吉本ばななのレビュー一覧

  • ヨシモトオノ

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    遠野物語を作者の視点で描いているのかと思っていたが、違った。
    よしもとばななさんの書く恐ろしい話、ちょっと奇怪な話だった。
    それは本当に、角を曲がった先、隣に座った人くらいの近さで、よく目を凝らせばそこにあるのではないかと思うような話。怖いというよりは不思議でちょっとヒヤッとする。短い短編が多いので読みやすい。

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    2026年02月15日
  • TUGUMI 新版

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    めっちゃキレイな表現が多くて良かった!
    あの特別な日とかじゃない突然来るドキドキする夜私も好きだからその気持ちめっちゃ分かるーってなった!!!つぐみに会いたいなーってなった!

    電車の時間を間違って1分乗り遅れて特急乗ったんだけどちょーど夕方で空もキレイでめっちゃいい時間で乗り遅れてラッキーーー!

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    2026年02月12日
  • アムリタ (下)

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    ネタバレ

    「人間っていうものは本当に、いれものなんだ、と思うんだ」という言葉が好きだった。中身はどうにでもなる。生きているとそう感じることが多いので、特に共感した部分だった。
    アムリタを読むと、人が生きていくには本当に何でもない日常みたいなものが必要不可欠なんだなと感じる。おいしい水をごくごく飲むようなもの、と表現されているように。それくらい必ずあったほうがいいものなんだなあと思った。
    また弟が何気なく言った言葉が好きだった。
    「好きなひとといて、今みたいな楽しい気分の時に見たら、星もUFOも関係なくてただきれいに感じてびっくりするものなんだね」

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    2026年02月08日
  • アムリタ (上)

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    ネタバレ

    好きな情景描写や言葉が多くあった。「何もかもに触ってから確かめたい」という言葉が好きだった。
    とにかく触って確かめる。そういう心の持ちようみたいなものがいいなあと思った。
    また朔美が弟にたいして、何かしてやりたいと思ってしまう感情に共感した。なにもしてやれないのに。何もできないことを知った上でも、してやりたいという感情に。
    特に印象深い情景は、「夜は油のように重く、静かに町並みを満たしていた。あらゆる路地、街角が意味を持って暗く黙っているようだった。」街そのものが二人の行末、二人自身を見守っているような描写。
    物語の間に挟まれる情景描写がとてもよくて、空気感を味わえるのが好きだった。

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    2026年02月02日
  • ミトンとふびん

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    とても読みやすい短編集。吉本ばななさんの素敵な言葉の数々がすっと心に染みる、そんな読書体験ができました。
    「生きているだけで息が苦しいくらい幸せなんだ。左足を出す。そして右足を出す。地面を感じる、進んでいく。それだけて嬉しいくらいに。」という一文がとてもお気に入りです。幸せの程度を表すのに苦しいという強い感情を使っているのに、その後が具体的に小さな描写なのがいい。世界が足元に収束している感じが。それだけで嬉しいくらいに。この結びがすごく誠実で、ちょっと切ない。「十分だ」と言い切らず、「くらいに」と余白を残しているから、
    読み手の今日の気分がすっと入り込める。
    他にも吉本ばななさんの文章は素敵な

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    2026年02月01日
  • ヨシモトオノ

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    実は遠野物語を知らないのだが(;^_^A
    霊的な不思議な出来事についての短いお話を集めた短編集
    ホラーではない笑
    どちらかというと、不思議だけど心温まるお話が多いので、生と死を考えながら、生きるも死ぬも悪くないかもって思える
    優しい語り口がとても良かった(*´ω`)

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    2026年01月30日
  • ふなふな船橋

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    吉本芸人文芸部でオススメされていた作品。唯一読んでなかったよしもとばななさんの作品だったので、すぐに読みました!

    この道を選んだら理想的なのにと、自分が思っている道と、身体が選んでいく道。 身体がそっちの方を選ぶのは、そこに本人にしか分からない「何を人生の中で大切に思っているか」があるから。

    船橋の温かい人たち、場所。
    行ったことないけど、その光景が目に浮かぶ。
    そんなよしもとさんの書く風景にふるさとを想う気持ちになりました。
    街の風景や自然の好きって、そこにあって変わらない。最強の好きだと思うし、地味に、でも固く支えてくれてる。

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    2026年01月30日
  • イヤシノウタ(新潮文庫)

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    エッセイというと、
    テーマにもよるので一概には言えず、
    私の読んできたものは、という前提にはなるけれど、
    ライトな内容の中に1つ2つほど
    ディープな内容が混ざっているイメージでした。

    しかし、今作イヤシノウタは
    ディープ99%といった感じで、
    ライトなエッセイを読む人はおお…となるかも。

    でも、だからこそ噛み締めるようにゆっくり読みました。
    それこそ、日常を大切に過ごすように。

    何気ない日常と、
    いつもそばにいてくれる人たちの愛情を
    ありのままで、もっと大切にしようと思える作品です。

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    2026年01月29日
  • アムリタ (下)

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    1. 「役割」から「自我」への認識の変容
    子供の頃は周囲を「理想の姿(役割)」としてしか見られなかったけれど、大人になった今、一人ひとりが持つ**「割り切れない自我」**を認められるようになった。その変化が、物語への深い共鳴を生んでいます。
    • 「灯台」としてのお母さん: 彼女は単なる「母」という役割に収まらず、周囲を混乱させるほど強烈に発光する一人の女性(個)として存在している。
    • 「役割」への抵抗: 人生や役割を、データや限定された情報に還元してはいけないという倫理観。それは、アプリ開発やAIに関わる今のあなたの「論理的側面」と「感性的側面」を繋ぐ重要な視点になっています。
    2. 登場人

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    2026年01月24日
  • アムリタ (上)

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    ネタバレ

    各章ごとに伝えたいメッセージ性みたいなものがあるような気がしていて、人生の教科書かよ!とつっこみたくなる。すごい良い。

    良かった文章を引用。

    今の自分が好きなのだ、いつも。
    私の孤独は私の宇宙の一部であって、取り除くべき病理じゃないような気がする。

    本当に人を救う尊い仕事をしている男が、ある朝交差点で世にもHなお姉さんの後ろ姿に勃起し、さらにその日のうちに幼い娘に八つ当たりし、妻と話しあって高次の愛に接したら、それはみんなその人で、その混沌が最高なのにみんな物語が好きだから、本人もそうだから、統一されたいと願ったり、自分をいいと思ったり悪いと思ったり、大忙しだ。
    変なの。

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    2026年01月20日
  • 幸せへのセンサー

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    『ミトンとふびん』を読んで心を撃たれて、
    吉本ばななさんって人生・生きる・幸せとか、
    人にとっての大きなテーマに対してどんなことを考えているんだろうと気になり手に取った。

    今年で28歳になって30歳間近になり、
    もっと変わらないといけないと変に焦って、
    理想とは程遠くて自分にイライラして、
    日常を楽しみを見いだせないことが続いて、
    少し心が折れそうな状態が続いていたここ数ヶ月。

    そんな中読んだ吉本ばななさんの優しい文章を
    読んで、頭の中のモヤモヤが少しだけ晴れた気がする。

    その瞬間に自分はどう感じて何を思ったか
    何が好きで何が嫌いか
    何に疲れを感じているのか
    今ペースを落として休むべきな

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    2026年01月19日
  • 切なくそして幸せな、タピオカの夢

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    自分の時間を全て捧げてとことん一緒にいたからこそ、応援して離れていける。

    この言葉を信じて未来を待ちたい。

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    2026年01月19日
  • 幸せへのセンサー

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    今、このタイミングで
    この本に出会えたことが幸せ。

    本の中にあったように
    この出会いやこのタイミングは偶然で
    時の流れの一部で私の行動でどうにかなったものではない。この本に出会えたことが、ばななさんが言っていることを証明している。

    物の見方の角度が少し変わった。
    以下、私自身のこと。
    大体の人が結婚していて、子どもがいる中
    私はそうではないことを気にしているが
    結婚していないことを可哀想と思われたくない
    負け組と思われたくないし人に囲まれた時に孤独を感じたくないから結婚したい。
    と思っている。
    人と違う今を歩んでいることが
    将来どんな爆弾になるのかが不安。

    だけど、私のことを他人がどう解

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    2026年01月18日
  • おとなになるってどんなこと?

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    本屋で買うべき本がピカーンと光って見えることがあるんですが、今回まさにそうでした。

    ティーンの読者が想定されていますが、どんな年齢の方でも響く言葉がたくさんあります。

    「大人になるということは、つまりは、子どもの自分をちゃんと抱えながら、大人を生きるということです。」
    心理学用語は出てこないですが、これはインナーチャイルドの考え方ですね。
    人生を楽しく、幸せに過ごすための普遍的なヒントが、易しい文章で綴られています。


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    2026年01月17日
  • 人生の道しるべ

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    お恥ずかしながら宮本輝作品を読んだことがなく、きれいな作品というイメージばかりが先行して手に取ってこなかったのだけど、対談を読んだらそんなこと言ってないでさっさと読まねばという気になりました。私はきれいの奥にあるどろどろを感じられるだろうか。
    またおふたりに通ずる繊細かつ豪胆な小説家の業を教えてもらえておもしろかった。

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    2026年01月15日
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1

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    前半は、多重人格マリカと共にバリ島へ行く小説。おもしろい設定で、人格の1人である「オレンジ」との会話が印象深い。神秘的なバリ島で、マリカが少しずつ自分を取り戻していく一方で「オレンジ」などの多重人格が消えていく。最後は不思議ともの悲しさが残る。この余韻が良かった。

    後半は、吉本ばななさんのバリ旅行記。あぁ、このように体験したことを小説に盛り込んでいるんだ、と小説の裏側を見ているようでおもしろい。特に、本当か作り話か、吉本ばななさんの「夢」の話が印象的だった。これは神秘的なバリ島が起こせる技なのか、それとも吉本ばななさんが何か霊感のようなものを持っているのだろうか、私も実際に訪れてみたくなった

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    2026年01月12日
  • おとなになるってどんなこと?

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    読みながら泣いてしまった。
    疲れているのだと思うし、著者の言葉選び、世界の見え方、描き方がとても好きなのだと思う。
    落ち着いて生活を整えてほしい、というシンプルな文章が、弱った心にするりと入ってきた。
    楽しく不摂生できる日がいち早く来てほしい。
    生きるためのおまもりのような一冊だった。

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    2026年01月12日
  • 人生の道しるべ

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    私が作家でいちばん大好きなのでは宮本輝さん。
    吉本ばななさんと、作家の世界観を語り合う対談集。二人の高度な作家魂をほんの少しでも理解できて嬉しかったです。

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    2026年01月02日
  • 下北沢について

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    ネタバレ

    家族とのふるさとをつくりたくなった。

    P.27
    なんてすてきなんだろう、人生は、なんていいものなんだろう。
    嬉しかったことが悲しくなる場所もたくさんあるけれど、同じくらいの力で、悲しかったことが嬉しくなる場所もある。なにも固定されていない。生きているかぎり更新され、紡がれていく。

    P.124
    あの雨の夜、いつも両親と過ごしていた上野の街で、もうひとりの私が叫んだあの人生は、いったいどこにいってしまったんだろう?
    選べなかったほうの人生を夢見ることはできない。でも、選べなかった人生が私に微笑みかけてくれるとき、いつでもその人生に恥じないようにあることはできるかもしれない。

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    2025年12月27日
  • ミトンとふびん

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    ネタバレ

    自分が死んでしまうとき、心配して驚いてくれる人の顔が想像できることが自信なんだ、どんな占いよりもいいってことがすごく救われた。

    「目盛りはなるべくいつも真ん中に。情けは決して忘れず。」
    「突き詰めすぎるのは良くない」
    ささりました。最近、その人を手に入れることはできなくて、理想やこうしなければというものを手放したいと思っていたのですごく心に残った。

    SINSIN AND THE HOUSEを読んで涙が自然と流れてきた。
    珊瑚のリングも同じで、すごく深みがあった。

    自分と周りの人とお別れすることについて、自分はまだ飲み込めきれてないのでまた読み返したい。それでも今感じたことを忘れないように

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    2025年12月22日