樺沢紫苑のレビュー一覧
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うつを患ったことがある。
自分への期待や理想の自分と現実のギャップについてずっと考え、悩んでいる。「こんなはずじゃなかった」「思い描いていた人生と違う」と。
そして友達のSNSを見ると羨ましく妬ましく思ってしまう。
旦那もいて生活できるだけの給料も貰えて、不自由ない生活のはずなのに、「幸福感」というものを抱いたことがない。
どこへ行こうと何をしようと「満たされない」気持ちがずっとある。
著者によると幸福には3つの種類があり、幸福の種類によって分泌される脳内物質が違うらしい。
私は「仕事での成功」つまり、「お金をかけて得られる幸せ」しか幸福の基準に入れていなかった。
もっと裕福な生活がし -
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私はおそらく人類の中で考えても結構な無気力人間で、特に家にいるときはだらけまくって何もやらなくなるダメ人間だ。まあ別に困っていると言うほどの悪癖でもないと思ってるので、あんまり改善の意思はないけど、この先家族もなく孤独に生きていくことを考えるとそんなことも言っていられないので少しはなんとかしないとなと思いこの本を読んでみた。
書いてあることの実践はおそらくそんなに難しいことはないと思う。ただ私自身にやる気がまったくないのは最早どうしようもない。これは私の性格的なものなのでこの本は全く悪くない。モチベーションを上げるためのことをするモチベーションがないのはどうすればいいんだ……
ただ自分のこ -
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精神科医の著者がYouTubeで4千本の動画を公開する中でわかった、悩みの解消方法をナラティブに紹介する一冊。
根本的原因を取り除いて悩みを「解決」するのでは なく、対処方法を明確にして悩みを「解消」することが重要だと、この本では説かれている。
著者のYouTubeチャンネルをよく見ていたので、最も新しい著書を読みたくなり購読。
言語化の方法論についての本かと思ったが、悩みの解消法のひとつとしての言語化に関する本だった。
しかし、考えてみれば「悩む」というのは頭の中の情報を基に判断が出来ない状態であり、情報とは人間にとって言葉で表現されたものなのだから、もしも頭の中のモヤモヤをカッチリと判 -
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本書は、精神科医で『学びを結果に変えるアウトプット大全』などを上梓されている著者が、「生活習慣」「仕事」「人間関係」の最適化情報をまとめたものである。第Ⅰ部はイラスト、第Ⅱ部はエビデンスで説明という構成になっていてわかりやすく、スムーズに読み進めることができる。人それぞれ最適化の条件は異なるのだろうが、行動を細かく分けて章立てされていて参考になった。
【メモ】
・朝はバナナを1本食べるだけでも低血糖は改善される。
・最適な食事回数は個人差がある。
・ただし、体内時計のリセットには朝食は必須である。
・始業直後にすることはメールリプライではなく、To Doリストの作成である。
【目次】
第 -
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とにかく感謝しましょう!以上!
本作の主張は誇張でもなんでもなしに上記の一文に集約することができる。
これだけきくとちょっとスピリチュアル系というか、どこか胡散臭い感じもするのだけど、樺沢さんのエビデンスがゴリゴリの理系テイストで書かれているので、そういった側面が中和されていい感じに仕上がっていると思った。
感謝すれば人生が好転する。これを自分は「ものごとをとにかくポジティブに捉える」と置き換えて読み進めた。この「ポジティブに捉える」という思考に至るには「感謝」という行動が一番わかりやすくて簡単な方法ではないのかなと思った。
主張自体はとても面白いけれど、共著者の方の語り口がけっこう怪し -
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ネタバレ役に立ちそうな情報がいくつもピックアップでき、ToDoに変換できる要素などがしっかりあった。ただ少々古いのでIT関連についてはひと昔前の内容。
ザックリまとまると、インプットできることは何をしているときにも存在する。多くの場面でインプットを行って自らの糧としてはどうだろう?こんな方法があるよ!とかこれ皆やってるけどめっちゃ効率落ちるよ!ってのがたくさん書いてあった。
おそらく作者の言うAZ(アウトプット前提)アウトプットを想定した状態でインプットを行うとよい、アウトプットできる量がインプットした量とイコールである。というのが肝。例えば映画を鑑賞するとき、感想文を書くことを想定して観るだけで -
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今まで樺沢先生の本は何冊か読んだことがあったので、それらと主張は重なる部分は多かったが、10代向けの入門編のような形で分かりやすく書かれていた。これを自分が10代の時に読んでいたら結構変わっていただろうなと思う反面、歳を重ねた今だからこそ響くのかもとも思う。
一方気になった点が2つ。
ひとつは、時々アンケート結果が引用されているが、あれは樺沢先生のXでのアンケートがほとんど。精神科医である樺沢先生をフォローしている人は、何らかの心の悩みを抱えていたりそのような問題に興味のある人がほとんどであることが推測できるので、ちょっとあれで傾向を論じるのは母数に偏りがあるかなと思った。
二つ目は、本の -
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『30秒でやる気を上げる』なんて本当?そんなんで出るやる気ならとっくに出とるわい
「正直、『30秒でやる気が出る』ってホンマか?と思いながら読み始めたこの本だけど、やる気が出ない人の気持ちに寄り添いすぎてて、妙に刺さった。
例えば『まず30秒だけやってみて、それでも無理ならやめてもOK』って方法があるんだけど、行動って“し始め”が一番めんどくさいから、30秒でもやった時点で、実は一番めんどい壁は突破してる。
31秒も32秒も、なんなら1分だってそのままいける気になる。
その後はいつ切り上げても「やった」って事実は残るから、少なくとも「何もやってない」とは違うんよね。
「失敗の定義を変 -