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友人たちとの夜通しのパーティ。目をさました午後に、清瀬は以前の恋人の喬から彼がHIVポジティブであることを打ち明けられた。生と死へのたぎる想いを抱えた清瀬を、おかまの日出雄が誘う。「旅行に行こうよ、喬を連れて」。行先は、エジプト。とてつもない絶望から始まる旅で、友情がたどった運命を描く胸を打つ長編小説。
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Posted by ブクログ
エジプトにとても行きたくなった。 自分の目の前の現実で何が起こっても、世界は変わらず回り続けるし、ここじゃない場所も沢山あるし結構簡単に行ける。希望はある。 彼らが旅を終えて日本に戻っても現実は何も変わらないんだけど、捉え方の感覚は旅で変わる、そこに旅の意味があるんだろう。
ああ! なんて美しい文章!この本が200冊目のレビューで本当によかった 『少しも加速を許さない、大いなる力。はぐくみ、こわし、芽生えさせ、土に還す。世界を創る巨大な時計。ここではまだ神が力を持っている。』 HIVポジティブが発覚した喬と、その元彼女である主人公、そして喬の元彼であるゲイの日出雄。...続きを読む喬を元気づけるため奇妙な友情でつながった三人はエジプトへと旅立つ… よしもとばななの文章を読むけとは、アムリタじゃないけど、ほんとに、美味しい水をごくごく飲むようなものだ! 形にはならないけど、その感動がたしかに人生に潤いをあたえてくれる。 現実にある彼女が見たものを本当にそのまま、しかし美しく描くから、少しも嘘っぽくないし、わたしの世界をもちょっぴり美しくしてくれる。 この表紙の絵が苦手なんだってば!と、言いたいが、きっとこのよさはわたしがもうちと成長すればわかることだろう。いまは文章やそこからくる想像の世界の美しさだけを大切にしたい時期なんだろうなあ。 とっても素晴らしい本でした。検査結果がわからないまま終わるとこなどが普段なら気になるけど、今回気にならないのは、それがどうであっても変わらないであろう心の確かさを主人公たちが持っているから。 全然関係ないのに、なぜか京都にいきたくなった。 美しい、美しい話です。
大きな出来事で突然に景色がかわる瞬間、見る視点が変わるような、目線がかわるような。その瞬間、当たり前の日常のありがたさとか、普通の日々の尊さを否応無しに感じてしまう。 行き着くところに行ったからこそ見えることは沢山あると思う。 この物語では、突然友人の喬がHIVポジティブだったことがわかり、それ...続きを読むを受け入れようとする人たちの旅を描いている。その旅の物語は深刻ではあるけど絶望的ではなくて何か希望を感じさせてくれる。エジプトという、昔から続く命や愛の神の力が今も感じられるような状況で描かれる物語で、真剣に読まないと見落としてしまいそうな何かがあるような気がして、とても丁寧に読んでしまう。静かに淡々と、相当深いところに訴えかけてくることが多い。時々、本当に心臓がドキッとしてしまうほど、人の心や気持ちが鋭く書かれている文章が全体にたくさんある。こういうことを書けるのがすごいな〜って思う、よしもとばななさん。普段、自分の心や人の心とたくさん向き合わないと気づけないようなことではないだろうか。 今できること、自分の生活や当たり前の日常はとても尊く、それをもっともっと大切にしようと心から思える作品だと思う。そして、ものすごく旅に出たくなる作品でもある
宝物本。 色や味が感じられる本。あまいパンケーキが食べたくなり、朝日が昇ってくるのをゆっくり眺めたくなり、色のついた壁画が見たくなって、ついにエジプトまで行っちゃいました。 出てくる場所が実際に存在しているのが、非常に楽しい。
清瀬と日出雄と喬。 「きみたちはなんて変わらないんだ」 なにがあっても変わらずそばにいつづけたい。
結末は作者に委ねてるけどなんとなくポジティブな感じになれるのと、エジプトに対する表現が素敵だった。エジプト行ったら香水買いたくなった。 虹より、すきかも。Slyという題が絶妙。
「私」とゲイである日出雄は、かつて2人と恋愛関係にあった喬がエイズで死期が近いことを知り、喬の長年行きたがっていたエジプトへ旅行を決める。 やはり視覚、嗅覚に訴えてかけてくる描写が最大の魅力。今回の主人公はアクセサリーデザイナーだったので、宝石とエジプトの景色を重ね合わせてちりばめられた珠玉の表現...続きを読むには読んでいるだけで癒された。 共に旅する友人たちの頬が夕日に照らされて、ピンクに青に、ゆっくりと輝くシーン。ピラミッドがオレンジに染まり、その稜線が金色に縁取られるシーン。 神がまだ生活に根付いているエジプトの神秘性と、布やアクセサリーなどの単純なのに複雑な色彩、香水瓶から香るエキゾチックな花の香りが、読み手を物語の世界へ誘い込む。 喬の抱えた運命は決して容易なものではなく、それを「私」も日出雄も重々わかっている。物語の根底には暗いテーマが流れているからこそ、エジプト旅の煌めきとのコントラストが余計に切ない。いざ現実へと、日本に飛行機で帰るシーンはほんのりと希望が感じられてほっとした。 エネルギッシュでありながら心の深層に優しく触れるような描写が最高だった。旅に出たいよう。
小説だけでよかったんだけどなー。 ゲイの男の子がエイズになっちゃって、友だちとエジプトに旅行にいく、というお話。 こうかくとすごく劇的な気がするんだけど、とても淡々とすすんでいく。それがとても心地よい。 エジプト行きたいなー この話を読んでる途中で出た国際保険論がエイズについてで、シンクロに驚いた...続きを読む。ひとごとじゃないんだよな
旅行先――エジプト――での美しくも儚い心理描写や、まるで目にしているかのような建築背景の描きかたといったら! ああ、せつないなぁ。 あの終わりかたさえせつない。 最後まで知りたいけど知りたくない。 そんな葛藤。いいなあ エジプト。 いきたくて堪らなくなった!
喬(たかし)と、喬の元カノと、喬の元カレは皆友達同士。 入り口から結構すごいけど、これが案外ナチュロー。 3人のエジプト旅行、約10日間のはなし。 強い日差しの中に浮かび上がる、登場人物の鮮やかなシルエットと生々しさ。(妄想) 短いけど、なかなかスキでした☆ エジプトだしね。
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