吉本ばななのレビュー一覧

  • ミトンとふびん
    心の奥が
    ほっと
    あたたかくなる

    言葉にできない気持ちを
    言葉にしてもらった感じ

    とても素敵な時間を過ごせました
  • ミトンとふびん
    カロンテを読んで
    年に2回しか会わない。連絡もほとんどしない。
    そんな、台湾に住む大好きな友人の顔が浮かびました。

  • ミトンとふびん
    最高でした。
    全ての言葉が優しいけれど、命を燃やすような強さもありました。
    何か特別な展開があるわけでもなく、淡々と紡がれる物語たち。
    じんわりと心に沁みました。泣けました。
    良すぎてなんて書いていいかわからない。
    あとがきを読むと、よりグッときます。(また泣ける)
    カバーのデザインとサイズ感も素敵...続きを読む
  • ミトンとふびん
    何も起こらない小説。
    でもこれこそが人生で、取るに足らない悩みや出来事が日々を作ってるから、それが大切だとわかる素敵な本
  • ミトンとふびん
    短編ながら、しっかり涙デトックスができる珠玉の小説集。特に以下の4作品は甲乙つけ難く、心に残った。
    ・SINSIN AND THE MOUSE
    ・ミトンとふびん
    ・カロンテ
    ・珊瑚のリング

    キッチン、TSUGUMI、うたかた/サンクチュアリ、以来すこしご無沙汰だった吉本ばなな本。
    この先も本棚にそ...続きを読む
  • 哀しい予感
    見た目や形に囚われずに生きると、また人生の見方、そして出会いも変わるのでしょう。キャラクターと親しくなれた頃に本が終わったしまいましたが、言葉の表現がとても素敵で、楽しく読みました。
  • TUGUMI
    情景がありありと、自分の心の中にも確かにある、潮の香りや、祭りの余韻、都会のグレーの色味が浮んできて、なんだか昔に戻ったような気持ちにさせてくれます。読後は、生命力というのか、底知れぬパワーのある登場人物をとりまく青春映画を見終わった気分。文庫本版あとがきの、吉本ばななさんが人生を否定的だからこそ、...続きを読む
  • はーばーらいと
    宗教の本は今まで避けていたけれど、読んでよかった。ひばりちゃんの言葉に何度も、あるある!ってなった。思想は違ってもいい人が多い。だんだん自分の方が不適合者なんじゃないかと揺らぐ辛さ。同じ時間の迷路の中にいる感じ。いけるかなと思っても、急に教えが顔を出してくるやりとり。
    私の抱える宗教に対する違和感の...続きを読む
  • ミトンとふびん
    喪失と不安と哀しみと孤独を抱えて、
    各物語の登場人物たちは旅や思い出の地を。
    ヘルシンキ、金沢、台北、ローマ、八丈島、香港。

    事件が起こるわけでも、
    何か劇的なドラマが待っている訳でもないけれど、
    ただ一日を積み重ねていくことで、変わっていくこと。

    刺激的で緩急のある言葉や物語もすきだけど、
    ...続きを読む
  • 人生の旅をゆく 4
    1386

    吉本ばなな
    1964年、東京生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年『キッチン』で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『ムーンライト・シャドウ』で第16回泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で第2回...続きを読む
  • ミトンとふびん
    中の短編たちも、もちろんすごく好きなんだけど…
    特にSINSIN AND THE MOUSEと、カロンテと情け嶋とが好きなんだけど…
    装丁がこんなに好き!と思える本に出会えたのは初めてかもしれない。
    色合いと言い、本のサイズ感と言い、見返しやとびら?と言い…!

    吉本ばななが「この本が出せたから、も...続きを読む
  • ミトンとふびん
    「キッチン」を思い出すような吉本ばななさん。と思いながら読んでいたけど、あとがきで、「デットエンドの思い出」が、一つの到達点となっていた。「キッチン」の記憶が間違っているかな?
    湿度0%のセックスの書き方が、吉本ばななさん!
  • 「違うこと」をしないこと
    「ほんとうのこと」が書かれています。なので、これを出版すると賛否両論あることが予想されるだろうけれど、それでも「違うこと」をしないために、出版されたその在り方に賞賛です。ニッチなところでの活躍を望んでいたというばななさんの気持ちがなんとなく分かるくらい、内側の目に見えない大切なことを言葉にして世に届...続きを読む
  • ミトンとふびん
    冬になると吉本ばななさんの本が読みたくなる。それはばななさんが描く冬の描写がすきなのと、寂しい心を温めてくれるようなばななさんの物語が好きだから。

    こちらは短編集だけど、どの作品の主人公も喪失や悲しみや孤独を経験したり抱えたりしている人たちが登場する。彼/彼女たちは、旅の中でさまざまな出会いをして...続きを読む
  • はーばーらいと
    宗教2世をテーマにした物語。
    ばななさんの本は登場人物がとにかくとても良くてめちゃくちゃ好きになってしまう。
    ひばりちゃんが自分の人生を再スタートすることができてほんとうによかった。
  • イヤシノウタ(新潮文庫)
    最初から何故か、これは今わたしに必要な本だと思ってしまいました。
    読み進めて行っても、たくさん響くことばがありました。何度も読み返したい本になりました。
  • ミトンとふびん
    大切な人を失った時に読み返したい一冊。
    吉本ばなな×旅、大好きな組み合わせ。2023年最後の一冊にしようと思ってたけど、勿体無くてちびちび読み、年越し本となりました。
    吉本ばななの美しい文章が好きな方、是非!
  • TUGUMI
    この本は読む前にも素敵な本だと何となく分かっていました。物語は少し暗くと切なくも感じましたけれど僕はその事あまり気にしないので楽しめました。
  • はーばーらいと
    読後、しばらくたっても感想が表現できないけれど、私も宗教2世で、団体や宗教についてずっとどこか考えていた事が、あとがきに書いて下さった事で1つ腑におちた、理解できたのがありがたかったです。つばさのお母さんが、僕だけがいない街のアニメのお母さんを何だか思い出しました。
    ひばりが団体から抜けて、つばさの...続きを読む
  • TUGUMI
    とある方のお勧めにて、性格が悪いが、身体の弱い女の子という話と素敵な表紙からどんな本なのか知りたくなり、ずっと読みたいと思っていた本です!
    登場するつぐみという子は口が悪く、ずる賢い厄介者だなぁという印象がありましたが、何故か憎めない上どんどん彼女の魅力に惹かれてしまいました。主人公との関わりのお話...続きを読む