白川紺子のレビュー一覧

  • 後宮の烏6

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    ラストに向けての序章という感じ。静かにいろいろ話が進む。最後のサナメ家の話は衝撃だった。次の巻で話が終わるのか…。寂しいな。

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    2024年09月21日
  • 花菱夫妻の退魔帖 三

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    ネタバレ

    シリーズ第三弾。淡路島編。
    「嘆き弁天」「百日紅の木の下で」「おくま御前」
    「嘆き弁天」若者に傷をつけられた弁天様の像が泣き声を出す、という話。傷をつけた若者とその若者に罪をなすりつけられそうになった若者が行方不明になっている。それはなぜか?
    巫女のキヨが出てくる。なかなか凄い人である。留吉、自分がしっかりしていれば、茂一まで死ぬことはなかったかも、と後悔するのはわかる気がする。茫然自失、している間に死なれてしまっては…しかし留吉が助かったのはよかった。

    「百日紅の木の下で」百日紅の木の下に巡礼の若い女性の幽霊が出る、という話。幽霊は何か歌を歌っている。そして淡路の君に食われてしまう。孝冬も

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    2024年09月19日
  • 花菱夫妻の退魔帖 二

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    ネタバレ

    シリーズ第二弾。
    「黄昏の客人」「五月雨心中」「金の花咲く」
    「黄昏の客人」お家騒動のあった家で、勘当され、死んでしまった長男が石灯籠に出てくる、という話。「返せ」という幽霊。何を返してほしいのか。大正時代、娘というものの、寄る辺のなさに哀しみを感じる。「鬼滅の刃」でも舞台になったけれど、現実はもっともっと悲惨な境遇だっただろう。
    「五月雨心中」華族の夫人と運転手の心中事件。助かった女性は嫁ぎ先から離縁され、実家でも別宅に追いやられ、不遇のうちに亡くなってしまう。その夫人が過ごしていたところに手が這い回る、という話。夫人の無念はいかほどのものか。そして出てくる不気味な鴻心霊学会と燈火教。どのよ

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    2024年09月19日
  • 契約結婚はじめました。5 ~椿屋敷の偽夫婦~

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    最終巻。
    のんびりと進んでいった2人の気持ち。けど最終巻は結構サクッといった印象。今までがゆっくりだったからか?
    シリーズ通して和ませていただきました。

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    2024年09月19日
  • 花菱夫妻の退魔帖

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    ネタバレ

    怪談蒐集を趣味とする令嬢と神職家系の男爵が主人公となる話。
    令嬢は女中の子で、貧民窟で育った千里眼少女、鈴子。
    男爵は身内が呪い?で悉く死んでしまい、商家に養子に出されたのに呼び戻され、家を継ぐことになった不義の子、孝冬。

    まだ2,3巻とあるようなので、この巻は出会い、という感じだ。

    ちょっと表紙の鈴子の首に違和感がある。角度が変に見える。

    これからどうなっていくのか、楽しみ。

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    2024年09月13日
  • 後宮の烏6

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    色々な人や過去の事柄が大きく動き出す話。
    主人公の人柄や今までの行動が全ての人の心や行動に移る話はとても良かったです。
    次の巻が最終巻のようですが今から楽しみです。

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    2024年08月27日
  • 花菱夫妻の退魔帖 四

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    孝冬の鈴子への溺愛に拍車がかかり、可愛く見えてしまいます。
    そして、淡路の君を知る鴻八千代が中々厄介な人物で、これからどう鈴子達と絡むのか動向が気になります。

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    2024年08月21日
  • 下鴨アンティーク アリスの宝箱

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    下鴨アンティークの7作目の番外編。

    良鷹が引き取った少女、幸のお話や、
    春野のその後(といっても不思議に巻き込まれただけ)、
    最初のお嬢様以外誰のものにもならない紫陽花のブローチのお話と
    あれこれあったが、
    一番良かったのは、鹿乃の祖母の祖母にあたる女性の嫁入りのお話。

    妾の子供が、母親が亡くなった後本家に引き取られ。
    女中として働かされ急に嫁に出されたお話かと思いきや、
    本妻には隠した気持ちがあって…という意外性が良かった。
    小姑にあたる姉妹が急に現れた「兄嫁」に次々と着物を着せようとしたり、
    結局夫となる兄が選んだ着物と帯に、
    帯締めや帯揚げを選んできゃいきゃいする場面がかわいらしい。

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    2024年08月15日
  • 下鴨アンティーク 白鳥と紫式部

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    ネタバレ

    下鴨アンティークの6作目。

    白猫の白露はやっぱり祖母だったか。
    祖母から預かった最後の着物は、曾祖父の妹にあたる女性の着物だった。
    華族である野々宮家を出て使用人と結婚したため、
    野々宮家の代々の女性のために縫い
    最初に蔵にしまわれた着物だった。
    不思議な力を持つ着物を自分のものとして受け取り、
    鹿乃は新しい着物を預かっていくことを決める。

    自分の予想は良鷹と骨董屋の娘真帆が仲良くなる、だったが、
    まさか良鷹が友人の娘を引き取ることにするとは。
    まあ、友人が亡くなり、身寄りのなくなった娘が財産目当てに殺されかかるとあっては、
    いたしかたないが。

    白露こと祖母が『いつ嫁をもらうんかと思てた

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    2024年08月15日
  • 後宮の烏7

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    【全巻読切の感想】
    スロースタートでぐんぐん引き込まれていく。
    始めのうちは章ごとに事件が解決するタイプの進み方をしていく。
    そこから徐々に事件が複雑に絡まり、ひとつの大きな結末に向かっていく。
    まず頑張って2巻まで読み切ってほしい。

    感情が大きくない主人公同士だからこそ、些細な行動や言葉選びに機微が宿る。
    これは文章だからこそ楽しめる、奥深さがあると思った。

    名前の漢字が見慣れないので、登場人物を覚えるのに時間がかかるのが難点、、、。

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    2024年08月14日
  • 後宮の烏5

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    古の時代より仕え、伝わってきた様々な人や事柄が主人公の周りで明らかになっていく話でした。
    少し難しい言葉があちらこちらにみられ少し読みづらいところがありました。
    いよいよ核心に迫るところで次の6巻へ

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    2024年08月12日
  • 下鴨アンティーク 暁の恋

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    ネタバレ

    下鴨アンティークの5作目。

    鹿乃がほろりと告白してしまったことに対して、
    慧は「妹みたいに大事に思っている」と言ってしまう。
    慧の父が手を怪我してしまったこともあり、
    二人の家を離れる慧。
    もちろんここで、春野、登場。

    前を向こうと春野と出かけることにした鹿乃に、
    鹿乃の親友たちも良鷹も、慧に知らせにいくのが可笑しかったし、
    親友たちは、
    鹿乃が妹扱いされてしまったことにぽろぽろ泣いてしまって、
    かわいらしかった。

    結局、結婚する話になってしまって、
    後は、良鷹と骨董屋の娘真帆は仲良くなれるのか?

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    2024年08月08日
  • 海神の娘 黄金の花嫁と滅びの曲

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    海神の娘が領主の嫁となる世界。
    神の采配と人々のあがき。
    みんな一人一人、自分にしか乗り越えられない試練を抱えて生きている。
    なのに、血脈の縛りにも抗えない。
    生きるということの尊さ。

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    2024年08月07日
  • 下鴨アンティーク 雪花の約束

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    ネタバレ

    下鴨アンティークの4作目。

    春野のきもさがパワーアップ。
    鹿乃の親友の祖父がやっている喫茶店に入り浸っているのも十分怖いのに、
    みんなでお茶会と嘘をついて鹿乃ひとりを招くとはもはや犯罪レベル。
    慧の恋敵という設定にしても、もうちょっと爽やかにできなかったのか。

    仔犬の水滴(硯に水を灌ぐための道具)が良鷹についてきてしまい、
    鹿乃いうところの「わんわん」になって、
    飼い主のもとに連れて行く「子犬と魔女のワルツ」が良かった。
    登場人物がみんなこの世の者ではなかったが、
    幼稚園生の鹿乃がかわいかったし、
    妹が大事で同級生女子をふりまくる高校生の良鷹が面白かったし、
    白と黒のぶち柄の子犬が飼い主、

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    2024年07月28日
  • 後宮の烏4

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    少しずつ主人公の秘密が解かれ後宮から出るための謎、そして新たに妃が出てきて話を深めていく。
    信仰心の恐ろしさがヒヤリとする表現で描かれていく様はドキドキします。

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    2024年07月21日
  • 花菱夫妻の退魔帖 四

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    ネタバレ

    鴻夫人こえ~~~~!!

    夫の方も謎だけど、夫人が恐いわ。

    そして、まさか幽霊話から、”松印の人”の手がかりに繋がるとは思わなかった。

    その南条という人が犯人なのかわからないけど。

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    2024年07月18日
  • 花菱夫妻の退魔帖 四

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    少~しだけ趣向の変わったところがあったが、基本的な流れは変わらない。
    鴻との関係がますます胡散臭くなっているがこの後どうかかわってくるのだろう。それにしても本当におしゃれで仲睦まじい事で

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    2024年07月17日
  • 烏衣の華

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    これは海神の娘も読んでおいた方が良いパターンか?

    海神は読んでないけど、世界観は理解できたし楽しめた。ツンデレになりきれない月季がかわいい。
    登場人物の名前が似てたりややこいのが難点。

    霊耀が、彩雲国物語の紫劉輝ぽいんだよなぁ。
    イラストは全然違うし、キャラも違うんだけど、受ける印象が近いのは何故だろう。

    2024.7.16
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    2024年07月16日
  • 花菱夫妻の退魔帖 四

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    鈴子の昔を知っているような、淡路の君のことにも詳しそうな、おばさんのうさん臭さが200%ですが(笑)。
    進展があったということなのか、わからないことが増えたということなのか。
    松印の兄上の写真、真実は・・・。

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    2024年07月11日
  • 海神の娘 黄金の花嫁と滅びの曲

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    今回は婢の娘・嬰が海神の娘に選ばれた。仕えていた家のお嬢様が目にかけてくれたのが裏目に出て、何で純粋で傲慢なのかと思っていましたが、海神の娘に選ばれた事によって立場が逆転。それでも、心は高貴なままのお嬢様に囚われていた嬰が哀れでした。

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    2024年07月09日