不倫と南米 世界の旅3

不倫と南米 世界の旅3

556円 (税込)

2pt

1998年4月27日。それは、亡き祖母にその日死ぬと予言された日だった。訪れたアルゼンチンで、夫への想いと生を見つめ、残された時を過ごす「最後の日」。生々しく壮絶な南米の自然に、突き動かされる恋を描く「窓の外」など、南米を旅しダイナミックに進化したばななワールドの鮮烈小説集。第10回ドゥマゴ文学賞受賞作品。

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世界の旅 のシリーズ作品

1~4巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~4件目 / 4件
  • マリカのソファー/バリ夢日記 世界の旅1
    658円 (税込)
    ジュンコ先生は、大切なマリカを見つめて機中にいた。マリカの願いはバリ島に行くこと……。多重人格の深い悲しみと歓喜の光景を描いた本作は、「マリカの永い夜」として発表されたが、著者の決心により改題し大幅に書き改められた。さらなる祈りと魂の輝きにみちた小説に一九九三年四月、初めて訪れたバリで発見した神秘をつづる傑作紀行を併録。
  • SLY  世界の旅2
    556円 (税込)
    友人たちとの夜通しのパーティ。目をさました午後に、清瀬は以前の恋人の喬から彼がHIVポジティブであることを打ち明けられた。生と死へのたぎる想いを抱えた清瀬を、おかまの日出雄が誘う。「旅行に行こうよ、喬を連れて」。行先は、エジプト。とてつもない絶望から始まる旅で、友情がたどった運命を描く胸を打つ長編小説。
  • 不倫と南米 世界の旅3
    556円 (税込)
    1998年4月27日。それは、亡き祖母にその日死ぬと予言された日だった。訪れたアルゼンチンで、夫への想いと生を見つめ、残された時を過ごす「最後の日」。生々しく壮絶な南米の自然に、突き動かされる恋を描く「窓の外」など、南米を旅しダイナミックに進化したばななワールドの鮮烈小説集。第10回ドゥマゴ文学賞受賞作品。
  • 虹 世界の旅4
    556円 (税込)
    レストラン「虹」。海辺の故郷そっくりの素朴で丈夫な心で瑛子はフロア係に専心していた。だが、母の急死で彼女の心は不調をきたし、思わぬ不幸を招く。踏みつけにされる動植物への愛、身に迫る禁断の想い……。瑛子は複雑な気持を抱え、念願のタヒチに旅立つ。今、美しい島で瑛子に深く豊かな愛が蘇る。確かな希望の訪れを描いた傑作長編。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

不倫と南米 世界の旅3 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    世界の旅シリーズ3作目、めちゃくちゃ良かった…!最高!アルゼンチン、すごく行ってみたくなった。
    7編の短編集だけど、一つ一つの話が濃厚、どれもアルゼンチンの景色を織り込んでて自分も旅行してる気分になれる。
    ブエノスアイレス以外の都市も出てくるので、Googleで地図や写真を見ながら楽しめた。
    買って

    0
    2022年08月05日

    Posted by ブクログ

    言葉に出来ない興奮を感じ、それをどうしても言葉にしたいのに自分ひとりでは持て余してしまう、そんなときに手にとった本。

    大好きな南米の魅力、パワーを、胸に沁みる言葉、絵、写真で綴られた小説。
    南米は、行き場のないエネルギーに詰まっていると感じていて、それが溢れる形はこれらの国で生まれる音楽や文学や、

    0
    2012年07月02日

    Posted by ブクログ

    50向いていないことは、してみないとわからないとよくいうが、本当にそうだった。

    94「ここって山梨みたい。懐かしいんだよね。」メンドーサ

    117これでいい、今はこれでいいのだ。・・・時間をかせぐのだ、それしかできないのだから。野生動物がじっと傷をなめて、熱をもった体中を癒すために暗がりでただ待

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    アルゼンチンの澄み切った空気と、それと相反する重い雰囲気。
    南米には行ったことがないけれど、その濃密さが読んでいるとグッと迫ってくる。
    各写真も挿絵もすごく良い。
    作者の吉本ばなな先生が、出版社の人たちと旅しながら肌で感じた南米。ばなな先生の生きることを柔らかく受け止め肯定していく、あの目線でさえも

    0
    2024年09月03日

    Posted by ブクログ

    タイトルは不倫とあるけど、静かで爽やかで恋は恋だ
    もんなって思ってしまうようなお話だった。エピソー
    ドが1つずつ終わるごとに写真が挟んであって、フィ
    クションのかノンフィクションのかわからなくな
    るけど小説の雰囲気とその写真が合わさって残るのが
    凄い素敵だなって感じた。小説よりも紀行文のような
    もの

    0
    2022年05月19日

    Posted by ブクログ

    アルゼンチンを舞台にした短編集。
    現在、自分がアルゼンチンに住んでいるからか、作者が感じたことがとても理解できる。
    と言うか、自分がその場所で感じたことをうまく言葉にしてくれている感じ。
    ほんの2週間ぐらいの取材なのにここまでうまく雰囲気を切り取って言葉にできるのはさすがだと思った。

    0
    2018年07月05日

    Posted by ブクログ

    20代のころからばなな作品が大好きで、出版を追いかけるように読んできたけれど、当時の私には「不倫」も「南米」も遠すぎて、タイトルだけでしばらくのばなな離れに。今になって読んだけど、食わず嫌いはやめておけばよかった!!やっぱり私は、ばななさんのその土地の表現がすきなのです。

    0
    2017年12月13日

    Posted by ブクログ

    ばななさんがアルゼンチン旅行で体験したことが織り混ぜられてる。
    ひとつひとつの話に写真が載ってて、想像しながら読んだらさらに楽しかった。アルゼンチンって奥が深そうだな。。

    0
    2013年07月20日

    Posted by ブクログ

    『人生はたくさんの事件の連続で、愛する人になにが起ころうとまわりはじぃっとみているしかない。実際身動きひとつとることもできない。気持ちがぐるぐる回ることだけが愛をしめす唯一の証拠だ』

    不倫と南米、まさにそのまま(笑)
    アルゼンチン、ブラジル…。
    この挿し絵が苦手だ、
    わたしの夢にでてくる白黒の世界

    0
    2013年03月02日

    Posted by ブクログ

    最終章で作品の価値が一変した。作品全体が最後から照射されるような、そういう構成のよう。重くズシリとくる。生きるとか、そういう次元を作家は逡巡してたのは、どういうわけか少し見えた気がする。

    0
    2012年05月17日

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