ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
2pt
1998年4月27日。それは、亡き祖母にその日死ぬと予言された日だった。訪れたアルゼンチンで、夫への想いと生を見つめ、残された時を過ごす「最後の日」。生々しく壮絶な南米の自然に、突き動かされる恋を描く「窓の外」など、南米を旅しダイナミックに進化したばななワールドの鮮烈小説集。第10回ドゥマゴ文学賞受賞作品。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
1~4件目 / 4件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
世界の旅シリーズ3作目、めちゃくちゃ良かった…!最高!アルゼンチン、すごく行ってみたくなった。 7編の短編集だけど、一つ一つの話が濃厚、どれもアルゼンチンの景色を織り込んでて自分も旅行してる気分になれる。 ブエノスアイレス以外の都市も出てくるので、Googleで地図や写真を見ながら楽しめた。 買って...続きを読むよかった!やっぱり吉本ばなな好きだなぁ。
言葉に出来ない興奮を感じ、それをどうしても言葉にしたいのに自分ひとりでは持て余してしまう、そんなときに手にとった本。 大好きな南米の魅力、パワーを、胸に沁みる言葉、絵、写真で綴られた小説。 南米は、行き場のないエネルギーに詰まっていると感じていて、それが溢れる形はこれらの国で生まれる音楽や文学や、...続きを読む政治や人々の生活そのものから感じられるのだけれど、この小説で果たされた「不倫」と「南米」の組み合わせによって発せられるエネルギーは、この2つの色がすごく似ているのか、それとも今この本を読む私の心と同調しているのか、よく分からないけどひたすら圧倒される。 もやもやして、逃げ出したくなって、この本を手に取ると、不思議と心が落ち着いて、そしてすごく南米に行きたくなるんです。
50向いていないことは、してみないとわからないとよくいうが、本当にそうだった。 94「ここって山梨みたい。懐かしいんだよね。」メンドーサ 117これでいい、今はこれでいいのだ。・・・時間をかせぐのだ、それしかできないのだから。野生動物がじっと傷をなめて、熱をもった体中を癒すために暗がりでただ待...続きを読むっているように、精神がじょじょに回復して、うまく空気が吸えて、まともなことを考えられるようになるまでこうしているのがいちばんいい。そう思った。 121悲しみは決して癒えることはない。薄まっていくかのような印象を与えて慰められるだけだ。 135わかっていた。今悲しいのなら、今。そこにいなくては意味はない。 137人生はたくさんの事件の連続で、愛する人になにか起ころうとまわりはじいっと見ているしかない。実際、身動きひとつとることもできない。気持ちがぐるぐる回ることだけが愛を示す唯一の証拠だ。 152ひとりでない旅の一番好きなところは、孤独をこんなふうに全く忘れることができるところだ。
アルゼンチンの澄み切った空気と、それと相反する重い雰囲気。 南米には行ったことがないけれど、その濃密さが読んでいるとグッと迫ってくる。 各写真も挿絵もすごく良い。 作者の吉本ばなな先生が、出版社の人たちと旅しながら肌で感じた南米。ばなな先生の生きることを柔らかく受け止め肯定していく、あの目線でさえも...続きを読む眩むほど、南米の自然の眩しさと壮大さがそこにはあったんだなと。 そして思ったのは、誰でも寂しさを持って生きていってること。南米の人々の、破壊され尽くした過酷な運命もまた寂しさに溢れてるんだなということ。 人の心の寂しさという影。全てを覆い尽くすジャングルの緑とそこに落ちていく夕陽や、落ちる滝の轟音。相反するものが作り出す地球という惑星の尊さ。そんなことを思った。
タイトルは不倫とあるけど、静かで爽やかで恋は恋だ もんなって思ってしまうようなお話だった。エピソー ドが1つずつ終わるごとに写真が挟んであって、フィ クションのかノンフィクションのかわからなくな るけど小説の雰囲気とその写真が合わさって残るのが 凄い素敵だなって感じた。小説よりも紀行文のような もの...続きを読むでアルゼンチンに行きたくなるし、 を飲んでみたい。でも吉本ばななの情緒溢れる雰囲気 はマリカの永い夜のほうが出てる気がした。面白かっ た。すき。
アルゼンチンを舞台にした短編集。 現在、自分がアルゼンチンに住んでいるからか、作者が感じたことがとても理解できる。 と言うか、自分がその場所で感じたことをうまく言葉にしてくれている感じ。 ほんの2週間ぐらいの取材なのにここまでうまく雰囲気を切り取って言葉にできるのはさすがだと思った。
20代のころからばなな作品が大好きで、出版を追いかけるように読んできたけれど、当時の私には「不倫」も「南米」も遠すぎて、タイトルだけでしばらくのばなな離れに。今になって読んだけど、食わず嫌いはやめておけばよかった!!やっぱり私は、ばななさんのその土地の表現がすきなのです。
ばななさんがアルゼンチン旅行で体験したことが織り混ぜられてる。 ひとつひとつの話に写真が載ってて、想像しながら読んだらさらに楽しかった。アルゼンチンって奥が深そうだな。。
『人生はたくさんの事件の連続で、愛する人になにが起ころうとまわりはじぃっとみているしかない。実際身動きひとつとることもできない。気持ちがぐるぐる回ることだけが愛をしめす唯一の証拠だ』 不倫と南米、まさにそのまま(笑) アルゼンチン、ブラジル…。 この挿し絵が苦手だ、 わたしの夢にでてくる白黒の世界...続きを読むみたいで。 でも南米って明るさとこの種の暗さが共存してるかんじがする。 この本は普段の吉本ばななとかちょっと違う気がする。 そんなときがたまにある。 それらはきまって海外取材をしてる作品だったりする。 やはり影響をうけてきてるのかな 写真もあって国々をまわりながら ストーリーを生み出すばななさんを想像したら 尊敬したり、微笑ましい気持ちになったりした
最終章で作品の価値が一変した。作品全体が最後から照射されるような、そういう構成のよう。重くズシリとくる。生きるとか、そういう次元を作家は逡巡してたのは、どういうわけか少し見えた気がする。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
世界の旅
新刊情報をお知らせします。
吉本ばなな
フォロー機能について
「幻冬舎文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
すべての始まり どくだみちゃんとふしばな1
アムリタ (上)
イヤシノウタ(新潮文庫)
うたかた/サンクチュアリ
ウニヒピリのおしゃべり ほんとうの自分を生きるってどんなこと?
N・P
おとなになるってどんなこと?
哀しい予感
「吉本ばなな」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲不倫と南米 世界の旅3 ページトップヘ