吉本ばななのレビュー一覧

  • とかげ

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    これからここに、読んだ本のキャッチコピーを自分なりに書いていこうと思います。
    (感想)各章の人々の、人生の背景から、それを経て今の日々をどのように感じて生きているか、その様子が描かれている本だった。理解しがたく、その経験をした人に会ったこともない自分だったけど、なんとなくどのように孤独感を感じているのか理解しようとした。自分なりにその人達の気持ちを理解できた。もっと人に出会う必要があると思った。自分が経験しなくても、その経験をした人づてに経験を見聞きする経験が少ないと感じた。この本は本棚に入れたい。
    (キャッチコピー)人は深い。その深さを知る者は、立ち入りを許された親しき者、そして勝手に空想を

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    2025年03月09日
  • ミトンとふびん

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    雰囲気も、何もかも、ぜんぶが本当にすきだった
    誰かに対しての想いをこんなふうに綺麗な言葉で表現できるんだ

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    2025年02月21日
  • 幸せへのセンサー

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    家においておきたい本です。自分のセンサーに正直に、それを評価せずそのまま感じることの難しさも感じたり。
    また節目に読みたいです!!

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    2025年02月18日
  • とかげ

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    時間、癒し、宿命、運命についての短編集。昔手に取ったときは挫折してしまったが、これを読むには若すぎたのだなということがわかった。

    吉本ばななの男性目線の話が新鮮だったり、神さまや太古の男女がでてきたり、どうしても宿命や第六感をそばに感じずにはいられない物事、出会い。ところどころ江戸っ子口調が顔を出すのが微笑ましい。

    暗いようにみえるこれまでの人生があったって、宿命や運命をすっと受け入れてしまえば、自分自身の見え方や受け止め方が変わって、きっとそのうちに希望が見えてくるよと語りかけてくれるような本だった。全員幸せになってほしい。

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    2025年02月11日
  • はーばーらいと

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    とてもばななさんらしい本だな、と。
    宗教2世の話というテーマの下、普遍的な人間の本質みたいのを深く見つめる感じ。目を逸らさず、むしろ「見てやる」的な心で言葉を紡ぐ、その凄まじさすら感じる。さすがばななさんだな、と。

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    2025年02月01日
  • 小説家としての生き方 100箇条

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    少しでも「これは魂が死ぬな」と思ったら、全て止める。
    私はこの一文がすごくすごく好きで、この一言を知ることができただけでもこの本を読んで良かったと思いました。まっすぐで間違いのない人生なんて送れるはずがないけれど、自分に嘘をつかない人生なら送れる筈だから、そこだけは迷子にならないように生きていきたい。小説家としてだけでなく、生き方としての導となる一冊。

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    2025年01月16日
  • イヤシノウタ(新潮文庫)

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    高校の図書室の先生が吉本ばななさんを教えてくれた。その時にはよく分からないままだった世界観は、大人になって分かったような、分かってないような、やっぱり分かったような。
    この本の中でもふわ〜とどこかに飛んで行ってしまった内容が多かった。
    ただ、一つだけ「明日があるさ」は深いところまで理解できた。
    高校生の時、私は不登校気味だった。図書室の先生が吉本ばななさんを教えてくれた意味が、今、分かった気がする。

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    2025年01月14日
  • 「違うこと」をしないこと

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    スピと切り捨てることはできるのだろうけど、人生の半分生きて、神はいるのだろうなと思う、はっきりとは分からないけど。
    若い人の体のラインとか肌のハリとあわせて素直さは綺麗だと思う、でも年相応のこの気持ち、捉え方、感覚は素直に生きやすいなと思う。

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    2025年01月12日
  • ハネムーン

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    よしもとばななさんの本の中でも大好きな一冊です。
    自然の表現が柔らかくとても素敵です
    登場人物のお互いに想い合い、想うあまりどうしようもなく苦しくなったり優しい気持ちになったり乗り越えていく関係性が愛おしく羨ましいです、

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    2025年01月10日
  • 大きなさよなら どくだみちゃんとふしばな5

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    本の帯に「みんな急にいなくなっちゃった。次の章が始まる。」とあって、私も最近親戚の不幸や、テレビで見ていた有名人が亡くなることが続いて、こうやって知っている人がいなくなるんだなと寂しく思っていた所。
    生きているうちにもっと会えば良かった、もっと優しくしてあげれば良かったという後悔はある。
    でも故人との思い出を大切にしつつ、次のステップに進まなきゃ!人生はまだまだ続くよ!とも思う。
    ばななさんは私より少し先輩で、いつも私にそっとアドバイスをくれる人って感じです。

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    2025年01月03日
  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢

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    子どもがまだまとわりついてくるこの時期に、この本と出会えてよかったと思う。自分が作った家族で食卓を囲める日々は、そう長くない。スーピー・タンさんのイラストがほんとうに良い。

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    2024年12月28日
  • 下町サイキック

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    きよらかな気持ちになる本
    支え合って行きていけばいいのだ
    頼ってもいいのだ
    そんなきもちを持てた
    10年後に読み直したい

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    2024年12月23日
  • 虹 世界の旅4

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    東京の人々の描写はすごく的を得ていると感じた。

    日々人混みや、満員電車、残業に追われている自分には痛いほど響く物語だった。

    タヒチに行きたい、旅に出たい、太陽の光の中、仕事や日常から解放されたいと切に思った。

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    2024年12月08日
  • ふなふな船橋

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    ネタバレ

    ばななさんが書く、船橋を舞台にしたご当地小説。
    ばななさんの代表作を検索しても本作は出てこないけれど、本当に面白くて、心に染みて、隠れた名作だと思う。うわあーと唸るほど、自分と主人公に似た部分があり、共感と発見が多かった。ハッとさせられるパンチラインもたくさん。ぜひ読んでほしい。

    主人公は花。冒頭は15歳のシーンから始まる。
    花の家族は一家離散することになり、母と新しい旦那さんと一緒に暮らすかどうか考え、船橋で母の妹と暮らすことを決意する。なんとなくその方が良い気がして、その芽生えた感情の芽を大事にしたのだった。
    母との別れ際、買い物に行き「梨の妖精・ふなっしー」のぬいぐるみを買ってもらう。

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    2024年12月05日
  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢

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    いま、わたしは幸せだ。
    と、気づかせてもらえる1冊。

    1度きりの人生。
    むかしに戻りたいとは、思わない。
    これまでの私がいるから、今の私がいる。
    この人生だったから、得られた今。
    この人生だったから、得られた出会い、家族。
    日々の子ども達の成長も、見届けてきている。
    あとどれくらいおかえりって言ってあげられるのかな。
    あとどれくらい一緒にご飯を食べれるのかな。
    この奇跡の人生に、感謝。

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    2024年11月22日
  • はーばーらいと

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    ネタバレ

    ポテトチップスのうすしお味ですら、ひばりにとってはエリアビーチの潮の匂いを感じされられたのだろうと思った。

    ずっと読むのがしんどかったし、施設を出る前によくないことが起きるだろうと思っていた。けどひばりはずっと踏ん張っていて笑顔の別れで勝ち逃げした。自分は逃げ出したかったところから笑顔で去る事ができなかった事を思い出す時があるけど、これができたひばりは本当にすごい。いちばん印象に残ったシーンだった。
    また、作者あとがきでトイレで着替えるシーンについて「人が人を救う決定的な瞬間はああいうささやかな事だ」と言及しており、自分もふとしたことで救われたなあと重ねていた。友人、ありがとう。

    自分自身

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    2024年10月24日
  • 夢について

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    まっすぐにこんな風に自分をもっていたいと思える。最後の話が切なくて好きだ。よしもとばななのエッセイを読むと、文章を書きたくなる。

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    2024年10月02日
  • アムリタ (下)

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    弟以外にも色んな能力ある友人が出てくる させ子は歌があるけど彼氏も凄い能力ある。隠居生活いうけど、乗り越えて来てるし辛かったんだろうな、きしめんもメスマも能力あるけど、さらりという所が、それを受け入れるのが凄いって。弟が友達になってたのも凄いけど、自分の能力を受け入れる、まだ4年生が、人事にもこれからどうなるって思うけど、自分から家を出て施設に行って また家に帰る。もうやってるんだよね。記憶失くしても、不安でも、記憶が溢れても、自分を見失わない朔は凄い。友人がいれば大丈夫だと断言する

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    2024年09月22日
  • アムリタ (上)

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    よしもとばななさんは独特の世界観で読むと必ず絶望感が存在していて何度も立ち止まりそこに戻って気持ちを確かめて先に進むけど、やっぱりダメで繰り返す。マニュアルの1速がずーっと続く感じがする。どうしようもない現実を受け入れることなのかな。私には自殺のシステムがわかったとあるけれど、他人の心はわからないのも事実で、全てわかった中からこんな作品書けるのも魅力的だよ。妹の死に記憶を無くす、弟のサイコに家族の絆と別れと色々あった 必然だったのかな、全て受け入れる朔は実は1番の能力者かも

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    2024年09月22日
  • とかげ

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    精神科医の目線が大くありような気がする。それぞれ心の闇に物語がついて来て、静かに確かに終わりに近づく。本当に1話が短くてあれっと思う間に次に進む。毎回ドン底のさらにドン底に突き進み、何度も回復して、きっかけ作って、やっぱりドン底の物語なんだなあと思い読んでます

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    2024年09月22日