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誘惑に最適な公共浴場!理想のタイプ!驚きの愛の形!意外な愛の常識―若いカップルの熱いキス、恋人へのプレゼント、人気のブランド服、愛のない夫婦関係、事実婚、離婚…。ベストセラー『古代ローマ人の24時間』、『古代ローマ帝国1万5000キロの旅』に続く第3弾!
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Posted by ブクログ
なかなか興味深く、単純に面白かった。もちろん社会的な違いはあるにせよ、根本的に人間って昔から変わらないんだなあ、と。今みたいにいろんな娯楽や情報がない分(そして寿命!)、性に素直なのかな。男性と女性、高位階級と下層階級の違いは酷いけど。
ローマ人の日常での性がどのようなものだったのかを、物語のように解説した本。現代とは少し違った感覚で、愛と性を精一杯楽しもうとしていたというローマ時代の姿が描かれていた。
古代ローマ人の生き生きとした描写を用いて描かれたシリーズの一冊。 高く評価する点が3つ、一つだけ低く評価する点が1つあるため、星4つとした。 高く評価するのは、次の点。 1.オウィディウスの『恋愛指南』など、当時の道徳教訓詩をパロディ展開した作品からも史料を引いているが、全体としては信頼のおける...続きを読む史料だ、と思われる点。 2.貴族や中流階級だけにとどまらず、貧困層の事なども調べて書いてある点。 3.当時の社会、文化における価値観を紹介し、一方で『現代の道徳』による価値判断をさしはさまないよう気をつけて書いてある点。 一つだけ低く評価する点については、紹介前に前提となる筆写の事情がある。 まず、評者の性的な嗜好は二次元限定で、男性同士、女性同士を問わず、同性愛描写ばっちこーいであり、その内容が非現実的なもの(描写やシチュエーションなど)であっても楽しめる口である。性指向(現実の人間に対する行動)に至っては非性愛(恋愛感情はあれど、性的な欲求が無い)である。 こうした前提があるため、 「同性愛を扱った項目はどのような内容だろうか?」 と、興味をもって本書を読み進めていた。 ところが、他の恋愛や性愛についての章と異なり、この項目は文章量が少なく、概論、いわゆる「さわりだけ」紹介したに過ぎない、という印象を受けた。 著者自身の性指向やホモフォビア(同性愛嫌悪)が影響したのだろうか? 疑っても詮無いことではある。 他の章での、『その場所で、生きているローマ人の背後からカメラで追っていく』ごとき生き生きとした描写が優れていただけに、この一点だけが画竜点睛を欠く、と言わざるを得ない。 総括すると、エピクロス学派の『物の本質について』や、ストア主義哲学の『自省録』といったローマ時代の哲学書とは異なる側面から、ローマ帝国の世界を見せてくれる良書であった。
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古代ローマ人の愛と性 官能の帝都を生きる民衆たち
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