には回避されるとはしっている)に、ドキドキしながら読み進めた本作……いや、主人公、いくらそういう設定だとしても性格が悪すぎるだろう。と、ちょっとばかり評価を高くするのに躊躇してしまった。
    物語の構成や、謎解きや話運びは読みやすくわかりやすくて面白いんだけどなあ……
    この話の次に、これまでのシリーズ上で前提になっていた話が入るという。なかなか面白いシリーズ構成だなとしみじみ思う。次が楽しみ。

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    2025年09月11日
  • スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ

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    続編に期待

    ホラーゲームみたいでした。これをシナリオにしたホラゲならかなり怖くなりそう!ただスマホの形態をいかした作品なら中の画像もイラストではなくちゃんと写真にしてほしかった。その方が怖さ倍増したのにな。
    人物のミスリードみたいなのは最初から分かりましたが、これになんの意味があったのか…続編があるらしいので続編に期待します。

    #怖い

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    2025年09月10日
  • 祈りのカルテ 再会のセラピー

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     研修医・諏訪野良太が活躍する「祈りのカルテ」第2作。本作は、研修も終え内科医として勤務するようになってから久しくなる諏訪野が、学会で出会った若き研修医に対して研修医時代のエピソードを語る設定になっているが、内容は前作同様、諏訪野が研修中に遭遇した患者とそれを取り巻く出来事がメイン。
     3編からなる連作小説。

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    2025年09月04日
  • 崩れる脳を抱きしめて

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    ネタバレ

    思ったより恋愛小説味が強かった。第三者から見ると冴子を選ぶよなあと思うが、不条理なのが恋愛なのかもしれない。

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    2025年09月04日
  • 魔弾の射手 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    鷹央先生ダウン時に小鳥遊、鴻ノ池コンビが活躍するのが見どころでした。

    細い伏線もあって面白かったのですが、病気が特殊なので推理ものとしては難しいですね。

    本筋とは関係ありませんが、アクアは良い車なのでぜひ可愛がって欲しいです。

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    2025年09月03日
  • 魔弾の射手 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    ネタバレ

    小鳥遊と舞って付き合っているみたい(笑)。仲良しだなぁ。
    魔弾は意外でワクワクしましたが、動機は俗物でしたね。

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    2025年08月25日
  • 放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件

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    キャラクターは立っているし、ミステリ部分もなるほどと楽しんでくれそう。
    「読者への挑戦!」的な事も子どもたちはワクワク楽しいと思いました。

    読書への導入の一冊になると思います。

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    2025年08月24日
  • 屋上のテロリスト

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    3つ目の原爆とかポツダム宣言拒否とかなかなか責めた世界。
    全体的に読みやすかったけどまぁ普通かな、という感想。

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    2025年08月22日
  • となりのナースエイド

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    ナースエイドという職業を初めて知った。
    病院のスタッフ=医師・看護師という認識を改めなくては。

    澪と竜崎の成長譚(トラウマの払拭)がメインに思える。
    黒幕?も一応判明するけど、すべての謎が解明されずモヤモヤが残る。
    シリーズ化しようと決めてこの結末にしたのか?続編がないと納得できない終わり方。
    謎というか同じ事件は引き延ばさないでほしい…

    知念先生の書く直情径行型の女性って好きになれない…
    頭良いはずなのに短絡的な思考回路だったり、迂闊な行動とったり。
    そうしないと話が進まないのかもしれないけど、読んでてイライラさせられる主人公だった笑
    天久鷹央にはイライラしないのにな〜笑

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    2025年08月18日
  • 放課後ミステリクラブ 7音楽室のゆうれいとおどるがいこつ事件

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    シリーズ第7巻。

    夏らしい幽霊もの。
    夜、誰もいない音楽室からピアノの音が…
    『音楽室のゆうれい』を見た子は行方不明になるという噂から正体をあばいてやると6年の松本和也と三樹と慎二たちは、こっそりと忍びこむのだが…。
    彼らたちが見たものとは…。

    簡単に思える謎解きだが、今回は仕掛けがあるのとピアノを弾きたい理由があるという話。
    最後にはほんわかとした気分になる。

    今回のおまけ。

    ①イギリスってどんなところ?
    ②真理子先生のかき方
    ③知念実希人さん、Gurin.さんにしつもん!
    ④天馬のミステリ小説紹介〜コナン・ドイル ショートセレクション 名探偵ホームズ踊る人形(コナン・ドイル作ヨシタケシンスケ絵) 鏡は横にひび割れて(アガサ・クリスティー著) 悪意(東野圭吾著)




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    2025年08月17日
  • 生命の略奪者 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    ⭐︎4でもいい気がしたが、最後のところが個人的にだれてしまったように感じた。話の3分の2が終わったところで、いったん事件が解決したが、その裏に本当の犯人がいたというものだが、そこが少しややこしく感じて、その前で終わってほしかったと思ってしまった。
    しかし、ミイラのところとか、あまり見たことのない内容で、すごく興味をひかれた。

    話のテーマ、「生命の略奪」というのは、興味深いテーマで、考えさせられる内容だった。

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    2025年08月16日
  • 天久翼の読心カルテ 神酒クリニックで乾杯を

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    資産家の隠し子殺害の犯人探しを依頼されることに・・・
    想像以上に複雑だった!、その事件を6人の天才!?が謎に迫る・・・

    天久鷹央の兄である翼がメインに始動する物語かと思っていたけど、全然違いました。個性豊かな6人の天才が予想を超える活躍をして楽しく読めました。

    内容自体も想像以上の複雑さだけどスラスラ読める不思議な感じでした。
    そして、奥深い話で満足感はかなりありました。」

    それでも天久鷹央シリーズの方が好みです。

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    2025年08月16日
  • 呪いのシンプトム 天久鷹央の推理カルテ

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    水神のなぞはテレビで見て知っていたのもあり、思ったより楽しめなかった。
    化け猫で、もう一つの生命が存在している、とか、通過する弾丸のトリックも、やや無理を感じた、ということもあり★3つ

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    2025年08月15日
  • 天久翼の読心カルテ2 淡雪の記憶

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    天久鷹央シリーズの兄ver.パート2

    テロ×記憶
    茅場町ビルの爆破テロが発生した。
    一方で、全生活史健忘の女性がクリニックのクライアントの家に現れる。
    テロと女性には密接な関係があり、記憶の回復とともにテロの全貌も少しずつ見えてくる。
    フーダニット、ホワイダニットの両面から楽しめる一冊。
    妹ver.同様、主人公が周りに翻弄されるのも見所の1つです。

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    2025年08月11日
  • 呪いのシンプトム 天久鷹央の推理カルテ

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    ドラマかアニメで見た話もあった。さすがに皮膚を通るアレはないだろと思うが、日頃奇抜な症例を見すぎた弊害か。

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    2025年08月06日