白川紺子のレビュー一覧

  • 下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どうせならゆっくり読みたいと思って置いていたら、今になってようやく読めました。
    今回は野々宮家のルーツ(これがどの代も仲のいいことで。笑)と、複雑な慧の出生にまつわる話が全て出ます。慧が父親を許せないのと同じように、鹿乃は物心つく前に失った両親を改めて知った以上、慕うのを止められない。
    そして慧も、ずっと大事にしてきた宝石をそのままにはできないことに気付いてしまった、というより問答無用で気付かされて、でもそれが大事だから一歩を踏み出せない。春野くんの牽制で慧が引いちゃうのか、鹿乃が曾祖母のようにぶつかっていくのか、気になります。
    ていうかこの二人が纏まってくれないと、シスコンの良鷹君は嫁探しもできないような気がします。

    0
    2016年08月26日
  • 下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ

    Posted by ブクログ

    今作はこれまでの中で一番浸れました。

    それぞれの時代に それぞれの連れ合いを
    想い合いながら その想いを交わすことなく
    心ごと体ごとすれ違ってしまったご夫婦も

    最期の時を迎えてようやく
    その想いを着物や帯などに託した方も

    どのお話も その時代時代の古都の風情と
    明治から昭和までのモダニズムが融け合う
    不思議な京都に包まれて 優しく狂おしく
    胸に沁みわたりました。

    もっと単純に私は この文庫本の表紙絵と
    同じく 背景も人々も物語も風物もお料理も
    全てを本当に本当に美しいと感じています。

    かつては冷たさを感じていた京都に
    仕事の関わりで触れ合うことが増えてから
    私は京都に魅入られはじめたのです。

    あーだいすき。この世界。

    0
    2016年07月24日
  • 下鴨アンティーク 神無月のマイ・フェア・レディ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    購入。

    読んでるうちに、引き込まれちゃうよね。
    特に「兎のおつかい」が個人的にヒット。

    そしてこのシリーズは物語もそうだけど、表紙も外さないから好き。
    なので☆☆☆☆☆(笑)

    0
    2016年07月23日
  • 下鴨アンティーク 回転木馬とレモンパイ

    Posted by ブクログ

    シリーズ2作目!前回同様にほっこりしました。
    今回は着物だけじゃなく、オルゴールが登場しました。鹿乃ちゃんではなく兄・良鷹が活躍してちょっとびっくり。やる時はやる良鷹さん(笑)

    0
    2016年05月02日
  • 下鴨アンティーク 祖母の恋文

    Posted by ブクログ

    シリーズ3作目!
    今作は、真夜中のカンパニュラが切なくて、でもそこには愛があって少し泣けました。

    そして、祖母の恋文がパワフルでクスッときます。パワフルだけどヤキモチ妬きで可愛いおばあちゃんにほっこりしました。

    0
    2016年05月02日
  • 下鴨アンティーク 回転木馬とレモンパイ

    Posted by ブクログ

    恋になりそうでならない、胸がもやもやした感じの描写が良い。着物の他にも、文学や骨董や美味しそうなお菓子や料理が出て来て、もうたまりません。

    0
    2016年05月01日
  • 下鴨アンティーク 祖母の恋文

    Posted by ブクログ

    さらに面白かった。亡くなっているはずのおばあさまがエネルギッシュでパワフルで、最高に良い。怠け者のお兄ちゃんの冒険も切ない。

    個人的には、最後のイラスト集は不要だった。自分のイメージを固定してしまいそうなので、見たくない。

    0
    2016年04月06日
  • 花菱夫妻の退魔帖 七

    Posted by ブクログ

    孝冬さんと鈴子さんの人物像が魅力的で、二人のやり取りにはいつも心が和む。お見合いから始まった二人だけれど、着実に絆を深め、想い合っている様子がとても微笑ましい。 また物語がぐっと展開し、これまで絡み合っていた糸が少しずつ解きほぐされて真実が明らかになっていくような心地よい緊張感もあった。次巻も待ち遠しい。

    0
    2026年10月02日
  • アンソロジー 極彩色の後宮

    Posted by ブクログ

    同じ神話をもつ大陸の、それぞれ違う5つの国の後宮アンソロジー。ただの後宮アンソロジーじゃない所が今までありそうでなかったので面白い。
    当たり前だけどベース(神話)は同じだけど国や王によって考え方は様々で、それが5人の作家さんでうまく表現できてると思います。
    中でも、後宮縛りなのにこんなストーリーが読めるとは思ってもみなかった、和泉桂さんの「白月の誓い」が好きです。

    0
    2026年10月01日
  • 朱華姫の御召人 下 かくて恋しき、花咲ける巫女

    Posted by ブクログ

    上下巻、2冊で完結がちょうど良い。
    起承転結がしっかり有り読んでいて楽しいし長さも程よく◎
    最後の終わり方がちょっと物足りなさはあったけど充実した本。

    0
    2026年09月26日
  • 後宮の烏3

    Posted by ブクログ

    後宮の烏第3巻
    新たな宗教となぞ、いしはのことを知る少女
    先も読みたいけど読み返しもしたいなぁ
    次も楽しみ!

    0
    2026年09月18日
  • 後宮の烏7

    Posted by ブクログ

    シリーズ7冊読み終わった!
    さらっと爽やかに、じんわり終わる最終巻。

    思うに、寿雪と高峻のクライマックスは5巻最後の、「離れるのは半身をもがれるように辛い」という気持ちを共有したとき。

    私自身が子供を産んでから、「この子のためなら迷わず死ねる」と思うようになり、自分の心の地盤がかたまった気がして、その時の気持ちに似てる気がする。絶対的な家族愛というか安心感を得て、迷いや不安が消えた。そんな感じなんじゃないかな。
    恋愛してるときの浮ついたような気持ちとかとは全然違うもっと深い愛、というか。

    そして、シリーズ通して1番テンション上がったのは衛青の登場シーン♪♪自分の役目に徹しながらも、時折溢れる感情にグッときちゃう。寿雪とのツンツンしたやりとりにニヤニヤしちゃう。

    サナメの兄弟たちのエピソードも後半ボリュームがあって、私は面白かった。
    やっぱり、親子愛、兄弟愛、いろんな情のかたちにグッときちゃったな。
    前半と後半でなんだか雰囲気が変わったような気もして、途中までは寿雪と高春のラブロマンスを期待してたんだけど、後半は周辺人物含めた深い情みたいなものを見せられて、これはこれで良かった。

    0
    2026年09月07日
  • 鹿と蝶 お嬢様、なつかない護衛に出遭う

    Posted by ブクログ

    白川紺子さんお得意のバディもの。身分高き女性と頭のキレるとにかくカッコいい男性の組み合わせで、且つ、会話もウィットに富んでいる(今作は相手に対して含みを持たせている様子多めだが)ので想像しながら読むとアニメを見ているようで楽しい。危ない目にそりゃ遭うだろうよ、という展開にも関わらず、絶対に助かるだろう安心感があって、エンタメとして気を張らずに楽しめて嬉しい。白川作品はシリーズ化が多いのでもちろんまた続編を出してくれるはず。お嬢様と運転手兼ボディーガードの関係性は今後いかに。

    0
    2026年09月05日
  • 後宮の蝶は妖しく舞う

    Posted by ブクログ

    後宮や姫を軸とする人気小説を書いている作家による後宮短編集。どの話も粒揃いで面白かった。舞台が同じ後宮でも国や切り口が全く違っているところも面白かった。ただ、私は後宮だと、不運で埋もれている主人公が、才能など見出されて居場所で輝くとか、シンデレラストーリーみたいなのが好きなので、ハッピーエンドばかりでなかったので★4です。
    「後宮の怪聞は蜜の味」天花寺さやか
    小琳は貧しい農民から這い上がり皇后つきの次女となった異色の経歴を持つ。後宮での怪聞・奇聞・醜聞などを聞き集める。実は彼女の本心や能力はまだ他にあるのだが、あるとき集めていた噂からとんでもない真実へ行きつき…。
    「十式部日記」三川みり
    十式部(呪の式部→十じゅう→とおしきぶ)は霊が見える。柊子という美しい皇后を気に入り支えている。
    「夜明」小野はるか
    そこそこいい家に生まれた蓮花は嫁になるよりも野山を駆け回ったり勉強する方が好き。皇帝が嫁を探すため禁婚令が出され、逆に幸いと婚姻選抜を受け、最終試験まで残って花よめには選ばれずとも宮女になろうとしたら、後宮入りしてしまう。
    「皇后の花園」伊勢村朱音
    翠玉妃が死んで隣に血を吸った石があった。妃は子を孕んでいた。その後一人の宦官が井戸に身投げして死んだ。宦官の素月は皇后に呼ばれた。蠱毒を作ってほしいという。
    「金の鱗を持つ娘」白川紺子
    季隗は弦の国王の娘。金の鱗のアザがあり興奮すると金色に光る。柏の成王に嫁ぐ。しかしほったらかしにされたので怒って会いにいく。あなたは意気地なしなの?
    後宮の話なので、中学校から。

    0
    2026年09月04日
  • 短編小説新人賞アンソロジー

    Posted by ブクログ

    白川紺子さんの名前があったから購入したアンソロジーではあったけれど、12作品も読めたので満腹感いっぱいです。しかもさすが新人賞を取っただけのことはあると納得できるくらい、どの作品も良かった。
    初めて読んだ作家さんも多く、また読書の幅が広がりそうで楽しみです。

    0
    2026年09月04日
  • 後宮の烏2

    Posted by ブクログ

    シリーズ2巻目

    怪異ありハラハラな展開もあり、高俊との仲は進展してないけど寿雪周りに人が増えてきたなって感じの2巻
    最後すっきりしない終わり方だったので早く解決してほしい。次も読む

    0
    2026年09月03日
  • 烏衣の華 4

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    地方の廟の調査二つ目は、いきなり怪異に廟守が殺されるところから始まって、すわ!これは月季の出番か!と思ったのだけど、なんか前回同様、ふらふらした謎解きが延々と続く感じで正直、あまり面白くなかった。
    なんていうかミステリー的にはちゃんとした探偵役がいないんだよなあ。なので推理的な面白さがない。
    もっと怪異とか巫術師が活きる展開にした方がいいような気がする。

    0
    2026年09月02日
  • 烏衣の華 3

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    勅命で地方の廟を調査する事になった月季。
    早速向かった先では行くへ不明者が多発していて、廟は山奥の廃村にあったーーーと言う展開。

    毎回、謎解きの要素があるのだけど、その解法がちょっと不満。
    なんと言うか行き当たりばったりすぎるような気がする。
    巫術師なのだから、もっとその設定を活かした謎への迫り方が欲しい所。
    それにしても幽鬼がやたら協力的なのは笑う。

    あと謎のメッセージの出所は未解決なので、今後も絡んでくるのかな?

    そして霊耀は相変わらず鈍感まじめすぎ笑

    0
    2026年08月28日
  • 鹿と蝶 お嬢様、なつかない護衛に出遭う

    Posted by ブクログ

    戦後日本という舞台設定とスパイものの要素が個人的に刺さった。ハードボイルドな世界観とお嬢様&護衛のロマンス要素がバランスよく調和していて、最後まで楽しく読めた。主人公の、世間知らずではあってもそれを甘えにせず自らの頭で考えて動く姿勢に白川先生作品ならではの女性像を感じ、とても惹かれるし憧れる。続編を予感させるラストだったので、今後の展開にも期待したい。

    0
    2026年08月26日
  • 短編小説新人賞アンソロジー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    知ってる作家さんが2人入ってるからまあ読んでみるか、と思ったら全部そこそこ良かった。何より三浦しをんさんが巻頭文と選評を書いている!
    呂姫の話と水恋花の話が好き。特に後者はサスペンス要素と誰の恋も叶わないところが。
    あと二位の君ってタイトルはずるいですよね。平安時代の話かと思ったじゃん。え、私だけ?

    0
    2026年08月24日