知念実希人のレビュー一覧

  • 仮面病棟

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    シリーズ最新作がなかったので、目についたこちらの本を手に取った。
    馴染みのない登場人物ではあるが、善性の強い主人公だったので感情移入もしやすく話の展開もなめらかで面白かった。難点といえばヒロインのファムファタル性だろうか……個人的にファムファタル系のヒロインというのは自分向きではないので、最初から身構えてしまったところがある。まあ、そのおかげで犯人を当てることが出来たので、それはそれで良いのかもしれない。
    天久鷹央シリーズでも感じるが、主人公が不憫である。

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    2025年09月28日
  • 誘拐遊戯

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    ネタバレ

    後半のストーリーにもう少しスピード感があるとよかった
    最後の方に書かれてもいたが、計画がうまくいったのは偶々感が強く物足りなかった。

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    2025年09月28日
  • 機械仕掛けの太陽

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    大学病院でコロナ病棟の担当者に任命された
    シングルマザーの医師・椎名梓。

    同じ病院の看護師・硲瑠璃子は恋人と同棲中だが、
    独身ゆえにコロナ病棟勤務を命じられる。

    そして七十歳を超え持病もありながら地域の患者を救うため
    コロナに立ち向かう町医者の長峰邦昭。

    職場と化した医療現場の2年半のリアルを描く感動の物語。

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    ほんと生きてる間に、同じ原因で世界中がパニックになるような出来事があるなんて想像もしんかった。

    新型コロナウイルスが出てきてから、いろんな事が変わった。
    生活はも

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    2025年09月28日
  • 傷痕のメッセージ

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    いつも読んでいる天久鷹央シリーズ、それ以外の作品も読んでみようかなと考えて手に取った一冊、読み進めると見覚えのあるお馴染みの名前が出てきて、なるほど世界は共通しているのかと納得、ほどなく天久シリーズには馴染みのある癖強登場人物が登場、おおこの人をメインにすえたスピンオフかな?楽しみだなと思って読み進めると、こちらの話でもその癖強登場人物はサポート役、思ったほど強烈な活躍はしていない。ううむ。新たな癖強登場人物は、いつものシリーズにくらべたら普通なので、かなり心が和む。
    普段のシリーズに比べたらミスリードが多い気がした。
    こちらの話も舞台設定が面白いので、続編があれば読みたいと思う。

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    2025年09月28日
  • サーペントの凱旋 となりのナースエイド

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    フィクションとはいえ製薬企業の描き方が胸糞悪かった。なぜ医師を志高く描き、製薬企業を陰謀渦巻く巣窟のような描き方をしがちなのか理解しかねる。

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    2025年09月26日
  • 誘拐遊戯

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    ネタバレ

    どんでん返しという帯を見て途中から何となく予想がついていたが、「あぁ、やっぱりか」と。
    終盤までなかなか白熱した展開で、利用されている犯人が明らかになるまでは結構楽しかった。
    その後は「やっぱり小説だな」ということでリアル感が薄くなってきてしまったのが残念。

    でもタイトルは「誘拐遊戯」なんですよね。「遊戯」…なるほどね

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    2025年09月26日
  • 絶対零度のテロル 天久鷹央の事件カルテ

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    今回はやや毛色が違う感じがあったけれども、全体としては面白かった。トリックというよりは、謎解きにありがちなミスリードを可視化させたという印象。
    犯人当ては割とスムーズに出来たのは、かなりあからさまにヒントがちりばめられていたからだなと思う。
    今回も不憫といえば不憫な主人公ではあるが、それよりも割を食っている人物がいるのでそこまで目立っていない印象。でも報われてはいないので、いつかは報われてほしい。
    警察と公安の狐と狸的なやりとりはかなり好き、公安の人にはこれからもチョコチョコ出てきてほしいところである。

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    2025年09月22日
  • 神のダイスを見上げて

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    ネタバレ

    サービスアパートの図書室で借りた。
    2023年10月、小惑星ダイスが地球に接近。人類滅亡の恐怖に世界が混乱する中、亮の姉・圭子が殺された。残された五日間で復讐を決意した亮は、謎の同級生・美咲の助けを得て、犯人を追うことに。しかし亮や周囲の人間が狙われ、謎は深まり続ける。姉の死の真相と、亮が終末に目にする光景とは?

    姉殺しの犯人は見つかったと思いきや。
    「小惑星が落ちてくる裁きの刻までの時間、弟の彼女から弟を取り戻したくて、自分を殺させた」というのが真相。
    自分のこと以外を考えられなくするために。
    執着心がこわいよー!異常だよ…。

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    2025年09月21日
  • 放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件

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    小学生の頃、図書室の「ルパン」や「ホームズ」のシリーズが一部の友達の間で読まれていました。当時の私にはちと難しく、その波に乗ることはありませんでした。本書のようなミステリ本があれば、私もはまっていたのかもしれません。
    ストーリーは王道であり鉄板。導入での小さな謎解き。同時進行で起きる、一見関係のなさそうな複数の出来事。限られた情報の点と点をつなぎ、真相に気付く登場人物。謎解き。そして、人情味あるれる真相。
    あとがきの、知念さんから小学生へ向けた言葉も素敵です。ミステリ好きの小学生が増えたら嬉しいですね。

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    2025年09月20日
  • 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    ネタバレ

    天才的な診断能力と壊滅的な社会性を併せ持つ医師・天久鷹央が、各診療科で「お手上げ」とされ、たらい回しにされる患者の謎を解き明かしていく――本作は、医療を舞台にした短編ミステリー集です。収録作は4編で、事件にフォーカスしたものから、患者と医師のドラマに重きを置いたものまで幅広く、医療推理の多様な魅力を味わえます。

    鷹央の診断は、単に病気を突き止めるだけでなく、そこから横展開して患者の背景や周囲で起きた事件にまで及びます。患者が体調不良の理由を虚偽で取り繕おうとしても、彼女は身体的特徴や生活習慣を見抜き、さらに病院周辺での出来事と結びつける。こうして「事件」と「患者」がつながっていく過程は、医療

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    2025年09月18日
  • 呪いのシンプトム 天久鷹央の推理カルテ

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    タイトル通りの『シンプトム(兆し、病状)』を元にした短編がみっつ、というか、一、二話目は最後の三話につながるので、全体としてひとつの話になるのかな……こういう構成は個人的にとても好きなのだが、お話自体はちょっと好みからズレている感じがしたので、評価は★3にしました。
    『羅針盤~』で主人公のひとりの恩師が、この話でもうひとりの主人公の恩師が出てくる。対比として面白いとおもう反面、やはり不憫さが際立つのがちょっと悲しい。
    報われてほしい。

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    2025年09月18日
  • 放課後ミステリクラブ 3 動くカメの銅像事件

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    ネタバレ

    前の2作よりは易しく、ハウダニットは当たりました。
    フーダニット、ホワイダニットは分かりませんでした~!

    重田くんは華ちゃんのこと、好きなんだね(*^^*)

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    2025年09月13日
  • ひとつむぎの手(新潮文庫)

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    どの本を読んでも医療の現場は大変そうである。しかも問題も山積みである。問題の一つであった研修医とも良好でよかったが、主人公の自己犠牲が強く感じ、それで本当にいいのかと思ってしまう。それでもみんなが幸せな道に進んだのかな。妻に感謝ですね。

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    2025年09月13日
  • 神話の密室 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    今まで手に取ったシリーズ内で、一番薄い本のため病院の待ち時間の間に読み終えることが出来た。
    『バッカスの病室』で持ち出された謎が以前読んだ本で取り上げられたものだったので、『あーあれかー』と、思わず手を叩いたりした。
    そろそろ主人公には報われてほしい。でも、しばらくは報われないことは、最新刊の様子で判明しているのだ。

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    2025年09月13日
  • 密室のパラノイア 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    主人公の片割れというか、ワトソン役の彼が退場してしまうかもしれないという、そんな割とびっくりな導入(メタ的にはシリーズが続いていて、彼が残留しているのがわかっているので、実際には回避されるとはしっている)に、ドキドキしながら読み進めた本作……いや、主人公、いくらそういう設定だとしても性格が悪すぎるだろう。と、ちょっとばかり評価を高くするのに躊躇してしまった。
    物語の構成や、謎解きや話運びは読みやすくわかりやすくて面白いんだけどなあ……
    この話の次に、これまでのシリーズ上で前提になっていた話が入るという。なかなか面白いシリーズ構成だなとしみじみ思う。次が楽しみ。

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    2025年09月11日
  • スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ

    ネタバレ 購入済み

    続編に期待

    ホラーゲームみたいでした。これをシナリオにしたホラゲならかなり怖くなりそう!ただスマホの形態をいかした作品なら中の画像もイラストではなくちゃんと写真にしてほしかった。その方が怖さ倍増したのにな。
    人物のミスリードみたいなのは最初から分かりましたが、これになんの意味があったのか…続編があるらしいので続編に期待します。

    #怖い

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    2025年09月10日
  • ヨモツイクサ

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    怖いグロい痛いのオンパレードで読んでいる間ずっと緊張感。
    でも面白いし先が気になるので、どんどん読み進めてしまいました。

    なんていうか、、、
    昔から禁足の地と言われている場所にはそれなりの理由があって、人間がおいそれと踏み入れたり開発したりしてはダメなんだよなぁと心から思いました。

    クモたちの造形など、映画とかで映像として見てみたい気もするけど、とにかく残酷描写多いから難しいかなぁ。

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    2025年09月05日
  • 祈りのカルテ 再会のセラピー

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     研修医・諏訪野良太が活躍する「祈りのカルテ」第2作。本作は、研修も終え内科医として勤務するようになってから久しくなる諏訪野が、学会で出会った若き研修医に対して研修医時代のエピソードを語る設定になっているが、内容は前作同様、諏訪野が研修中に遭遇した患者とそれを取り巻く出来事がメイン。
     3編からなる連作小説。

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    2025年09月04日
  • 崩れる脳を抱きしめて

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    ネタバレ

    思ったより恋愛小説味が強かった。第三者から見ると冴子を選ぶよなあと思うが、不条理なのが恋愛なのかもしれない。

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    2025年09月04日
  • 仮面病棟

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    ネタバレ

    うーん。。。
    B級小説感がちょっとありました。
    設定は悪くないと思うのだが、犯人の黒幕がもう見るからにこの人しかいないという感じで。
    主人公と運ばれた患者のラブストーリーはいるか?とちょいちょい思ってしまいました。
    暴かれる真実もまあ、ありそうだよなあと。
    ハラハラ感はなかったです。

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    2025年09月04日