関口英子のレビュー一覧

  • 神を見た犬

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    神、巨大な科学兵器などに対する畏怖が人を操るという話が多く面白い。
    アインシュタインと悪魔の話が好き

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    2013年06月23日
  • 古代ローマ帝国 1万5000キロの旅

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    前作の24時間が楽しかったので購入しました。大正解でした。とても読みやすいので古代ローマに興味のある方は是非よんでみたらいいとおもいます。専門家ではないので難しい専門用語とかがないのがいいですね。自分もその場にいるようなきがします。

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    2013年06月21日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    現代人が古代ローマ人の生活を24時間にわたり面白く、分かり易く解説するユニークな一冊。
    古代ローマでの都市生活が生き生きと描写されていて、楽しく読めるコトは間違いありません。

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    2013年05月08日
  • 猫とともに去りぬ

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    ファンタジーですが、こどものみならず大人も楽しめる内容。ウイットに富んだ小気味いい作品でした。映画『チェブラーシュカ』にツボった方は、この作品もおススメです。

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    2013年02月03日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    ネタバレ

    タイトルのとおり、古代ローマ人の一日を通して当時の生活、文化、風俗を紹介する。食事、娯楽、風呂やトイレなど、現代の生活にあるものの原型はほぼすべてあったように思える。奴隷による決闘や公開処刑が娯楽になっていたりするのが残酷で野蛮に見えるけれども、現代の戦争やテロや大量殺人などを見るとむしろ残忍さは増しているとも言える。大きな違いは機械がしている仕事を奴隷が担っていたことだろう。一見うまく回っていたような奴隷制だが、やがて文明の崩壊を招いてしまったことはもう少し研究し、他山の石にしなくてはならない。

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    2013年01月05日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    トラヤヌス帝時代のローマの日常生活をまる一日ガイドツアーしてくれます。まるで映画のようにリアルにあちこちを案内してくれるので、スペックのように理解してきた古代ローマがより身近になりました。誰か、平安京や鎌倉をこんな風に案内してくれませんか?

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    2012年12月14日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    テルマエロマエから古代ローマ人の生活に興味を持ち購読。これまで見てきた歴史物は確かに硬く教科書の様なものであったので、しばしば眠くなったりしたものだったけれど、本書は平易な文章と一観光者とガイドからの視点を持っていたので、ローマの世界に冒頭から引込まれた。こういう過去のものを身近に感じられる書物が他にもあれば、海外の観光ももっとミクロな見方ができ、遺跡についた傷ひとつに古代生活に思いを馳せることが可能になり何倍も楽しめるはずだ。

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    2012年11月17日
  • 月を見つけたチャウラ~ピランデッロ短篇集~

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    読むのに結構時間をかけてしまった。

    各話、独立している。ストーリーとして似ている話がない。
    その中でも、標題作は浮いている。
    素直な話だからか。そして、他の話がひねくれているからか。

    結局なんだったんだろう、一体。話はここで終わったみたいだけど、どういうこと?という話が多かった。

    甕、使徒書簡朗誦係なんかは分かりやすい。
    貼りついた死はあまりに理解できなくて2回読み。

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    2012年11月12日
  • 神を見た犬

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    短編集だけど、印象に残る作品が多い。
    7階、戦艦(死)など、ありえない設定も
    寂寥感とともに読ませる。

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    2012年08月13日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    古代ローマの全盛期(トラヤヌス帝治下、紀元115年)のある一日に焦点を当て、当時のローマ人がどのような一日を送っていたかを追うドキュメンタリー調の歴史読み物。

    一日の時系列を追って、起床から就寝(または深夜の活動)までを、視点や立場を巧みに変えながら、淡々と追っていく。

    ローマの歴史を扱う本は多いが、多くは歴史的な偉人や大事件に焦点を当てたもの。
    それに対し、ローマの一般的な人々はいったいどのような生活を送っていたのかを、細かく細か~く丁寧に再現するのが新鮮。
    名もなき人々のなんでもない一日を追うことで、当時のローマの雰囲気や文化がとても分かりやすい。

    若干叙述が淡々としすぎていて退屈な

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    2014年02月20日
  • 羊飼いの指輪 ファンタジーの練習帳

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    20編のおとぎ話(というくくりでいいのかしら)に、それぞれ3つずつ違う結末が用意されているという仕掛けが面白い。味わいとしては星新一『未来いそっぷ』を彷彿とさせるものもあったり(あそこまで毒はないですが)、美しい童話として成立しているものもあったり。小さい子に読み聞かせて3つから選ばせたり、さらに自分で考えさせたりするのも面白そうだと思いました(実際に作者がラジオでやっていたようですが)。私がこの作品を知ったのは、ツイッター経由で、この話の作り方がラーメンズの小林さんと通じるものがある、という惹句を読んだからですが、それこそ「読書対決」を思い出しました。面白かった。

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    2012年07月16日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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     ローマ帝国、トラヤヌス帝治世下。反映の絶頂期を迎えた首都ローマの人々の一日の生活を著者が24時間密着レポート!という趣向で綴られた本書。企画の勝利、というのは簡単だが、最新の考古学的研究の成果を基にした実に綿密な考証で、今の我々が得られる最大級の古代ローマのリアルをここに出現させている。 
     衣食住はもちろんのこと、裁判、教育、娯楽、果ては公衆トイレや性生活まで、時に現代社会と照らしあわせて語られる古代ローマ人の姿は、人々の匂い、体温まで感じられそうなまでのリアリティーをもって迫ってくる。

     中でもP.207から始まる奴隷についての著述には考えさせられた。古代ローマと現代を照らしあわせて考

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    2012年07月14日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    ネタバレ

    暇が出来た時にぼちぼち読んでいきました。古代ローマ人の生活がリアルに浮かんで来ます。映画も公開中だし今が旬ですね。

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    2012年06月01日
  • 天使の蝶

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    作者が科学者だという事実を先に知ってしまったからなのか、
    全体的に作品が骨格張って、別世界のレポートを読んでいる様な
    感じがしました。それはとても良い意味で、です。

    起承転結の[結]の部分が曖昧なのが憎い。そして面白い。

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    2012年04月06日
  • 神を見た犬

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    ブッツァーティは、『タタール人の砂漠』と『待っていたのは』を以前に読んだ。

    あまりにも『タタール人の砂漠』が名作で、ブッツァーティの深い思索の集積をみた気がした。

    『待っていたのは』は、河出書房新社から出ている短編集で、光文社から出ている本書と重複している短篇もいくつかある。

    本書はブッツァーティの残した膨大な短篇のなかから代表的なものを選び二十二篇を編んでいるもの。
    そのうち、十篇は未邦訳である。

    『タタール人の砂漠』は、いつ攻めてくるやもしれぬタタール人の襲撃に備え、辺境の砦でそのときを待ち続ける兵士を細かい筆致で丹念に描く。
    兵士とともに読み手をこれでもかこれでもかと待たされ、、

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    2012年02月01日
  • 羊飼いの指輪 ファンタジーの練習帳

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    どんな物語も、「入り口」があって「出口」がある。
    グリム童話やピノッキオなど、あれ?これどこかで?というモチーフをロダーリがアレンジした入り口が用意され、その先の結末が3つ用意されている。

    始まり部分を読んで、自分だったらこの先をどう作るかな、と考えてみたり、用意された3つからどれが一番好きか、考えてみたり。
    巻末で、ロダーリ自身だったらこれにする、という回答とその根拠をあげる。
    ロダーリだったらどの結末にするのか、ということより、その根拠のほうが、なるほどこういう理由でこれを選ぶのか、と、面白い。

    何もないところにお話を作っていくのは、制限がなくて自由奔放のようでありながら、入った以上、

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    2011年10月21日
  • 天使の蝶

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    ユーモアセンスに溢れたプリーモ・レーヴィ幻想短篇集なんですが、彼のアウシュヴィッツでの体験記や、そこからの帰還を綴った自叙伝を先に読んでしまうと、素直に楽しめないのも事実。『ケンタウロス論』に代表される、レーヴィの幻想文学ではお馴染みの動物系シリーズもどこか悲しげ。それに反して、「シンプソン」シリーズは楽しんで読めます。

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    2011年02月17日
  • 天使の蝶

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    彼の人生を知っている分、読んでいて深読みして本当に読んでるのがつらくなったりもしたんですが、基本的にユーモラスなお話でした。かなりブラックユーモアだけど。純粋にお話としてとても楽しめて、考えさせられる部分もやっぱり本当に本当にあって、うーん…ケンタウロスみたいにレーヴィが引き裂かれてたとしたら、読んでる側も引き裂かれるんだなあ。お話を楽しんでる気持ちと色んなことを考えてしまって胸がつまるのと、両方あって、どっちにも振り切れないです。でも間違いなく良い本だと思う。心から、レーヴィの小説がもっともっと翻訳されてほしいと思います。

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    2009年10月07日
  • オリーヴァ・デナーロ

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    抑圧に従う不幸と、抗う不幸どちらも存在するということ。
    なぜ声を上げなければいけないのか、声を上げる女性に対して、社会は考えたことはあるのか。
    時代も国も違うけれど、現代にも同様に無理解と差別に傷つけられ苦しむ女性はたくさんいるのだと思う。

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    2025年10月08日
  • ふたつの海のあいだで

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    物語のリズムに入るまでに時間が少しかかったけれど、合ってきてからは一気読み。南イタリアとドイツにルーツを持つ孫のフロリアンから語られる、土地に根差した祖父ジョルジョ・ベッルーシ。
    語りのエネルギーの強さを感じられた。
    南イタリアの貧困と出稼ぎ、様々な国との混じり合う物語で、なかなか日本にはない歴史・文化背景だなと思った。

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    2025年09月23日