吉本ばななのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2026年の1冊目は吉本ばななさん。
親、恋人、友人、最も大切な人を失う
誰にも認められないような結婚
そんな傷を心に負ったり、
生きづらさを感じている登場人物達が
悲しくて苦しい日々の中で、
自分で前を向くための答えやきっかけに出会い、前を向いていくようなお話。
どの話も想像するだけで悲しくて寂しくて、
だけどもいつかは前を向かないといけないと
葛藤する姿。
この先の何を目標に過ごせばいいのかなとか、
年始早々に発症した外耳炎の痛みで若干参っていたのもあり、普通の人の2倍くらい心に沁みた。
前に読んだ『キッチン』もそうだけど、
人生とは何か、生きるとは何か、
辛い出来事に直面した時 -
Posted by ブクログ
昔、姉が買って手元にあったけど読まずに消えた、その7年後くらい古本屋で自らなんとなくで買っていたことに読み終わった後、気づいた。
ロサンゼルスの夏は日本より暑く感じた。
日本いる時より外に出て過ごす日が多かったからかな
夏を、暑さをより感じたのかもしれない
だから余計にTSUGUMIの魅力に気づけて
夏に読んでよかった、もう一回出会えてよかった
って思った本。2025夏
それと、もう一回行きたくなるような一回きりの旅先じゃなくて毎年行けるような同じ旅館に泊まりたい同じ人に会いたい同じ店でご飯食べたいって思えるような場所ができる出会いがあったら良いなって思った
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Posted by ブクログ
ネタバレ家族とのふるさとをつくりたくなった。
P.27
なんてすてきなんだろう、人生は、なんていいものなんだろう。
嬉しかったことが悲しくなる場所もたくさんあるけれど、同じくらいの力で、悲しかったことが嬉しくなる場所もある。なにも固定されていない。生きているかぎり更新され、紡がれていく。
P.124
あの雨の夜、いつも両親と過ごしていた上野の街で、もうひとりの私が叫んだあの人生は、いったいどこにいってしまったんだろう?
選べなかったほうの人生を夢見ることはできない。でも、選べなかった人生が私に微笑みかけてくれるとき、いつでもその人生に恥じないようにあることはできるかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分が死んでしまうとき、心配して驚いてくれる人の顔が想像できることが自信なんだ、どんな占いよりもいいってことがすごく救われた。
「目盛りはなるべくいつも真ん中に。情けは決して忘れず。」
「突き詰めすぎるのは良くない」
ささりました。最近、その人を手に入れることはできなくて、理想やこうしなければというものを手放したいと思っていたのですごく心に残った。
SINSIN AND THE HOUSEを読んで涙が自然と流れてきた。
珊瑚のリングも同じで、すごく深みがあった。
自分と周りの人とお別れすることについて、自分はまだ飲み込めきれてないのでまた読み返したい。それでも今感じたことを忘れないように -
Posted by ブクログ
『ヨシモトオノ』とは吉本ばなな版遠野物語。
少し不思議なお話が13編。そのうち一つは実話ということ。
この実話が私にはズドンと残りました。
“人が人にできることがあるとしたら、ただなんとなく明るい感じでいる、それだけ。身も蓋もないがそう思う”
私もそうなのだけれど、吉本ばななさんも全てを説明したいタイプのようで、いつかこの世を去る時までにはそんな人に近づけたらいいなと思っているそう。私もそうありたいな、と思いました。
全体を通して、怖いというよりはノスタルジックな雰囲気が漂っていて、いつまでも読み続けていたい、本を閉じたくないという気持ちになる。
それは多分、物語のほとんどが仲の良い家族が背景