吉本ばななのレビュー一覧

  • TUGUMI 新版

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    小説の中でひとつの夏を過ごした感じがした。

    極度の自己中で不平不満を撒き散らすようなつぐみだが、彼女の心の中は計り知れないほど豊かで彼女独特の感性、感情がある。
    そんなつぐみにも一目を置かれている(?)、まりあの視点で描かれているため、嫌な奴だけど魅力的に映っているのかなとも思う。


    電話の第一声、「よう、ブス」とても良かった。
    笑い泣きした。

    また来年の夏も読みたい。

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    2026年09月03日
  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢

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    日常の愛おしい幸せが伝わってくる一冊だった。見開きいっぱいのオレンジ色が、これまたなんとも温かい気持ちにさせてくる。1回目は単色だったが、2回目は色が重なりあって濃くなっており、幸せの層が厚くなったんだと伝わった。soupyさんの挿し絵か、は、人間のぬくもりが伝わってきた。
    内容では、後半は息子さんとの日常(赤ちゃん〜高校生?)が描かれていた。子育てエッセイなのかもしれないが、何気ない瞬間の温かみを振り返らせてくれる本だと感じた。紙で手元に置いておきたい。

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    2026年08月29日
  • ひな菊の人生

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    疲れた時に読むのが本当にいいな。吉本ばななさんの本いつ読んでも良いし、みんなの名前もだいすき。ひな菊、ダリア、高春

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    2026年08月24日
  • 短いこの人生でいちばん大事なもの

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    作家生活40周年を迎えた、ばななさんの中短編集。
    ややスピリチュアルな要素もありますが、登場人物がそれぞれ魅力的でした。
    4篇の物語が収録されていますが、どれが一番というより、どの作品も私は好きだなと思いました

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    2026年08月19日
  • ミトンとふびん

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    ネタバレ

    私は私の今の感情を思う存分に、そのままにしておいていい。あいまいなことを曖昧なままにしておいていいし、それをさせてくれる大切な人が周りにいることに感謝したい気持ちになった。読み終わった後と前だとなんとなく気持ちが変わってるといいなというようなことを作者が言っていたけど、まさにそんな本だった。とっても好き。

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    2026年08月18日
  • TUGUMI 新版

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    いい本に出会えたなーと思った。

    いとこ同士のつぐみとまりあの関係が(たぶん本人達が思っている以上に)なんだか素敵で眩しい。

    海で、つぐみとまりあの父親との軽快な軽口がとても印象に残った。

    再読したい本。

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    2026年08月18日
  • TUGUMI 新版

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    吉本ばななの中では最高傑作と個人的には思ってる。何回読んだかな。10回くらいは読んでると思う。つぐみがね。ホント可愛いんだよね。

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    2026年08月15日
  • イヤシノウタ(新潮文庫)

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    好きの幅を広げてもらった!
    もうこの歳になってくると、好きの形容が嫉妬とか独占欲みたいなものじゃなく、尊重とか受容とかになってくるなと日々感じるなかで
    「何も目指さない好きさで」という表現が刺さりすぎて!
    鷹揚という言葉をあらためて調べたときに、大事な人や日々関わる人たちにとって、そういう人間でありたいと思いました~

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    2026年08月14日
  • ミトンとふびん

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    かつて 僕は 時間というものに関して貧乏性で 何かをあてどもなく待つことや 他人のために自分の時間を差し出すことができない人間だった。だから傷ついた人の傍らでその人の吐露に耳を傾けながら寄り添うとか、月日の経過によって物事が おだやかに収まっていくのを見守るとか そういう大人なスタンスで自分や他人と向き合うこともなかった。こうした生き方が安っぽく奥行きを欠いた、他人を寄せつけない不毛な人生だ、と気づいたのは ずいぶん年を重ねてからのことだ。

    大切な人を失った心の傷、喪失感が ささやかなできごとや ふとした出会いの積み重ねによって癒されていく6編の物語。人それぞれ、他の人とちがうスピードで時間が流れていたってかまわないのだ。自分を取り戻すにも、他者の痛みに寄り添うにも、時間の流れに 身をゆだねる鷹揚さが必要だ。

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    2026年08月11日
  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢

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    久々に本をしっかり読みましたが、とても読みやすくて温かい気持ちになれる癒しのようなお話でした。
    出てくる言葉の一つ一つが太陽みたいな温もりを感じて心地良かったです。
    イラストもとても素敵でした。

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    2026年08月10日
  • TUGUMI 新版

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    夏になると読みたくなる一冊。
    始まり方も好き。
    これを読んでると海辺の街に小旅行へ来ている気持ちになれる特別な一冊。

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    2026年08月08日
  • 旅人のように どくだみちゃんとふしばな13

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    コロナのショックがまだまだ残る2023年のエッセイ
    ヤ◯クルトの悪夢のこととか、読んでる本のこととか、まだまだ新鮮で面白いし、いつも思うけどどっかしら私の小さな個人生活と繋がる事があって、吉本ばななさんのエッセイからあれよあれよと広がる。
    すでに次作、そして小説の新刊も発売されてて楽しみです

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    2026年07月22日
  • 大きなさよなら どくだみちゃんとふしばな5

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    最近の、私の心が欲していた、ある種の考え方とか感じ方とか、フレーズとか、なんかそういう感じのことが、たくさん散りばめられていて、全然違う文脈でなんだけど、覚えがあるような感覚に気づかされて、励まされるというか、私だけじゃないんだなと思わせてくれる、優しい本だった。

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    2026年07月21日
  • ミトンとふびん

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    短編集で、ちょうど自分も時期的に、いろんな場所で読んだ。空の上、ビルの6階、自宅、電車の中、
    すべての場所で泣いた。変な人になってしまった。

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    2026年07月15日
  • TUGUMI 新版

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    文章も情景も本当に美しかったです!
    そういえば以前、TUGUMIに憧れて西伊豆に旅行に行ったことや、つぐみに似ている女の子のことを思い出しながら読んでいて、少し切ない気持ちになったりしました。

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    2026年07月14日
  • ミトンとふびん

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    ネタバレ

    金沢、台北、ヘルシンキ、ローマ、香港、八丈島。
    見知らぬ街角で、悲しみが少しずつ小さな幸せに変わっていく短編集だった。

    収録された6編のうち、ほとんどの作品で、登場人物の誰かが大切な人の死を背負っていた。母を亡くした人、恋人を亡くした人、友人を亡くした人。喪失の形はそれぞれ違うのに、読み終えるたびに、どこか同じ場所にたどり着くような感覚があった。

    大切な人を亡くした痛みは、簡単には埋まらない。
    それでも人は、自分で思っているよりも全然強くて、なんとか前を向いて進んでいくことができてしまう。そのしぶとさというか、生き物としての回復力みたいなものを、この短編集を通してずっと感じていた。

    派手な事件は起きない。旅先の風景と、ちょっとした会話の積み重ねだけで、物語は進んでいく。それなのに、読んでいるこちらの心の奥まで、じわじわと入り込んでくる文章だった。何でもない日常の一部に、人間の優しさや温かさが溢れるくらい散りばめられている、そんな作品だと思う。

    私は吉本ばななさんの描く「生」に、昔からとても惹かれてしまう。
    それは、ばななさん自身が後書きなどで時折見せる「弱さ」や、生に対する執着の薄さ、そこから滲み出る言葉の不安定さがベースにあるからかもしれない。強い言葉で断言するのではなく、迷いながら、揺れながら紡がれる文章だからこそ、届く場所がある気がする。

    表題作「ミトンとふびん」では、母親たちに結婚を反対され続けた新婚夫婦が、極寒のヘルシンキでふと触れる他人の優しさに救われる場面が印象的だった。誰かが意志を持ってそっとしておいてくれること、それだけでこんなに安心できるものなのかと、静かに胸に残った。

    「SINSIN AND THE MOUSE」では、台北を訪れた主人公が、まだ小さくしか動かない感情の中で、ふと差し出された小さな感謝を、まるでふりかけのように心いっぱいに受け取っていく描写があった。悲しみは急には消えないけれど、そういう小さなものの積み重ねで、少しずつ元に戻っていけるのかもしれないと思わせてくれた。

    読み終えたあと、少しだけ世界の見え方が変わった気がした。
    何かを積み上げても、いつかは失ってしまう。それでも人は、また積み上げようとする。そのことの意味を、静かに教えてくれる一冊だった。

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    2026年07月11日
  • TUGUMI 新版

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    夏を感じられる小説って聞いて、読んだ。つぐみの性格が気持ちが良い。あと切ない描写がとても上手だなぁと読んでて思った。旅行と並行して読んでいたので、尚更不思議な感覚と、目の前にありありと情景が浮かぶ書き方だった。キラキラ輝く海水浴の様子とか、浴衣を着る様子、花火を見に駆けていく様子とか鮮明だった。

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    2026年07月02日
  • 短いこの人生でいちばん大事なもの

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    ものすごく大きな感動があるということではないけれど、読み終えて、心の真ん中がほっこり温まるような、寄り添ってもらっているようなそんな気持ちになりました。 どのお話しにも、何かしらの別れがあって、そのつらさの中なのに、なぜか温かい。 奇跡のように、自分の気持ちを分かってくれる誰かがいて、ちょっとずつ気持ちがほぐれていく感じがとても羨ましくなりました。でも、幽霊は見たくないし、大切な人と別れるのも嫌なので、羨ましくはないのかもしれないです。 それでも日々ある、ちょっとしたしがらみとか、不調に気持ちを持っていかれることなく、 この話に出てくる女性たちのように、強く自由に生きていきたいなぁと思いました。 とても個人的なことですが、よしもとばななさんの「キッチン」が本当に大好きです。 この本を読みはじめてすぐ、ものすごく直感的に、「現代版キッチン!」と思いました。

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    2026年07月01日
  • 吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる

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    10代から60代の「友達」についての悩みにばななさんが忖度なしに、丁寧に回答しています。考え方や友達との付き合い方の参考になるのでは。人間関係っていくつになっても悩みがちなので、また読み返したりしたい本です。

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    2026年06月26日
  • TUGUMI 新版

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    海x夏x夕陽

    主人公がある夏、最後の帰省で過ごした海辺の町での出来事が描かれている。

    相変わらず描写が美しい。脳内がうっとりする。
    起きていることは些細なことなのに、情景がこうも心に残るのは、さすがばななさん。

    痛快なつぐみ。
    自分の中の「悪い自分」を解放したいときに読むのも◎

    毎年夏になったら読もうと思う。

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    2026年06月26日