知念実希人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
緊張感あふれるプロローグで幕を開け、すぐに一転、麻酔科医の朝霧明日香と主人公の柊貴之の初対面シーンのコミカルなやりとりに巻き込まれ、すすーっと物語の中に引き込まれていきます。
以前に同じく知念実希人さんが書かれたシリーズの登場人物「天久鷹央」のことを、「内科女医版ブラックジャック」と評したことがありましたが、本作の柊貴之こそ、まさにブラックジャックそのもののキャラクターです。
タイトルどおりの「天才(美容)外科医」であり、保険の効かない自由診療の世界で、一癖も二癖もあるワケあり患者たちから多額の報酬を受けて、その腕を振るいます。
ただストレートには表さないものの、自身の患者をはじめ、他者 -
Posted by ブクログ
ネタバレ1945年、ポツダム宣言を受諾しなかった日本は東西に分断され、資本主義の西、社会主義の東となり、その間には壁が築かれた。2017年、「死」に魅かれる酒井彰人は学校の屋上から飛び降りようとしていると、その場にいた少女に呼び止められ、東西日本を巻き込む「バイト」に駆り出されることになる。
ベルリンの壁をモチーフにして、それを破壊しようと企てる四葉グループ会長の佐々木沙希と彰人、西日本大統領の二階堂、東日本の芳賀書記長、デモに参加する青年目線での物語が描かれ、最後にそれが交錯し世界がひっくり返る。
ストーリーが綺麗にまとまり、東西日本が統合したラストシーンは二十尺玉の花火が打ち上げられるという感動的 -
Posted by ブクログ
ネタバレ移植後の「臓器の記憶」を巡る事件。
裏には暴力団の跡目に関する顛末が隠されていた。今回事件の鍵を握る病気は遺伝性の色覚異常。その症状が関するエピソードは随所に出ており、最後にしっかりと回収されるのは相変わらず見事。
組長になる血筋を何よりも大事にしていた犯人の意図は全く共感できなかったので北川が犯人と同じ末路を辿らなくて良かった。その要因となった鷹央の説得もすっかり人の心を理解した言動である。
鷹央の兄:翼も登場しこのシリーズファンにとってはありがた限り。翼と鷹央に挟まれ育った真鶴の人間性がまともなのは奇跡的であることが分かった