知念実希人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これは “読むホラー” というより “見るホラー”。
気づいたら最後まで一気読みしていたなら、
もはや知念さんの術中にハマってます。
『スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ』知念 実希人
最近ほんと、周期的にホラーの波が来るのよ…。
「気づいたらホラーばっか読んでる月」ってありません?
本書は文庫ならぬ <スマホ本>。
その名のとおり、スマホとほぼ同じサイズ。
背筋さんの『口に関するアンケート』も
棚に収納するときミニマムすぎて困ったけど、
こういう遊び心、好き…笑
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主人公は、侵入者を呪い殺すというゴーストタウン、
「ドウメキの街」と「黒い服の女」を調べ始めます。
深入り -
Posted by ブクログ
「読むのをやめてもいい」――その警告が、最後まで止められなくなる罠だった。
東京郊外で起きた凄惨な大量殺人事件。犯人・八重樫信也の精神鑑定を担当した医師のインタビューから、事件の不審な点と恐ろしい秘密が徐々に明らかになっていくモキュメンタリー・ホラーです。
好きな作家の一人である知念実希人さんの作品を久しぶりに手に取りました。読者を巻き込む仕掛けが施されたミステリーで、「閲覧厳禁」というタイトルの通り、冒頭から「いつでも読むのをやめてよい」という注意書きがあります。Audibleで耳読書しましたが、ただの朗読ではなく効果音や音声の使い分けが非常に凝っており、世界観に入り込みやすい作りになっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ細かい資料はリアリティーがあってとてもよくできていた。さすがという感じ。
監視社会、禁忌の実験、異形、呪いのような死、忌み地、謎の組織、もうてんこもりでお手本のようです。
こうしたモキュメンタリー系も最近増えてきていて、こんなによくできているのに、もう本の中から第四の壁越しに話しかけられても、怖がれないんだよなぁ…。様式美という感じ。
常に刺激とアイデアを求められる、ミステリ作家さんは、ジャンキーを相手に商売しているようなもので、株式会社よりも大変だなって思う。
この話、イマーシブホラーミステリみたいにイベントとして再構成してくれないかな。みんなが上村先生ポジションになるの。そんなイベン -
Posted by ブクログ
学校のプールに放たれた金魚。誰が、なぜこんなことを?辻堂天馬、柚月陸、神山美鈴のミステリトリオが事件解決に向けて動きだす。
次女に借りた一冊。
大人でも楽しめるジュブナイルミステリィという触れ込みで、どんなものかと様子見の作品。なかなかちょうど良い作品じゃないか。ちゃんとミステリィしてるけど、難しすぎない。難しすぎないというのは、細かいことを考えすぎないということ。確かに、ミステリィを読み慣れた大人からすると、可能性の精査が甘く感じる。犯人の自供以外に証拠がないのも物足りなく感じるが、それをやりすぎると必然頁数も増え、頭で整理しなければならない情報量も増えてしまうので、読み応えがありすぎてし -
Posted by ブクログ
ネタバレサクサク読める娯楽ミステリー。
コンビニ強盗の立てこもり、傷を負った女性を助ける、病院の闇、などなど、王道の楽しめる設定が盛り込んである。
非常勤バイトである主人公に対し、65人もの患者の中の1人が濃い化粧をして利発に話していれば騙される可能性はあるが、理学療法士ともなれば人数は限られているし、素顔の写真を見て主人公も一発ですれ違ったあの男性スタッフだ、と気づいた。男性なので濃いメイクにも限度があり、元役者といえど騙せるものかと思う。特別、特殊メイクであったり声帯が凄いというような描写も無かった。
会ってまもないのに男女の恋愛関係になるのはいかにも出来すぎていてあまり好きじゃない。恋愛を匂 -
Posted by ブクログ
ネタバレ作者が医師なので、題名にあるように手術室から話が始まり、、全体がミックスジュースのような変わった味わいだった。後表紙の、慟哭の医療ミステリという読後感は人によるのでしょうが。
純正会医科大学付属病院、手術室。
腹腔鏡による胆嚢摘出手術。執刀医海老沢教授。第一助手冴木裕也。患者冴木信也(裕也の父親)。これは30分ほどの簡単な手術、のはずだった。それで裕也は家族の手術の助手が認められていた。
だが、胆嚢剥離寸前、噴き出すよう勢いで腹腔内に血液が満ちていく。動脈を傷つけたか。教授が裕也に言う。お前が腹腔鏡でやったのか。覚えのない叱責に裕也は責任転嫁を察した。高濃度血液が届き、ひと息ついたのもつかの間