関口英子のレビュー一覧

  • ネコの目からのぞいたら

    Posted by ブクログ

    イタリアの小学生ダンテ君は、ディスクレジアの障害を持つ。香港に出張中の両親に代わりおばあさんと住んでいる。小学校の卒業試験(!)のために、家庭教師の家に通うようになるが、そこで生まれたばかりの子猫を譲ってもらう約束をする。風変わりな家庭教師は、精神を集中すればネコと一緒になりネコの見ているものが見られると教えてくれる。それ以来、ダンテは、ネコと一緒にネコの見ているものを体験するようになる。
    先生のおかげで無事卒業試験は合格したものの、先生悪性のインフルエンザがもとで亡くなってしまい、子猫もどこかへ行っていまう。ダンテは、ネコの見ているものからネコのいるところを捜そうとする。すると、ネコは新しい

    0
    2013年10月18日
  • 古代ローマ帝国 1万5000キロの旅

    Posted by ブクログ

    ローマ     ―すべてが始まる場所

    ロンドン    ―ローマ人が考案した都市

    パリ      ―ポンペイよりも小さな町だった頃
    
トリーア    ―神酒を作る

    ライン川を越えて―蛮族との戦い
    
ミラノ     ―女性解放
レッジョ・エミリア―古代のジョーク

    リミニ     ―外科手術
    
テヴェレ川   ―水に運ばれてローマへ
    ローマ     ―世界の中心
    大競技場キルクス・マクシマム―『ベン・ハー』の謎
    オスティア   ―多言語が入り乱れる「バベルの塔」
    スペイン    ―ローマ帝国の金
    プロヴァンス  ―馬車への襲撃
    バイア     ―贅沢で淫蕩な都市
    地中海     ―航海という

    0
    2013年11月05日
  • 猫とともに去りぬ

    Posted by ブクログ

    教訓話。風刺小説。なんて堅苦しく考えず、物語を楽しめば良いと思う。少々古臭いのは否めないけれど。「ピサの斜塔をめぐるおかしな出来事」なんてショートショートSFとしても十分に読めるし、「三人の女神が紡ぐのは、誰の糸?」は立派なリドル・ストーリィだし。不条理な展開もままあるけれど、訳文もとっても読みやすい。

    0
    2013年04月08日
  • 猫とともに去りぬ

    Posted by ブクログ

    読んでいる時に頭の中で「おそ松くん」や「天才バカボン」などの赤塚不二夫作品のキャラクターたちがイメージされ、ついつい台詞の語尾に「~ザンス」や「~ダス」などと勝手につけてしまう。そんな雰囲気を持つ作品集でした。とあるお話を聞かされても「なんでトラがぐるぐる回るだけでバターになるんだよ?」と納得できないタイプの人にはちょっと厳しい奇想天外さですが、それを豊かな想像力と受け入れられる人ならばクスッとできると思います。

    0
    2012年12月11日
  • 猫とともに去りぬ

    Posted by ブクログ

     現代社会へのアイロニーが織りなされているファンタジー短編集となっております。 
     ピアノを武器にするカウボーイやピサの斜塔を略奪しようとする宇宙陣、捨てられた容器が家を支配するなど奇抜なアイデアに魅力を感じました。社会への風刺を入れながらも児童文学者であるロダーリのユーモアで暖かみがある話に時々笑みが浮かんでしまいました。
     古典新訳文庫の作品であるためとても読みやすく、小学生の知り合いにでも勧めてみたい一冊になっております。
     16編の短編の中でも表題にもなっている猫とともに去りぬがお気に入りです。猫星が何故存在しないのかとコロッセオを占拠する猫たちに心が躍りました。

    0
    2012年11月06日
  • 猫とともに去りぬ

    Posted by ブクログ

    イタリー版星新一、という感じだ。いや、星新一+谷川俊太郎という感じかな。ふわっとした児童向けの文体の中に、鋭い社会批判の視点が入っている。アカ上がりの作家だけあって(こういう見方はよくないとはわかっているが)、その現実を風刺する語り口は独特で魅力的なものだ。
    とても読みやすい訳。

    0
    2012年08月13日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

    Posted by ブクログ

    古代ローマ人っていったいどんな生活をしていた?という単純な謎に答えてくれる本。早暁から始まって、一日の流をおいながらローマの市内を探索していく感じ。楽しみながらあれこれ拾い読みできます。コラムが◎。

    0
    2012年06月09日
  • マルコヴァルドさんの四季

    Posted by ブクログ

    かなり昔に読んで、児童書にしては暗い本だと思っていたが、今再び読み返すと、その暗い部分の意味がよく分かるだけになおさらやりきれない気持ちになる。文学的にはもっと高い評価をしてもいいと思うが、一筋の希望も見えない話は、やはり面白いとは言い難いので星は3つにしておく。もう少しユーモアのある風刺なら救われるのに…。しかし、カルヴィーノは大好き。

    0
    2012年05月30日
  • 羊飼いの指輪 ファンタジーの練習帳

    Posted by ブクログ

    ”読者参加型”の短篇という企画は面白い。短篇と巻末の「著者の結末」を照らし合わせながら読むともっと良かったのかも。最後に読んでも、どんな物語だったのか良く思い出せないので。あと、この光文社古典新訳シリーズは、レーヴィ、ブッツァーティ、ロダーリを読みましたが、すべてが同一人物による翻訳なので、今回の『羊飼いの指輪』は少し辟易してしまった。もしかするとそれは文体に対してではなく「幻想」に対してなのかも。

    0
    2012年01月05日
  • 羊飼いの指輪 ファンタジーの練習帳

    Posted by ブクログ

    ファンタジーの練習帳と副題がついている通り、それぞれの物語に3通りのストーリーが用意されています。
    作者のお気に入りもありますが、読み手が選べるエンディングはおもしろいな、と思いました。

    0
    2011年11月15日
  • マルコヴァルドさんの四季

    Posted by ブクログ

    子だくさんで、半地階に住み、会社と家との往復で生活に疲れきっているようなマルコヴァルドさん。そんなくたびれた中年男にも自然の四季折々はいくばくかの潤いをもたらしてくれる。真面目な気持ちで読んでいると、ずっこけてしまう。それはないだろうというオチが待っている。しかし・・・これって子どもの読む本かなぁ、首を傾げたくなる。大人の私にはそこそこ楽しめるけれど。

    0
    2011年09月26日
  • 天使の蝶

    Posted by ブクログ

    (今回は竹山氏の翻訳でないので、)竹山氏の語彙やリズムから離れて、二人の翻訳者の文体から共通するレーヴィのリズムみたいなものを抽出しようとしてしまったりして、ストーリーに集中できない私。翻訳を読むもどかしさ。

    0
    2009年10月04日