吉本ばななのレビュー一覧

  • 人生の旅をゆく 4
    同い年のばななさんのエッセイ。
    私は肉が好きだ!ということにとても共感しました。
    体に良いものは確かにあるが、がんじがらめになりたくない。
    スレンダーなボディは欲しいが、無理して運動したり食べたいものを必要以上に我慢したくない。

    そんな歳になったということです。
  • おとなになるってどんなこと?
    ばななさん的大人とは、生きるとは、勉強の意義等が語りかけるように優しく書かれている。
    あくまで個人の意見であり、押し付けてないよ感が好き。

    成人式などで形式的に「大人」に押し出されるわけだが、精神的な大人はこうできて行くのかと勉強になった。
    中高生に読ませたいと帯には書いてあったが、私には今がちょ...続きを読む
  • ハチ公の最後の恋人
    詩集のような美しい言葉が詰まった小説。

    序盤の方で、君は説明が多すぎる、といわれた主人公は「どこまでも、どこまでも説明をしたら私の血管を流れる血のことさえわかってもらえるかもしれないという甘えは、歳よりも老けた私が淋しい私の肉体から全宇宙に発信していた唯一の子供の心だった」と考える。

    序盤のこの...続きを読む
  • イヤシノウタ(新潮文庫)
    心に残る言葉が散りばめられていた

    なんてことないようなことが、あとですごく大事になるよ

    優しく、ほどよく、寄り添ってくれるエッセイ
    吉本ばななの本、もっと読んでみたい

    お父さんとの対談も良かった
  • 哀しい予感
    不思議な姉妹の物語。そして姉弟の物語。

    恐山から帰ったあと、それぞれがどんな人生を歩むのか、とても気になる。

    どうか皆が幸せに向かって進むことを願わずにはいられない。

    そんな読後感でした。読みやすくて次の展開が気になるストーリー構成が素晴らしかった。
  • 吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる
    吉本ばななさんが一つ一つの質問に真摯に向き合っていて、どの回答もそれぞれとてもスッと心にしみ込んできました。
  • 「違うこと」をしないこと
    今までばななさんが小説で書かれていたことの根っこの部分、ばななさんの思考(思想?)がくっきりと表されているような気がする。
    人の体と心は密接に繋がっている。そして過去や未来と繋がっている。
    スピリチュアルだけど、人の存在について一つの考え方だと思う。
  • 夢について
    大半の人もそうだと信じてるけれど、私は夢を見てもすぐ忘れてしまうので、こういう風に1冊の本に出来るのは凄いなぁと心から思う。

    夢だとわかっていても現実離れした設定にドキドキハラハラするし、現実的でない部分がとても面白い。

    一時期気に入りすぎて図書委員としての壁に貼り出す掲示板のおすすめの本として...続きを読む
  • 哀しい予感
    『哀しい予感』の題名がどう繋がるのだろうか、と探りながら読み進める。各々の想いが優しく揺れる中、あぁそうなのか、と腑に落ちた。
    想像だにしなかったストーリーだったが、美しい物語だった。
    弥生さんも、おばのゆきのさんも、生きることに(幸せに)前向きな答えを出してくれて嬉しい。
    わたしまで、前向きな気持...続きを読む
  • 大きなさよなら どくだみちゃんとふしばな5
    なにかの折に読む、吉本ばなな本。並行して生きてるんだけど、たまにちょっと引きつけられるように寄っていく感じである。今回、有名人が亡くなったり長寿番組の出演者が交代したり、友達に嫌われて断舎離されたり、娘たちが大きくなって手がかからなくなってきたり、と、寂しさを感じることが多かったところに、この本!!...続きを読む
  • 嵐の前の静けさ どくだみちゃんとふしばな4
    全編通して、人はいつか死ぬんだから、いま美味しいものを食べて、大切な人との時間を大切に過ごそうとか、病気になったって全部が全部悲しいわけじゃないとか、そんなメッセージ。
    ひとつひとつを噛み締めながら読んだ。

    自分にも大切な人や家族がいて、大切に思えばおもうほど、失うことが怖くなる。
    でもみんな多か...続きを読む
  • おとなになるってどんなこと?
    人生の優しいバイブル本。
    おとなになるって、人によって様々だと思う。
    子どもが自由なんて思えない。
    けど狭い世界で一生懸命に過ごす子どもたちはキラキラしてる。
    だからこそ、どうか辛いことがあっても踏ん張っておとなになってほしい。
    世界は広かったんだと実感して、自分の世界を築いて行ってほしい。
    仕事も...続きを読む
  • 体は全部知っている
    ん〜短編が上手だな!一人一人の登場人物にとって一番重要な事を丁寧に描写して、それ以外は上手に切り離してる。かなり短い話のコレクションなので、分かりやすめのテーマが多いけど、思慮が浅いわけでは決して無い。

    織り込み方を工夫すれば結構直接的にテーマを喋っても自然と入ってくるものだなあ
  • 「違うこと」をしないこと
    流れに乗って生きていきたい
    あの違和感は、流れに逆らっていたからなんだって分かった、忘れたくないなぁこの本
  • 「違うこと」をしないこと
    つらいことが起こっている時が、変わるチャンスになる。

    落ちてたら
    底まで落ちていたら、失うものがないから、自分の意識を上げる方に変換できる。

    何も失うものがないから。

    辛いことが起こった最中は、チャンスだとはどうしても思えないけれど、辛いこと=チャンスだくらいにしっかりそう覚えておこうと思いま...続きを読む
  • ハチ公の最後の恋人
    途中まで退屈と思ったけどハチと別れてからの描写が美しく切なかった。
    若いっていいな、失恋した時に読みたい。
  • ウニヒピリのおしゃべり ほんとうの自分を生きるってどんなこと?
    2021.11.14

    この本をきっかけにホ・オポノポノをについて改めて興味を示した。必ず一冊はホ・オポノポノの本を借りるようにした。
    ・ハワイの秘宝、ホ・オポノポノ
    ・4つの言葉を呟くだけで記憶がクリーニングされる
    ・何も考えずただ唱えるだけでいい
    ・心の中には埃がたまる、それを掃除するのがホ・オ...続きを読む
  • 下北沢について
    吉本ばななさんの生き方とか、価値観、考え方、少しは理解出来ていたらいいな。
    ただ今を大切に生きようと思った。そうすればいつか過去も大切なものになるだろうから。
  • 下北沢について
    吉本ばななさんのエッセイ。
    下北沢という街は不思議なエネルギーと雰囲気に満ちている。トータス松本さんの声が降ってきたり、街でヒーローに会える。
    人や店のエピソードは切なくも、それでも前を向こうとする感じが伝わってくる。
    田舎者なので、下北沢に行ったことがないのだが、いつか行ってみたい。
    その前にスマ...続きを読む
  • 哀しい予感
    透明でキレイで、不思議に懐かしく、
    もの悲しく、それでいて今のままでいいんだよ、
    と肯定してくれらような優しさに満ちた不思議な話