関口英子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
信仰心の希薄な住民たちの村に現れた奇妙な犬をめぐる表題作をはじめ、幻想、寓意、不条理、ブラックユーモア、痛烈なアイロニー、そしてひと匙のペーソスの詰まった22編。
ブッツァーティ作品では「七階」と「待っていたのは」(未収録)しか読んだことがなかったため、作風も概ねそういうイメージを抱いていたが左に非ず。確かに「コロンブレ」「七階」「呪われた背広」「病院というところ」「戦艦《死》」などの幻想的で不条理な中に皮肉や風刺、時に黒い笑いすら利いており、冷戦下という当時の国際情勢を皮肉った「アインシュタインとの約束」「一九八〇年の教訓」「秘密兵器」は星新一などのSSを思い起こさせ、「グランドホテル -
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Posted by ブクログ
「ノー」ということがどれだけ大変なことだったのか思い知らされました。
決して自分に非はないのに、自分に非があったかのように扱われるオリーヴァ。
今の私より幼いのに理不尽という言葉で言い表せられない場面が続いて、胸が痛みました。
それでもなお、闘おうとするオリーヴァの強さに驚きました。彼女は謂れ無い誹謗中傷を受けても、それでも自分の信念を曲げずに闘う道を選んだ。それは正解かは誰にもわからない。
納得のいかない結果に終わったとしても、1人の女性が「ノー」と言った記録は残る。後に続く女性がきっといる。オリーヴァのしたことは、他の女性にとっても希望になったのではないでしょうか。
日本でもいまだに性被害 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ猫好きの友人に勧められたのと、タイトルがとても良かったので、読んでみようと思いました。
私は、光文社の古典新訳文庫で読んだのですが、本書は16作品収録されている短編集です。
不思議で奇想天外なファンタジー集だなという読後感です。
表題の「猫とともに去りぬ」は大好きになりましたし、「ガリバルディ橋の釣り人」が私はお気に入りです。
著者のロダーリは、イタリア人の児童文学作家・詩人・ジャーナリストで、教育者でもあります。
第二次世界大戦の終戦を25歳で経験されているのですが、人類愛や反差別、自由を表現した作品を書いた人で、
同じ1920年生まれに、アイザック・アシモフ、ボリス・ヴィアン、レ -