知念実希人のレビュー一覧

  • 絶対零度のテロル 天久鷹央の事件カルテ

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    真夏の夜、心肺停止の状態で救急に運ばれた男性。彼の死因は凍死であった。その謎を調べる統括診断部の3人、その事件の裏には大規模テロ組織の陰謀が隠されていた。
    はっきりした登場人物が少ないので黒幕は想像つきやすいが2件の凍死事件の背景が異なっていたり、最後はスリリングな鷹央と黒幕の心理戦が見られるなど、これまでのシリーズとは若干異なる展開であった。
    統括診断部の3人は皆魅力的且つ個性的なのでアニメ化された時にどんな感じになるのか楽しみである。

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    2024年06月30日
  • 羅針盤の殺意 天久鷹央の推理カルテ

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    御子神氷魚が鷹央に出した最後の謎は結末が二転三転し、結末は非常に温かいものであった。
    その他、2つの中編も鷹央の人間性がより成長しており、温かみを増してきている。
    ストーリー展開については非常に分かりやすいがそこに実際の病名(2話目は若干異なるが・・)が絡んでくるので腑に落ちやすい。

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    2024年06月30日
  • 幻影の手術室 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    「天久鷹央の推理カルテ」シリーズ6

    小鳥遊が赴任して9ヶ月。

    研修医の鴻ノ池が近所の病院に入院し、手術を受けた。その術後のオペ室で事件は起こる。近くにいた麻酔科医が突然見えない何かと争いだし、しまいには首から大量出血してしまう。監視カメラの映像から容疑者に浮上したのは麻酔から覚醒をし始めた鴻ノ池ただ一人。
    見えない何かを解明し、鴻ノ池を救うために、鷹央and小鳥遊コンビが動き出す!

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    2024年06月21日
  • レゾンデートル

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    オーディブルで視聴。硝子の塔の殺人が最高に面白く聴きやすかったので、それと比べると平凡に感じた。末期癌の外科医が「レゾンデートル」に辿り着くまでの過程を、キューブラーロスの受容の五段階になぞらえてドラマチックに描き出している。わたしにとって多くの小説に言えることだが、登場人物たちが人格的に未熟で幼く感じられ、あまり共感できなかった。とはいえやはり知念実希人の医学的知識には親しみが湧くし、正確で美しい文体は心地よく、他の作品も読んでみたいと思わされた。

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    2024年06月19日
  • 密室のパラノイア 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    呪いの動画、男性アレルギー、密室での溺死の3本たて
    期待が高かっただけに残念。医療知識がない方が楽しいかも

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    2024年06月17日
  • スフィアの死天使 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    「天久鷹央の推理カルテ」シリーズ4

    シリーズ的には4番目だけど、小鳥遊が天医会総合病院に赴任してすぐの話。

    宇宙人にさらわれたと主張する患者が問診後に自殺、宇宙人に命令されたと出張する男が医師を殺害するという奇妙な事件が相次いで起こる。
    その要因としてあがってきたのは新興宗教団体。その団体は宇宙人とコンタクトができることを売りにしていた。

    鷹央と小鳥遊、出会ってすぐの2人が新興宗教団体の謎、宇宙人に支配された人たちの謎を明らかにしていく話。

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    2024年06月17日
  • 放課後ミステリクラブ 2雪のミステリーサークル事件

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    なんだかんだいって 児童書だとか大人にはちょっとと言いながら、2巻にも手を伸ばしてしまいました。ミステリーを起こしたきっかけや伏線回収は知念実希人さんらしさがあり、今回も楽しませてもらいました。我が子にも読んで欲しいのですが、親の心子知らずで、本は読んでくれません。
    私が本を一生懸命読んだのは小学生の宇宙科学ものでした。江戸川乱歩なんかもよく読んだ記憶があります。中高はしばらく本とは離れていましたが、大学でまた読み始め、社会人になってまた離れ、今また読み始めています。
    そんな具合に読んだり読まなかったり、自分のペースで本と向き合ってきました。我が子たちもいつか本と良い出会いがあればと思います。

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    2025年12月03日
  • 放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件

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    ごめんね 最近は表紙だけだと児童書と分からないものもあるから、知念実希人さんの作品というだけで手に取ってしまいました。子どもには読みやすくて良いと思いました。ここからミステリー好きが誕生する予感がしました。大人には少し軽いかなって思いましたが、楽しめました。

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    2025年12月03日
  • 悲恋のシンドローム 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    「天久鷹央の推理カルテ」シリーズ5

    小鳥遊が赴任して8ヶ月を過ぎた頃の話。
    今回の謎は3つ!
    ①結婚を意識し出すと激しい腹痛と喀血を訴える女性の謎
    ②突如として消えた大学生とゴミ屋敷に住む男性が見つけたお宝とその隠し場所の謎
    ③部屋で襲われたはずの女性が10km以上も離れた港で発見されるという瞬間移動の謎

    天久&小鳥遊コンビが真相を突き止め、そこに隠された疾患を診断する!

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    2024年06月07日
  • ひとつむぎの手(新潮文庫)

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    医療の現場というあまり一般人には馴染みのないシチュエーションでも非常に分かりやすいストーリーでした。
    ただ、ちょっと展開がベタかな

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    2024年06月04日
  • リアルフェイス

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    柊先生の正体にビックリした! 悪ぶってるだけの善人からしか得られない栄養がある。スラスラ読めて面白かった。

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    2024年06月02日
  • ひとつむぎの手(新潮文庫)

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    手術場面の緊迫感はさすが医者作家だけど…物語的には微妙。でも最後は「無自覚なスーパードクター」平良のおかげでハッピーエンドなので○

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    2024年06月01日
  • 放課後ミステリクラブ 2雪のミステリーサークル事件

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    シリーズ二作目。校庭に積もった雪の上に描かれたミステリーサークルの謎をミステリトリオが追う。
    児童書ということもあり、1時間もあれば読み終わるページ数で謎も単純明快である。
    ミステリ慣れしてる大人であればプロローグの時点でトリックに気づく程度の難易度ではあるが……一作目と比べると些か精密さに欠ける印象がある。
    今作ではワイダニットとフーダニットがイコールで成り立つ構造なのだが、肝心のワイダニットに関するヒントがほとんど与えられていない。登場人物が最低限しかおらず消去法で簡単にわかりはするのだが……読者への挑戦状を出すには些か手落ち感がある。
    子供が読むなら星➕1。

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    2024年05月30日
  • 放課後ミステリクラブ 3 動くカメの銅像事件

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    子供向けと割り切っても流石に無理筋なんじゃないかなぁ。
    叙述トリックの部類なんだろうけど、現場で直接調べて複数人の人間がみんな同じ勘違いをするというのは少々現実離れしているように感じた。
    とはいえ子供がミステリに触れられる機会を増やしてくれるという意味では意義深い本ではあると思う。
    例の如く、子供が読むなら星➕1

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    2024年05月31日
  • 神話の密室 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    「天久鷹央の推理カルテ」シリーズ11

    テレビアニメになることを聞いて読み始めたシリーズ

    アルコールがないはずの病棟の個室で酩酊を続ける男性の謎、
    キックボクシングの試合でチャンピオンになった直後に死を遂げた男性の謎、
    どちらもある種の密室で起こった事件。
    天久、小鳥遊の2人が2つの謎に挑む。
    真相はいかに!?

    時系列が気になる人へ…
    この話は小鳥遊が赴任して一年後の話でした。

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    2024年05月30日
  • レゾンデートル

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    なんとも……
    なんて言ったらいいんだろうねえ…
    登場人物の様々な思いや葛藤が入り交じって…
     
    知念氏のデビュー作だそう。
    そんなこと知らなくって読み終わったあとに
    そうだったのかってなりました笑
     
    医療描写は初期からバリッとして◎
    でもこんなに濃厚に書いて、全く薬剤等分からない人は
    読んでて楽しいのかな?って余計なお世話な心配をしてしまった笑
     
    ラストの怒涛のスピード展開も良かった◎
    最後の最後に振り絞る力…すごい。

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    2024年05月29日
  • 時限病棟

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    ◾️サマリー
    ・廃病院を舞台にしたミステリー
    ・ピエロによって監禁され、制限時間までに
     脱出できないと病院ごと爆破
    ・登場人物は少ないので全体構成は掴みやすい

    ◾️所感
    大どんでん返しがないソフトなミステリーでサクサク読める。
    すべてを読んで感じたことは、子どもを殺された親はどんなことをしても、我が子の仇を討とうとする。
    子を持つ親の心を垣間見る一冊だった。
    作者は、医師だと読後に知った。どうりで全く知らない医療用語がバシバシ出てくると思った。

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    2024年05月24日
  • 放課後ミステリクラブ 2雪のミステリーサークル事件

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    ミステリーサークルというこれまたミステリー好きにはわくわくする謎解きだと思う。どうしても大人の目線だとリアル感がないけれど(というかツッコミどころがたくさんある)児童書ならではの面白さだと思う。じっくり読まないと出てこない答え。考えながら読むのは楽しいだろう。何も考えずに読んでしまうのは大人だからかな。

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    2024年05月18日
  • 十字架のカルテ

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    精神鑑定。
    目に見える明確なところが中々見えないのが難しい…。
    果たして虚偽なのか、それとも本当に精神疾患なのか…。

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    2024年05月12日
  • スフィアの死天使 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    『天久鷹央』シリーズのエピソード0。鷹央と小鳥遊との初会を描いた、長編医療ミステリー❗

    今回取り扱うのは宗教絡みの事件で、ちょっと現実的な設定でないことから、途中で読むのを止めようかと思いましたが、最後まで読み終えることが出来てとても良かったです。

    尊厳死の問題は、とても難しいと思いますが、一つ言えることは医師のエゴで勝手に処置されるものではないということです❗

    初会ということで、鷹央と小鳥遊の少しぎこちないやり取りがとても新鮮でした。またボーナストラックにはあのキャラクターが登場して、ちょっとニヤニヤしてしまいました❗

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    2024年05月06日