関口英子のレビュー一覧

  • すごい物理学入門

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    物理学の入門を理解したというよりも、これが物理学の入門なのかということが分かった。難しい。でも面白い。

    読み終わってから2週間もたってからレビューを書こうとすると、かなり忘れてしまっていることに気付く。
    とりあえず付箋を付けた部分。
    ・ニュートンが定義した「空間」と、重力を帯びている「重力場」が実は同じもの(P.22)
    ・素粒子の振る舞いや性質は量子力学によって記述されている。動く層の素励起である。波動が消えたり現れたりしている。(よく分からん)(P.65)
    ・量子力学と素粒子実験によって、この世界は物質が不安定な状態で常に揺らいでいることが分かってきた。(P.67)
    ・星は崩壊して自らの重

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    2021年01月21日
  • 月を見つけたチャウラ~ピランデッロ短篇集~

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    「手押し車」が一番お気に入り。 アテクシ(男)自宅で仕事してるのインテリだから。いわゆる書斎ってやつね。子供達(四人いる)には、入っちゃ駄目だし自分がここにいる時にはうるさくするなって言ってあるの。  だから快適よ! 。。。なんだけどさ、実はうちには犬がいてね、当然のようにアテクシの仕事場で、さも自分の犬小屋のようにぬくぬく昼寝してる訳よ。理由はないんだけど何かムカつくの。さあ、歩いてみなさいー、それえー!(犬の前足を手に取り無理矢理二足歩行させる=手押し車)おほほう!これがアタシの復讐の仕方よ!

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    2020年12月26日
  • マルコヴァルドさんの四季

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    ちょっとシュールな現代童話、といった印象。ただただ現代童話にありがちなシニカルさに偏ってばかりではなく、ひねりを効かせた笑いあり、都会ならではの物悲しさあり、「意味怖」的な話もあり…それらが豊かな描写で描き出される。後半には、今に通ずる社会問題を取り上げた話もあり、物語とは別のところでドキリとしたり…。幅広い年代で、それぞれの視点で読める良書だと思う。

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    2020年12月11日
  • マルコヴァルドさんの四季

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    自然を愛でることが得意(というより現実逃避が上手い?)な貧乏子沢山のマルコヴァルドさん
    児童文学の顔しながらそのじつ随所に散りばめられた皮肉とブラックユーモアに大人も楽しめるお話たち
    一話が短いし繋がりもほとんどないので気が向いたときに一話、また一話と気軽に読みすすめられる

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    2020年11月26日
  • すごい物理学入門

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    近年の物理学が何を解き明かしてきたのか、そして今、何が未解明なのか、を非常に分かりやすく解説してくれます。ざっくりと流れを掴めるので入門編の本として非常によいです。
    科学を突き詰めると、哲学的な問題に行き着くことを改めて理解。

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    2020年10月13日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    古代ローマ人の24時間---よみがえる帝都ローマの民衆生活
    (和書)2011年04月06日 19:53
    アルベルト・アンジェラ 河出書房新社 2010年7月21日


    柄谷行人さんの朝日新聞の書評をみて読むことにしました。

    どういう社会なのか知ることができて現在の自分自身の存在すら批判ができる。ただそこにアナーキズムというか革命というか絶えずある対抗運動みたいなものは全くかかれていない。原始キリスト教のようなものとか様々あるとおもうけど、そういうものは処刑されるとか奴隷にされるとか兎に角ひどい目に遭う。そういう趣旨の本じゃないからいいけど、逆にそういう部分の姿勢が読者自身に喚起される様な気も

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    2020年09月27日
  • 神を見た犬

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    短編集ですが、この中の「病院というところ」を読みたくて購入しましたがどれも秀逸です。
    日本でいうなら星新一さん作品がお好きならきっと気に入ることと思います。

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    2020年05月30日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    2000年前のある日ローマを訪れた観光客として、当時の人々がどのように暮らしていたのかを街歩きしながら知っていく。世界史の知識が碌に無い私でも、面白くてページをすいすい捲れた。

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    2020年04月06日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    タイトル見た後に目次を見て、これは面白そうと感じる1冊。実際に面白い。古代ローマは近代的だなー、と感じる部分が多い。

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    2020年01月05日
  • 神を見た犬

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    ネタバレ

    小説というよりは、寓話集。というか昔話集、と言いたい趣きすらある。
    というのもマックス・リューティの所謂「昔話3回」の方程式があるからだ。
    またカフカに比されるのは作者としても不本意だろうが、しかたない、と「変身」および短編数作しか読んでいない者でも感じざるをえないくらい、カフカチック。
    というか同じグラデーションに安部公房も星新一も筒井康隆もいて、その源流を仮に想定するならカフカと言わざる得ないくらい、カフカのすそ野が広いせい、なのだろう。
    寓話的な短篇の中にあって、やはり個人的な好みは、比較的長めの小説的な数作だ。
    「コロンブレ」「神を見た犬」はまだ寓意強めだが、「七階」「護送大隊襲撃」「

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    2019年05月12日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    ・食事のさい、料理のくずは皿のなかではんく床にすてる
    ・平均的な家庭で大体10人くらいの奴隷がいた
    ・家の内装 壁や床の装飾は豪華。反対に家具や調度品は隠していた
    ・夫婦は別々に寝ることが優雅とされる
    ・毎朝 神棚にお供えものをしてお香をたいて神に祈る
    ・ファッション
    トゥニカ:実用的。大きいTシャツみたいなもの
    トゥーガ:正装。スーツみたいな。裕福な人は外出するときはこれ。ローマ市民のみ許可。
    ・靴下はない。外用の靴は帰宅すると脱ぐことが作法。うち履きのサンダルに履き替える。
    ・公衆浴場にいくのは昼過ぎくらい。
    ・朝食を一番食べる。昼は質素。
    ・食後は歯磨き。歯磨き粉は重曹か尿
    ・現代の国会

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    2019年01月19日
  • 猫とともに去りぬ

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    読むとクスッと笑えて、誰かに優しくされたみたいな気持ちになる。
    優しさに満ちたユーモアとナンセンスさに星新一を思い出した。星新一よりもこっちのほうがずっと前のものだけど。いい本です。

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    2018年11月04日
  • 猫とともに去りぬ

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    はじめて名前を聞くイタリアの作家。
    シュールな作品集だが、イタロ・カルヴィーノよりも穏健的、かな?
    カルヴィーノの作品はずいぶん昔に読んだことがあるけど、忘れてしまったな。

    こういう作品こそ、作家の創造力がはっきり現れると思うのだが、なかなかそういうものにはお目にかかれない。

    好きな作品集だ。

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    2018年09月17日
  • 猫とともに去りぬ

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    ”12歳の~”から。ブラックユーモア短編集。あとがきで書かれていたけど、日本人で思い浮かぶのは星新一。かつて中学生時代、星新一作品にどハマリして片端から読み漁った経験ありだけど、正直、ロダーリ作品にはそんな魅力を感じないです。国民性の問題もあるし(訳者は文化背景的に分かりにくいのは端折ったって書いてるけど)、自分が年取ったせいもあるんだろうけど、本作に関しては、ページを繰る手が重かったです。という訳で、今の目線で星新一作品を読み直してみる必要ありです。

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    2018年04月25日
  • ふたつの海のあいだで

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    イタリア南部カラブリア。
    ふたつの海に接する村にはかつていちじくの宿という宿があった。その再建を目指す祖父といつの間にかそれに引き込まれていく主人公。

    章ごとに「~の旅」と区切られているけれど、それは旅路の果てに根ざした土地ー故郷がある、そういうことかもしれない。

    土地に根ざした家族の物語。

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    2018年03月29日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    タイム・スリップしたのは西暦115年。場所はトラヤヌス帝の治世の古代
    ローマ帝国である。周辺の蛮族との闘いに次々と勝利し、繁栄真っ只中
    のローマ帝国で、庶民はどんな生活を送っていたのかを記したのが本書。

    言ってみれば架空の紀行文なのだが、発掘された遺跡や古文書、美術
    品から綿密に当時の衣食住を描いている。

    日の出前から日没後、ローマの街が眠りにつくまで。ローマのあちこち
    を覗きながら話が進む。

    面白いです。男性、女性、それぞれの身支度の様子。人で溢れかえる
    ローマの街角の描写。奴隷を現代の電化製品に置き換えてみたら…
    なんて、妙に納得。

    富裕階級と貧困階級の住宅事情の相違なんて、ほとん

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    2017年08月19日
  • ふたつの海のあいだで

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    「詰め物をしたナス、辛味のペペロナータ(パプリカの炒め煮)、土鍋で煮込んだインゲン豆にソラ豆にヒヨコ豆、ラザーニャか、ヤギや仔ヒツジのミートソースで味付けした手打ちパスタ、シーラ山地特産のアニスで風味をつけたリコッタチーズ入りラヴィオリ。そして、お祖母ちゃんの自慢料理もあった。ポテトとズッキーニを添えたムール貝、カボチャの花のフライ、そしてカブの芽のオレッキエッテ(耳たぶの形をした小さなパスタ)」

    イタリアを描いた小説らしく、料理の名前がこれでもか、というくらい次々出てくるので参った。こういうのをフード・テロというのか。特に大好きなトリッパ(牛の胃)まで登場すると俄然食べたくなって困った。い

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    2017年04月03日
  • 神を見た犬

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    味のある短編集。
    イタリアの星新一。

    七階、の心理描写は素晴らしい。
    護送大隊襲撃、表題作の
    神を見た犬も素晴らしい。
    他の作品も読みたい。

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    2016年04月17日
  • 猫とともに去りぬ

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    読みながら、あっちでくすくすこっちでくすくす。なんともいえないおかしみがあった。
    人がかんたんに猫になったり魚になったり、ピアノをかかえていたり、奇想中の奇想みたいな短編集なんだけど、思いのほか、つきはなされたような、ほうりだされるような感覚にはならず。なんとなくほっとする余韻にひたれるものが多かった気がする。

    こういう謎なお話って、ただ面白がって読むだけじゃだめなのかな? あまり意味とか考えずに。なんだかそのほうが面白いような気もするんだけど。

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    2016年01月20日
  • マルコヴァルドさんの四季

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    カルヴィーノの作品は邦訳あるものは殆ど全部読んでたつもりだった。もしかしてカルヴィーノのファンと言っていいかもしれない。幾つかのものは再読すらしているから。「くもの巣の小道」は自分の楽しみのために、「冬の夜一人の旅人が」は若い友人に勧めるために。
    しかしこれは未読だった。半世紀以上も馬齢を重ねていれば大概の小説とインド映画の筋は忘れてしまうのだが、児童向小説は比較的記憶から抜け落ちることがない。そしてこの「マルコヴァウドさんの四季」は児童向小説なのである。
    子供のために書かれたからと言って、決して楽しい小説ではない。主人公のマルコヴァルドさんはトリーノを思わす工業都市に暮らす労働者だが、かれと

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    2023年01月13日