知念実希人のレビュー一覧
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ネタバレ作者が医師なので、題名にあるように手術室から話が始まり、、全体がミックスジュースのような変わった味わいだった。後表紙の、慟哭の医療ミステリという読後感は人によるのでしょうが。
純正会医科大学付属病院、手術室。
腹腔鏡による胆嚢摘出手術。執刀医海老沢教授。第一助手冴木裕也。患者冴木信也(裕也の父親)。これは30分ほどの簡単な手術、のはずだった。それで裕也は家族の手術の助手が認められていた。
だが、胆嚢剥離寸前、噴き出すよう勢いで腹腔内に血液が満ちていく。動脈を傷つけたか。教授が裕也に言う。お前が腹腔鏡でやったのか。覚えのない叱責に裕也は責任転嫁を察した。高濃度血液が届き、ひと息ついたのもつかの間 -
Posted by ブクログ
ネタバレ500ページ以上あるのに、読みやすくてスルスルと読めた。
犯人がすでに拘束されているところから始まり、その犯人視点で物語が進む。登場人物のキャラクターや舞台がミステリー小説感溢れていてワクワク。
割と序盤でその犯人の殺人が終わり、このあとどう展開するのかもワクワクしていた。
そうするとお決まりのクローズド・サークル、犯人以外の連続殺人が発生。
このときの私の予想としては、割と主人の身内ばかりが死んでいるし、死人には接触できない状態にされるので、実は殺害した人物は生きていて、身内で芝居をしており、主人が発表しようとした内容は参加者にこのミステリーを味わせることなのではと思っていた。
でも -
Posted by ブクログ
循環器内科の諏訪野、麻酔科の朝霧、鷹央の兄翼とあちこちから豪華出演あり、それぞれに大活躍。
心臓移植のドナーの記憶が夢に現れると訴える北川彰二。ドナーは暴力団の組頭だった。その家に嬉々として乗り込む鷹央。渋々同行する小鳥先生と、2人にくっついてくる鴻ノ池。答えを求めて情報提供してくる刑事の桜井。ここはもう定番である。
犯人は明かされるがそこから更に過去の事件との繋がりも明らかになる。今作では鍵となる疾患は希少疾患ではなく認知度も低くない(と思う)ので、読みながら推察する余地もあった。
臓器の記憶はあるのではないかと、私は思っている。いつか鷹央先生が発表できる日がくればと思う。