吉本ばななのレビュー一覧

  • 虹 世界の旅4
    これは、あくまで個人的に、だけど、
    あたしの思考やものごとの感じ方と非常に良く似た視点から書かれていて、
    ちょっとしたフレーズやセリフの全てに共感できた。

    「生きる」ということの本質を、大袈裟にではなく、
    優しく掴んでいるヒロインの、大事なものや大事な生活が、
    タヒチの光景といい具合に溶けていて、...続きを読む
  • 虹 世界の旅4
    本当に忘れられない本
    読むと優しい気持ちになれる自分の世界をふわふわ旅している感じになるとっても幸せ
    これはどの旅行案内書を読むより効果的
    絶対タヒチにいきたくなる!!
  • ハネムーン
    その二人が一緒にいる事は、運命…
    繊細な心を持った孤独な裕志と、彼に寄り添うけれど強い心を持ったまなか。
    身近な人や犬の死の悲しみから、二人で、周囲の優しさに助けられながら少しずつ立ち直っていく。
    なんだか、4年前に父を亡くした私の母が、少しずつ立ち直っていく姿と交差して、心に沁みる…
  • 人生の旅をゆく
    生き方のバイブル。
    誰もが自由に生きられるわけではないかもしれない。それでも、「人生が終わったときに『ああ良い人生だった』と思いたい、そんな生き方をしたい」、と思ってきたことが間違っていないんだと思わせてくれた。
    揺らいだ時に読むと頼りになる本。
  • 虹 世界の旅4
    舞台は東京、そしてタヒチです。世の中のせちがらさに翻弄される人たちと自分の大切なものをしっかりと見つめ翻弄されない主人公、両方がしっかりと描かれていてすごい説得力。ものいわない植物や動物がどんなに毎日を豊かにしてくれるか改めて気づかされます。載っているタヒチの写真も美しい。人間らしく生きることを深く...続きを読む
  • 虹 世界の旅4
    すごくステキだった。文章自体がすごく美しくて、読んでいて気持ちが良い。元気になる。気持ちが浄化される。リセットされると思う。
  • アムリタ (上)
    生と死、メンタル的なもの、超常現象

    言葉ひとつひとつがやわらかくて優しくて日本語っていいなって感じさせてくれる作品。登場人物が個性豊かで、由紀子の祖父からの人生の秘伝の教えは単純なのだろうけどハッととさせられるものがありました。


    私自身、相手に言いたいことが言えないところがあるので"そういう勇...続きを読む
  • 人生の旅をゆく
    「しあわせのこたえ」を探しているときに出会った本。
    人生を語ろうとする時に、人はどうしても大きな出来事にとらわれてしまう。でも、日々を過ごしていく中で、両手からあふれてしまうくらいたくさんある小さなしあわせを、深呼吸するように、自分の中で味わうこと。
    それが、いちばん「生きる」ことを強く感じさせてく...続きを読む
  • とかげ
    本当はただたださわりたくて、キスしたくて、抱きたくて、少しでも近くに行きたくてたまらなくて一方的にでもなんでも、涙がでるほどしたくて、今すぐ、その人とだけ、その人じゃなければ嫌だ。それが恋だった。思い出した。

    2023/03/07-03/10
  • 不倫と南米 世界の旅3
    久々に吉本ばななさん。
    しかも南米・アルゼンチンが舞台だなんて!
    合間に写真も結構載ってていいかんじ♪
    Mr.Bookmanで見つけて購入ー満足02♪

    旅行記としても、小説としても楽しめる!

    実際に足を運んで経験したことが書かれてると、
    吉本ばななさんがこんな体験したんやなーとか
    こういうふうに...続きを読む
  • 虹 世界の旅4
    以前読んだのはいつだっただろう
    久しぶりに目にして、読みたくなりました。
    やっぱりよかった。
    嘆かないで読める本。好き。
    タヒチを知ったのはこの本のおかげ。早く行ける日が来ますように!
  • 虹 世界の旅4
    一人旅がしたくなった場所タヒチ。
    海外にいったら自分の悩みが本当に小さく感じる。
    また居た場所に戻ってきたときに、晴れ晴れとした新たな感情を持って前に進める気がする。
    この本はタヒチだったが、なにか別の角度から違う場所から物事をみることは以外に大事なのかもしれない・・と思う一冊。
    タヒチの素晴らしい...続きを読む
  • 人生の旅をゆく
    いろんな場所にいくまでの気だるさ。
    わくわくのようでいて、準備するときのスロースピード。


    ヒトは思い出を残すことはできても、一緒にもって死ぬことはできない。
    だからこそヒトの記憶というのは曖昧で、時々強烈に想いだすことができるのだと思った。


  • 不倫と南米 世界の旅3
    50向いていないことは、してみないとわからないとよくいうが、本当にそうだった。

    94「ここって山梨みたい。懐かしいんだよね。」メンドーサ

    117これでいい、今はこれでいいのだ。・・・時間をかせぐのだ、それしかできないのだから。野生動物がじっと傷をなめて、熱をもった体中を癒すために暗がりでただ待...続きを読む
  • 虹 世界の旅4
    タヒチ。
    からだがだるくなる。
    思いが溢れてしまう。


    あらすじ
    私は、タヒチアンレストランのフロア係として働いていた。そのレストランはとても素敵なレストランで、フロア係としての仕事にも満足していた。しかし、突然の母の死をきっかけに、長い間、東京で張り詰めて頑張ってきた糸が切れてしまい、とうとう店...続きを読む
  • 虹 世界の旅4
    大人ってこんな純粋に
    お互いを思い合えたり
    こんな不器用にしか
    相手を求められないのかな

    だとしたら素敵だ。
  • 虹 世界の旅4
    不倫という心穏やかな話ではないはずなのに、癒しのように読んでしまった一冊。
    タヒチの空気が全体的に穏やかにしてくれたのかな。
    よしもとばななにしては、珍しく現実的な話。
    大好きな話でした。
  • SLY  世界の旅2
     大きな出来事で突然に景色がかわる瞬間、見る視点が変わるような、目線がかわるような。その瞬間、当たり前の日常のありがたさとか、普通の日々の尊さを否応無しに感じてしまう。 行き着くところに行ったからこそ見えることは沢山あると思う。
     この物語では、突然友人の喬がHIVポジティブだったことがわかり、それ...続きを読む
  • SLY  世界の旅2
    宝物本。
    色や味が感じられる本。あまいパンケーキが食べたくなり、朝日が昇ってくるのをゆっくり眺めたくなり、色のついた壁画が見たくなって、ついにエジプトまで行っちゃいました。
    出てくる場所が実際に存在しているのが、非常に楽しい。

  • 夢について
     現実的な夢や、あり得ないことばかりが起こる夢。予知夢を見たり、他人と同じ夢を見たり。たくさんの“夢”にまつわるエッセイ。

     友人達と、夢の話をするのは楽しい。私が聞いた中で、最も興味深かったのが“夢の中での自分の家”の話。現実の自分の家じゃないし、見た事もないのに、いつも夢の中の自分はその家に住...続きを読む