吉本ばななのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
社会の歪みとか不条理さを実感していなかった
学生時代に、この本を読んでいたら、
「へぇ〜」で終わっていたような気がする。
でも今読むと、
自分が“正しい”と思っている価値観が
大切な人とずれてしまうことの切なさが
痛いくらいに分かる。
“悪い人じゃない、でも自分にとっては悪だ”
そんなことばっかりだよ。世の中。
だからこそ、この物語の主人公の
ひばりちゃんとつばさくんの
不器用で誠実で温かい人柄が
愛おしくて愛おしくて。
絶滅危惧種かもしれないけれど
腐らないで生きてほしいし、
私もそういう人間でありたいと思う。
なんかもう本ごと
ぎゅって抱きしめたいくらい
2人が大好きになった。 -
Posted by ブクログ
美しいはずなのに苦さのあるお話でした。
宗教=洗脳 というイメージ(事実だけれども)から
教徒以外は良い印象がないけれど、教徒からすると
そのコミュニティがファミリーで、帰る場所で、守られる空間。宗教の非常に難しいところを親子関係というこれまたセンシティブな内容でしたが上手くまとめられていました。
また、女性側の宗教のコミュニティと男性の家族コミュニティの絆がある意味対になっているのかなとおもいます。
大切にしたい、傷つけたくない。だからこそ手放さない。関係が難しいなと思いました。主人公の未来はきっと苦労が多いと思いますが、良いものになりますようにと願いたいです☆⋆* -
Posted by ブクログ
とっても心が洗われました。
同時期のエッセイ『幸せへのセンサー』では、ほぼ宗教じみたバナナ流宇宙観が語られますが、まさにその小説版。生まれつきの霊感でこの世の不条理を解き明かしていく謎の女子中学生(feat.ご近所のおじさん)は、きっと著者近影ではないかと思います。
キテレツなストーリーなのに、当てはめられている言葉たちや優しい風刺が心地よく、説教くさくならない。
お金って、男女って、人生の希望って、なんだっけな。
少し戸惑っている誰かの人生を変え得るかもしれない。私は変わりたい!くらい動かされてます。(それは軽いからだね)
最近よく触れるようになった私から見た、これぞ吉本ばななワールド -
Posted by ブクログ
ネタバレああ、なんて人間ってバカバカしいんだろう。生きていくということや、懐かしい人や場所が増えていくということはなんてつらく、切なく身を切られることを切り返していくんだろう、いったいなんなんだ。(P、127)
人と人がいて、お互いがこの世にひとりしかいない、二人の間に生まれる空間もひとつしかない。
そのことを知ると、ましてそこになにか特殊に面白そうな空間があることを知ると、無意識に人は距離をつめてもっとよく見ようとする。(P、133)
人間は、心の中で震える小さな弱い何かをきっと持っていて、たまに泣いたりしてケアしてあげたほうが、きっといいのだろう。(P、295)
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購入済み
言葉遣いや言い回しがどこまでも丁寧で優しくて柔らかい、昭和の温かさを感じる1冊だった。
この世界観にいつまでも浸っていたいとさえ思う。
「よし、ぱっとやりましょう。命の続くかぎり作ってみせましょう。」。親を亡くし親しい他人を亡くした2人が最後ちゃんと通じあえてよかったと心から思う。 -
Posted by ブクログ
これからここに、読んだ本のキャッチコピーを自分なりに書いていこうと思います。
(感想)各章の人々の、人生の背景から、それを経て今の日々をどのように感じて生きているか、その様子が描かれている本だった。理解しがたく、その経験をした人に会ったこともない自分だったけど、なんとなくどのように孤独感を感じているのか理解しようとした。自分なりにその人達の気持ちを理解できた。もっと人に出会う必要があると思った。自分が経験しなくても、その経験をした人づてに経験を見聞きする経験が少ないと感じた。この本は本棚に入れたい。
(キャッチコピー)人は深い。その深さを知る者は、立ち入りを許された親しき者、そして勝手に空想を