知念実希人のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
破天荒かつ博覧強記の天才女医・天久鷹央と、彼女と同じ統括診断部で働く内科医見習い・小鳥遊優が不可解な事件に挑む、大人気メディカル・ミステリー。
『推理カルテ』→『吸血鬼の原罪』の順に読み、本作『ファントムの病棟』へ。
『推理カルテ』と同じく、3つのエピソードが楽しめる短編集。印象に残った話はやはり『天使の舞い降りる夜』だろうか。
小児科に入院している少年たちの完治したと思われた症状が再発。その隣の病室に入院している別の少年は『天使を見た』と証言しており、この奇怪な問題に統括診断部が挑むというもの。
ページ数的にも本作のメインとなる話で、普段は傍若無人な鷹央の意外な一面を知ることができた回だっ -
Posted by ブクログ
破天荒かつ博覧強記の天才女医・天久鷹央と、彼女と同じ統括診断部で働く内科医見習い・小鳥遊優が不可解な事件に挑む、大人気メディカル・ミステリー。
2023年より実業之日本社文庫から刊行された完全版を読み、強烈なキャラクターと医療現場を中心としたトリックに魅入られ、すっかりファンになってしまったため本書を購入。
三つの場所で相次いで見つかった遺体。被害者はいずれも首すじに二つの傷跡があり、ほぼすべての血液が抜き取られているという。まるで「吸血鬼」が起こしたかのような連続殺人を、鷹央らはどう解決していくのか。ずっとハラハラすること間違いなし。
幾重にも張り巡らされたトリックとホワイダニット。医療 -
Posted by ブクログ
題名からのイメージは、雪山の中を逃げる冤罪を受けた人の物語か?と考えながら読み始めた。
そして、いつもながら惜しくもハズレた。イヤある意味当たっている。
DoMSウイルスという致死率95%以上の感染症にかかり生き残ると隔離される。しかし、ヴァリアントとして異能力者になり瞳が白銀になる。鬼滅の鬼のように紫外線に弱い。
物語としては面白いが、ミステリーとしては先が読めてしまう。
医師である岬純也をヴァリアントの悠が訪ねてくるところから始まる。悠の兄鈴木、この三人と敵対する公安刑事の毛利がスリリングな展開を繰り広げる。
現実世界でもパンデミックは今もなお、脅威である。ウイルス感染者に対する偏見 -
Posted by ブクログ
ネタバレ感想
コロナがあった後なので、こういうこともありえるかもしれないと思ってしまう。ストーリーはSFっぽく、文章も軽快なので、比較的サクサク読める。
途中で、ヴァリアントの扱いに対して、政府が厳しくするか、受け入れるかでもめるが、日本の政府は保守的なので、もしこのような事態になった場合には、マイノリティは救われないだろうなとは思う。
コロナの時に、海外で働いていた日本人には何の措置もなく、帰国さえ禁止していた措置を思い出した。
あらすじ
致死率95%のウィルスが、世界で感染爆発を引き起こした。生存者は目の色が白銀に変わり、獣並みの筋力を有するが、昼間は行動できない、ヴァリアントと呼ばれていた -
Posted by ブクログ
致死率95%の凶悪なウイルスが広まった世界。奇跡的に感染から生還した人は、瞳が白銀色に変化し、異能を得たヴァリアントとなる。
感染の予防のため、また異能への恐怖からヴァリアントは世間から隔離されていた。
ヴァリアントになったことを隠し、隔離から逃れて生活する医師、岬純也の元に1人の少女が尋ねてくるところから話が始まる。
ここ数年ウイルス感染を題材にした作品が増えましたが、今作はかなりファンタジー色が強め。
エンタメとして気軽に読める作品になっている。
少女・悠の造形があまり好きになれなく、個人的にはあまりピンとこないまま終わってしまった。 -
Posted by ブクログ
新人作家さんが、その後売れっ子作家となるのにはどうしたらいいのか?中山七里さん、知念実希人さん、葉真中顕さんが、自らの経験を踏まえて指南してくれるエッセイ集です。
この3人の作家さんは何冊か読んでいるので、スゴく興味深く楽しく読み切ることができました。佐藤青南さんの4コマ漫画やイラストもよかったですね!作家さんの苦労がよくよくわかります。
私は作家を目指しているわけではもちろんないのですが、それでも、この3人の作家さんが新たにブレイクする作家さんに期待する熱気のようなものを感じます。新人作家さんがこの作品を読んで、いい作品を世に送り出す…そんな作品を沢山読めたらいいなって思います。も