吉本ばななのレビュー一覧

  • ミトンとふびん

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    よしもとばななさんの本を読むと山にいる気分になる。
    悲しみは自然と降ってくる雨みたいに、そして人との繋がりが雲から垣間見える光のように包まれる感じ。
    優しくいてくれてありがとう、と言う気持ち

    ◼︎自分メモ
    人と知り合うって、そんなことから始まるだけのことだ。その小さな印象がだんだん絶えない流れになり、少しずつ無視できない水流を作り、そこにまた大きく気持ちが注がれていく。

    自分がいい思い出を持っているという幸せを、目に涙を浮かべながら、綿菓子を食べるみたいにふわふわと確認する、少し甘い感じだった。

    私の感情はまだ対策しか動かず(大きく動くとついつい悲しいこともたくさん考えてしまうので、省エ

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    2026年02月26日
  • おとなになるってどんなこと?

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    とにかく素敵な本でした。たくさんの人に読んでいただきたい本です。さっそく明日友達に紹介しようと思います^_^

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    2026年02月22日
  • ミトンとふびん

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    6つの短編集
    どの物語も旅先という非日常の場所で
    自分の心の痛みや喪失感に向き合う瞬間があって
    その時に向いていた心の行く先が
    過去から現在
    現在から未来 
    そして 未来から現在
    を行きつ戻りつしていくような印象を持ちました

    別れた経験は忘れることはないし
    新たな喪失と向き合う不安もたくさんあるけれど
    思いのたどり着く先は
    自分自身がいなくなってしまうその時
    その事に気がついて
    物語の主人公たちと同じように
    今のこの時が奇跡に近い尊さだと悟った

    これから
    年を重ねていって
    人を見送ることが増えて
    痛みや喪失感は澱のように溜まり続けていくから
    しんどくてやり過ごせなくなったら
    私も旅に出かけ

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    2026年02月21日
  • ミトンとふびん

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    凄く好きだった。旅先で感じる非日常感や、一瞬のきらりとした綺麗な瞬間、そしてそういった記憶を手に取った時に感じる、戻らない時間への寂寥感を思い出させる小説だった。
    切ないけど暖かいような、そんな気持ちで読み進めた。きっとまた読み返したくなると思う。

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    2026年02月19日
  • 幸せへのセンサー

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    星100個くらいつけたい。このあとたくさんマーカーを引くだろうし文庫が出たら買うだろうしもしかしたら困っている知人にプレゼントしたりもするかもしれない。
    そのくらい名言だらけだったし、1章がまず心身の健康の話からはじまるところもさすがばななさんな秀逸なセンスだと感じた。けれど、あとがきでばななさんがライターさんにチクっと一言おっしゃっているところが私は胸がキュッとなった。著者とライターさんが、そんな一言で悲しくなったりなられたりする関係じゃないことを祈るばかり。(あと、これはもしやアサギストさんかしら?ハッピーちゃん界隈かしら?的なある人の例についてピシッと書いていたところも、少し攻撃的な言い

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    2026年02月17日
  • ミトンとふびん

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    文章が美しい、この作家さんのことば選びが好き。
    そういうことを本当にはわかってなかった私。それがわかった。そう思えた。
    30代の今に、じっくりしみるなぁと感じられたことをうれしく思う。

    人が亡くなり、その残された時で生きる人たちの思いや営みを書いた短編集。あぁ…そうか、大好きな家族も友達もいつか亡くなるんだ。それは仕方ないけど、残された自分は生きていかなくちゃいけないんだ。その時一体何をするだろう。そして私が亡くなったあと、まわりの人たちは何をして生きていくのだろうな…
    命が限りあるからこその尊さに思いを馳せる、静かに良い本だった。

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    2026年02月16日
  • ミトンとふびん

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    美しいのと、きめ細かで、叙情的な文章に胸が打たれた。じわじわと確実に心を支配するそれはなんだ。悲しみなのか、寂しさなのか。切なさなのか。読み終わった後には、吉本ばななさんのあとがきを含めて、波みたいな感情がうまれた。いい本だった。良い文章に出会えた。綺麗だった。素直な言葉だった。元彼に会いたくなった。もう会えない人とのお別れは、やっぱり辛いものだと。それでも人は、重い腰を上げて前を見るんだと。また読みたい。こんな文章を書ける人だったんだ。初めて吉本ばななさんの本を読んだけど,他の本も読みたくなった。心がざわざわしてる。

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    2026年02月15日
  • ヨシモトオノ

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    遠野物語がばなな流になると…どの短編も温かくて優しい世界。怖い話も民話っぽさもあまりなく、「遠野?」とは思ったけれど、とはいえばなファンとしては大満足の1冊でした。
    あらためて思ったが、ばななさんが描く家族は、どの家族も本当に自然体で愛し愛され幸せな家族だ。もしかすると、私がばななさんの作品が好きなのは、センスよくスピっているからではなく家族のカタチが最強にステキだからなのかもしれない。

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    2026年02月15日
  • ヨシモトオノ

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    遠野物語を作者の視点で描いているのかと思っていたが、違った。
    よしもとばななさんの書く恐ろしい話、ちょっと奇怪な話だった。
    それは本当に、角を曲がった先、隣に座った人くらいの近さで、よく目を凝らせばそこにあるのではないかと思うような話。怖いというよりは不思議でちょっとヒヤッとする。短い短編が多いので読みやすい。

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    2026年02月15日
  • TUGUMI 新版

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    めっちゃキレイな表現が多くて良かった!
    あの特別な日とかじゃない突然来るドキドキする夜私も好きだからその気持ちめっちゃ分かるーってなった!!!つぐみに会いたいなーってなった!

    電車の時間を間違って1分乗り遅れて特急乗ったんだけどちょーど夕方で空もキレイでめっちゃいい時間で乗り遅れてラッキーーー!

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    2026年02月12日
  • アムリタ (下)

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    ネタバレ

    「人間っていうものは本当に、いれものなんだ、と思うんだ」という言葉が好きだった。中身はどうにでもなる。生きているとそう感じることが多いので、特に共感した部分だった。
    アムリタを読むと、人が生きていくには本当に何でもない日常みたいなものが必要不可欠なんだなと感じる。おいしい水をごくごく飲むようなもの、と表現されているように。それくらい必ずあったほうがいいものなんだなあと思った。
    また弟が何気なく言った言葉が好きだった。
    「好きなひとといて、今みたいな楽しい気分の時に見たら、星もUFOも関係なくてただきれいに感じてびっくりするものなんだね」

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    2026年02月08日
  • アムリタ (上)

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    ネタバレ

    好きな情景描写や言葉が多くあった。「何もかもに触ってから確かめたい」という言葉が好きだった。
    とにかく触って確かめる。そういう心の持ちようみたいなものがいいなあと思った。
    また朔美が弟にたいして、何かしてやりたいと思ってしまう感情に共感した。なにもしてやれないのに。何もできないことを知った上でも、してやりたいという感情に。
    特に印象深い情景は、「夜は油のように重く、静かに町並みを満たしていた。あらゆる路地、街角が意味を持って暗く黙っているようだった。」街そのものが二人の行末、二人自身を見守っているような描写。
    物語の間に挟まれる情景描写がとてもよくて、空気感を味わえるのが好きだった。

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    2026年02月02日
  • ミトンとふびん

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    とても読みやすい短編集。吉本ばななさんの素敵な言葉の数々がすっと心に染みる、そんな読書体験ができました。
    「生きているだけで息が苦しいくらい幸せなんだ。左足を出す。そして右足を出す。地面を感じる、進んでいく。それだけて嬉しいくらいに。」という一文がとてもお気に入りです。幸せの程度を表すのに苦しいという強い感情を使っているのに、その後が具体的に小さな描写なのがいい。世界が足元に収束している感じが。それだけで嬉しいくらいに。この結びがすごく誠実で、ちょっと切ない。「十分だ」と言い切らず、「くらいに」と余白を残しているから、
    読み手の今日の気分がすっと入り込める。
    他にも吉本ばななさんの文章は素敵な

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    2026年02月01日
  • ヨシモトオノ

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    実は遠野物語を知らないのだが(;^_^A
    霊的な不思議な出来事についての短いお話を集めた短編集
    ホラーではない笑
    どちらかというと、不思議だけど心温まるお話が多いので、生と死を考えながら、生きるも死ぬも悪くないかもって思える
    優しい語り口がとても良かった(*´ω`)

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    2026年01月30日
  • ふなふな船橋

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    吉本芸人文芸部でオススメされていた作品。唯一読んでなかったよしもとばななさんの作品だったので、すぐに読みました!

    この道を選んだら理想的なのにと、自分が思っている道と、身体が選んでいく道。 身体がそっちの方を選ぶのは、そこに本人にしか分からない「何を人生の中で大切に思っているか」があるから。

    船橋の温かい人たち、場所。
    行ったことないけど、その光景が目に浮かぶ。
    そんなよしもとさんの書く風景にふるさとを想う気持ちになりました。
    街の風景や自然の好きって、そこにあって変わらない。最強の好きだと思うし、地味に、でも固く支えてくれてる。

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    2026年01月30日
  • イヤシノウタ(新潮文庫)

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    エッセイというと、
    テーマにもよるので一概には言えず、
    私の読んできたものは、という前提にはなるけれど、
    ライトな内容の中に1つ2つほど
    ディープな内容が混ざっているイメージでした。

    しかし、今作イヤシノウタは
    ディープ99%といった感じで、
    ライトなエッセイを読む人はおお…となるかも。

    でも、だからこそ噛み締めるようにゆっくり読みました。
    それこそ、日常を大切に過ごすように。

    何気ない日常と、
    いつもそばにいてくれる人たちの愛情を
    ありのままで、もっと大切にしようと思える作品です。

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    2026年01月29日
  • ミトンとふびん

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    初めて短編集を読みました。
    文章も優しい感じでとても読みやすく、
    一つ目を読んだ瞬間に凄く引き込まれました。
    大切な人の死。
    大好きだったはずなのに最近では祖母の事を思い出す事がなかったが昔の事が鮮明に浮かびました。いつ何がおこるかわからない今、残されている人、家族・友人にはもっと会いに行かなきゃ、大切にしなきゃと優しい穏やかな気持ちになりました。
    また読み返してみようと思います。

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    2026年01月28日
  • ミトンとふびん

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    大切な人を失う悲しみと喪失感の中、時間は止まることなく私たちを未来へ運んでゆく。お正月に数年前に他界した祖父の写真を見て、祖母と「じいちゃんかっこいいねぇ」と話した光景を思い出して、心がぎゅっとなった
    今は悲しいより懐かしくて、それを分かち合えることが嬉しい。どの短編も素敵でした。

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    2026年01月27日
  • アムリタ (下)

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    1. 「役割」から「自我」への認識の変容
    子供の頃は周囲を「理想の姿(役割)」としてしか見られなかったけれど、大人になった今、一人ひとりが持つ**「割り切れない自我」**を認められるようになった。その変化が、物語への深い共鳴を生んでいます。
    • 「灯台」としてのお母さん: 彼女は単なる「母」という役割に収まらず、周囲を混乱させるほど強烈に発光する一人の女性(個)として存在している。
    • 「役割」への抵抗: 人生や役割を、データや限定された情報に還元してはいけないという倫理観。それは、アプリ開発やAIに関わる今のあなたの「論理的側面」と「感性的側面」を繋ぐ重要な視点になっています。
    2. 登場人

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    2026年01月24日
  • アムリタ (上)

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    ネタバレ

    各章ごとに伝えたいメッセージ性みたいなものがあるような気がしていて、人生の教科書かよ!とつっこみたくなる。すごい良い。

    良かった文章を引用。

    今の自分が好きなのだ、いつも。
    私の孤独は私の宇宙の一部であって、取り除くべき病理じゃないような気がする。

    本当に人を救う尊い仕事をしている男が、ある朝交差点で世にもHなお姉さんの後ろ姿に勃起し、さらにその日のうちに幼い娘に八つ当たりし、妻と話しあって高次の愛に接したら、それはみんなその人で、その混沌が最高なのにみんな物語が好きだから、本人もそうだから、統一されたいと願ったり、自分をいいと思ったり悪いと思ったり、大忙しだ。
    変なの。

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    2026年01月20日