白川紺子のレビュー一覧

  • 下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ

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    今作はこれまでの中で一番浸れました。

    それぞれの時代に それぞれの連れ合いを
    想い合いながら その想いを交わすことなく
    心ごと体ごとすれ違ってしまったご夫婦も

    最期の時を迎えてようやく
    その想いを着物や帯などに託した方も

    どのお話も その時代時代の古都の風情と
    明治から昭和までのモダニズムが融け合う
    不思議な京都に包まれて 優しく狂おしく
    胸に沁みわたりました。

    もっと単純に私は この文庫本の表紙絵と
    同じく 背景も人々も物語も風物もお料理も
    全てを本当に本当に美しいと感じています。

    かつては冷たさを感じていた京都に
    仕事の関わりで触れ合うことが増えてから
    私は京都に魅入られはじめたのです。

    あーだいすき。この世界。

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    2016年07月24日
  • 下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ

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    ネタバレ

    購入。

    読んでるうちに、引き込まれちゃうよね。
    特に「兎のおつかい」が個人的にヒット。

    そしてこのシリーズは物語もそうだけど、表紙も外さないから好き。
    なので☆☆☆☆☆(笑)

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    2016年07月23日
  • 下鴨アンティーク 回転木馬とレモンパイ

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    シリーズ2作目!前回同様にほっこりしました。
    今回は着物だけじゃなく、オルゴールが登場しました。鹿乃ちゃんではなく兄・良鷹が活躍してちょっとびっくり。やる時はやる良鷹さん(笑)

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    2016年05月02日
  • 下鴨アンティーク 祖母の恋文

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    シリーズ3作目!
    今作は、真夜中のカンパニュラが切なくて、でもそこには愛があって少し泣けました。

    そして、祖母の恋文がパワフルでクスッときます。パワフルだけどヤキモチ妬きで可愛いおばあちゃんにほっこりしました。

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    2016年05月02日
  • 下鴨アンティーク 回転木馬とレモンパイ

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    恋になりそうでならない、胸がもやもやした感じの描写が良い。着物の他にも、文学や骨董や美味しそうなお菓子や料理が出て来て、もうたまりません。

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    2016年05月01日
  • 下鴨アンティーク 祖母の恋文

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    さらに面白かった。亡くなっているはずのおばあさまがエネルギッシュでパワフルで、最高に良い。怠け者のお兄ちゃんの冒険も切ない。

    個人的には、最後のイラスト集は不要だった。自分のイメージを固定してしまいそうなので、見たくない。

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    2016年04月06日
  • 鹿と蝶 お嬢様、なつかない護衛に出遭う

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    軍人の娘だった早乙女蝶子。父が亡くなり、政府直属の犯人前諜報員となった蝶子は、上司の命令で公安警察の鹿野を運転手として招き入れる事になったが…

    歪みあってた蝶子と鹿野が、どんどんバディとしてやっていく過程が楽しかったです。
    シリーズ物になりそうで今後の2人に期待です。

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    2026年10月25日
  • 棘公爵の花嫁 賭けをしましょう、旦那様

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    ネタバレ

    最近は中華ものか日本か、みたいな感じだったので、著者の洋物は初めて。
    薔薇色のドレス、実物見てみたい。

    人嫌いの公爵☓没落した伯爵令嬢の契約結婚的な。
    少しずつ距離が近づいていく様子が微笑ましい。

    むずきゅんかと思ったら、途中からでろ甘になり、シリーズものになるのかと思ったら、思った以上に展開が早く、あっさりと宿敵の悪事が暴露されて、幸せになって終わった。

    シリーズ化は、人気が出たらありそうだなけど、始めたシリーズを畳んでから次のを始めてほしいな……。

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    2026年10月25日
  • 棘公爵の花嫁 賭けをしましょう、旦那様

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    政権争いに敗れ失脚した伯爵の、野薔薇のように美しい娘・ジゼルは、失った財産や民、そして名誉を取り戻すという強い意志を持っていた。そこに亡き父との賭けに負けたときの約束としてジゼルを妻にするとやってきたバートラムは血薔薇公爵と恐れられている人嫌いで有名な人物。執事たちも反対するが、ジゼルは嫁ぐことを決める。しかも、別の馬車で行くというバートラムを賭け(イカサマ?!)で負かして一緒の馬車に乗り込むという強引さ。最初は失ったものを取り戻すための手段としてバートラムに近づくジゼルだったが…。裏切りを知っていて、他人を当てにせず、自分の力を信じて進もうとするジゼルも、他人に心を開こうとしないバートラムも、幼少期から苦労をしていた。ブランローズ公爵家家令の「立派でいなくてはならない子供など、すこしもいいとは思わんね」という言葉は心に残った。領民の為にスカートをたくし上げて馬を走らせ産婆を呼びに行くジゼル、人嫌いなくせに、さらりとジゼルの髪を直すなど無自覚な女たらしぶりで、ジゼルをドギマギさせるバートラム。お互いの意外な姿を知っていくうち惹かれ合う二人…。甘い気分になって楽しめる物語。

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    2026年10月17日
  • 後宮の烏

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    ツンデレな烏妃と、
    無表情だけど意外とグイグイな帝の
    不器用な二人が織りなす
    不思議で心惹かれる後宮物語。
    そして、後宮内で次々と起こる怪異の謎を解き明かしていきます。
    烏妃が鈍感なのか世間知らずなのかよくわからないけど、少しずつ変わっていく様がよい。
    高峻も諦めない感じがよい。
    宦官の衛青もクールだけど人間味があっていい。
    言葉が専門的だけども慣れればなんともなく、スラスラ読めました。苦手な方はメモしながら読むといいと思います。
    九九や花娘の周りの人間が烏妃と違ってまともなので、安心します。
    一つ一つの謎も綺麗に解決されていくのでスッキリです。これは続きを読もう。

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    2026年10月17日
  • 花菱夫妻の退魔帖

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    面白かった。ヒーローはヒロインのどこに惹かれたかもっと描写があってもいいなと思う。また表紙の夫婦の顔がぱっと見同じ顔なのでもうちょっとかき分けして欲しい。

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    2026年10月11日
  • 花菱夫妻の退魔帖 七

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    八千代殺害の真相を追う前の小休止巻という感じ。
    このシリーズ、鈴子にとって孝冬さんが大切な存在になっていくのが丁寧に描かれてるのがいい。
    鈴子、自然に甘えられるようになったんだなと感慨深い。
    孝冬さんは1巻から鈴子に夢中だったけどねw
    今回もせっせと過保護に世話焼いているのも微笑ましかった。

    次巻からはまたシリアス展開に戻りそう。
    八千代の件、淡路の君の謎にも絡んできそうで先の展開が楽しみ。

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    2026年10月09日
  • 花菱夫妻の退魔帖 七

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    孝冬さんと鈴子さんの人物像が魅力的で、二人のやり取りにはいつも心が和む。お見合いから始まった二人だけれど、着実に絆を深め、想い合っている様子がとても微笑ましい。 また物語がぐっと展開し、これまで絡み合っていた糸が少しずつ解きほぐされて真実が明らかになっていくような心地よい緊張感もあった。次巻も待ち遠しい。

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    2026年10月02日
  • アンソロジー 極彩色の後宮

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    同じ神話をもつ大陸の、それぞれ違う5つの国の後宮アンソロジー。ただの後宮アンソロジーじゃない所が今までありそうでなかったので面白い。
    当たり前だけどベース(神話)は同じだけど国や王によって考え方は様々で、それが5人の作家さんでうまく表現できてると思います。
    中でも、後宮縛りなのにこんなストーリーが読めるとは思ってもみなかった、和泉桂さんの「白月の誓い」が好きです。

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    2026年10月01日
  • 朱華姫の御召人 下 かくて恋しき、花咲ける巫女

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    上下巻、2冊で完結がちょうど良い。
    起承転結がしっかり有り読んでいて楽しいし長さも程よく◎
    最後の終わり方がちょっと物足りなさはあったけど充実した本。

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    2026年09月26日
  • 後宮の烏3

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    後宮の烏第3巻
    新たな宗教となぞ、いしはのことを知る少女
    先も読みたいけど読み返しもしたいなぁ
    次も楽しみ!

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    2026年09月18日
  • 後宮の烏7

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    シリーズ7冊読み終わった!
    さらっと爽やかに、じんわり終わる最終巻。

    思うに、寿雪と高峻のクライマックスは5巻最後の、「離れるのは半身をもがれるように辛い」という気持ちを共有したとき。

    私自身が子供を産んでから、「この子のためなら迷わず死ねる」と思うようになり、自分の心の地盤がかたまった気がして、その時の気持ちに似てる気がする。絶対的な家族愛というか安心感を得て、迷いや不安が消えた。そんな感じなんじゃないかな。
    恋愛してるときの浮ついたような気持ちとかとは全然違うもっと深い愛、というか。

    そして、シリーズ通して1番テンション上がったのは衛青の登場シーン♪♪自分の役目に徹しながらも、時折溢れる感情にグッときちゃう。寿雪とのツンツンしたやりとりにニヤニヤしちゃう。

    サナメの兄弟たちのエピソードも後半ボリュームがあって、私は面白かった。
    やっぱり、親子愛、兄弟愛、いろんな情のかたちにグッときちゃったな。
    前半と後半でなんだか雰囲気が変わったような気もして、途中までは寿雪と高春のラブロマンスを期待してたんだけど、後半は周辺人物含めた深い情みたいなものを見せられて、これはこれで良かった。

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    2026年09月07日
  • 鹿と蝶 お嬢様、なつかない護衛に出遭う

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    白川紺子さんお得意のバディもの。身分高き女性と頭のキレるとにかくカッコいい男性の組み合わせで、且つ、会話もウィットに富んでいる(今作は相手に対して含みを持たせている様子多めだが)ので想像しながら読むとアニメを見ているようで楽しい。危ない目にそりゃ遭うだろうよ、という展開にも関わらず、絶対に助かるだろう安心感があって、エンタメとして気を張らずに楽しめて嬉しい。白川作品はシリーズ化が多いのでもちろんまた続編を出してくれるはず。お嬢様と運転手兼ボディーガードの関係性は今後いかに。

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    2026年09月05日
  • 後宮の蝶は妖しく舞う

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    後宮や姫を軸とする人気小説を書いている作家による後宮短編集。どの話も粒揃いで面白かった。舞台が同じ後宮でも国や切り口が全く違っているところも面白かった。ただ、私は後宮だと、不運で埋もれている主人公が、才能など見出されて居場所で輝くとか、シンデレラストーリーみたいなのが好きなので、ハッピーエンドばかりでなかったので★4です。
    「後宮の怪聞は蜜の味」天花寺さやか
    小琳は貧しい農民から這い上がり皇后つきの次女となった異色の経歴を持つ。後宮での怪聞・奇聞・醜聞などを聞き集める。実は彼女の本心や能力はまだ他にあるのだが、あるとき集めていた噂からとんでもない真実へ行きつき…。
    「十式部日記」三川みり
    十式部(呪の式部→十じゅう→とおしきぶ)は霊が見える。柊子という美しい皇后を気に入り支えている。
    「夜明」小野はるか
    そこそこいい家に生まれた蓮花は嫁になるよりも野山を駆け回ったり勉強する方が好き。皇帝が嫁を探すため禁婚令が出され、逆に幸いと婚姻選抜を受け、最終試験まで残って花よめには選ばれずとも宮女になろうとしたら、後宮入りしてしまう。
    「皇后の花園」伊勢村朱音
    翠玉妃が死んで隣に血を吸った石があった。妃は子を孕んでいた。その後一人の宦官が井戸に身投げして死んだ。宦官の素月は皇后に呼ばれた。蠱毒を作ってほしいという。
    「金の鱗を持つ娘」白川紺子
    季隗は弦の国王の娘。金の鱗のアザがあり興奮すると金色に光る。柏の成王に嫁ぐ。しかしほったらかしにされたので怒って会いにいく。あなたは意気地なしなの?
    後宮の話なので、中学校から。

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    2026年09月04日
  • 短編小説新人賞アンソロジー

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    白川紺子さんの名前があったから購入したアンソロジーではあったけれど、12作品も読めたので満腹感いっぱいです。しかもさすが新人賞を取っただけのことはあると納得できるくらい、どの作品も良かった。
    初めて読んだ作家さんも多く、また読書の幅が広がりそうで楽しみです。

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    2026年09月04日