関口英子のレビュー一覧

  • ぼくたちは幽霊じゃない

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    生まれ育った祖国を離れ、言語も文化も違う国へ命懸けで渡る、、、それがどれだけ辛いことか、、、
    よく「難民を乗せた船が転覆」というようなニュースを目にするが、それは氷山の一角で、世の中には私たちの知らないところで命懸けで生きている人が本当に沢山いるんだと思う。

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    2022年03月19日
  • ネコの目からのぞいたら

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    個人的に信頼している訳者の関口英子さんによる翻訳。ドキドキのストーリーと、オチに至るまでが完璧な児童文学。

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    2022年01月25日
  • すごい物理学入門

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    いやループ量子重力理論についてはまったく知らなかった。ひもが主流なのだと勘違いしていた。
    細かいところは全然わからないが、量子論の自然な拡張に思える。

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    2022年01月11日
  • すごい物理学入門

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    現代物理学や量子重力理論について解説されている本。同著者の他の本と比べると、易しくてパパっと読めるエッセイ風の解説書だが、人間とは、意識とは、自由意志とは、などもテーマに取り上げられていて、興味深かった。

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    2022年01月01日
  • 猫とともに去りぬ

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    なんだか不思議な世界に誘われる短編集。
    家族共々魚になってベネチアの運河を泳ぎ回ったり、ヤマハのバイクと結婚したり。。
    一見キテレツな短編だが、皮肉や風刺がきいていて、イタリアってこんな土壌もあるんだと。
    ロダーリは、イタリアでは教科書にも載っているぐらい有名な作家。

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    2021年10月29日
  • ぼくたちは幽霊じゃない

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    アルバニアからイタリアへと命がけで渡ってきたヴィキたち家族。
    不法移民の生活を七歳の少年の目で描くため、理由がわからなく突きつけられる不遇さへの恐怖が際立ち、不安や疑問が膨らむ。
    つらい境遇の中での家族の温かさに心救われる。

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    2021年10月01日
  • 戻ってきた娘

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    妹のちょっと舌足らず的な喋り方が(訳し方?)とてもすんなり入ってきてこの小説のアクセントになっていて、すごく好き。
    個性的な兄妹や環境、主人公の心情が痛いほど伝わってきてこの作者と訳者の他の作品も読みたくなった。

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    2021年08月18日
  • すごい物理学入門

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    数式や難しい話は全くなし。
    だけど理論の概略はわかる。
    難しいことを易しく語るのは非常に大変だからこういう本は貴重。

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    2021年02月28日
  • すごい物理学入門

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    物理学の入門を理解したというよりも、これが物理学の入門なのかということが分かった。難しい。でも面白い。

    読み終わってから2週間もたってからレビューを書こうとすると、かなり忘れてしまっていることに気付く。
    とりあえず付箋を付けた部分。
    ・ニュートンが定義した「空間」と、重力を帯びている「重力場」が実は同じもの(P.22)
    ・素粒子の振る舞いや性質は量子力学によって記述されている。動く層の素励起である。波動が消えたり現れたりしている。(よく分からん)(P.65)
    ・量子力学と素粒子実験によって、この世界は物質が不安定な状態で常に揺らいでいることが分かってきた。(P.67)
    ・星は崩壊して自らの重

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    2021年01月21日
  • 月を見つけたチャウラ~ピランデッロ短篇集~

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    「手押し車」が一番お気に入り。 アテクシ(男)自宅で仕事してるのインテリだから。いわゆる書斎ってやつね。子供達(四人いる)には、入っちゃ駄目だし自分がここにいる時にはうるさくするなって言ってあるの。  だから快適よ! 。。。なんだけどさ、実はうちには犬がいてね、当然のようにアテクシの仕事場で、さも自分の犬小屋のようにぬくぬく昼寝してる訳よ。理由はないんだけど何かムカつくの。さあ、歩いてみなさいー、それえー!(犬の前足を手に取り無理矢理二足歩行させる=手押し車)おほほう!これがアタシの復讐の仕方よ!

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    2020年12月26日
  • マルコヴァルドさんの四季

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    ちょっとシュールな現代童話、といった印象。ただただ現代童話にありがちなシニカルさに偏ってばかりではなく、ひねりを効かせた笑いあり、都会ならではの物悲しさあり、「意味怖」的な話もあり…それらが豊かな描写で描き出される。後半には、今に通ずる社会問題を取り上げた話もあり、物語とは別のところでドキリとしたり…。幅広い年代で、それぞれの視点で読める良書だと思う。

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    2020年12月11日
  • マルコヴァルドさんの四季

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    自然を愛でることが得意(というより現実逃避が上手い?)な貧乏子沢山のマルコヴァルドさん
    児童文学の顔しながらそのじつ随所に散りばめられた皮肉とブラックユーモアに大人も楽しめるお話たち
    一話が短いし繋がりもほとんどないので気が向いたときに一話、また一話と気軽に読みすすめられる

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    2020年11月26日
  • すごい物理学入門

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    近年の物理学が何を解き明かしてきたのか、そして今、何が未解明なのか、を非常に分かりやすく解説してくれます。ざっくりと流れを掴めるので入門編の本として非常によいです。
    科学を突き詰めると、哲学的な問題に行き着くことを改めて理解。

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    2020年10月13日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    古代ローマ人の24時間---よみがえる帝都ローマの民衆生活
    (和書)2011年04月06日 19:53
    アルベルト・アンジェラ 河出書房新社 2010年7月21日


    柄谷行人さんの朝日新聞の書評をみて読むことにしました。

    どういう社会なのか知ることができて現在の自分自身の存在すら批判ができる。ただそこにアナーキズムというか革命というか絶えずある対抗運動みたいなものは全くかかれていない。原始キリスト教のようなものとか様々あるとおもうけど、そういうものは処刑されるとか奴隷にされるとか兎に角ひどい目に遭う。そういう趣旨の本じゃないからいいけど、逆にそういう部分の姿勢が読者自身に喚起される様な気も

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    2020年09月27日
  • 神を見た犬

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    短編集ですが、この中の「病院というところ」を読みたくて購入しましたがどれも秀逸です。
    日本でいうなら星新一さん作品がお好きならきっと気に入ることと思います。

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    2020年05月30日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    2000年前のある日ローマを訪れた観光客として、当時の人々がどのように暮らしていたのかを街歩きしながら知っていく。世界史の知識が碌に無い私でも、面白くてページをすいすい捲れた。

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    2020年04月06日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    タイトル見た後に目次を見て、これは面白そうと感じる1冊。実際に面白い。古代ローマは近代的だなー、と感じる部分が多い。

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    2020年01月05日
  • 神を見た犬

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    ネタバレ

    小説というよりは、寓話集。というか昔話集、と言いたい趣きすらある。
    というのもマックス・リューティの所謂「昔話3回」の方程式があるからだ。
    またカフカに比されるのは作者としても不本意だろうが、しかたない、と「変身」および短編数作しか読んでいない者でも感じざるをえないくらい、カフカチック。
    というか同じグラデーションに安部公房も星新一も筒井康隆もいて、その源流を仮に想定するならカフカと言わざる得ないくらい、カフカのすそ野が広いせい、なのだろう。
    寓話的な短篇の中にあって、やはり個人的な好みは、比較的長めの小説的な数作だ。
    「コロンブレ」「神を見た犬」はまだ寓意強めだが、「七階」「護送大隊襲撃」「

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    2019年05月12日
  • 古代ローマ人の24時間 よみがえる帝都ローマの民衆生活

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    ・食事のさい、料理のくずは皿のなかではんく床にすてる
    ・平均的な家庭で大体10人くらいの奴隷がいた
    ・家の内装 壁や床の装飾は豪華。反対に家具や調度品は隠していた
    ・夫婦は別々に寝ることが優雅とされる
    ・毎朝 神棚にお供えものをしてお香をたいて神に祈る
    ・ファッション
    トゥニカ:実用的。大きいTシャツみたいなもの
    トゥーガ:正装。スーツみたいな。裕福な人は外出するときはこれ。ローマ市民のみ許可。
    ・靴下はない。外用の靴は帰宅すると脱ぐことが作法。うち履きのサンダルに履き替える。
    ・公衆浴場にいくのは昼過ぎくらい。
    ・朝食を一番食べる。昼は質素。
    ・食後は歯磨き。歯磨き粉は重曹か尿
    ・現代の国会

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    2019年01月19日
  • 猫とともに去りぬ

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    読むとクスッと笑えて、誰かに優しくされたみたいな気持ちになる。
    優しさに満ちたユーモアとナンセンスさに星新一を思い出した。星新一よりもこっちのほうがずっと前のものだけど。いい本です。

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    2018年11月04日